レヴォーグの後部座席は過ごしやすい?広さや快適装備を紹介します
人を乗せつつ荷物を積み込んで長距離を移動する場合、ステーションワゴンが候補のひとつに挙がるかもしれません。スバルから販売されているレヴォーグは、ステーションワゴンの代表格といえるモデルです。
この記事では、レヴォーグの後部座席の広さに触れつつ、室内空間の特徴を解説します。内外装のデザインと特徴や乗り心地など、魅力的なポイントについても紹介するので、ぜひご一読ください。
※目次※
・スバル レヴォーグは、走行性能に優れたステーションワゴンで、レガシィツーリングワゴンの強みを引き継いだモデル。
・現行の2代目レヴォーグは、初代よりも後部座席が広くなっており、快適装備が追加されている。
・レヴォーグは内外装ともにスポーティーなデザインで、高い走行性能と安全性能を有した完成度の高い車。
スバル レヴォーグはどのような車?
レヴォーグはフルタイム4WDのステーションワゴンで、長期にわたりスバルの主力車種として人気のあったレガシィツーリングワゴンの後継車種です。スバルの強みである低重心のボクサーエンジンと、走行安定性に優れたシンメトリカルAWDにより、どこまでも走り続けたくなる気持ちにさせてくれます。
レヴォーグは「新型スポーツツアラー」として2014年6月にデビューし、約6年後の2020年10月に2代目となる現行モデルへフルモデルチェンジを果たしました。使い勝手が良くスタイリッシュなワゴンとして、これまでに確固たる地位を築いています。
レヴォーグの後部座席の広さと特徴は?
ここでは、2代目レヴォーグの室内空間や後部座席の広さ、そしてシートの特徴について解説します。空間の広さは快適性に影響を与えるため、購入前にしっかりチェックしておきたいポイントです。具体的な寸法を紹介しつつ解説するので、参考にしてください。
レヴォーグの室内空間の広さ
2代目レヴォーグの室内空間の寸法は、室内長1,900mm×室内幅1,515mm×室内高1,205mmとなっています。初代レヴォーグが2,005mm×室内幅1,490mm×室内高1,205mmですので、カタログ値において室内長は短くなっており、その差は100mm程度です。
室内幅については、25mmアップしたため、横方向には少しゆとりを感じるでしょう。室内高に関しては、先代と現行モデルで変わりません。
レヴォーグの後部座席の広さ
室内長が初代モデルよりも短くなっているため、後部座席の広さが犠牲になっているのではと気になる方もいるでしょう。
後部座席に関してはパッケージングの見直しにより、前席との距離が初代レヴォーグよりも25mm拡大しているため、足元空間に余裕が生まれています。これは、ホイールベースを20mm長くしたことが影響しているようです。
レヴォーグのシートの特徴
レヴォーグの前席には、ホールド性の高いスポーツシートが採用されています。シート形状にこだわっているため姿勢が崩れにくく、疲労を軽減している点が特徴です。シート素材についてはグレードによって異なっています。
Smart Edition EXはトリコット素材のみ使用されており、GT-H EXはトリコットとファブリックの組み合わせが標準仕様ですが、メーカーオプションとしてブラックの本革を選択可能です。
STI Sport EX/STI Sport R EXは配色がボルドーとブラック本革仕様で、それぞれBlack Interior Selectionを選ぶと、シート素材が上質な触り心地のウルトラスエードとなります。
レヴォーグの後部座席は快適?
3人以上で乗車する場合、後部座席の居住性が重要となってきます。レヴォーグの後部座席にはどのような特徴があるのか、気になるところでしょう。ここでは、レヴォーグの後部座席に備わった快適装備について解説します。
シートヒーターが標準装備されている
シートヒーターは、冬場のドライブを快適にする装備です。エアコンで防げない寒さでも、シートヒーターがあれば乗員が気持ちよく過ごせます。レヴォーグでは、運転席と助手席にシートヒーターが設定されており、全グレードに標準装備です。
また、左右の後部座席にも備わっていますが、Smart Edition EXのみ対象外となっています。オプションとしても用意されていないので、グレードを選ぶ際はしっかりとチェックしておきましょう。
後部座席にはエアコンの吹き出し口がある
レヴォーグの後部座席には、エアコンの吹き出し口が備わっており、すべての乗員が快適に過ごせるように設計されています。運転席と助手席の間にあるセンターコンソールに吹き出し口が2つあるため、左右どちらのシートに座っても問題ありません。
エアコンの吹き出し口がインパネにしかない車は、後部座席の空間が快適な温度になるまで時間を要しますが、レヴォーグではすぐに居心地が良くなります。
USBインターフェースでスマホの充電ができる
長距離ドライブする時など、移動中にスマートフォンや各種デバイスを充電したいシーンはよくあるでしょう。充電ポートが前席のみだと、後部座席の乗員は不便です。
レヴォーグの場合、前席はセンタートレイに2つのUSB電源ポートが用意されているだけでなく、後席のエアコン吹き出し口の下側にも備わっています。
Type-A(2.4A)とType-C(3.0A)の2つで、各ポートには照明が付いているため、夜間でも使用しやすい点が特徴です。
使い勝手の良いセンターアームレストもある
レヴォーグの後部座席には、シートバックの中央に格納式のアームレストが装備されています。十分に幅があるため左右の乗員それぞれが使用でき、リラックスした状態でドライブを楽しめるでしょう。
また、リアシートセンターアームレストには、カップホルダーが付いています。後部座席ではドリンクの置き場所に悩みがちですが、レヴォーグであればその心配はありません。
新型と旧型レヴォーグの後部座席の違い
旧型のレヴォーグの後部座席が気になる方もいるでしょう。初代レヴォーグには、電源ポートが設定されていたものの、後部座席の快適性は2代目に劣ります。
まず、シートヒーターが設定されていない点は、寒い地域に住んでいる方にとって気になるところです。また、エアコンの吹き出し口も用意されていません。後部座席をよく使用する場合は、2代目レヴォーグのほうが快適に過ごせるでしょう。
後部座席だけではないレヴォーグの魅力
現行モデルのレヴォーグの後部座席は快適ですが、魅力はそれだけではありません。ここでは、レヴォーグの特徴的な内外装のデザインと、乗り心地や荷室空間の特徴について解説します。また、スバル車の安全性の要となるアイサイトについても紹介するので、要チェックです。
アクティブなデザインのエクステリア
レヴォーグのエクステリアデザインに魅力を感じる方も多いでしょう。精悍な顔つきで、スポーツツアラーの名に恥じないスタイリッシュなデザインです。特徴的なのは、レヴォーグをはじめスバルのさまざまなモデルに採用されているヘキサゴングリルでしょう。
また、前後の張り出したフェンダーは、ツーリングワゴンとしての力強さを感じさせます。そして、フロントウィンドウからリアにかけて絞られたフォルムがスポーティーな印象を引き立てています。
細部までこだわりのあるインテリア
レヴォーグは、インテリアの高い質感も魅力のひとつです。D型のステアリングホイールとアルミパッドのスポーツペダルが採用され、スポーティーな印象を与えます。また、12.3インチのフル液晶メーターと、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイが先進的です。
他にもセンタートレイやドアハンドル部分に備わった白の照明や、内装の各部位に施されたステッチが室内空間のアクセントとなっており、上質な空間に仕上がっています。
揺れの少ない快適な乗り心地
遠くまで出掛ける際、疲れにくい車であればより運転に集中でき、安全性が高まります。同乗者においては、酔いにくいことが重要といえるでしょう。2代目レヴォーグは、先進の技術が取り入れられたスバルグローバルプラットフォームにより、安定した走りを実現しています。
また、ストローク量を多くし剛性を高めたサスペンションによって、スポーティーな運転を楽しめるだけでなく、揺れが少なく心地よい乗り心地を提供している点が特徴です。
使いやすく広々とした荷室空間
ステーションワゴンは積載量が多く、アウトドアや引っ越しなどさまざまな用途に使える魅力です。レヴォーグは、広いラゲッジスペースを確保しており、荷室の使い勝手にもこだわっています。
通常時の荷室容量は492Lで、フロアボードの下には69Lのサブトランクが備わっています。荷室のフロア長は1,070mmで高さは771mm、荷室開口分最大幅のが1,120mmのため、多くの荷物を積み込むことが可能です。
また、4:2:4分割式のリアシートバックにより、積載量と乗員の数に応じて効率よく室内空間を使えます。荷室には照明やポケット、トノカバーなどが装備され、サブトランク使用時にフロアボードを開けっ放しにできる固定用のフックが便利です。
交通事故に備えたアイサイトを搭載
レヴォーグの大きな魅力のひとつは、ぶつからないための高性能な安全機能「アイサイト」が装備されている点です。アイサイトはスバル独自の予防安全システムで、広角のステレオカメラと超広角の単眼カメラ、より広範囲を検知できるレーダーで衝突回避を支援します。
アイサイトは先行車への追突を抑制するだけでなく、交差点での衝突を回避する機能が備わっているのも特徴のひとつです。また、建物などで左右が見えにくい状況での支援や踏み間違いを抑制する機能など、多くの予防安全機能を用意しています。
レヴォーグの新車価格と中古車相場は?
車選びでは、ライフスタイルに合った機能や性能を有しているか確認することが大切です。室内の広さや使い勝手、デザインなど、さまざまな要素を考慮して購入を検討しますが、できる限り価格は抑えたいでしょう。
ここでは、レヴォーグの新車価格と中古車相場を紹介するので、ぜひ購入時の参考にしてください。(以下の価格情報は2024年6月時点のものです)
レヴォーグの新車価格
2024年6月現在、レヴォーグには4つのグレードが用意されています。エントリーグレードはSmart Edition EXで新車価格は363万円からとなっており、ワンランク上のグレードであるGT-H EXは379万5,000円からです。
そして、1.8Lのターボエンジンを搭載したスポーツグレードのSTI Sport EXの新車価格は434万5,000円、2.4LターボエンジンのSTI Sport R EXについては502万7,000円からとなっています。これらは本体価格ですので、諸費用が知りたい場合は見積もりを取ってみるとよいでしょう。
レヴォーグの中古車相場
少しでも購入費用を抑えたい方や、初代レヴォーグを狙っている方は、中古車の購入をおすすめします。中古車は比較的価格が抑えられており、納車されるまでの期間が短めです。
ネクステージにおけるレヴォーグの中古車相場は、99万9,000円~425万9,000円となっています。レヴォーグは一定の人気があるので中古車を探しやすいでしょう。
(参考:『レヴォーグ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
レヴォーグの後部座席は、初代と現行モデルの2代目で違いがあります。初代レヴォーグには後部座席用のエアコン吹き出し口がなく、シートヒーターも設定されていません。2代目はこれらが装備されており、足元の空間が広がっていることもあって快適性が大幅にアップしています。
レヴォーグは、後席の居住性が優れているだけでなく、安定した走りや高性能な安全機能など、多くの魅力があります。日常使いから長距離ドライブまで、快適にこなせるでしょう。
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※価格は支払総額
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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