新型ハリアーに鷹エンブレムがない!トヨタのシンボルマークに統一した理由とは
ハリアーは、クーペを意識した佇まいが特徴の高級SUVとして世界的に大きな人気を得ています。新型ハリアーはよりクーペ色が濃い外装デザインに変更となり、新たな地位を確立したといえるでしょう。今回のフルモデルチェンジでは他にも変更点があります。フロント部のエンブレムに大きな変更があったことをご存じでしょうか。
新型ハリアーのエンブレムをトヨタのシンボルマークに変更した理由を知ることで、新型と旧型それぞれの特徴が分かり、ハリアーの魅力をいっそう理解できるでしょう。そこでこの記事では、新型ハリアーの鷹エンブレムがなくなった理由をメインに解説します。
※目次※
・ハリアーのエンブレム変更の背景には販売スタイルの変更や海外デビューがあった!
・新型ハリアーには旧モデルにはない魅力がたくさん!
・ハリアーの中古車へ乗り替えるなら今!新古車も探しやすい!
新型ハリアーが鷹エンブレムをなしにした理由
ハリアーの象徴であった鷹エンブレムが、新型ハリアーの登場とともに姿を消しました。この変化はファンに大きな衝撃と戸惑いを与えたかもしれません。ここでは、トヨタが新型ハリアーから鷹エンブレムを無くした理由を歴代エンブレムの意味も含めて解説します。
全車種全店舗販売に向けた取り組み
新型ハリアーから鷹のエンブレムを無くしたことには、トヨタの販売スタイルの変化が関係しています。これまでは、トヨタの販売チャネル4系列(トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店)では、それぞれが取り扱う車種のみしか販売や購入ができませんでした。
この2020年5月のトヨタの方針転換に伴い、時期を前後してフルモデルチェンジを果たしたハリアーのフロント部分のエンブレムを「鷹」からトヨタのシンボルマーク「オーバルマーク」に変更したという経緯があります。
また、3代目までは国内専用車であったハリアーですが、4代目からは「Venza(ヴェンザ)」として海外デビューを果たしました。世界モデルになったことから、トヨタのシンボルマークに統一したことも大きく影響しているといえます。
歴代エンブレムの意味
歴代ハリアーにあったエンブレムはゴールドの鷹のデザインが印象的でした。この鷹は、低空飛行を得意とするタカ科の「チュウヒ(宙飛)」をモチーフとしています。
英名は「Eastern Marsh Harrier」です。日本名のHARRIER(ハリアー)はチュウヒの英名がルーツだったことが分かります。ハリアーという車名には、大空を羽ばたいて地を駆けるという意味が込められていました。
ハリアー以外に専用エンブレムが採用されていた車種
専用エンブレムを採用していた車種はハリアー以外にも存在します。現在はさまざまな理由で専用エンブレムをなくし、統一したエンブレムデザインを採用するのが主流です。ここでは、懐かしい車種を中心にオリジナルエンブレムを配していた車種を解説します。
トヨタ ソアラ
トヨタ ソアラのエンブレムは、「グリフォン」という伝説上の生物でした。レクサスブランドとしてアメリカへ輸出していた過去がある車です。その後、レクサスブランドが独立したことでソアラは「レクサスSC」として車名とブランド名を統一しました。統一後のエンブレムは、レクサスマークに変更しています。
トヨタ ヴィッツ
トヨタ ヴィッツでは専用エンブレムを採用していましたが、トヨタは販売経路を全店舗統一へ変更した関係で車名を「ヤリス(Yaris)」へ変更しました。それに伴って、エンブレムもトヨタのシンボルマークへ統一されています。
トヨタ MR2
トヨタ MR2は独特なフォルムを持つ低重心のミッドシップカーで、エンブレムには猛禽類(もうきんるい)をモチーフとしたものを採用していました。後継車である「MR-S」は鷹をモチーフとしたエンブレムを採用して一時復活したものの、すぐに姿を消します。統一後のエンブレムは、トヨタのシンボルマークに変更となりました。
日産 レパード
日産 レパードは、高級路線を意識した位置づけで販売された車です。ボディタイプはハードトップやクーペなど複数存在していました。初代と2代目は、ヒョウが逆三角形のフレームの中に描かれたエンブレムを採用、3代目では一旦姿を消しています。4代目で再び復活したものの、後継車が発表されることはなく生産終了となりました。
日産 グロリア
日産 グロリアの歴史は古く、3代目までプリンス自動車が開発を手掛けていた車です。エンブレムは鶴をモチーフにしています。鶴が左方向に向いており、羽を広げている様子をエンブレム化したのが特徴です。
このエンブレムはプリンス自動車と日産が合併してからも用いられ、11代目まで受け継がれました。後継車がフーガになったことで、このエンブレムは姿を消しています。
いすゞ 117クーペ
いすゞ 117クーペは、個性が際立つ2ドアクーペです。デザインを手掛けたジョルジェット・ジウジアーロ氏の「東洋の象徴になるエンブレムにしたい」という意向を受け、古くから伝わる神獣「唐獅子」をモチーフにしたエンブレムに決定します。このエンブレムは販売開始した1968年から1981年まで使用されました。
ハリアーのエンブレムは廃止されたが名残がある
ハリアーの象徴であった鷹のエンブレムは、新型ハリアーにも用いられています。従来のようにフロント部分にひと目で分かる場所ではないものの、ドアトリムにしっかりと鷹のエンブレムが刻印してあるのがその名残です。運転席と助手席のどちらかに座れば、いつでも鷹のエンブレムを確認できます。
エンブレムの変更だけではない新型ハリアーの魅力
新型ハリアーはフロント部分のエンブレムの変更以外にも、いくつか仕様変更を実施しました。歴代モデルには無かった魅力が何かと気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、新型ハリアーの魅力をお伝えします。新型と旧モデルどちらを購入するか迷っている方は、参考にしてみてください。
新型ハリアーの魅力
高級SUVとして新たなジャンルを切り拓いてきたハリアーは、今回のモデルチェンジでもいくつかの進化を遂げました。従来モデルよりもクーペフォルムを強め、都市型SUVに求められる上質で洗練された外装デザインを形にしています。また内装デザインも大人テイストに磨きをかけ、他にはないラグジュアリーな空間に仕上げました。
気になる乗り心地ですが、TNGA新プラットフォームを採用することでこれまでにないハンドリングの良さと安定感のある走行を実現しています。
走行中の車内時間を頭上の景色とともに楽しめる「調光パノラマルーフ(電動シェード&挟み込み防止機能付)」やイルミネ―テッドシステムなどを、オプションも充実です。追加装備を希望する場合は、選択するグレードで装備可能かどうか確認しましょう。
新車価格はガソリン車のエントリーモデル「Sガソリン・2WD」は税込299万円~、ハイブリッド車は「Sハイブリッド・2WD」で税込358万円~です。(2021年3月時点)
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新型ハリアーはこんな人におすすめ
新型ハリアーは人気のSUVの中でも気品があり、落ち着いたラグジュアリーな雰囲気を求めるユーザーに最適だといえます。また周りの目を引くクーペ色の強いデザインは、街中でも存在感抜群でしょう。また、最新のコネクテッドサービスにも対応しており、車にいながらホスピタリティある対応が受けられます。
中古車の購入は今が買い時!
ハリアーへの乗り替えは、モデルチェンジ後の今がおすすめです。ハリアーは高級SUVであるため新車購入には多くの資金が必要ですが、中古車であれば費用を賢く抑えられます。また、新型にはないフロント部分の鷹のエンブレムも手にすることが可能です。ここでは、中古車市場のハリアーが買い時である理由を解説します。
型落ちした旧モデルは今が安い
新型ハリアーの販売が始まった今は、旧モデルは型落ちとなるため新型モデル販売開始前よりも値下がりしやすい時期です。特にデザインにこだわりがなければ、コスパが良い旧モデルの購入を検討するとよいでしょう。
新古車が豊富に出回るタイミング
販売店などで展示車として使用していたものは、役目を終えると中古車市場へ流れます。モデルチェンジ後は正規販売店も新車販売に力を入れるため、展示車を多く配置し販促に利用するでしょう。結果、現在は走行距離が少なく傷や汚れが少ないといった状態が良い新古車の数が多くなる時期とも言えます。
中古車なら鷹のエンブレムが手に入る
フロント部分に鷹のエンブレムを付けた旧モデルは中古車でなければ手に入りません。新型はトヨタのシンボルマーク「オーバルマーク」に変更されています。ハリアーの象徴でもあった従来のエンブレムに強いこだわりがある方は、中古車から自分に合った1台を見つけましょう。
中古車の購入はネクステージがおすすめ
中古車販売店は数多くあるため、どこから購入するのが正解なのか分からない方もいるかもしれません。業界大手であるネクステージのおすすめポイントは下記3つです。
・中古車・新古車の保証が手厚い
・中古車の品ぞろえが豊富
・修復歴がある車は取り扱わない
保証プランに加入すれば、購入後も手厚いサポートが受けられます。また日本全国に店舗展開しており、複数の販売販路を確保しているため多くの選択肢の中から自分にぴったりの愛車を見つけることが可能です。品質重視で在庫管理するため修復歴がある車は一切取り扱っていません。
中古車相場
ハリアーの中古車相場をネクステージの在庫を参考に確認しましょう。ガソリン車の中古車価格帯は、税込59万9,000円~459万9,000円です。H21年式~R3年式があり、走行距離は3km~10万kmとなります。高年式の在庫は、最先端の安全機能やスマートキーの搭載が特徴です。
ハイブリッド車の中古車価格帯は、税込179万7,000円~479万9,000円となります。H26年式~R3年式の在庫があり、走行距離は7km~8.8万kmです。高年式の在庫は、ハイクオリティなデジタルサウンド環境や登録未使用車が多くあります。(2021年3月時点)
中古車相場は変動するため、気になる在庫がある場合は店舗へ足を運ぶ前に一度問い合わせて確認すると安心です。
(参考: 『ハリアー(トヨタ)の中古車一覧』)
(参考: 『ハリアーハイブリッド(トヨタ)の中古車一覧』)
まとめ
トヨタの高級SUVであるハリアーは、現行車からフロント部分の鷹のエンブレムが姿を消しています。この背景にはトヨタの販売スタイルの変更やハリアーの海外デビューがありました。特徴的な鷹のエンブレムのハリアーへ乗り替えを検討する場合は、中古車からお気に入りの1台を見つけましょう。
ネクステージでは、新古車を始めとした状態が良いハリアーの在庫を多く取りそろえています。在庫数も豊富なため、新型旧型を見比べつつじっくりと検討できるでしょう。ハリアーの購入を検討している方は、ネクステージへご相談ください。