「ハスラーは軽じゃない」と感じる3つの魅力!クロスビーとの違いも解説
スズキのハスラーは、軽自動車の常識を覆す魅力的な車として、注目を集めています。軽自動車の基準ギリギリのサイズを実現し、SUVのような力強さと機能性を備えているのが特徴です。
似たような外観を持つクロスビーとの違いは、何なのでしょうか。軽自動車と普通車の境界線を曖昧にするハスラーの魅力と、選ぶ際のポイントを徹底的に解説していきます。
※目次※
3.軽自動車と普通車の違いは?もはや軽じゃないハスラーとクロスビーで分析
5.もはや軽じゃないハスラー以外の選択肢!スズキのラインアップとは
・ハスラーは軽自動車の規格ギリギリのサイズを活用し、軽自動車の枠を超えた特徴を持つ。
・ハスラーとクロスビーは似ているが、内装や燃費性能、走行性能において、それぞれ独自の特徴がある。
・ハスラー購入時には、グレード別の特徴やオプション選択、試乗などのポイントを押さえることが大切。
もはや軽じゃない!ハスラーの特徴
ハスラーは、SUVブームを捉えたデザインと機能性を備え、軽自動車らしくない走行性能と乗り心地を実現しています。その軽自動車らしからぬ性能は、多くのユーザーから「軽じゃない」と評されるほどです。まずは、ハスラーの具体的な特徴を見ていきましょう。
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
ハスラーは軽じゃない?軽自動車の基準ギリギリサイズを実現
スズキのハスラーは、軽自動車の枠を最大限に活用した車両で、軽自動車の規格ギリギリのサイズを実現しています。
【現在の軽自動車の規格】
・排気量:660cc以下
・長さ:3,400mm以下
・幅:1,480mm以下
・高さ:2,000mm以下
【ハスラーのスペック】
・排気量:657cc~658cc
・長さ:3,395mm
・幅:1,475mm
・高さ:1,680mm
この大胆なサイズ設計により、ハスラーは軽自動車でありながら、広々とした室内空間を確保しています。特に、ホイールベースを旧型より35mm延長したことで、前席と後席の座席間距離も広がりました。
さらに、スクエアなフォルムの採用で頭上空間も確保し、軽自動車とは思えない開放感を実現しています。ハスラーは、軽自動車の基準ギリギリのサイズを巧みに活用し、広々とした室内空間と個性的なデザインを両立させている一台です。
ハスラーは軽じゃない?SUVブームを捉えたデザインと機能性
ハスラーは、SUVブームを巧みに捉えたデザインと機能性で注目を集めています。その特徴は、以下の通りです。
デザイン・機能 |
特徴 |
エクステリア |
・大きく張り出したフェンダーアーチモール ・スキッドプレート |
インテリア |
・水平基調のデザイン ・インパネシフトの採用 |
機能面 |
・フルタイム4WDシステム ・ヒルディセントコントロール ・マイルドハイブリッドシステム |
これらの特徴により、ハスラーはSUVのデザインと機能性を兼ね備えつつ、軽自動車ならではの経済性も実現しています。まさに、時代を捉えた車といえるでしょう。
ハスラーは軽じゃない?軽自動車らしくない走行性能と乗り心地
ハスラーの走行性能は、軽自動車の常識を覆すほど優れています。
・駆動力配分4WDシステムによる卓越した走破性
・大径タイヤと180mmの最低地上高
・グリップコントロールとヒルディセントコントロール
・ターボ車に特徴的な「パワーモード」
これらの機能により、ハスラーは雪道や坂道、悪路でも安定した走行が可能です。乗り心地も良好で、長距離ドライブでも疲れにくいでしょう。
ハスラーはもはや軽じゃない?クロスビーとの比較
ハスラーとクロスビーは、一見似ているようで実は大きく異なる2台の車です。外観デザイン、内装と居住性、そして燃費性能と走行性能の3つの観点から、両車の特徴を詳しく比較していきます。
軽自動車のハスラーと普通車のクロスビー、それぞれの魅力や個性がどのように表現されているのか、具体的に見ていきましょう。
もはや軽じゃないハスラーとクロスビーの外観デザインの比較
ハスラーとクロスビーの外観デザインは、似ている部分と異なる部分が巧みに組み合わされています。両車種の共通点は、以下の通りです。
・丸みを帯びたスクエアなボディフォルム
・親しみやすい印象
・ヘッドランプやテールランプの形状
一方、相違点も明確に存在します。
車種 |
フロントグリル |
サイドビュー |
リアデザイン |
ハスラー |
メッキを施した水平基調のデザイン |
コンパクトな印象 |
コンパクトでキュートな印象 |
クロスビー |
より大きく、力強さを強調したデザイン |
より長く、ワゴン的な要素 |
より大きく、実用性を感じさせるデザイン |
ハスラーとクロスビーは、基本的なデザイン哲学を共有しつつ、それぞれの個性を明確に表現しています。
もはや軽じゃないハスラーとクロスビーの内装と居住性の違い
ハスラーとクロスビーの内装と居住性は、それぞれの特徴を生かした設計となっています。
車種 |
室内空間 |
シートアレンジ |
収納スペース |
ハスラー |
・コンパクトながら効率的な空間活用 ・開放感のある室内 |
リアシートの前後スライドで荷室容量と後席居住性のバランス調整可能 |
多数の小物入れで使い勝手を追求 |
クロスビー |
・より広々とした室内空間 ・後席の足元にゆとり |
後席を左右独立で倒せて、より自由度の高い荷室アレンジが可能 |
より大容量の収納スペースを確保 |
両車とも、それぞれのコンセプトに合わせた内装と居住性を実現しており、用途や好みに応じて選択できる点が魅力です。
もはや軽じゃないハスラーとクロスビーの燃費性能と走行性能の比較
ハスラーとクロスビーの燃費性能と走行性能には、以下のような違いがあります。
車種 |
燃費性能(WLTCモード) |
走行性能 |
ハスラー |
20.8km/L~25.0km/L |
・軽量ボディを生かした軽快な走り ・ターボモデルは最高出力64PS |
クロスビー |
17.0km/L~18.2km/L |
・より安定感のある走行 ・高速走行時の安定性に優れる |
それぞれの車格に応じた優れた燃費性能と走行性能を備えており、用途や好みに合わせて選択できるのが魅力です。ハスラーは軽自動車ならではの低燃費と軽快さ、クロスビーはより安定感のある走りが特徴となっています。
また、両車とも4WDモデルがあり、悪路や雪道での走破性も良好です。
軽自動車と普通車の違いは?もはや軽じゃないハスラーとクロスビーで分析
軽自動車と普通車には、それぞれ特徴があります。税金・維持費・走行性能・安全性・家族での使用における利便性など、さまざまな観点から両者を比較することで、ハスラーが軽自動車でありながら普通車に引けを取らない魅力を持つことが分かります。
もはや軽じゃないハスラー!軽自動車と普通車の税金と維持費の比較
軽自動車と普通車の税金や維持費には、以下のような大きな差があります。
車種 |
税金 |
車検費用 |
軽自動車 |
軽自動車税種別割: 年間約1万800円 |
2年ごとに5万円~7万円程度 |
普通車 |
自動車税種別割: 年間2万5,000円(クロスビーの場合) |
3年目以降2年ごとに10万円~15万円程度 |
保険料は、軽自動車のほうが安いのが一般的です。これらの差は、長期的に見ると大きな金額の違いになります。特に税金と車検費用の差は顕著で、軽自動車のほうが維持費を抑えられる傾向です。
もはや軽じゃないハスラー!軽自動車と普通車の走行性能と安全性の違い
軽自動車と普通車の走行性能と安全性には、以下のような違いがあります。
車種 |
安全性 |
走行性能 |
軽自動車 |
車体が軽く、衝突時の衝撃が大きくなる傾向 |
・小回りが利く ・加速力や高速安定性で劣る |
普通車 |
車体が重く、衝撃を吸収しやすい |
・加速力や高速安定性に優れる |
また、最新の安全技術は両者とも進歩しており、横滑り防止装置や自動ブレーキなどが標準装備になっている傾向です。近年では、軽自動車でもターボエンジン搭載モデルが増加しており、性能が向上しています
上記より、街乗り中心の使用ならハスラーでも十分な性能を発揮しますが、高速走行や長距離ドライブが多い場合はクロスビーのほうが適しているでしょう。
もはや軽じゃないハスラー!軽自動車と普通車の利便性
家族での使用における軽自動車と普通車の利便性は、以下のように比較できます。
【軽自動車のメリット】
・狭い道路や駐車場での取り回しが容易
・日常的な用途に適している(子どもの送迎、買い物など)
・最近のモデルは室内空間が工夫されている
【普通車のメリット】
・長距離ドライブや家族旅行に適している
・荷物をたくさん積める
・チャイルドシートの設置や大人数での乗車に余裕がある
ハスラーは、軽自動車ながらも、広々とした室内空間を持つモデルです。日常的な使用が中心なら軽自動車、長距離や大人数での移動が多いなら普通車が適しているでしょう。
もはや軽じゃないハスラーを購入する際のポイント
ハスラーは、軽自動車でありながら、普通車に匹敵する魅力を持つモデルです。購入を検討する際は、グレードやオプション、試乗時のチェックポイント、中古車選びの注意点など、いくつかの重要な要素があります。
ここでは、ハスラー購入時に押さえるべきポイントを見ていきましょう。
もはや軽じゃないハスラーのグレード別の特徴と価格帯
ハスラーのグレード別特徴と価格帯は、以下の通りです。
グレード |
特徴 |
価格 |
HYBRID G |
安全装備が充実、コストパフォーマンスに優れる |
2WD 約152万円 4WD 約165万円 |
HYBRID Gターボ |
コスパとパワフルな走りを両立 |
2WD 約160万円 4WD 約173万円 |
HYBRID X |
LEDヘッドランプ、アルミホイール、本革巻きステアリングなど装備が充実 |
2WD 約167万円 4WD 約180万円 |
HYBRID Xターボ |
ターボエンジン搭載でパワフルな走り |
2WD 約175万円 4WD 約188万円 |
タフワイルド |
SUVテイストを強調したデザイン |
2WD 約176万円 4WD 約190万円 |
タフワイルドターボ |
力強い走行でよりSUVテイストを強調 |
2WD 約184万円 4WD 約197万円 |
(※2024年10月現在。価格はいずれも2トーンカラー仕様ではない場合)
各グレードは、装備や性能の違いに応じて価格が設定されており、ユーザーのニーズや予算に合わせて選択できるようになっています。
もはや軽じゃないハスラーのオプション選択のポイント
ハスラーのオプション選択は、車の個性を引き立てる重要なポイントです。人気の高いオプションには、以下のようなものがあります。
・全方位モニター付きナビゲーション
・デカールセット(外観カスタマイズ)
・LEDルームランプ
・レザー調シートカバー
一方、ボディコーティングやドライブレコーダーは社外品で対応可能です。ターボエンジンや4WDシステムは、使用環境や予算に応じて慎重に選択しましょう。
オプション選びは、自分のライフスタイルや優先順位を考慮し、後悔のない選択をすることが大切です。純正オプションと社外品のバランスを考えながら、最適な組み合わせを見つけましょう。
もはや軽じゃないハスラーの試乗時のチェックポイント
ハスラーの試乗時の、主なチェックポイントは以下の通りです。
・走行時の揺れや振動
・シートの座り心地とポジション設定
・静粛性(エンジン音やロードノイズ)
現行ハスラーは、新プラットフォーム採用によるボディ剛性向上や、サスペンションのチューニング、遮音材の改良による静粛性向上などが特徴です。
これらのポイントを意識しながら試乗することで、ハスラーが自分に合っているか判断できるでしょう。特に乗り心地や静粛性は、ハスラーの特徴的な点なので、重点的にチェックするとよいでしょう。
もはや軽じゃないハスラーの中古車購入時の注意点
中古のハスラーを購入する際は、以下の点に注意が必要です。
・エンジンとエアコンの状態確認
・車体のチェック:フレームのゆがみ、下回りのサビや損傷
・リコール修理の確認:過去にリコールがあった生産期間の車両の場合
・その他のチェックポイント:エンジンルームの異音やオイル漏れ、車体のゆがみや修復歴
中古車購入のメリットとしては、新車価格よりも安く購入できる点や、初期不良のリスクが低いことが挙げられます。これらの点を十分にチェックすることで、納得のいく中古ハスラーを手に入れられるでしょう。
もはや軽じゃないハスラー以外の選択肢!スズキのラインアップとは
軽自動車のハスラーが普通車のような魅力を持つ一方で、スズキには他にも多様な選択肢があります。それぞれの車種が持つ特徴や、ハスラーとの違いを理解することで、より自分のニーズに合った車選びが可能になるでしょう。
最後に、スズキの代表的なモデルを、軽自動車・コンパクトカー・家族向けの3つのカテゴリーに分けて紹介します。
もはや軽じゃないハスラー!軽自動車カテゴリーの他モデル
スズキの軽自動車ラインアップには、ハスラー以外にも魅力的なモデルがあります。
【ファミリー向け】
・スペーシア:広々とした室内空間とスライドドア
・ワゴンR スマイル:スペーシアより低い全高で運転しやすい
【アウトドア派向け】
・エブリイワゴン:広い荷室空間で大量の荷物を積載可能
これらのモデルは、実用性を重視しているのが特徴です。一方、ハスラーはSUVテイストのデザインと走行性能を兼ね備え、個性的な魅力を放っています。
いずれも中古車市場でも人気があり、手頃な価格で購入可能です。用途や好みに応じて、最適なモデルを選択しましょう。
もはや軽じゃないハスラー!コンパクトカーカテゴリーの選択肢
スズキのコンパクトカーラインアップは、多様なニーズに応える魅力的なモデルで構成されています。
・スイフト:新エンジンと新CVTによる優れた走行性能と燃費性能
・スイフトスポーツ:直噴ターボエンジン搭載のスポーツモデル
・ソリオ:広い室内と荷室を両立した家族向けモデル
・クロスビー:遊び心あふれるデザインのコンパクトSUV
・ジムニーシエラ:本格的なオフロード性能を持つモデル
ハスラーと比較すると、これらのモデルはより広い室内空間や高い走行性能を備えていますが、税金や維持費は高くなります。個々のライフスタイルや予算に合わせて、最適なモデルを選択することが重要です。
もはや軽じゃないハスラー!家族向けモデルの特徴と選び方
スズキの家族向けモデルとして、代表的なものには以下があります。
・ソリオ:コンパクトな車体ながら広々とした室内空間を実現
・S-CROSS:高い走行性能と荷室の広さを両立したSUVタイプ
これらのモデルは、電動スライドドアや低床設計により、子どもの乗り降りも容易でしょう。また、燃費性能や安全性能も充実しており、家計に優しく利用できます。
選び方のポイントとしては、家族構成や使用目的を明確にすることが重要です。子育て世代なら、チャイルドシートの装着のしやすさや室内の清掃性も考慮しましょう。
将来的な家族の成長も見据えて、長く使える車選びが大切です。実際の使い勝手を確認するため、試乗も積極的に活用するとよいでしょう。
まとめ
ハスラーは、軽自動車の枠を超えた魅力を持つ車両です。SUVライクなデザインと機能性、優れた走行性能が特徴です。
クロスビーとの比較や、軽自動車と普通車のメリット・デメリットを考慮すると、税金や維持費面でハスラーに優位性があります。
購入を検討する際は、グレードやオプション、試乗時のチェックポイントに注意しましょう。スズキの他のラインアップも含めて、比較検討することをおすすめします。
【この記事の執筆者】
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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