トヨタ 86の内装選びのポイント!グレードごとの違いや中古車相場も解説
トヨタ 86は、低重心で軽快な走りが楽しめるスポーツカーです。現行モデルは細分化すると4種類のグレードが存在します。グレードを選ぶ際には内装が大きなポイントとなりますが、どのような違いがあるかご存じでしょうか。
この記事ではトヨタ 86のグレードごとの違いや、それぞれの中古車相場を解説します。ライバル車や販売が予定されている新型モデルにも言及しますので「トヨタ86の内装の特徴を知りたい」または「自分に合ったスポーツカーを知りたい」といった疑問も解決するでしょう。ぜひ参考にしてください。
※目次※
・トヨタ 86のグレードは細分化すると4種類。グレードが上がるほど座席周りやコックピットに高級感が増す。
・トヨタ 86は安全性能や走行性能も魅力。ヒルスタートアシストコントロールにより坂道発進も安心。
・中古のスポーツカーは状態の良くない車が多く流通している。修復歴のない高品質な車を求めるならネクステージへ。
86の内装はグレードで異なる
トヨタ 86は、洗練されたスポーティな内装が魅力のひとつです。しかし、86の内装はグレードによって異なるため、ここで86のグレードの種類とそれぞれの特徴を紹介します。内装の違いは別の項目で詳しく紹介するため、以下ではその他の主な違いを見ていきましょう。
細分化したグレードは4種類
86の主なグレードは「G」「GT」の2種類です。しかし、GTは「GT」「Limited」「Limited・Black Package」に分けられます。スペックや装備も変化するため、厳密には4種類のグレードが存在すると言えるでしょう。
さらに、それぞれのグレードのトランスミッションには「6速マニュアル」と、世界最速レベルのレスポンスを実現した「6-Speed SPDS」が用意されています。豊富なラインアップから自分に合ったものを選択できるでしょう。
標準的な装備の【G】
Gは86の中でも標準的な装備ですが、走りに関わるエンジンスペックは上位グレードと同等です。また、上位グレードの装備のいくつかはオプションで追加できます。以下から主要スペックと新車価格をご覧ください。
トヨタ 86(Gグレード)のスペック |
||
トランスミッション |
6速マニュアル |
6-Speed SPDS |
全長×全幅×全高(mm) |
4,240×1,775×1,285 (アンテナを含めると全高1,320) |
|
車両重量(kg) |
1,210 |
1,230 |
駆動方式 |
FR |
|
エンジン種類 |
水平対向4気筒 |
|
排気量(L) |
1.998 |
|
最高出力 【kW(ps)/rpm】 |
152(207)/7,000 |
147(200)/7,000 |
最大トルク 【N・m(kgf・m)/rpm】 |
212(21.6)/6,400~6,800 |
205(20.9)/6,400~6,600 |
燃費(km/L) ※WLTCモード |
12.8 |
12.0 |
新車価格 |
267万1,900円 |
269万6,100円 |
(2021年10月時点の情報です)
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
高級感がプラスする【GT】
GTグレードは、Gに比べて内外装のいくつかの装備がバージョンアップしたモデルです。例えば、タイヤは16インチから17インチに、リヤとフロントのベンチディスクブレーキは15インチから16インチに変わります。リヤに関しては、ディスクブレーキが放熱性の高いレーテッドディスクが採用されました。
また、エンジン音を小さくする「マフラーカッター」や、自動でライトを点灯・消灯する「コンライト」などが、このグレードから標準装備です。以下にGTグレードのスペックと新車価格を以下からご確認ください。Gグレードと共通する項目は省いています。
トヨタ 86(GTグレード)のスペック |
||
トランスミッション |
6速マニュアル |
6-Speed SPDS |
車両重量(kg) |
1,240 |
1,260 |
燃費(km/L) ※WLTCモード |
12.8 |
11.8 |
新車価格 |
303万7,100円 |
310万5,300円 |
(2021年10月時点の情報です)
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
最上級の空間が味わえる【GT Limitedシリーズ】
GT Limitedシリーズでは、GTからさらにリヤスポイラーやブレーキパッドフロアアンダーカバーが追加されます。また、Limited・Black Packageは一部にブラック塗装の専用装備が施されました。
レーテッドディスクブレーキには、性能を高めた17インチのbrembro製ブレーキが使用されています。以下、GT Limitedシリーズのスペックと新車価格です。GTグレードと共通する項目は省いています。
トヨタ 86(GT Limitedシリーズ)のスペック |
||||
グレード |
Limited |
Limited・Black Package |
||
トランスミッション |
6速マニュアル |
6-Speed SPDS |
6速マニュアル |
6-Speed SPDS |
車両重量(kg)
|
1,240 |
1,260 |
1,250 |
1,270 |
新車価格
|
324万2,800円 |
331万1,000円 |
341万8,800円 |
348万7,000円 |
(2021年10月時点の情報です)
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スポーツタイプを極めるGR86も発売間近
GR86が、今年秋頃に発売予定です。リヤエアアウトレットやフロントエアダムなど、操縦安定性と応答性を高める装備が追加されます。間もなく発売されるため、86よりもさらにスポーティな性能を求める方は発売を待つといいでしょう。主なスペックは以下の通りです。
GR86のスペック(数値は開発目標値) |
|
全長×全幅×全高 |
4,265×1,775×1,280mm (アンテナを含めると全高1,310mm) |
車両重量(kg) |
1,270kg(6MT車の場合) |
駆動方式 |
FR |
エンジン種類 |
水平対向4気筒 筒内直接+ポート燃料噴射装置 |
最高出力【kW(ps)/rpm】 |
173(235)/7,000 |
最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
250(25.5)/3,700 |
(2021年10月時点の情報です)
86における内装の特徴と違い
86グレードによる性能面の差がさほどないことを考慮すると、内装の差がグレードを選ぶ際の大きなポイントとなるでしょう。ここで86の内装の特徴とグレードによる違いを解説します。
車内空間の雰囲気を決めるフロントシート
画像は「G」です。
画像は「GT」です。
画像は「GT Limited」です。
86のフロントシートは、黒を基調とした上質な雰囲気が特徴です。G・GTグレードはファブリック素材が使用されていますが、GTにはダブルステッチが施されています。
一方のLimitedシリーズは、本革×アルカンターラ仕様です。高級感も上がり、撥水性や清掃に優れています。シートヒーターも付いているため、冬場も快適に利用できるでしょう。
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スタイリッシュで機能的な座席周り
画像は「G」です。
画像は「GT Limited」です。
座席周りにはドアポケットやインパ小物入れ、グローブボックスなど、収納スペースが十分確保されています。フロントのドリンクホルダーは肘が接触しにくい最適な高さに位置付けされており、後方に移動することも可能です。
グレードによる違いとして、Gグレードがマニュアルエアコンであるのに対しG以外のグレードからフルオートエアコンとなります。
ダイアルに加えてピアノタッチスイッチが採用されているため、直感的な操作が可能です。また、スマートキーを携帯しているだけでエンジンを作動できる「スマートエントリー&スタートシステム」もG以外のグレードから標準装備となります。
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
コックピット感が増すメーターやステアリング
画像は「G」です。
画像は「GT Limited」です。
Gグレードのコンビネーションメーターは黒の文字盤で統一した3眼式デザインです。しかしG以外のグレードは「マルチインフォメーションディスプレイ」が4.2インチTFTカラー仕様に「タコメーター」が白の文字盤に変わります。
また「デジタルスピードメーター」や直感的なシフト操作をサポートする「REVインジケーター」も追加されているため、より正確かつ素早く情報を視認できるでしょう。
またステアリングとシフト・ブレーキがGグレードはウレタン素材であるのに対し、それ以外のグレードは本革巻きです。またステアリングスイッチが付くことでハンドル上でオーディオやナビ操作も可能になります。
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
洗練された印象のアルミペダル
G以外のグレードは、アルミペダルが標準装備です。アクセルペダル、ブレーキペダル、フットレスト、MT車はクラッチまでアルミ素材となるため、よりスポーティで洗練された印象が際立ちます。
さらに、ニーパッドが付くことで走行中の体の安定もサポートしてくれるでしょう。
スポーツ走行にも備えられるトランクルーム
86は一体可倒式のリヤシートを採用しており、シートバック倒すとトランクスルーとなります。トランクルームにはタイヤ4本が収納可能です。スペアタイヤがあることでサーキットでのスポーツ走行も安心して行えるでしょう。
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ゆったりした後部座席周り
86は、2ドアスポーツカーでありながら2+2シーターを実現しました。フロントシートバックを独自の形状にしているため、リヤシートに座った時の膝回りに余裕があります。後に人を載せる場合も、無理に膝を折り曲げることなく移動時間を快適に過ごせるでしょう。
(参考:『86(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
86は内装以外にも魅力がある!
86は内装の機能性・デザイン性に優れていますが、そでだけで購入を判断することは難しい方もいるでしょう。86はその他にも多くの魅力があります。ここで86の走行性能や安全性能などの特徴を見ていきましょう。
安全性能が高く安心
86は、横滑り時に車体を安定させるVSC機能やタイヤの空転を防ぐTRC機能、左右輪の回連差を抑制するLSD機能など、安全性を確保するための性能も十分です。
その他にも、左右輪に最適な制動力を配分するEBD機能や、ブレーキ時にタイヤロックを防ぐABS機能も搭載されています。全車で標準装備されているため、さまざまな状況で安心して運転を楽しめるでしょう。
インナーミラーで視認性が高い
Gグレードを除く86の防眩インナーミラーは、一般的な車に付いているカバー部分を除いたフレームレス化が施されています。後部視界が広がるとともに、コーナリング視界の確保やウインドウへの移りこみを防ぐことも可能にしました。
坂道発進が苦手でも大丈夫
傾斜の激しい坂道の発進は、素早く行わなければと不安になったことはないでしょうか。86のヒルスタートアシストであればブレーキからアクセルまでの動作中、ブレーキ油圧を保持することで車両のずり落ちを緩和してくれます。過度に焦ることなく、安心してスムーズに発進できるでしょう。
86の内装にこだわるなら中古車購入がおすすめ
快適な空間で運転を楽しむために、86をお求めの方もいるのではないでしょうか。しかし、いずれのグレードも新車では300万前後の費用が必要です。
費用面が負担となる方は、中古車で購入することをおすすめします。以下がネクステージで取り扱っている86の中古車相場です。ぜひ参考にしてください。
グレード |
中古車相場 |
G |
175万~270万円 |
GT |
130万~310万円 |
GT“Limited” |
170万~410万円 |
(2021年10月時点の情報です)
PR良質な86の中古車をチェック
86の内装に劣らない魅力が詰まったライバル車
予算や用途により、好みの86が見つからない場合もあるでしょう。86以外にも優れたスポーツカーは存在します。ここで86のライバルとなる3車の特徴と中古車相場ご紹介しますので、ぜひ車選びの参考にしてください。
日産 フェアレディZ
日産のフェアレディZは抑揚のあるボディで、見る角度によって色が変化する鮮やかな外観が特徴です。内装は黒を基調としたデザイン、本革・スエード調ファブリックシートといった上質な雰囲気です。STグレードであればオレンジ色のシートでより特別感を味わえます。
燃費は86に劣りますが、3,7Lの大排気量エンジンによりハイパワーな加速力を楽しめるでしょう。ネクステージでは、フェアレディZの中古車を170万円~345万円で取り揃えています。
(2021年10月時点の情報です)
(参考:『フェアレディZ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ ロードスター
マツダ ロードスターは、見た目から艶のある金属質感が実現されている車です。内装は大まかにはホワイトかブラックですが、その中でもグレーのステッチカラーとブラック部分とのコントラストで、上質さがより際立っています。
走りにおいては軽さを重視しており、減速・旋回・加速といった一連の動きの中で気持ちの良い軽快な走りを楽しめるでしょう。ネクステージでは、フェアレディZの中古車を110万円~270万円で取り揃えています。
(2021年10月時点の情報です)
(参考:『ロードスター(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ コペン
流麗なフォルムが多いスポーツカーの中で、ダイハツ コペンは所々角ばった外観が特徴です。ボディカラーは全10色、さらにルーフ部分やリヤ・フロント部分だけを別色にすることも可能です。自分好みのスタイルを楽しめます。
コペンはコンパクトなボディの軽自動車です。しかし、上質なスポーツシートやターボエンジンによる力強い走りなど、見た目と性能はスポーツカーに求める水準を満たしています。街乗りにも便利なスポーツカーを求める方におすすめです。ネクステージでは、コペンの中古車を60万円~240万円で取り揃えています。
(2021年10月時点の情報です)
(参考:『コペン(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
> トヨタ86とライバル車の比較についてさらに知りたい方はこちら!
高品質のスポーツカーならネクステージにお任せ!
スポーツカーは修復歴が付きやすく、状態の良くない中古車が多数出回っている傾向にあります。高品質なスポーツカーをお求めの方は、ぜひネクステージをご利用ください。ネクステージでは修復歴のある車両を排除し、徹底した品質管理のうえで販売しております。
全国の店舗で豊富な在庫を取り揃えているため、今回ご紹介した車種も含めて希望に合った一台を見つけられるでしょう。好みの車の保管先が遠方であっても最寄りの店舗に取り寄せが可能です。全国の在庫はネクステージのWebページを通して閲覧できるので、お気軽にお探しください。
まとめ
トヨタ 86の内装は、グレードが上がるほど上質さと機能性がアップします。走行性能には大きが違いものの、機能や安全性能にも違いがあるため、予算と好みに合わせて選びましょう。
国産スポーツカーには、86に負けず劣らずの内装・走行性能を持ち合わせたモデルがあります。86と照らし合わせながら選ぶと、より楽しさが増すでしょう。
ネクステージは、車種・グレード・年式の幅広さ、品質にも自信を持って販売しています。相談から承っておりますので、お気軽にご連絡ください。
よくある質問
Q.86のGとGTの違いは何ですか?
A. Gはより手ごろな価格のベースモデルです。車重も軽く、16インチホイールを採用しています。一方、GTはより高級感のある仕様で、17インチホイールや細部にこだわりが見られます。 シートの素材は両モデルともファブリックですが、GTにはダブルステッチが施されており、上質な印象です。
Q.86の上級グレードは何ですか?
A.トヨタ86の上級グレードは、モデルの世代によって異なります。初代モデルでは、GTとGT Limitedが上級グレードとして設定されていました。これらは標準グレードのGよりも高級感や装備が充実しています。 新型GR86では、グレード構成が変更され、SZとRZが上級モデルとして導入されました。特にRZは最上級グレードとして位置づけられ、本革内装やアルミペダルなどが搭載されています。
Q.86RZとSZの違いは何ですか?
A.GR86のRZとSZグレードの違いは、内装の質感です。RZはより高級感のあるウルトラスエードと本革のコンビネーションシートを採用しています。 RZには安全性と快適性を高める追加機能が搭載されており、ステアリング連動ヘッドランプ、後側方警戒支援システム、シートヒーターなどが標準装備です。ホイールサイズにも違いがあり、SZは17インチのホールを装備していますが、RZは18インチのホイールを採用しています。