ハリアーの中古車相場はどのくらい?特徴やおすすめモデル・ライバル車を紹介
ハリアーはアクティブさとたくましさを持ちつつも、スタイリッシュでエレガントな仕様が特徴のトヨタの高級SUVです。走行性能や安全性能の高さに加えて快適性や利便性も追及した設計になっているため、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ハリアーの特徴や年式別、グレード別にまとめた中古車相場を紹介します。予算や目的に合うおすすめのモデルも紹介しているので、中古車でのハリアー購入を検討している方は、ぜひご一読ください。
※目次※
・ハリアーは高級SUV!多少年式が古くても上級グレードがおすすめ
・予算や目的で年式やグレードを検討、車両の状態の確認も忘れずに
・全国に店舗展開するネクステージなら豊富な在庫から希望の条件で自分に合うハリアーを探せる!
中古車相場が気になる「ハリアー」はどんな車?
ハリアーは、トヨタが1997年12月にリリースしたSUVです。現行は2020年6月に発売した4代目モデルで、数々のマイナーチェンジや一部改良を経て現在のハリアーが完成しています。中古車市場ではさまざまな年式の車両を取り扱っているため、グレード・性能・装備・価格などの選択肢から選ぶことが可能です。
ハリアーはラグジュアリー感あふれるSUV
ハリアーの初代モデルは、ラグジュアリー感のある上級SUVとして誕生しました。2003年2月には2代目モデルが登場し、走行性能や安全性能の強化を行いグレードの選択肢を増やしています。ハイブリッドモデルが登場したのも2代目の2005年です。
2013年12月発売の3代目は、ゆとりのある室内空間や先進の安全性能を搭載するなどの進化を遂げています。2020年6月発売の現行4代目は流麗なクーペフォルムが特徴で、プラットフォームやパワートレインの強化による高い走行性や高燃費を実現したモデルです。
おすすめは装備が充実したハイグレードモデル
ハリアーはワンランク上の高級SUVとして開発した車です。そのため、古い年式のモデルであっても充分な走行性能や安全性能を搭載したグレードを発売しています。
ハリアーの中古車は年式だけを見て選ぶのではなく「プレミアム」や「プログレス」「エレガンス G’s」などの、より上級グレードで装備が多い車両を選ぶのがお得でおすすめです。
ハリアーの中古車相場を見てみよう!
高級SUVとして発売したハリアーは、新車で購入するには手を出しにくい高額なグレードもあります。しかし、中古車であれば旧式の高性能のモデルを比較的安く購入することが可能です。そこで、ハリアーの中古車相場を年式別やグレード別に比較してみましょう。
【年式別】ハリアーの中古車相場一覧
ハリアーの中古車として狙い目の、2015年式から4代目発売の2020年式までのガソリン車の相場は下記の通りです。2015年式や2016年式であれば300万円以下で購入できる車両が多く、フルモデルチェンジを行った2017年以降でも、グレードや装備の有無によっては300万円以下で購入できる車両もあります。
年式 |
中古車相場 |
2015年式 |
109万9,000~234万9,000円 |
2016年式 |
154万9,000~259万9,000円 |
2017年式 |
139万9,000~329万7,000円 |
2018年式 |
189万9,000~319万9,000円 |
2019年式 |
229万9,000~309万9,000円 |
2020年式 |
214万9,000~419万9,000円 |
(2023年6月時点での情報です)
【グレード別】ハリアーの中古車相場一覧
3代目ハリアーと4代目ハリアーのグレードごとの相場は下記の通りです。3代目ハリアーは2017年のマイナーチェンジ以降、廉価グレードの「グランド」がなくなり「エレガンス」「プレミアム」「プログレス」の3グレード形態です。「グランド」は中古車として出回ることが少ないため、3グレードでの比較です。
4代目ハリアーも3グレードですが、名称が「S」「G」「Z」に変更されています。また、「G」「Z」にはレザーパッケージが設定されています。
グレード |
中古車相場 |
エレガンス |
119万9,000~259万7,000円 |
プレミアム |
119万9,000~319万9,000円 |
プログレス |
209万8,000~334万9,000円 |
S |
269万8,000~369万9,000円 |
G(レザーパッケージ含む) |
295万8,000~419万9,000円 |
Z(レザーパッケージ含む) |
319万9,000~499万9,000円 |
(2023年6月時点での情報です)
ハリアーの中古車購入で狙い目のモデルを紹介
ハリアーの高級感のあるデザインと高い性能は、どの年式やグレードであっても共通するポイントです。しかし、デザインやコスパ、先進技術の搭載などによる人気モデルが存在します。そこで、ハリアーの人気モデルとそのスペックを見てみましょう。
低予算でも選択肢が豊富な14年式ガソリンモデル
2013年12月に発売した3代目ハリアーは、翌年の2014年や2015年に多くの需要があることから出回っている中古車数も多い傾向にあります。相場が170万~270万円程度のため比較的安く購入できるのも人気の理由です。
モデルの特徴としてはパワーのある2.0LエンジンとCVT、アイドリングストップも標準搭載しています。また、2代目よりも車体がコンパクトになったため最小回転半径が5.3mとなり、旋回時のステアリング操作が行いやすくなったのも特徴です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『ハリアー(トヨタ)』)
15年発売のスポーツモデル エレガンスG’s
スポーティーな走行を求める方には、2015年に発売した旧型の「エレガンスG’s」がおすすめです。トヨタのスポーツモデル専用の装備を多く採用しているモデルで、高いハンドリング性能や制動力が魅力です。エクステリアもスポーティーではありますが、高級感を残したデザインです。
「G’s」は全高を約35mm低くしたスポーツサスペンションとボディ剛性の向上、専用のブレーキを搭載していることなどが特徴です。スポーティーながらも高級感のあるデザインや走行性能の高さが人気の理由となっています。ネクステージでの中古車相場は179万9,000円~251万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『ハリアー(トヨタ)』)
安全装備が充実した17年以降のプレミアムモデル
2017年以降の「プレミアム」モデルも人気があります。マイナーチェンジでターボエンジンを追加したことで選択肢が増え、安全性能や運転性能で先進技術を搭載したのが人気の理由です。特に「プレミアム」は上級グレードで高性能の機能を標準装備しているため、お得に購入できます。
2017年以降のモデルは「トヨタセーフティセンスP」を全車標準装備しているため安全性能が高いのが魅力です。また、2018年にはインテリジェントクリアランスソナーを特別装備した「プレミアム スタイル ノアール」も発売しています。安全面の高さを狙うならプレミアムがおすすめです。ネクステージでの中古車相場は179万9,000円~335万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『ハリアー(トヨタ)』)
コストパフォーマンスに優れた20年式ガソリンモデル
2020年式のガソリンモデルは、現行4代目を購入したい方から人気のモデルです。先進の安全性能や走行性能を搭載していることはもちろん、走行距離も短く未使用車が多いのも人気の理由ではないでしょうか。
2020年式ガソリンモデルはプリクラッシュセーフティ採用の「トヨタセーフティセンス」やインテリジェントクリアランスソナー、録画化可能なデジタルインナーミラーなども搭載しています。安全面での性能が特に高いことも特徴です。ネクステージでの中古車相場は214万9,000円~335万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『ハリアー(トヨタ)』)
ハリアーの中古車を購入する場合のチェックポイント
中古車は新車と違い1台1台状態が違います。同じタイプの車でも年式や走行距離はもちろん異なります。一見同じような車でも前のオーナーの使い方や好みによって変わってくるところもあるでしょう。
そのため、購入の際には納得がいくまで確認することをおすすめします。ここでは中古車を選ぶときに気を付けるポイントを解説します。
購入前の車の状態
中古車販売店からの情報で走行距離などその車のある程度の内容はわかりますが、実車確認をしてみないと分からないことも多いのが中古車です。可能であれば試乗をして走行に問題はないか、異音がしないかなどを確認しましょう。
また、展示してある状態でもボディの下をのぞいてサビなどがないか、室内やラゲッジルームを見て気になる傷や汚れ、においがないかも確認するといいでしょう。また、ナビやエアコンなどを操作してみて不具合などがないか確認することも大切です。
必要な装備がそろっているか
新車であればオプションを希望通り選べますが、中古車は車ごとに装着されているオプションが違います。メーカーオプションの場合は後から付けられないため、どうしても欲しいオプションがある場合はそれを優先して探しましょう。
ディーラーオプションや社外オプションの場合は、前のオーナーが必要と感じて付けたものだけでなく、もともと付いていた装備の故障などによる代用品の可能性もあるので、そのオプションが必要なものであるかなども確認すると良いでしょう。
年式と走行距離のバランスからコンディションを見極める
年式と走行距離はその車の状態を知るのにわかりやすい基準です。年式は新しい方が良いという判断は基本ですが、年式に対して走行距離が少なすぎる車も注意が必要です。
車は定期的に走行することで機能を維持できるという側面があり、走行距離が少ないということは放置されている期間が長い可能性もあります。また、定期的に走行していても1回あたりの走行距離が少ない(数キロ程度)場合、いわゆるシビアコンディションにあたるのは見落としがちなポイントなので気を付けましょう。
冠水歴や修復歴がないか
中古車選びで特に注意するポイントは、修復歴や冠水歴です。修復歴とは事故などで車のフレームに損傷があり修復したもので、冠水歴は水害などで水没した車の事です。これらは一見して分かるものではないので念入りに確認すると良いでしょう。
修復歴車の場合、まっすぐ走れないなど普段の使用で支障が出るケースがあります。また、冠水歴車の場合は内部まで水が入ったことで見えない部分のサビや電気系統やエンジンのトラブルが起きる可能性が高いので、これらの車は避けるべきでしょう。
ハリアーの中古相場を知るなら新型の情報もチェック
現行の4代目モデルは中古車相場では220万円程度から購入できますが、現行の新型ハリアーの価格はどのくらいなのでしょうか。ここで、新型ハリアーの特徴や価格、人気の目安となる納車までの期間を確認していきましょう。
新型ハリアーの特徴
新型ハリアーは、美しいクーペフォルムと洗練された高級感のあるエクステリアとインテリアが特徴です。また、TNGKプラットフォームの採用により、ボディの高剛性化と低重心化を図ることでの走行性能の向上を図っています。
ショックアブソーバーの採用によるフラットな乗り心地や、吸遮音材の効果的な配置や降遮音ガラスの採用による静寂性も魅力のモデルです。
新型ハリアーの価格
現行モデルのハリアーはガソリン車とハイブリッド車があり、それぞれに3種類のグレードがあります。最上級グレードのZにはレザーパッケージモデルとプラグインハイブリッド車があります。各グレードと駆動方式による価格は以下の通りです。
グレード |
駆動方式 |
ガソリン車 |
ハイブリッド車 |
S |
2WD |
312万8,000円 |
371万8,000円 |
4WD (ハイブリッドはE-Four) |
332万8,000円 |
393万8,000円 |
|
G |
2WD |
352万9,000円 |
411万9,000円 |
4WD (ハイブリッドはE-Four) |
372万9,000円 |
433万9,000円 |
|
Z |
2WD |
403万8,000円 |
462万8,000円 |
4WD (ハイブリッドはE-Four) |
423万8,000円 |
484万8,000円 |
|
Zレザーパッケージ |
2WD |
433万8,000円 |
492万8,000円 |
4WD (ハイブリッドはE-Four) |
453万8,000円 |
514万8,000円 |
|
Z(プラグインハイブリッド) |
4WD(E-Four) |
- |
620万円
|
(2023年6月時点の情報です)
新型ハリアーの納期は?
2020年6月に販売を開始した新型ハリアーは、約1か月後の7月時点で月間の目標台数である3,100台を大幅に超える約4万5,000台の注文があるほど人気のモデルです。トヨタのホームページによると、2023年6月上旬の時点では工場出荷めどについて販売店に問い合わせるよう案内されています。
販売会社のホームページでも同様に店舗への問い合わせが案内されていますが、一部グレードでは受注を停止していたり、時期が明記されている場合でも2024年3月以降など、納期が長期にわたっていたりすることがわかります。
ハリアーのライバル車の中古車相場
ハリアーはSUVとしての走破性やたくましさがありつつ高級感もあるのが特徴ですが、同様に高級感があり走破性に優れたライバル車もあります。そこで、ハリアーのライバル車の特徴と中古車相場を比較してみましょう。
トヨタ RAV4
RAV4は、ハリアーと同様のトヨタのクロスオーバーSUVです。特徴としてはアウトドア向けのタフで力強いデザインと、遊び心のあふれたインテリアが挙げられます。プラットフォームやパワートレインはハリアーと同様の設定ですが、ハリアーよりも少し全幅と全高が広く大きいのも特徴です。
ネクステージでの販売価格はガソリン車で70万9,000円~429万9,000円、ハイブリッド車で278万9,000円~479万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『RAV4(トヨタ)』)
マツダ CX-5
ガソリンとガソリンターボエンジンのほかに、先進のクリーンディーゼルを搭載したモデルも販売しているのがマツダのCX-5です。パワートレインの性能と走破性の高さはもちろん、品格のあるエクステリアや快適装備を多く搭載していることも魅力ではないでしょうか。
ネクステージでの販売価格はガソリン車で59万9,000円~319万9,000円、ディーゼル車なら49万9,000~364万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『CX-5(マツダ)』)
日産 エクストレイル
エクストレイルは、日産車において最も多くの先進技術を搭載できる車です。特徴としては高い走行性能や安全性能を搭載できること、躍動感のあるたくましいエクステリアなどが挙げられます。また積載力のあるラゲッジルームや防水性のあるシートなどのインテリアも魅力です。
ネクステージでの販売価格はガソリン車で34万9,000~259万9,000円、ハイブリッド車で119万9,000円~469万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『エクストレイル(日産)』)
レクサス NX
NXはレクサスのクロスオーバーSUVです。レクサスならではの切れ味の良さと独自性のあるデザインが特徴で、新開発のエンジンとパワートレインによるグレードが多いことも魅力です。先進の安全技術と、乗り心地やハンドル操作性にこだわった高い走行性能も特徴として挙げられます。
ネクステージでの販売価格はガソリン車で169万9,000~707万9,000円、ハイブリッド車で218万9,000円~689万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『NX(レクサス)』)
ホンダ ヴェゼル
ヴェゼルはホンダのコンパクトSUVです。ハリアーよりもひと回り小さいサイズではありますが、上品なデザインやフォルムが少し似ています。走行性能や安全性能も高めですが、燃費効率の良さが一番の特徴です。また、最新コネクテッド技術「Honda CONNECT」搭載による快適性の高さも魅力があります。
ネクステージでの販売価格はガソリン車で84万9,000~279万9,000円、ハイブリッド車で75万8,000円~389万9,000円です。
(2023年6月時点での情報です)
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)』)
ハリアーの中古車を購入するならネクステージへ!
ハリアーは高級感のあるSUVですが、新車価格が高い点に懸念を感じる方もいらっしゃるでしょう。価格の安いライバル車を選ぶのもひとつの方法ですが、どうしてもハリアーにしたいというのであれば、中古車購入も検討してみてはいかがでしょうか。
全国に店舗展開をするネクステージでは中古車の品質管理を徹底しています。修復歴車は取り扱っておらず、安心して車選びができる環境作りを実現しています。
全国の他店舗から在庫の取り寄せが可能
ネクステージは全国にある店舗に3万台の在庫を持ち、ハリアーなどのSUVも多彩にそろっています。また、ネクステージグループにはSUV専門店もあるので、さまざまなSUVを一度に比較検討ができます。
Webサイトでも多くの在庫から車種やグレード、年式や色など多彩な条件で検索ができるので、希望する車が探しやすくなっています。希望の車が遠方の店舗にある場合は、取り寄せも可能です。状態を確認した上で購入を検討できるでしょう。
目的や車種に合わせた保証選びが可能
ネクステージで販売する車は徹底した品質管理を行っている上に、国産車であれば3か月または3,000kmまでの保証が無料で付いています。また、有料でつけられるサービスサポートでは、最長3年に期間が延長できる他、無料オイル交換やロードサービスなどの特典も付帯されます。
その他にも、初度登録から7年未満で走行距離が7万キロ以下の車につけられる有料の10年保証や、初度登録から13年以上20年未満で走行距離が13万キロ以下という低年式の車でも保証付きメンテナンスパックのNextageサポートが用意されるなど、それぞれの車や目的に応じてさまざまな保証プランが選べます。
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※価格は支払総額
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※価格は支払総額
まとめ
ハリアーはSUVでありながら、乗用車ベースならではの都会での使用にも似合う高級SUVとして初代から人気のモデルです。高級なモデルだけに新車価格は高めの設定ですが、所有した時の満足度は高いでしょう。
見方を変えれば旧モデルでも満足できる内容を持っているといえるので、中古車を検討する価値は十分にあるでしょう。
価格面だけでなく、新車で購入すると納期が読めないことが多くなっているため、現物がありすぐに納車できるという点でも中古車は魅力的でしょう。ネクステージなら多数の在庫から希望の条件でこだわった1台を探せるので、ぜひWebサイトから検索をしてみましょう。
▼ライタープロフィール
岩本佳美
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。