シエンタは燃費の良いミニバンの代表格!ライバル車と比較・検討しよう!
シエンタは燃費性能に優れたトヨタのコンパクトミニバンです。燃費性能だけでなく、子育て世代にうれしい魅力がたくさん詰まっているシエンタの購入を検討している方もいるのではないでしょうか。
本記事では、シエンタの特徴や魅力を解説します。ライバル車のホンダフリードとの比較を交えながら紹介しますので、ぜひ燃費の良いミニバン選びの参考にお役立てください。
※目次※
3.燃費の良いミニバン選びではシエンタのライバル車「フリード」も見逃せない
・シエンタは燃費性能だけでなく子育て世代にうれしい魅力がたくさん詰まっている。
・シエンタを燃費性能で選ぶならEVドライブモードが備わるハイブリッド車がおすすめ。
・燃費の良いミニバンを求めるならシエンタのライバル車「フリード」もチェックしよう。
シエンタは燃費性能に優れたトヨタのコンパクトミニバン
シエンタは燃費性能に優れたトヨタのコンパクトミニバンであり、子育て世代にうれしい魅力がたくさん詰まっています。2003年の誕生から2025年現在に至るまで、長きにわたり愛されるロングセラーモデルです。
ここでは、シエンタの特徴や魅力を紹介しますので、車選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
シエンタはトヨタのコンパクトミニバン
シエンタの現行モデルは2022年8月に登場した3代目で、ガソリンモデルの他、燃費性能に優れたハイブリッドモデルの設定があります。ハイブリッドシステムがシエンタに初搭載されたのは、2015年7月発売の2代目発売のモデル以降です。
5ナンバーという扱いやすいボディサイズでありながら、最大乗車定員5名までの2列シート車と最大乗車定員7名までの3列シート車が選べます。車両本体価格も199万5,200円からと、リーズナブルな価格設定も人気が高い理由のひとつです。(2025年1月時点)
(参考:『シエンタ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
子育て世代にうれしいドアの開閉機能
シエンタはスライドドアを搭載しているため、チャイルドシートの脱着時や子どもが自分でドアの開閉を行う際、周囲の障害物にぶつけてしまう心配がありません。
パワースライドドアは、一番下のXグレードでも助手席側に搭載され、それより上のグレードでは両側、最上級グレードではさらにハンズフリー機能も追加されます。これは床下のセンサー部に足先をかざすだけで、スライドドアが自動開閉する機能です。
子どもを抱きかかえていたり、たくさんの荷物を持っていたり、両手がふさがっているときに便利な機能といえます。
乗り降りがしやすく広々空間
シエンタは低床&フラットフロアも魅力のひとつです。乗り込み高さは地上から330mmであり、子どもや年配者でも乗り降りがしやすくなっています。また、スライドドア横にはアシストグリップがあり、安全に乗り降りできるのも注目ポイントです。
一方、5ナンバーサイズのコンパクトなボディでありながら、広々とした室内空間と使い勝手の良さも魅力といえます。前後席間の距離が広く、室内高は1,300mmあるため、小さな子どもであれば立ったまま着替えることも可能です。
1列目と2列目間を自由に移動できる動線が確保されており、1列目席から外に出ることなく、子どもの世話ができます。
ファブリックを基調としたデザインを兼ね備えている
シエンタは充実した機能を備えつつ、おしゃれな外観や遊び心を感じる内装が魅力です。トレッキングシューズをイメージしたとされるデザインに、おしゃれさや可愛さを感じる方もいるでしょう。
インテリアには、シート表皮の他、ドアアームレストやインストルメントパネルにファブリック素材が使用されています(グレード別設定) 。リビングのようにくつろげる、心地よい空間が魅力です。
運転が苦手に感じる方でも扱いやすい
「トヨタ最小のミニバン」と謳われるシエンタは、コンパクトなボディが魅力です。最小回転半径は5.0mで、細い路地の走行やUターン、車庫入れといった普段の運転でも取り回ししやすいでしょう。
シエンタはスライドドアを有するミニバンでありながら、運転が苦手に感じる方でも扱いやすいのが魅力です。
ハイブリッド車のZグレードのみに設定されたメーカーオプションには「トヨタ チームメイト」があります。これは駐車時のステアリング操作、アクセル操作、ブレーキ操作、シフト操作をサポートするもので、安心して楽に駐車できる機能です。
街乗りからアウトドアまで幅広く使える
シエンタの用途は多岐にわたり、街乗りからアウトドアまで幅広く使える点が魅力です。シートを倒せば収納スペースが増え、さまざまなアウトドアグッズを積んでキャンプにも出かけられます。
3列目シートはダイブイン機構を採用しており、セカンドシートの下に格納することが可能です。1列目のみの仕様であれば、同時に2列目シートも折りたためば、後席スペースを全てラゲージとして使用できます。
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※価格は支払総額
シエンタを燃費性能で選ぶならどのグレードがおすすめ?
シエンタを購入する際は、燃費性能の高いグレードを選びたいと考える方もいるでしょう。燃費性能は、ガソリン車よりもハイブリッド車に軍配が上がります。また、4WDを求める場合はガソリン車には設定がないため、ハイブリッド車しか選択肢がありません。
ここでは、シエンタのガソリンモデルとハイブリッドモデルの違いやそれぞれの燃費性能、グレード選びで注目したいポイントについて解説します。
シエンタのガソリンモデルとハイブリッドモデルの違い
シエンタはガソリンモデルとハイブリッドモデルともに、1.5Lの直列3気筒エンジンを搭載していますが、ハイブリッドモデルのFXE型エンジンがポート噴射なのに対し、ガソリンモデルのFKS型エンジンは直噴を採用しています。
両モデルとも優れた高速燃焼技術により、低燃費と高出力が両立されているため、どちらを選んでも爽快な走りと優れた燃費性能を得られるでしょう。
シエンタのガソリンモデルには、10速スポーツシーケンシャルシフトマチックが標準装備されているため、走行シーンに応じた走りを楽しめます。
全車にドライブモードセレクトスイッチが標準装備され「パワーモード」と「エコドライブモード」に走行モードを切り替えが可能です。加えてハイブリッドモデルには、モーターのみで静かに走行できる「EVドライブモード」も装備されています。
ガソリンモデルの燃費性能
シエンタのガソリンモデルの燃費は、乗車定員により異なります。グレード間での燃費に違いはなく、3列目シートがなく車両重量が少ない5人乗りのほうが、7人乗りよりも省燃費となっています。しかし、大きな差といえるほどの差ではないでしょう。
ガソリンモデルは2WDのみの設定となっており、4WDは選べません。ミニバンでありながら、18.4km/L(5人乗り)の数値は優れた燃費性能といえます。
グレード |
燃費(2WD) |
5人乗り |
18.4km/L |
7人乗り |
18.3km/L |
(2025年1月時点の発売モデル)
ハイブリッドモデルの燃費性能
シエンタのハイブリッドモデルの燃費は、乗車定員の違いに加え、駆動方式やグレードによる違いもあります。
ハイブリッドモデルには2WDの他、電気式4WDのE-Fourが設定されました。E-Fourの燃費性能は全車25.3km/L、2WDは28.2km/L~28.8km/Lとミニバンでありながら優れた燃費性能です。
Xグレードは、他のグレードに比べ装備が削られている分、車両重量も軽く燃費性能に優れています。しかし、これも大きな差といえるほどの差ではないでしょう。
グレード |
燃費(2WD) |
燃費(E-Four) |
Z・5人乗り |
28.4km/L |
25.3km/L |
G・5人乗り |
||
X・5人乗り |
28.8km/L |
|
Z・7人乗り |
28.2km/L |
|
G・7人乗り |
||
X・7人乗り |
28.5km/L |
(2025年1月時点の発売モデル)
シエンタのグレード選びで注目したいポイント
シエンタのグレード選びでは、「パワートレイン」と「駆動方式」を重視して決めるのがおすすめです。車両価格の安さや軽やかな走りを重視するならガソリン車が適していますが、4WDを求める場合や燃費性能を重視する場合はハイブリッド車が適しています。
その上で「乗車定員」や「装備」で絞り込むと、自分に合ったグレードを見つけやすいでしょう。さらに燃費性能を重視するなら、5人乗りの2列シート車やXグレードに軍配が上がりますが、燃費の差を強く実感するほどではないかもしれません。
燃費の良いミニバン選びではシエンタのライバル車「フリード」も見逃せない
シエンタは、ミニバンの中でも5ナンバーという扱いやすさと優れた燃費性能、子育て世代にうれしい魅力が詰まった車です。しかし、唯一無二の存在とは言えません。ホンダにはライバル車となるフリードが存在しており、シエンタと似た特徴を持っています。
ここでは、ホンダフリードの特徴や燃費性能を紹介しますので、燃費の良いミニバンを求めている方はぜひチェックしてみてください。
シエンタのライバル車「フリード」はホンダのコンパクトミニバン
フリードは2008年にホンダから登場したコンパクトミニバンで、同社モビリオの後継モデルに当たります。現行型は2024年に登場した3代目です。
スタイリングは2タイプ設定されています。上質で洗練されたシンプルなデザインの「エアー」、力強さ遊び心あふれるデザインの「クロスター」の2種類です。
シエンタと同様にリーズナブルな価格設定である点も人気が高い理由のひとつといえます。
新車価格(税込み) |
250万8,000円~343万7,500円 |
中古車価格(税込み) |
284万9,000円~352万9,000円 |
(2025年1月時点の情報です)
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』 )
シエンタと同じくハイブリッドモデルのラインアップがある
フリードには、1.5Lエンジンを搭載したガソリンエンジンモデルと1.5Lエンジンにe:HEVを組み合わせた2種類のパワートレーンを設定しています。
ハイブリッドモデルの1.5Lエンジンは、先代モデルよりも燃焼の効率化やフリクションの低減を図り、最大熱効率40%以上を実現しました。これにより、走行性能と優れた燃費性能を両立させているのが特徴です。
ガソリンモデル |
燃費(WLTCモード) |
14.4km/L~16.5km/L |
ハイブリッドモデル |
燃費(WLTCモード) |
21.1km/L~25.6km/L |
(2025年1月時点の情報です)
シエンタのガソリンモデルが18.3km/L~18.4km/L、ハイブリッドモデルが25.3km/L~28.8km/Lであることから見ても、燃費性能はシエンタのほうが圧倒的に優れているといえます。
ハイブリッド・ガソリンの両モデルにホンダ独自のリアルタイムAWDを設定し、天候や雪上走行に左右されない、安定したドライビングが実現されました。
まとめ
シエンタは長きにわたり愛されてきたことで、進化してきました。しかし、ボディサイズは国内で最も扱いやすいサイズとされる、5ナンバーである点は不変です。
現行型ではハイブリッドもガソリン車も低燃費が特徴ですが、先代のハイブリッドでも十分満足のいく環境性能となっています。予算や用途に応じて現行型と先代を比較するだけでなく、ホンダフリードのようなライバル車もあわせて検討しましょう。
▼ライタープロフィール
松田 莉乃
過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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