ルーミーの燃費は優れている?走行性能や魅力も解説します
ルーミーは、ミニバンの魅力が詰まったトヨタの人気コンパクトカーです。多彩なシートアレンジや広い室内空間など使い勝手に優れていますが、燃費性能はどれくらいなのでしょうか。
この記事では、ルーミーの燃費性能をはじめ、室内空間の特徴や走行性能を解説します。最後まで読むことで、ルーミーの各種性能が理解できるでしょう。また、ライバル車との燃費比較も紹介しています。
※目次※
・ルーミーはガソリンエンジンモデルのみを展開。アイドリングストップ機能などにより燃費性能向上を図っている
・ルーミーのフロントガラス周辺は見晴らしが良く、運転しやすい
・燃費性能を重視するのであれば、ソリオやトールなどの競合車もチェックしよう
燃費が気になるコンパクトカーのルーミー
トヨタ ルーミーは、ダイハツが販売するトールのOEM車として販売されている車です。ファミリーユーザーをはじめ、幅広いユーザー層にマッチするよう開発されました。まずは、燃費性能をチェックする前に、ルーミーとはどのような車なのか概要を紹介します。
2016年に登場したトヨタのトール2BOX
ルーミーは、2016年11月にトヨタから販売開始されたコンパクトカーです。子育てファミリーをはじめとした、幅広いユーザーにマッチする車として誕生しました。
乗り降りしやすいようにパワースライドドアを搭載していること、乗る人全てがゆったりとくつろげるような広い室内空間が確保されていること、多彩なシートアレンジの可能なことが特徴です。衝突回避支援システム「スマートアシストII」を搭載するなど、安全性能にもこだわっています。
トヨタでは、ルーミーの姉妹車としてタンクと呼ばれる車種も販売していました。2020年9月のマイナーチェンジを機に、廃止されています。
新車は150万円台から登場している
ルーミーは、7つのグレードを展開しています。エントリーモデルは150万円台で購入できますが、ワンランク上のグレードと大きな装備の違いはありません。下記は、ルーミーの新車価格とネクステージが取り扱う中古車相場一覧です。
新車価格(税込み) |
中古車相場(税込み) |
156万6,500円~210万円 |
89万9,000円~219万9,000円 |
(2023年11月時点の情報です)
ネクステージが取り扱う中古車の中には、150万円を下回る登録済未使用車があります。中古車扱いではありますが、新車同等の状態を求める方に最適です。
ルーミーの燃費性能とは?
ルーミーを長距離ドライブや毎日の通勤・通学に使う場合は、燃費性能のチェックが欠かせません。ルーミーにはハイブリッドシステム搭載モデルがありませんが、燃費性能向上策は用いられています。ここからは、車を維持する上でも大切な燃費性能をチェックしていきましょう。
ストレスを感じにくい加速性能
ルーミーに採用されるエンジンは、排気量0.996Lの直列3気筒エンジンです。NAエンジンは最高出力51kW、最大トルク92N・mを発揮できます。1気筒に2本のインジェクターを用いて燃焼効率をアップするなど、普段使いでも十分なパワーを持つエンジンです。
さらなる力強さやストレスフリーな加速性能を求める方は、ターボ付きエンジンのあるグレードを選びましょう。ターボ付きエンジンの最高出力は72kW、最大トルクは140N・mです。このトルクは1.5Lクラスのエンジンに相当します。
ルーミーのカタログ燃費
近年、さまざまな車にハイブリッドシステムが搭載されますが、ルーミーには採用されていません。
ガソリンエンジンモデルのみですが、燃費向上策としてアイドリングストップ機能を全グレードに搭載しているのが特徴です。ルーミーに搭載されるアイドリングストップ機能は、赤信号手前などの場面で車速が約7km/hまで下がると、自動的にエンジンをストップします。
停車中のみエンジンをストップするものよりも、長い時間エンジンを止められるため、より燃料の節約が可能です。
グレード |
駆動方式 |
燃費(WLTCモード・km/L) |
カスタムG-T |
2WD |
16.8 |
カスタムG |
18.4 |
|
G-T |
16.8 |
|
G |
18.4 |
|
X |
18.4 |
|
カスタムG |
4WD |
16.8 |
G |
||
X |
ルーミーは運転のしやすさにも配慮されている
車の運転に慣れていない方や苦手意識のある方にとって、重要なポイントが運転のしやすさです。どれほど性能に優れていても、運転がしにくければストレスに感じてしまうでしょう。
ルーミーは5ナンバーサイズの普通乗用車でありながら、軽自動車のような魅力を持つ車です。ここでは、ルーミーの運転のしやすさについて紹介します。
取り回しのしやすいハンドリング
車の取り回しやすさは、最小回転半径で判断できます。最小回転半径とは、ステアリングを最も切って旋回した際の、最も外側のタイヤが描く円の半径です。最小回転半径が小さいほど、小回りが利きやすくなります。
ルーミーの最小回転半径は、4.6m~4.7mです。軽自動車と同等の最小回転半径であり、普通車とは思えないほどの取り回しやすさを感じられるでしょう。駐車時に何度も切り返したくない、スムーズな転回をしたいという方は、ルーミーのような最小回転半径の小さい車がおすすめです。
見晴らしの良い視界の確保
車を運転する上で、視認性は重要な要素のひとつです。ルーミーはフロントガラスが大きく、水平基調に設計されたインストルメントパネルと相まって視認性に優れています。メーターフードも低く、運転の妨げにもなりません。
運転時の目線が高い点もドライバーにはうれしいポイントです。車両前方の情報をより多く得られるため、安全確認がしやすくなります。
また、見晴らしの良さから車両感覚がつかみやすいことも魅力です。運転初心者や運転が苦手な方でも、狭い道をスムーズに通過できるでしょう。
ルーミーはコンパクトでも居心地の良い室内空間
車は運転のしやすさに加え、ドライバー以外の人が快適に過ごせるかどうかも大切なチェックポイントです。ここでは、ルーミーの室内空間を紹介します。使い勝手や快適性は良いか、乗ったときのイメージを膨らませてみましょう。
ゆとりのある室内空間
ルーミーはコンパクトな設計でありながら、ゆったりとした室内空間を確保しているのが特徴です。室内は、長さ2,180mm×幅1,480mm×高さ1,355mmあります。子どもが立てるほどの高さがあるため、圧迫感もなく乗車定員5人が乗っても快適に過ごせるでしょう。
運転席は前後240mmスライドできます。ステアリングもチルト機構を採用され、体格を問わず自分に合ったドライビングポジションを見つけやすいのが魅力です。
シートアレンジが多彩
ルーミーは多彩なシートアレンジによって、さまざまな使い方が可能になります。リアシートは6:4分割可倒式です。前後240mmまでスライドできるため、荷物の大きさや量、乗員数に応じて柔軟に対応できます。
また、リアシートは前方に格納できるダイブイン機構です。フルフラットな荷室空間が広がり、カーペットなどの長尺物、自転車も載せられます。
標準装備されているスマートアシスト
ルーミーは、予防安全技術「スマートアシスト」を全車標準装備しているのが特徴です(一部機能を除く)。
標準装備には、前方の車両・歩行者との衝突回避をサポートする「衝突回避支援ブレーキ機能」、走行中の車線からはみ出しそうになった場合に警告を発する「車線逸脱警報機能」、運転中に車体のふらつきを検知してドライバーへ警告する「ふらつき警報」などが含まれています。
乗り降りや荷物の積み込みも快適
ルーミーには、両側パワースライドドアが採用されています(グレード別)。スイッチ操作のみでスライドドアの開閉が可能です。簡単に開閉できることから、荷物も持ちながらでも楽に乗り降りできます。
フロアは低床設計です。乗り降りがしやすいだけでなく、天井の高さとの組み合わせによる広い室内空間を感じられます。
バックドアを開けた際の、地上から荷室フロアまでの高さは527mmです。開口部も大きく、荷物の積み降ろし時の負担が少なく済みます。
ルーミーのライバル車の燃費はどのくらい?
燃費性能を重視するのであれば、競合車をチェックしましょう。ここでは、ルーミーと比べられる機会の多いソリオとトールの燃費性能を紹介します。これらの競合車をチェックすることで、ルーミーとは違った魅力を発見でき、選択肢の幅も広がるでしょう。
ソリオの燃費
ソリオは、スズキが販売するコンパクトカーです。室内空間と荷室は、コンパクトカーとは思えないほど広く設計されています。
ソリオのハイブリッドモデルは、モーターアシストとEV走行が可能な「ハイブリッド」搭載車、発進と加速時にモーターでエンジンをアシストする「マイルドハイブリッド」搭載車が用意されているのが特徴です。
ガソリンエンジンモデルも圧縮比、熱効率向上など燃費性能にも力を入れているのが特徴です。ソリオの燃費性能は以下の通りです。
グレード |
駆動方式 |
燃費 (WLTCモード・km/L) |
HYBRID SZ |
2WD |
22.3 |
HYBRID MZ |
19.6 |
|
HYBRID MX |
19.6 |
|
G |
19.0 |
|
HYBRID MZ |
4WD |
18.4 |
HYBRID MX |
18.4 |
|
G |
17.8 |
(参考:『ソリオ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トールの燃費
トールは、ルーミーのOEM元の車としてダイハツから販売されています。グレード展開もルーミーと変わらず、通常モデルとカスタムモデルの選択が可能です。車体サイズにも差はありません。
搭載するエンジンもルーミーと同じ型式です。車両重量や燃費改善策にも差がないため、燃費性能も変わりません。以下は、トールの燃費性能一覧です。
グレード |
駆動方式 |
燃費 (WLTCモード・km/L) |
カスタムGターボ |
2WD |
16.8 |
カスタムG |
18.4 |
|
Gターボ |
16.8 |
|
G |
18.4 |
|
X |
18.4 |
|
カスタムG |
4WD |
16.8 |
G |
||
X |
(参考:『トール(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
ルーミーの燃費(WLTCモード)は、16.8km/L~18.4km/Lです。エンジンには排気量0.996Lの直列3気筒エンジンを採用しています。競合車と比べると低排気量の小型エンジンですが、ターボ付きモデルを選ぶと1.5L相当のトルクフルな走行が可能です。
コンパクトサイズながら室内は広く設計されています。低床フロアに両側パワースライドドアを搭載したことで、子どもでも乗り降りしやすいのが魅力です。多彩なシートアレンジを活用すれば、さまざまなシーンに対応できるでしょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。
豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!
いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。
PRルーミーの中古車価格をチェック
179.9 万円

2.7万km
カスタムG
SDナビ 全方位カメラ 衝突被害軽減システム コーナーセンサー 両側パワースライドドア オートライト LEDヘッドライト フルセグ ETC スマートキー 電動格納ミラー アイドリングストップ
129.9 万円

3.7万km
G
衝突軽減 両側電動スライド SDナビ バックカメラ ETC ドラレコ Bluetooth 禁煙車 クリアランスソナー スマートキー LEDヘッドライト オートライト オートエアコン 車線逸脱警報
197.9 万円

2.1万km
G
4WD 禁煙車 両側電動スライドドア スマートアシスト SDナビ 地デジ Bluetooth再生 バックカメラ LEDヘッドライト オートライト オートエアコン ETC アイドリングストップ
147.5 万円

1.0万km
G
純正ナビ 全周囲カメラ 両側電動スライドドア スマートアシスト 禁煙車 ETC Bluetooth フルセグ ドラレコ スマートキー シートヒーター コーナーセンサー LEDヘッド オートハイビーム
215.6 万円

2.3万km
カスタムG-T
禁煙車 ターボ SDナビ バックカメラ ETC Bluetooth再生 シートヒーター(前席) 両側電動スライドドア レーダークルーズ 電子パーキング コーナーセンサー シートバックテーブル
141.4 万円

2.2万km
X
CDオーディオ 電動スライドドア 禁煙車 衝突被害軽減装置 スマートキー&プッシュスタート シートヒーター アイドリングストップ ドライブレコーダー 横滑り防止装置 盗難防止システム
142.8 万円

2.4万km
G
禁煙車 純正SDナビ バックカメラ ETC2.0 Bluetooth再生 フルセグTV 両側電動スライドドア クルコン ステアリングスイッチ スマートアシスト コーナーセンサー アームレスト(運転席)
119.9 万円

7.7万km
カスタムG
禁煙車 両側パワスラ 衝突軽減ブレーキ 純正ナビ バックカメラ ETC LEDヘッドライト クリアランスソナー クルーズコントロール スマートキー オートハイビーム Bluetooth 純正アルミ
もっと見る >
※価格は支払総額