歴代クラウンを一挙紹介!進化の歴史を辿ってみよう

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歴代クラウンを一挙紹介!進化の歴史を辿ってみよう

歴代クラウンを一挙紹介!進化の歴史を辿ってみよう

1955年の誕生から2022年の16代目まで、60年以上もの歴史を刻み続けてきたクラウンは、トヨタの高級セダンとして君臨し続けているモデルです。時代とともに進化を遂げ、16代目モデルではセダン以外のシリーズも登場しています。

 

この記事では、歴代モデルの特徴に注目しながら、クラウンの歴史を紹介します。時代を象徴するデザインや革新的な技術の数々、そして日本の経済成長とともに歩んできたクラウンの軌跡を、一緒に振り返ってみましょう。

 

※目次※

1.トヨタの歴代クラウン【1950年代~1970年代】

2.トヨタの歴代クラウン【1980年代~1990年代】

3.トヨタの歴代クラウン【2000年代~2020年代】

4.まとめ

 

■POINT

・初代クラウンは1955年に登場したトヨペット クラウン。

・9代目のマジェスタを筆頭に、10代目モデルでは全グレードでモノコック構造が採用された。

・現行モデルのクラウンは2022年に登場した16代目モデル。

 

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トヨタの歴代クラウン【1950年代~1970年代】

初代クラウン

日本を代表する高級車として君臨してきたクラウンの歴史を紹介します。まずは、1955年に純国産技術で誕生した初代から、「鬼クラ」の異名を持つ6代目まで、1950年代~1970年代に登場した歴代クラウンを見てみましょう。

(参考:『クラウン(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』

 

初代:1955年~

1955年、トヨタは初代クラウンを発売しました。日本独自の技術だけで完成させた純国産車で、時速100kmという当時としては驚異的な最高速度を誇りました。価格は101万4,860円と、当時の国民平均年収の約12.5倍という高額な設定でしたが、その性能と品質の高さから多くの支持を集めたモデルです。

 

最大の特徴は観音開きドアで乗り降りがしやすく、特にタクシーやハイヤー業界から高い評価を受け、業務用車両として全国に普及していきました。

 

2代目:1962年~

1962年に登場した2代目クラウンは、初代クラウンの登場から7年の歳月を経て、フルモデルチェンジを果たしたモデルです。全長4,610mmのワイド&ロースタイルへと進化し、さらに4灯式ヘッドライトを採用することで、モダンな外観を手に入れました。

 

特筆すべきは、この2代目からクラウンを象徴する王冠のエンブレムがフロントグリルを飾るようになったことです。

 

3代目:1967年~

1967年から1971年にかけて販売された3代目クラウンは、戦後最長の好景気「いざなぎ景気」を背景に、ゆとりある高速長距離セダンをテーマに開発されました。低く長く端正なスタイリングは「日本の美」を意識し、高級感と安全性を追求したデザインです。

 

救急車などとの混同を避けるために制限されていたホワイト系のボディカラーが1965年に解禁され、この3代目は白色が登場しています。1968年には2ドアハードトップモデルも追加され、スポーティーな魅力も備えました。

 

4代目:1971年~

1971年から1974年まで販売された4代目クラウンは、丸みを帯びた優美なフォルムから「くじら」という愛称で親しまれました。「トヨペット・クラウン」だった車名はこの世代から「トヨタ・クラウン」へと変更され、トヨタブランドのフラッグシップモデルとしての地位が確立されています。

 

技術面では、新開発の2.6Lエンジンを搭載し、電子制御燃料噴射装置や3速EAT、後輪横滑り防止装置も装備されました。

 

5代目:1974年~

1974年、初代クラウン発売から20周年の節目に登場した5代目クラウンは、「美しい日本のクラウン」をキャッチフレーズに掲げました。この世代から最上級グレード「ロイヤルサルーン」が登場し、クラウンの高級車としての地位を一層強固なものとしています。

 

4ドアピラードハードトップが新たにラインアップに加わり、高級感と先進性を兼ね備えたスタイリングは、大きな反響を呼びました。

 

6代目:1979年~

1979年、「新時代を開く伝統の最高級車」をテーマに、6代目クラウンが誕生しました。

 

エンジンラインアップには、トヨタ初となるターボエンジン(2.0L 直列6気筒SOHC)を用意するなど、80年代を見据えた革新的な技術を結集しています。

 

直線基調のフォーマルなスタイリングは、威厳と品格を纏い、その迫力あるフロントマスクから「鬼クラ」の愛称で親しまれました。

 

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トヨタの歴代クラウン【1980年代~1990年代】

1996年式のクラウンロイヤルサルーン

次は、1980年代~1990年代にかけて登場した7代目から11代目までの歴代クラウンを見てみましょう。この時期はバブル景気から20世紀の終わりへと、時代の流れがクラウンの特徴からも感じ取れます。

 

7代目:1983年~

バブル景気直前の1983年に登場した7代目クラウンは、「いつかはクラウン」というキャッチコピーで登場しました。デザイン面ではより洗練された曲線を取り入れ、セダンモデルに加えて4ドアハードトップモデルも登場しています。

 

技術面では、日本初となるスーパーチャージャーエンジンの搭載や4輪独立サスペンション、4輪ESCなどが備わっているモデルです。

 

8代目:1987年~

1987年、「いつかはクラウンに。その想い、今こそ…」というキャッチフレーズで発売された8代目クラウンは、「いつクラ」の愛称で親しまれました。このモデルは3ナンバー専用ボディを設定し、4.0L V型8気筒DOHCエンジンを搭載しています。

 

また、従来の国内市場を超え、世界に通用する高級車を目指し、電子制御エアサスペンションなどの最先端技術の搭載に力を注ぎました。

 

9代目:1991年~

1991年、経済情勢が不安定な中で登場した9代目クラウンは、ハードトップのみでフルモデルチェンジが行われ、セダンはマイナーチェンジに留まりました。

 

最大の特徴は、新たな上級モデル「マジェスタ」の誕生です。マジェスタはモノコック構造や4輪ダブルウィッシュボーンを採用し、世界最高レベルの静粛性を実現しました。

 

10代目:1995年~

1995年、クラウン誕生40周年を記念して登場した10代目クラウンは、「美しく、走る。日本のクラウン。」をキャッチフレーズに掲げました。このモデルから全グレードで、フルフレームからモノコック構造へと移行しています。

 

装備面では衝突安全ボディの採用に加えて前席エアバッグの標準装備、サイドエアバッグを設定するなど、安全性能が大きく向上しました。

 

11代目:1999年~

1999年、20世紀最後のクラウンとして登場した11代目は、「21世紀へ。このクラウンで行く。」というキャッチフレーズを掲げました。最大の技術革新は、世界で初めて「マイルドハイブリッドシステム」を搭載したことです。

 

また、若い世代をターゲットに据えた「アスリート」シリーズを投入しました。

 

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トヨタの歴代クラウン【2000年代~2020年代】

2002年式のクラウン

最後に、2000年代に登場した12代目から現行モデルである16代目までの歴代クラウンを見てみましょう。2000年代以降のクラウンは、時代の変化に応じて大きな進化を遂げています。

 

12代目:2003年~

2003年に登場した12代目クラウンは、「ZERO CROWN」という革新的なコンセプトで開発されました。伝統的なクラウンのイメージを一新し、若い世代にも魅力的なセダンを目指して、原点から見直したモデルです。

 

クラウンの象徴である王冠エンブレムも、この12代目から新たなデザインへと刷新されました。

 

13代目:2008年~

2008年から2012年まで販売された13代目クラウンは、先代モデルのポテンシャルを高めたモデルです。デザインは先代の基本理念を引き継ぎながら、曲線美とシャープさを融合させた外観に仕上げられています。

 

先進技術の面では、世界初となる「ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステム」などが設定されました。

 

14代目:2012年~

2012年に登場した14代目クラウンは「原点回帰と確信」をテーマに、大胆で個性的なフロントマスクへ進化しました。このモデルは「CROWN Re BORN」というキャッチコピーの通り、クラウンの伝統を受け継ぎながらも、新時代に向けた革新的な進化を遂げています。

 

ピンククラウンに加えて後期モデルで展開された「茜色」「空色」「若草色」など、歴代モデルでは珍しいボディカラーが登場しました。

 

15代目:2018年~

2018年、15代目クラウンは「CROWN BEYOND」というキャッチコピーと共に登場しました。最大の特徴は、24時間365日車両とつながる初代コネクティッドカーとしての進化です。車載通信機DCMを全車に標準装備しています。

 

また、世界一過酷と呼ばれるドイツのニュルブルクリンクで鍛え上げたこのモデルは、意のままに操れる卓越したハンドリング性能です。

 

16代目:2022年~

2022年に登場した16代目クラウンは、SUVスタイルへと大胆な進化を遂げました。大径タイヤとリフトアップされたボディを採用し、全長4,930mm×全幅1,840mm×全高1,540mmという新しいプロポーションを実現しています。

 

続く2023年にはスポーツやセダンも登場し、新しい時代へと歩み始めました。

 

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まとめ

2024年式のクラウン

トヨタクラウンは1955年の初代モデルから2020年代まで、日本の高級車市場を代表するモデルとして進化を続けてきました。1950年代から1970年代にかけては、日本の経済成長とともに高級車としての地位を確立し、1980年代から1990年代には先進技術の導入により国際競争力を高めています。

 

そして2000年代以降は伝統と先進的なデザインの融合を実現するなど、各世代で時代のニーズに応える革新的な技術を取り入れながら、日本の最高級セダンとしての品格を守り続けています。

 

【この記事の執筆者】

歴代クラウンを一挙紹介!進化の歴史を辿ってみよう

福沢知留

フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。

 

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