ハスラーの納期はいつ?目安や早期納車を目指すためにできること
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、日常生活を一変させただけでなく、自動車業界にも大きな影響を与えました。新型コロナ感染症の拡大は落ち着いたとされていますが、新車の納期が従来に比べ長い傾向が続いています。
街乗りとアウトドアユースを両立させたハスラーは人気の軽自動車ですが、ハスラーの納車はどれほどの期間必要なのでしょうか。
この記事では、ハスラーの新車納期、長い納期を短くするポイントを紹介します。最後まで読むことで、自分好みのハスラーに最短で乗る方法を把握できるでしょう。
※目次※
・ハスラーの新車納期は、ラパンやクロスビーよりも長い傾向
・納期を短縮するには、キャンセル車や展示車、人気グレードを狙うのがおすすめ
・中古車市場にはさまざまなグレード、カラー、年式のハスラーがある。短い納期で乗りたいのであれば中古車も検討しよう
ハスラーの納期は何か月待ち?
世界的に流行した新型コロナウイルス感染症は、人々の生活を一変させました。自動車業界も大きな影響を受け、国内自動車メーカーは納期の延長を余儀なくされています。
では、人気車種のハスラーはどれほどの納期がかかるのでしょうか。ハスラーは、その人気がゆえにもともと新車の納期が遅いことで知られていました。まずは、ハスラーの概要と併せて納期の目安をチェックしていきましょう。
2014年に登場した軽クロスオーバー
2014年1月にデビューした初代ハスラーの開発コンセプトは「海・山・街、アクティブスタイルに似合う軽クロスオーバー」です。
アウトドアを趣味とする方、悪路走破性を求める方、軽自動車らしい使い勝手の良さを求める方向けに開発されました。これまでになかった、軽クロスオーバーと呼ばれる新たなジャンルです。
ハスラーの個性的なデザインは、ターゲットユーザーに近い好みを持つ人をメインに行われました。車内外から車と過ごす楽しさを感じられる車として評価され、2014年度グッドデザイン賞を受賞した実績もあります。
現行モデルは2020年に登場した2代目
2代目ハスラーは、ユーザーのライフスタイルに対応しながらも、心踊るような車を目指して開発されました。
スクエア基調のフロントグリル、丸型ヘッドランプなど個性的なエクステリアデザインはそのままに、ピラーの存在感を際立たせたことでSUVらしい力強さをアップさせています。
車に乗り込んでもドライバーの心をくすぐる工夫が施されました。インストルメントパネルの3連インパネカラーガーニッシュは、上下をバーで挟むデザインとしたことで力強さを表現しています。
納期の目安は半年から8か月程度
2023年6月時点の情報によると、スズキの新車納期は短い車種でも1か月~4か月、長い車種だと2年という目安です。
ハスラーは、納車まで半年~8か月と予測されています。ハスラーと比較されやすいラパンの納期は2か月~3か月、クロスビーは5か月~6か月です。このように、ハスラーは他の車種よりも長い納期を待たなくてはならないことが分かります。
これらの納期は目安です。ディーラーや問い合わせるタイミングによって変わります。最新情報を手に入れたいのであれば、最寄りのディーラーに直接問い合わせるのがおすすめです。
ハスラーの納期が遅くなる原因は?
スズキだけでなく、各自動車メーカーの新車納期が通常よりも長引いています。新車の納期が通常よりも遅れているのは、人気車種であること、使用部品が不足していることが原因です。ここではハスラーの納期が長い理由を解説します。
人気車種であるため
ハスラーは、軽自動車の良さとSUVを融合させた新ジャンルの車です。一般社団法人 全国軽自動車協会連合会が発表した情報によると、2023年9月には9,011台を販売し、販売台数4位にランクインしました。
2代目にモデルチェンジしたことで室内空間はさらに拡大し、実用性もアップしています。魅力を感じる人が多く人気も集まったことから、注文台数が増えたのでしょう。注文台数が生産台数を上回ると、バックオーダー(入荷待ち)しなくてはなりません。
スズキは、バックオーダー数を国内で約20万台、インド市場では約30万台抱えていたという情報もあります。通常納期に戻るには、バックオーダーの解消が欠かせません。
使用する部品が不足しているため
新型コロナウイルス感染症の感染者増加に伴い、在宅勤務など家で過ごすのに必要なパソコンをはじめとした電気機器の需要が急増しました。
電気機器の多くには半導体が使われていますが、半導体の生産が追い付かずに不足してしまいます。車も半導体を必要とするもののひとつです。半導体を入手できないことから、各自動車メーカーの生産に大きな影響を与えています。
新型コロナウイルス感染症により、中国ではロックダウンも行われました。ロックダウンされたことで中国国内工場から部品調達ができず、生産量が減少した要因もあります。
ハスラーの納期を短くするポイントは?
ディーラーから伝えられる納期は、あくまでも目安です。部品調達で不具合が生じるなどが起きれば生産ラインの稼働停止も考えられます。稼働停止期間によっては、納期が延期されることもあるでしょう。ここでは、待ち遠しい新車を少しでも早く納車してもらうポイントを紹介します。
人気の色やグレードにする
ディーラーは、人気カラーや注文が集中するグレードを見込み、メーカーへあらかじめ多く発注するケースがあります。在庫があれば、早い納車が可能です。
ツートンカラーのある車は、納期が長くなる傾向にあります。その理由は、一般的に生産工場はモノトーン用に作られているためです。ツートンカラーの2色目を塗るための工程を組み込む分、単色に比べどうしても時間がかかります。
メーカーオプションも納期に影響するポイントです。注文するメーカーオプションが多いほど作業工程が長くなり、長い期間待たなくてはなりません。
キャンセルされた車を狙う
新車を購入する人の中には、長い納期を待てずに注文後にキャンセルする人もいます。どのタイミングでキャンセルが発生するかは決まっていないため、担当者に「キャンセル車が出たら連絡が欲しい」と伝えましょう。
キャンセル車は、ボディカラー・グレード・メーカーオプションが選べません。自分の条件に合う場合は、最初から注文するより早く納車してもらえます。ただし、細かい点までこだわりたい方には不向きな方法といえます。
展示車を購入する
ディーラーにはさまざまな車が展示されています。展示を目的とした車ですが、購入も可能です。しかし、展示車はディーラーの商売道具ともいえます。展示を終えるタイミングなどを狙わなければ、購入は困難です。
運良く展示車を購入できれば、時間的なメリットが得られます。また、新車にもかかわらず短い期間で納車が可能です。展示車には、メーカーオプション装着車、上級グレードのケースもあります。まずは最寄りのディーラーに確認しましょう。
複数のディーラー店舗で確認してみる
新車の納期は、ディーラーの店舗ごとに異なるのが特徴です。1店舗目では数か月単位の納期を伝えられたとしても、他の店舗が在庫を抱えていることがあります。2店舗以上に納期を確認するのがおすすめです。
受注状況もディーラーの店舗ごとに異なります。新車納期を確認すると同時に、それぞれの店舗でキャンセル待ち車両や展示車の購入についても相談しましょう。
ハスラーの納期を短くするなら中古車購入がおすすめ!
「車検が切れるから少しでも早く買い替えたい」「ハスラー以外に欲しい車がない」という方は中古車も選択肢に入れましょう。中古車であれば、短い納期でお得に購入が可能です。
ここでは、中古車ならではのメリットとともに、中古車販売店「ネクステージ」におけるハスラーの中古車相場を紹介します。
中古車は在庫があるから納車が早い
中古車の場合、中古車販売店に現車があるため、新車のような長い納期を待つ必要がありません。ハスラーは、スズキの中でも人気の高い車のひとつです。人気車種ほど中古車市場にも多く在庫が流通します。
質にもこだわりたい方には、届出済未使用車がおすすめです。届出済未使用車はナンバーを取得したのみで、誰も使用していません。メーカーオプション装着車や人気カラーの中古車も流通する場合があります。
初代なら100万円以下の車両も多い
下記はネクステージで販売する、ハスラーの中古車相場一覧です。低予算でハスラーを購入したい方には、100万円を下回る初代モデルをおすすめします。
モデル |
中古車相場(税込み) |
初代 |
37万5,000円~169万9,000円 |
2代目 |
109万9,000円~209万9,000円 |
(2023年11月時点の情報です)
100万円以下の中古車には、走行距離1万kmに満たないものもあります。中古車の在庫は流動的なため、気になる車があったら早めにチェックしましょう。
PR100万円以下のハスラー
77.9 万円

Gターボセットオプション装着車
スズキセーフティサポート 禁煙車 スマートキー シートヒーター HIDヘッドライト オートライト CD再生 オートエアコン アイドリングストップ 電動格納ドアミラー プライバシーガラス 横滑り防止装置
79.9 万円

G
禁煙車 CDオーディオ 衝突軽減 誤発進抑制機能 運転席シートヒーター キーレスプッシュスタート オートエアコン アイドリングストップ機能 電動格納ミラー
99.9 万円

JスタイルII
全方位モニター用カメラ メーカー純正ナビ ハーフレザーシート ETC ドライブレコーダー 衝突被害軽減システム レーンアシスト 前席シートヒーター
94.9 万円

G
衝突軽減装置 ナビ 禁煙車 スマートキー シートヒーター ETC フルセグ Bluetooth 誤発進抑制機能 横滑り防止 盗難防止装置 アイドリングストップ ベンチシート
69.9 万円

G
セーフティサポート ナビゲーション バックカメラ シートヒーター スマートキー ドラレコ オートエアコン アイドリングストップ 盗難防止システム
84.9 万円

G
5速MT 運転席シートヒーター 禁煙車 キーレス アイドリングストップ オートエアコン 電動格納ミラー 盗難防止システム CD再生 衝突安全ボディ ドアバイザー 運転席助手席エアバック
69.9 万円

Fリミテッド セットオプション装着車
デュアルカメラブレーキサポート 純正ナビ シートヒーター HIDヘッドライト ETC Bluetooth CD/DVD再生 オートエアコン オートライト スマートキー 電動格納ミラー 横滑り防止装置
95.9 万円

G
禁煙車 純正ナビ レーダーブレーキサポート Bluetooth フルセグ シートヒーター スマートキー オートエアコン アイドリングストップ 電動格納ミラー CD/DVD再生 盗難防止装置
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※価格は支払総額
ハスラーの初代と2代目の違い
2代目へとモデルチェンジされたハスラーは、初代モデルとどのような違いがあるのでしょうか。初代モデルから現行モデルへのモデルチェンジを機に、廃止された要素もあります。初代モデルも購入の選択肢に入れている方は、違いをチェックしましょう。
初代ハスラーの特徴
初代モデルには、ワゴンRのプラットフォームが流用されました。Aピラーを立てた設計としたことで、乗員の頭上にはゆとりある空間が確保されています。
エンジンは、NAエンジンとターボ付きエンジンの2種類です。トランスミッションはCVTの他、5速MTも選択できました。フルモデルチェンジを機にCVTに統一されたため、5速MT仕様は貴重な存在といえます。
テーブル機能付きインパネボックスの採用、フルフラット可能なシートアレンジなどアウトドアユーザーにもうれしい機能が備わった車です。
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2代目ハスラーの特徴
2代目には、新開発のNAエンジンが搭載されました。このエンジンは、実走行での使用頻度が多い低速域から中速域における燃費性能、軽やかな走りを実現したエンジンです。さらなるパワーを求める方に適した、ターボエンジン搭載モデルもラインアップしています。
4WD車にはアイスバーンや未舗装路などでの走破性を高める目的で、スノーモードやグリップコントロールが採用されました。アプローチアングルやデパーチャーアングルも拡大したため、本格SUVのような走行も可能です。
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
ハスラーの現行モデルは、納車まで6か月~8か月程度かかると発表されています。ラパンは2か月~3か月程度、クロスビーは5か月~6か月程度と、ハスラーは他の車種と比べても長い傾向です。
納期を短くする方法には、キャンセル待ちを狙う、展示車を購入するなどがあります。新車にこだわらない方は、納期の短い中古車もおすすめです。中古車市場には、新車と遜色ない届出済未使用車も流通していますのでチェックしましょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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