ジムニーロングの日本発売予定時期とは?海外仕様の5ドアモデルの特徴を解説
スズキの人気オフローダー「ジムニー」に、待望の5ドアモデル「ジムニーロング」が登場するという噂が広がっています。コンパクトながら高い走破性を誇る3ドアモデルに対し、より実用性を高めた5ドアモデルはどのような特徴を持つのでしょうか。
この記事では、ジムニーロング(5ドア)発売日がいつ頃になるのか、そして3ドアモデルとの違いなどを解説します。すでに5ドアモデルが販売されているインド仕様の特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ジムニーのロングバージョンである5ドアモデルは、2024年12月以降に発売される可能性がある。
・ホイールベースの延長により、ジムニーロングの室内空間に余裕が生まれ、後部座席や荷室がより実用的になっている。
・5ドアモデルは、3ドアのジムニーシエラと同等レベルの走破性を確保している。
ジムニーロング(5ドア)の日本発売日と価格予想
ジムニーロングは、日本での登場が待ち遠しいファンも多いことでしょう。ここでは、この新型モデルの発売時期について触れつつ、3ドアモデルのジムニーシエラの販売価格を指標にしてジムニーロングの価格帯を予測します。購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
想定されるジムニーロングの日本発売時期
ジムニーロングの日本発売時期について、多くのファンが首を長くして待っていることでしょう。2024年9月時点においてスズキからの公式発表はありませんが、早ければ2024年12月に発売されると言われています。(2024年9月時点の情報です)
ジムニーロングはすでに日本での型式認定を取得していると見られており、特許庁への意匠登録も完了しているようです。意匠登録された画像では、左側のドアミラーにサイドアンダーミラーを装備しているため、日本仕様であることがうかがえます。
ただし、現行モデルの納期が長期化している点は懸念材料です。新モデル導入でさらに待機期間が延びる可能性もあるため、購入を検討している方は早めの情報収集をおすすめします。
予想される価格帯と競合車との比較
ジムニーロングの価格帯は、現在販売されている3ドアモデルのジムニーシエラより高くなることが考えられます。ジムニーシエラの価格が約200万円からであることを踏まえると、ロングバージョンとなる5ドアモデルは20万円~30万円ほど高く設定されるでしょう。
競合車との比較では、トヨタ・ライズやダイハツ・ロッキーなどのコンパクトSUVが挙げられます。これらの車両価格は約170万円~230万円程度ですが、ジムニーロングはやや高めの価格帯に位置すると考えられます。(2024年9月時点の情報です)
ただし、ジムニーロングは本格的な4WDシステムを搭載し、優れた悪路走破性を誇ります。これは、街乗り主体の競合車には見られない特徴です。性能面での優位性を考慮すると、やや高めの価格設定にも納得できるでしょう。
ジムニーロング(5ドア)の外観とサイズ
ジムニーロングの外観とサイズは、3ドアモデルから大きく異なります。車体寸法がどの程度拡大するのか知りたい方もいるでしょう。
ここでは、インド仕様のボディサイズの情報をもとに、3ドアモデルと比較しつつ解説します。また、5ドア化による利点と使用シーンについても必見です。
ジムニーロングのエクステリアデザイン
ジムニーロングは、3ドアモデルをベースに大胆な変更を加えた5ドア仕様です。リアドアの追加により、サイドウィンドウが3分割されている点は、ジムニーシエラと異なる点と言えます。
ロングホイールベース化により、リアタイヤの位置が後方に移動している点も特徴のひとつです。
また、フロントグリルなどのデザインは3ドアモデルを踏襲しています。このような点は、日本仕様においても大きな変更はないと考えられるでしょう。ジープを彷彿とさせるデザインは、高いリセールバリューを期待できそうです。
3ドアモデルとのサイズ比較
海外で販売されているジムニーロングは3ドアモデルのジムニーシエラと比較して、全長が435mm、ホイールベースは340mm長くなっています。全幅は1,645mmで3ドアと同じですが、全高は1,720mmと10mm低い仕様です。(2024年9月時点の情報です)
室内空間は大幅に拡大し、特に後部座席の快適性が向上しました。荷室容量も増加し、アウトドア用品や大型の荷物も余裕を持って積載できるでしょう。直立したAピラーやフラットなボンネットにより、優れた視界も確保されています。
5ドアモデルの利点と使用シーン
ジムニーロングの5ドア化は、従来の3ドアモデルの魅力を損なうことなく、実用性を大幅に向上させました。後席の足元空間が広がり、長距離ドライブでも快適に過ごせるでしょう。
荷室長も拡大され、アウトドア用品や大型の荷物も余裕を持って積載可能になりました。これにより、家族でのキャンプや釣り旅行など、アクティブなライフスタイルをより楽しめるようになります。
さらに、ホイールベースの拡大は、乗り心地の向上にも貢献しています。車両の前後の揺れが抑制され、後輪の接地性も向上したことで、高い走行安定性を感じられるでしょう。これらの特徴は、ファミリーカーとしての魅力を大きく高めています。
ジムニーロング(5ドア)のエンジンとトランスミッション
ジムニーロングのパワートレインは、その走行性能と環境性能を左右する重要な要素です。搭載が想定されるエンジンのスペックや特徴、トランスミッションの種類について詳しく見ていきましょう。3ドアモデルとの動力性能の違いについても触れるので、ぜひ御覧ください。
搭載エンジンのスペックと特徴
インド仕様のジムニーには、3ドアモデルのジムニーシエラと同じく、1.5Lガソリンエンジンが搭載されているようです。
ジムニーシエラのエンジンは、最高出力75kW(102PS)6,000rpm、最大トルク130N・m(13.3kg・m)4,000rpmを発揮し、低速域からのパワフルな加速と高い環境性能を両立している点が特徴です。日本においても5ドアには同型式のエンジンを搭載する可能性が高いでしょう。(2024年9月時点の情報です)
ただし、車体サイズのアップによる車両重量の増加は避けられないため、同スペックのエンジンを搭載するとなるとジムニーシエラよりも加速感は弱く感じるかもしれません。
トランスミッションの種類と性能
インド向けのジムニーロングのトランスミッションには、5速MTと4速ATの2種類が用意されています。
5速MTは、ダイレクト感のある走りが好きな方におすすめです。一方、4速ATは、スムーズな変速が特徴で、握りやすいシフトレバーと見やすいインジケーターにより、快適な運転をサポートします。
ジムニーの5ドアモデルには、ジムニーシエラと同様にパートタイム4WDシステムが採用されるでしょう。ジムニーのパートタイム4WDは、2H(2WD)、4H(4WD高速)、4L(4WD低速)の3モードを備えており、路面状況に応じて切り替えが可能です。
3ドアモデルとの動力性能比較
ジムニーロングと3ドアモデルの動力性能を比較すると、エンジンは同じK15B型1.5Lを搭載されることが予測されるため、基本的な出力特性に大きな違いはありません。
しかし、車体の大きさと重量の違いにより、加速性能にはわずかな差が生じる可能性があります。一方で、重量増加により、より安定感のある走りが期待できるでしょう。
オフロード性能に関しては、ホイールベースが延長されたことで、急な斜面での走破性に若干の影響が出る可能性があります。しかし、アプローチアングルやデパーチャーアングルは3ドアモデルと同等になりそうなので、本格的なオフロード走行も楽しめるでしょう。
ジムニーロング(5ドア)の室内空間と装備
ジムニーロングの内装は、3ドアモデルから進化を遂げています。室内空間の拡大により、居住性や収納力が向上していることが考えられます。ここではジムニーロングの室内空間の特徴について、インテリアデザインや装備などの注目すべきポイントに触れつつ解説します。
5ドア化によってもたらされた実用性の向上と、乗る人の快適性に焦点を当てて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
5ドアモデルの室内空間と収納力
ジムニーロングの乗車定員は、ジムニーシエラと同じく4名となるでしょう。室内空間は、ホイールベースが長くなったことから、ジムニーシエラと比べて広々としていることが容易に想像できます。
特に、後部座席では前後方向のスペースに余裕が生まれ、より快適に過ごせそうです。インド仕様においては、5ドアモデルの後部座席に専用の内装とリアシートを設定しています。
また、リアシートを畳んだ状態の荷室は3ドアモデルよりも広いため、さらに多くの荷物を積載できます。奥行きが拡大されていることもあり、より実用的になったと言えるでしょう。
インテリアデザインと装備の特徴
インド仕様のジムニーロングのインテリアは、3ドアのジムニーシエラのデザインと大きな違いはありません。内装は、機能性・操作性を優先した設計です。ダッシュボードには、視認性に優れた大型マルチインフォメーションディスプレイを採用し、運転中でも必要な情報を瞬時に確認できます。
日本に導入される場合でも、フルオートエアコンや運転席・助手席シートヒーターなどの快適装備がしっかり備わるでしょう。
ジムニーロング(5ドア)の燃費性能と環境性能
ジムニーロングの燃費性能と環境性能は、ジムニーが好きな方にとっても気になるポイントです。
ここでは、5ドアモデルの特性を考慮しつつ、3ドアモデルとの比較や予想される燃費性能、さらにはエコカー減税適用の可能性など幅広い観点から解説します。
予想される燃費性能
ジムニーロングと3ドアモデルの燃費を比較すると、車体の大きさや重量の違いから若干の差が生じます。5ドアモデルは車体が長くなり、重量も増加することが考えられるため、3ドアモデルと比べてやや燃費が悪化するでしょう。
現在販売されている3ドアのジムニーシエラの場合、カタログ燃費(WLTCモード燃費)は4ATが14.3km/Lで、5MTが15.4km/Lです。5ドアモデルでは、これよりも数%落ちることが想定されます。
エコカー減税適用の可能性
ジムニーロングのエコカー減税適用については、現時点で確定的な情報がありません。しかし、3ドアモデルの例を見ると、適用される可能性は低いと予想されます。これは、ジムニーの特性上、燃費性能や排出ガス基準が厳しいエコカー減税の要件を満たすことが難しいためです。
仮に減税の適用外となった場合、自動車税種別割や自動車重量税の負担が大きくなる点に注意が必要です。ただし、スズキは環境技術の向上に努めているため、日本仕様が発表された場合は最新情報の確認をおすすめします。
まとめ
ジムニーロングの日本発売は2024年12月以降と予想されており、価格は現在販売中のジムニーシエラより30万円前後高くなると見込まれています。ジムニーロングの外観は3ドア版を延長したデザインで、インドで販売されているモデルの全長は3,985mmに拡大されている点が特徴です。
同様の規格であればエンジンには1.5L直4ガソリンを搭載し、トランスミッションにはMTとATが設定されるでしょう。室内においては後部座席の居住性を向上させています。より実用的な仕様になり、ファミリー層にも受け入れられやすくなって登場することが期待できます。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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