ランドクルーザーの歴史を見てみよう!現行グレードの種類や特徴まとめ
ランドクルーザーはトヨタが製造している大型SUVです。「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」とのコンセプトに基づき、優れた耐久性と上質な車内空間を特徴としています。購入を検討している方の中には、ランドクルーザーの特徴を理解しておきたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ランドクルーザーの基本スペックについてご紹介します。現行モデルの新車販売価格や中古車販売価格も掲載していますので、購入をお考えの方は参考にしてください。
※目次※
・ランドクルーザーの誕生は1951年。耐久性や走破性に優れた大型SUVとして多くのユーザーを獲得している
・現行モデルのランドクルーザーは2021年に誕生。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンのパワートレインがある
・早い納車を希望する方には中古車がおすすめ。こだわりの品質を強みとしているネクステージならお気に入りの1台が見つかりやすい
70年以上の歴史を誇るランドクルーザーの歴史
ランドクルーザーは70年以上の歴史を誇り、これまでの多くのユーザーを獲得してきました。フルモデルチェンジやマイナーモデルチェンジによって改良を重ねてきたランドクルーザーですが、2021年には最新の機能や装備を搭載したモデルの販売を始めています。
ここでは、ランドクルーザーの誕生から現在までの歴史について見ていきましょう。
1951年:ランドクルーザーの原型が誕生
ランドクルーザーのスタートは1951年です。警察予備隊向けに設計されており、初代モデルでは3,400ccのガソリンエンジンを搭載します。走破性に優れており、富士山の6合目を走破するという記録を残しました。
ランドクルーザーという車名用いるようになったのは1954年です。陸の巡洋艦という意味があり、悪路走破性や耐久性に優れた車として人気を集めるようになりました。
海外への販売をスタートさせたランドクルーザーは、定期的なフルモデルチェンジによって改良を重ねます。
1955年にはランドクルーザーの2代目モデルの販売を開始しました。1960年には「ヨンマル(40系)」という愛称で親しまれた3代目モデルを販売します。
▼こちらの記事もおすすめ
トヨタのランドクルーザーに乗りたい!グレードの選び方や新型情報
1990年:ランドクルーザープラドを発売
1990年には、ランドクルーザーの派生モデルであるランドクルーザープラドを発売しました。ランドクルーザーで培った走行性能や走破性能を継承しつつ、居住性の高い車内空間や洗練された都会的なデザインを採用しています。
ランドクルーザープラドは安定した人気を保っており、2009年9月には4代目モデルの販売を開始しました。力強さを与えるスタイリッシュなデザインや機能性の高い車内空間を特徴としています。
一方でランドクルーザーも進化を遂げており、1989年には史上最高のオフロード性能が備わった80シリーズの販売をスタートさせました。エンジンは軽量化やコンパクト化が図られており、サスペンションにはリーディングアーム式と呼ばれる操縦性や走行安定性を強化しています。
▼こちらの記事もおすすめ
トヨタの新型ランドクルーザープラドはいつ発売してどう変わる?最新情報をお届け!
2007年:200系モデルを販売
2007年に販売を開始したモデルは200系です。プラットフォームやサスペンションを一新しており、耐久性や悪路走破性が向上しました。
プラットフォームは歴代モデルでも採用されていたフルフレーム構造です。サスペンションには新開発のオイルスプリング式を採用しており、操縦性や走行安定性が向上しています。
200系モデルでは、日本で初めての採用となる「キネティックダイナミックサスペンションシステム」を採用しています。走行状況に合わせてスタビライザーをコントロールしており、オフロードでも安定した走行が可能です。
内装や外装は高い質感を意識しており、最新のインストルメントパネルやボディと一体化したバンパーなどを新たに採用しました。
▼こちらの記事もおすすめ
ランドクルーザー(200系)の内装・荷室容量をチェック!歴代モデルとの比較も
2021年:300系が誕生
2021年には新たに300系の新型モデルの販売を開始します。300系の特徴は基本構造の見直しです。新型GA-Fプラットフォームを新たに採用しており、車体の軽量化やサスペンション構造の改善に成功しています。
テスト走行では国際レースに出場経験のあるドライバーを招いており、オンロードやオフロードの双方において疲労しにくい運転環境を構築しました。
新型モデルでは、スムーズなオフロード走行を可能にするための機能が備わっています。路面状況に合わせて最適なサポートが得られるマルチテレインセレクトやカメラを使用して車両の路面状況を確かめるマルチテレインモニターを搭載しました。
ランドクルーザーの現行モデルの特徴
新型ランドクルーザーは2021年8月の発売以来、安定した人気を保っています。現行モデルの主な魅力は高性能のパワートレイン、スタイリッシュで機能的なデザイン、万が一のときでも安心の安全性能などです。
ここでは、現行モデルの特徴について詳しく見ていきましょう。グレードごとの燃料消費率も紹介していますので、購入の際の参考にしてください。
2種類のパワートレイン
現行モデルのパワートレインはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類です。ガソリンエンジンでは3.5LのV6ツインターボを採用しており、最高出力は305kW、最大トルクは650N・mとなっています。低速から強いトルクを発揮できるように設計されているのが特徴です。
ディーゼルエンジンでは3.3LのV6ツインターボを採用しており最高出力は227kW、最大トルクは700N・mとなっています。低速では力強い加速、高速では伸びのある走りが特徴です。
オフロードに対応したデザイン
現行モデルではオフロード走行における機能性を重視したデザインを採用しています。エクステリアは力強さと上品さを融合させたデザインです。バンパーの位置を下げており、フロントやリアのつながりを強化しています。エンジンフードは衝突安全性と視界の両方を意識した設計が特徴です。
インテリアはさまざまな状況下で車両姿勢を維持できるように設計されています。走行系や駆動系は操作しやすい位置に配置しているのが特徴です。現行モデルではシートの見直しも図られており、優れた居住性を保てるように設計されています。
最新の安全性能を搭載
現行モデルでは予防安全パッケージの「トヨタセーフティセンス」が全車標準装備です。歩行者や自転車運転者を単眼カメラやミリ波レーダーで検出して、衝突事故を未然に防ぐようにサポートします。
駐車時ではパーキングサポートブレーキの使用が可能です。低速走行時での衝突被害を軽減できるようにサポートします。
また、現行モデルではアクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏みすぎを検知するシステムをオプションで搭載可能です。
現行モデルの燃料消費率
現行モデルでは最新のパワートレインを搭載しており、パワーと燃費性能の両立を図っています。グレードごとの燃料消費率は以下の通りです。
グレード |
燃料消費率(WLTCモード) |
ZX(ディーゼルエンジン・5人乗り) |
9.7km/L |
GR SPORT(ディーゼルエンジン・5人乗り) |
9.7km/L |
ZX(ガソリンエンジン・7人乗り) |
7.9km/L |
GR SPORT(ガソリンエンジン・7人乗り) |
7.9km/L |
VX(ガソリンエンジン・7人乗り) |
7.9km/L |
AX(ガソリンエンジン・7人乗り) |
8.0km/L |
GX(5人乗り) |
8.0km/L |
(参考:『ランドクルーザー(トヨタ)の燃費情報』)
現行モデルの燃料消費率は7.9km/L~9.7km/Lとなっています。2015年に発売された200系の燃料消費率は6.7km/L~6.9km/Lです。旧型モデルと比較した場合、燃料消費率は向上しています。
▼こちらの記事もおすすめ
ランドクルーザーは燃費が悪いの?ライバル車との比較や燃費を向上させるコツ
ランドクルーザーのラインアップ一覧
ランドクルーザーはガソリンモデルとディーゼルモデルの2種類です。また、ガソリンモデルには7人乗りと5人乗りのモデルがあります。
グレードによって搭載されている装備が異なるため、購入を検討している方はライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。ここでは、ランドクルーザーの全グレードの基本スペックをご紹介します。
ガソリン車
ガソリンモデルのグレードは全部で5つです。このうち、GXのみが5人乗り、残りのグレードは7人乗りの設定になっています。各グレードの基本スペックは以下の通りです。
|
ZX |
GR SPORT |
VX |
AX |
GX |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,985mm×1,980mm×1,925mm |
4,965mm×1,990mm×1,925mm |
4,950mm×1,980mm×1,925mm |
4,950mm×1,980mm×1,925mm |
4,950mm×1,980mm×1,925mm |
乗車定員 |
7人乗り |
7人乗り |
7人乗り |
7人乗り |
5人乗り |
総排気量 |
3.444L |
3.444L |
3.444L |
3.444L |
3.444L |
最高出力 |
305kW |
305kW |
305kW |
305kW |
305kW |
最大トルク |
650N・m |
650N・m |
650N・m |
650N・m |
650N・m |
最上級グレードのZXには20インチのアルミホイール、プロジェクター式のLEDヘッドランプが標準装備されています。一方でスポーツタイプのGR SPORTはフロントやリアのサスペンションがGR専用チューニングです。
エンタリーモデルのAXやGXはシンプルなインテリアになっていますが、予防安全機能の「トヨタセーフティセンス」は搭載されています。
ディーゼル車
ディーゼルモデルのグレードは全部で2つです。ガソリンモデルとは異なり、どちらも5人乗りとなっています。グレードごとの基本スペックは以下の通りです。
|
ZX |
GR SPORT |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,985mm×1,980mm×1,925mm |
4,965mm×1,990mm×1,925mm |
乗車定員 |
7人乗り |
7人乗り |
総排気量 |
3.445L |
3.445L |
最高出力 |
227kW |
227kW |
最大トルク |
700N・m |
700N・m |
ZXの特徴は豪華な標準装備で、LEDコーナリングランプやハンズフリーのパワーバックドアなどが装備されています。一方で、GR SPORTはグリルやバンパーなどのパーツがGR専用です。
ランドクルーザーの新車販売価格や中古車販売価格
車を所有する際にかかる主な費用として車両本体価格があります。車両本体価格はグレードによって異なるため、前もって確かめておきましょう。また、中古車販売価格を把握しておけば、購入の選択肢が広がります。
ここでは、ランドクルーザーの新車販売価格や中古車販売価格、中古車の買取相場について詳しく見ていきましょう。
現行モデルの新車販売価格
現行モデルの新車販売価格は510万円~800万円の価格帯となっています。グレードごとの新車販売価格は以下の通りです。
グレード |
新車販売価格 |
ZX(ディーゼルエンジン・5人乗り) |
760万円 |
GR SPORT(ディーゼルエンジン・5人乗り) |
800万円 |
ZX(ガソリンエンジン・7人乗り) |
510万円 |
GR SPORT(ガソリンエンジン・7人乗り) |
550万円 |
VX(ガソリンエンジン・7人乗り) |
630万円 |
AX(ガソリンエンジン・7人乗り) |
770万円 |
GX(ガソリンエンジン・5人乗り) |
730万円 |
ネクステージでの中古車販売価格
中古車販売価格は車両ごとに異なります。2022年9月時点におけるネクステージの中古車販売価格は429万9,000円~1,849万円です。
中古車の魅力は納車までの早さです。現在は世界的な半導体不足にあり、新車を注文しても納期までに時間がかかるケースが増えています。ランドクルーザーの場合、新車の納期は4年程度です。
中古車なら商品があるため、必要書類をそろえれば1週間~2週間で納車されます。早めの納車を希望する方は、中古車の購入がおすすめです。
中古車の買取相場
ランドクルーザーの購入を検討する際には、中古車の買取相場を確かめておきましょう。買取価格が高ければ、初期費用が高い場合でもお得に所有できます。ネクステージにおけるランドクルーザーの買取相場は15万円~1,100万円です。
最近の買取実績では走行距離が5,796kmの2020年式AXが508万5,000円、走行距離が7,745kmの2020年式ZXが527万8,000円となっています。ランドクルーザーの買取相場は高い傾向にあるため、購入と買取の差額が小さくなりやすいでしょう。
(参考:『ランドクルーザー(トヨタ車)の買取相場・査定実績一覧』)
ランドクルーザーをお得に購入したい方はネクステージへ
ランドクルーザーの中古車を購入する際には、信頼できる販売店を利用しましょう。中古車は車両によって品質が異なるためです。
ネクステージはこだわりの品質で商品を提供しています。骨格にダメージのある修復歴車は、大きなトラブルを抱える恐れがあるので取り扱っていません。水没車やメーター改ざん車についても、徹底したチェックで事前に排除しています。納車時には国家資格を有したメカニックが整備するため、購入後の不安を軽減できるでしょう。
まとめ
ランドクルーザーはトヨタが生産する大型SUVで、70年以上の歴史を誇ります。現行モデルは2021年に販売を開始しました。ランドクルーザーには2つのパワートレインがあるため、ライフスタイルに合わせて好みのタイプを選べます。
ランドクルーザーの中古車をお探しの方はネクステージをご利用ください。全ての車両の品質をチェックしており、粗悪な商品は販売していません。ランドクルーザーの購入を検討している方はネクステージにお任せください。