マークXの内装は高級車らしいインテリアが魅力!デザインや便利な機能を紹介
マークXは、「ダイナミック&スタイリッシュFRセダン」をコンセプトに、2004年11月に販売開始されました。先代モデル「マークII」の特徴を受け継いだ高級スポーツセダンで、2019年まで販売されていたモデルです。希少なFRセダンであるマークXの内装について気になる方もいるでしょう。
この記事では、マークXのインテリアデザインや室内装備、収納スペースなどの内装について解説します。グレードごとの違いや中古車相場にも触れるので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・マークXの内装は、ゆったりとくつろげる広い空間とスポーティーなデザインが特徴。
・グレードによって、シートの素材やカラーが異なり、上級グレードほど快適装備が豊富。
・マークXは新車の販売が終了しているため、中古車を探す必要がある。
マークXの内装は高級車にふさわしいインテリア
マークXは2019年に販売終了したモデルではありますが、後輪駆動のセダンとして希少な存在として中古車市場でも根強い人気があります。ここでは、マークXの室内空間の広さや仕様など、内装の特徴を解説します。
ゆったり過ごせる室内空間
マークXはラージサイズのセダンのため、ゆったりとくつろげる点が魅力のひとつです。室内の寸法は室内長1,957mm×室内幅1,500mm×室内高1,170mmとなっており、長さと幅にゆとりのある空間が広がっています。
また、後部座席に座る場合でも足元空間に余裕があるため、リラックスして過ごせるでしょう。ただし頭上の空間については、セダンというボディタイプであることから開放的とはいえません。
操作性を考慮した運転席周り
マークXの内装は、ドライバーが主役であることを意識させるデザインです。自発光式のオプティトロンメーターは視認性が良く、車速などの情報が見やすくなっています。また、アナログ式のためスポーティーな印象です。
握りやすい太めのステアリングには、マルチインフォメーションディスプレイの表示を切り替えられるスイッチや、オーディオ操作の可能なボタン類が装備されています。またエンジンは、ステアリングの右側にあるプッシュ式のスタート&ストップスイッチを押すとON/OFFが可能です。
座席は3つの素材と4種類のカラーを提供
マークXの座席に使用されているシート表皮には3つの素材があり、カラーが4種類用意されています。まず、シートの素材はファブリック・本革・アルカンターラ&合成皮革の3種類です。
ファブリックは一般的な布製の生地で、本皮はメーカーオプションとし設定されています。上級グレードには上質な肌触りのアルカンターラが採用されており、質感の高さが味わえるでしょう。
内装カラーには、「ブラック」とベージュのような色味の「フラクセン」があり、「ブラック/レッド」「ブラック/ホワイト」の2色でコーディネートされた仕様が設定されています。
マークXの内装はグレードによって異なる
ほとんどの自動車にはグレードが設定されており、装備内容に差があります。マークXも例外ではなく、主に4つのグレードから選択できました。
中古車を探す場合、それぞれの仕様を把握しておくことが大切です。ここでは、グレードごとの内装に関する装備内容について解説します。
350RDS・250RDS
350RDSと250RDSは上級グレードで、豪華な装備となっています。シートはアルカンターラ+合成皮革が標準装備され、本革はメーカーオプションとして選択可能です。ドア内側のグリップ部分には、肌触りの良いアクアウィッシュが標準で装備されます。ドアトリムにソフトレザーを使用している点もポイントのひとつです。
ステアリングにはパドルシフトが備わり、スポーツ走行を楽しめます。またアクセルペダルとブレーキペダル、そしてフットレストにアルミが使用されているため、スポーティーな印象です。
250S・250S Four
250S・250S Fourは中間グレードです。内装の装備において、上級グレードと大きく異なるのはシートで、素材にはファブリック(スポーツ)が使用されます。ただし、上級グレードと同様に、本革をメーカーオプションとして選択可能です。
ドアグリップは樹脂タイプで、アクアウィッシュはメーカーオプションです。その他の内装の仕様に関しては、上級グレードとほぼ変わりません。
250G・250G Four(F package)
250G・250G Fourはベースグレードで、価格が抑えられていますが、内装の装備がワンランク下がります。まず、ステアリングのパドルシフトやペダルのアルミパッドが省かれる他、チルト&テレスコピック機能は電動ではなくマニュアル式です。また、シートヒーターが装着されず、助手席のシート調節はマニュアル式となります。
さらにF packageは、ベースグレードの装備をより簡素化したモデルです。運転席のシート調節が手動のタイプとなり、ステアリングは本革ではなくウレタン製となります。
350RDS・250S(GR SPORT)
350RDS・250S(GR SPORT)はマークXのスポーツグレードで、走行性能に関わるパーツに手が加えられているだけでなく、エクステリアやインテリアが専用装備となります。シートはウルトラスエードが使用されたスポーティシートで、GRのエンブレムが特徴的です。
また、ステアリングやシフトノブ、シフトブーツなど、内装の各所にシルバーステッチがアクセントとして施されています。ただし、ランバーサポートやシートヒーターなど、快適装備や便利装備が省かれている点は押さえておきたいポイントです。
マークXの内装はコンフォートな機能が満載
乗用タイプの自動車において、快適性を重視する方もいるでしょう。高級セダンのマークXには、快適性を上げるさまざまな機能や装備があります。ここでは、マークXの特徴的な機能を4つ紹介します。
室内環境を整える空調機能
マークXの全グレードには、左右独立して温度調節の可能なオートエアコンが標準装備されています。人によって快適な温度が異なるため、助手席に人を乗せることが多い場合は重宝するでしょう。
また、上級グレードと中間グレードには、運転席と助手席にシートヒーターが装備されます。寒い日に体を芯から温められ快適です。
外部からの干渉を抑える機能
マークXには、フロントガラスと、フロンドドアの窓にスーパーUVカットガラスが採用されています。紫外線をおおよそ99%カットする機能があり、日焼けを抑えられる点がメリットです。
また、塗布タイプの制振材を適所に施しており、さらにフロントピラーの発泡材を多く取り入れることで静粛性を向上させています。風切音やフロアからのノイズを低減しているため、会話を楽しみながら移動できるでしょう。
ドライブ中の負担を減らす機能
快適性は、運転時の疲れやすさに直結します。マークXには運転中の負担を軽減する機能が備わっており、長距離ドライブでも疲れにくいでしょう。例えば運転席シートの電動調整機能は、適切なドライビングポジションに設定しやすく、疲労の軽減につながります。
また、運転席や助手席のヘッドレストを外し、シートバックを後方に倒すことでフルフラットな空間を作り出せる点が特徴です。ドライブ中の休憩時に足をゆったり伸ばせます。
より快適な室内にするオプション機能
マークXのほとんどのグレードには、運転席にランバーサポートが装備されています。通常は2ウェイですが、本革シートのオプションを選択すると4ウェイになるため、より姿勢や体格に合わせて腰をサポートすることが可能です。
また、250G・250G Four以外のグレードでは、ムーンルーフがメーカーオプションとして選択できました。スイッチひとつで開閉でき、挟み込み防止機能も備わっています。後部座席に人を乗せるケースが多い場合は、開放感をプラスすることで同乗者の快適性が上がるでしょう。
マークXの内装に備わった収納スペース
車に乗り込む際、スマートフォンや財布などの小物を置くスペースがあると便利です。マークXの収納スポットや、ラゲッジルームの広さが気になる方もいるでしょう。ここでは、マークXの収納に関わる特徴について解説します。
標準装備された室内収納
マークXには、グローブボックスやドアのサイドポケットはもちろんのこと、シフトノブの前方には小物入れやアクセサリーボックスが装備されています。また、サングラスやメガネなどの収納には、リアビューミラー付近のオーバーヘッドコンソールが便利です。
前席のドリンクホルダーは、左右のドアポケットとシフトノブの横に設定されています。また、肘掛けの下にはフロントコンソールボックスが用意されており、大きめの収納スペースを確保している点が特徴です。
大容量のラゲッジルーム
マークXのラゲッジルームは高さこそありませんが、広い空間が確保されています。積載容量は479L(VDA方式)あり、ゴルフバッグやスーツケースなどの荷物を積み込むことが可能です。さらに6:4分割式のリアシートバックを倒すことで、長さのある荷物にも対応しています。
また、ラゲッジルームの開口部が大きく取られており、荷物の積み下ろしがしやすい設計です。
ラグジュアリーな内装のマークXに乗るには中古車を探そう
ラグジュアリーでスポーティーなマークXは、現在新車で買えません。そのため、中古車を探す必要があります。販売終了したのが2019年なので、2024年6月時点で5年ほど経過していますが、中古車市場にはまだまだ出回っているので手に入れることが可能です。
ネクステージにおけるマークXの中古車相場は、49万4,000円~489万9,000円です。グレードを確認しつつ、好みの仕様の車両を探してみてください。(2024年6月時点の情報です)
(参考:『マークX(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マークXと比較されるライバル車種の内装は?
セダンタイプのモデルは徐々に少なくなってきましたが、ラインアップしているメーカーがあります。ここでは、マークXのライバル車であるレクサスISや日産スカイライン、MAZDA6の特徴を解説するので、車選びの候補として検討してみてください。
レクサス IS
レクサスISは、マークXよりもワンランク上のFRスポーツセダンです。ドライバー中心の内装設計で、速度やエンジン回転数などアナログ表示が可能な4.2インチインフォメーションディスプレイ、丸型のエアコン吹き出し口などスポーティーなデザインとなっています。また、ブラックやホワイト、ダークローズなどインテリアカラーが豊富です。
(参考:『IS(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 スカイライン
スポーツセダンといえば、日産を代表するスカイラインをイメージする方もいるでしょう。現行型のスカイラインは、乗員を包み込むような設計で、まさにコックピットと言えるデザインです。内装カラーはブラウン・ホワイト・ブラックの3色で、どれも高級感があります。また、ラゲッジルームは大容量で、ゴルフバッグを4つ収納可能です。
(参考:『スカイライン(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ MAZDA6
レクサスISやスカイラインは比較的高額なモデルです。比較的安価なスポーツセダンが欲しい場合は、マツダから販売されているMAZDA6を検討してみてはいかがでしょうか。10ウェイの運転席シート調節機能やシートベンチレーション、シートヒーターなど多くの快適装備・便利装備が用意されています。
また、シートカラーはブラックやタン、ホワイト、レッドなどバリエーションが豊富です。理想的な姿勢で運転できる設計となっているため、気持ちよく走りを楽しめるでしょう。
(参考:『MAZDA6(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
マークXは、希少な後輪駆動のスポーツセダンで、ラグジュアリーな雰囲気を併せ持っています。グレードによりますが、電動調整式でランバーサポート付きのシートや、左右独立式のフルオートエアコンなど、豊富な快適装備を用意している点が内装の特徴です。
マークXは中古車でしか買えないため、グレードごとの仕様をしっかり把握した上で購入することをおすすめします。ライバル車もチェックしつつ検討してみてください。
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【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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