【絶版車】スバル クロスオーバー7の魅力とは?ライバル車と比較してみよう
スバルのクロスオーバー7は、スバルでは珍しいミニバン「エクシーガ」の派生モデルです。7人乗りであることからエクシーガ同様人気がありましたが、2018年に生産終了されてしまいました。
ワゴンやSUVが主流のスバル車では異色とも言えるクロスオーバー7は、どのような車なのか気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、クロスオーバー7の特徴や魅力をご紹介します。また、特別仕様車や中古車情報もご紹介しますので参考にしてください。
※目次※
・クロスオーバー7はエクシーガのクロスオーバーモデル。スバル車では珍しい7人乗りが特徴。
・クロスオーバー7は荷室が広く、利用用途に合わせたシートアレンジも楽しめる。
・クロスオーバー7は新車で買えないので、ライバル車も検討しつつ中古車を探そう。
クロスオーバー7とは?
クロスオーバー7は、2021年現在では販売終了されています。新車では購入出来ないものの、スバルでは珍しい7人乗りということから中古車市場で人気がある車です。
この項目では、クロスオーバー7の概要と特別仕様車の仕様をご紹介します。
エクシーガのクロスオーバーモデルとして発売
スバルは、多数人乗用モデルとして2008年~2015年まで「エクシーガ」を販売していました。エクシーガは、ワゴンやスポーツモデルが中心のスバルでは異色のミニバンです。
クロスオーバー7は、エクシーガの販売が終了した同年の4月に内外装にSUVの要素を取り入れた、クロスオーバーモデルとして販売されました。スバル特有の全天候型AWDを搭載し、高性能でアクティブな7シーターSUVがコンセプトとなっています。
特別仕様車も販売されていた
クロスオーバー7には3つの特別仕様車が発売されています。2016年1月発売された「Modern Style」は、ファッション性と質感を高めシックな印象を持たせたモデルです。
同年10月発売の「Active Style」では、アクティブな印象やSUVとしての機能性が向上されています。2017年3月発売の「X-BREAK」は、カジュアルさとスポーティさがプラスされたモデルです。
現在では新車での購入は不可能ですが、どれも中古車で購入することができます。
クロスオーバー7の魅力的なポイントは4つある
現在、スバルの日本国内モデルに7人乗り設定の車種はありません。その点はクロスオーバー7の特徴であり魅力です。
この項目では、乗車人数以外のより魅力的な特徴をご紹介します。人と少し違うミニバンが欲しいという方は、ぜひ参考にしてください。
水平対向エンジンの走行性
クロスオーバー7には、スバル独自の水平対向エンジンが採用されていることが特徴です。
1966年に誕生した水平対向エンジンは、ピストンの動きがボクサーのパンチに似ていることから「SUBARUBOXER(スバルボクサー)」とも呼ばれています。
ピストンの移動が水平で左右対象に設置されているため、車高が高く設計されているSUVでも低重心で振動が少なくなり、走行時に安定感がでるため運転者の思いのままにハンドリングが行えるでしょう。
また、高速走行や雨で濡れた道路、雪道などの悪路でも「シンメトリカルAWD」により、しっかりと路面に接地し安定性と走破性が高くなっています。
(参考:『エクシーガクロスオーバー7(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
燃費性能
走行性能も優れたものとなっていますが、徹底的に追及された燃費性能も優れています。
2010年に開発された、第3世代のBOXER FB25型エンジンを搭載していることが特徴です。そのため、中低速域を重視したトルク特性で、低燃費と加速時のレスポンス性能を高めています。
また、アイドリングストップ機能を組み合わせ、JC08モードで13.2km/Lと低燃費を実現させました。
見晴らしの良い座席設計
クロスオーバー7はシアターシート設計となっており、後部座席に行くほど座る位置が高くなるという点が特徴です。
シートが映画館の座席のように徐々に高くなっているため、3列目に座っていても前方の見晴らしがよく、前座席の人との会話やドライブ中の景色が楽しめます。足元のスペースも広く設計されていることから、圧迫感のない乗り心地です。
また、2列目にチャイルドシートを2つセットしても3列目が広く、ファミリーカーとしても人気があります。
(参考:『エクシーガクロスオーバー7(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
アイサイト搭載
クロスオーバー7には、アイサイトver.2が標準装備されています。アイサイトは運転支援システムで初となるグッドデザイン賞を受賞しました。
2台のステレオカメラで前方を監視し、障害物などの距離と形を認識し事故を未然に防ぎます。車だけではなく人はもちろん、自転車、白線、ガードレールまで幅広く検知することが可能です。
アイサイトver.2では、プリクラッシュブレーキやAT誤発進抑制制御、全車速追従機能付クルーズコントロールが搭載されています。アイサイトver.3やXには劣りますが、クルーズコントロールが付いていることが魅力的な点です。
クロスオーバー7の室内の特徴
クロスオーバー7は現在は中古車でしか購入が出来ませんが、絶版となった今でも中古車市場で人気が高い車です。魅力的なポイントを抑えたら、内装が気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
この項目では、アイサイトと特別仕様車Modern Styleの内装についてご紹介しますので参考にしてください。
2.5 i アイサイトの場合
2.5iアイサイトではタン色とブラックでコーディネートされたシートを採用し、アクセントにシルバーとピアノブラックのパネルをあしらっています。
ファブリックと合皮素材のシートですが、メーカーオプションでウルトラスエードと本革に変更することも可能でした。中古車購入時には、シート素材の違いにも注目してみましょう。
前座席のシートは厚みがあるクッションで、サイドサポートもあるため長時間の運転でも疲れにくくなっています。また、シートヒーターが標準装備されているため、寒い冬でも快適です。
(参考:『エクシーガクロスオーバー7(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
Modern Styleの場合
特別仕様車のModern Styleでは、専用のダークブラウンのファブリックとブラックの合皮シートで統一され、ブルーグリーンのステッチが入っていることが特徴です。
また、シート以外にもブラックの本革ステアリングや助手席側のダッシュボード、インパネ加飾、リヤクォータートリムなどには、ブラックレザー調の素材も採用されています。
落ち着いた印象にも関わらず、ブルーグリーンのステッチにより遊び心がある内装です。
多彩なシートアレンジは共通
クロスオーバー7のシートアレンジは豊富で、特別仕様車も共通のものとなっています。大容量の荷室があるため、シートアレンジ次第で大きな荷物や長い荷物を乗せることが可能です。
シートアレンジには、5人乗り、分割、リラックス、フルモードの4つのモードへアレンジができます。
長時間の運転の際に休憩する場合、前座席を後ろに倒しヘッドレストを外すことで簡単にリラックスモードになり、快適に仮眠や休憩を取ることができるでしょう。
(参考:『エクシーガクロスオーバー7(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
クロスオーバー7の中古車相場はどのくらいなの?
クロスオーバー7は、新車で手に入れることが出来ません。そのため、中古車市場での人気が高い車です。中古車でもどのモデルが安いのか気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
この項目では、クロスオーバー7の2.5iアイサイトと特別仕様車2車種の中古車相場、傾向についてご紹介しますので参考にしてください。
2.5 i アイサイト
2015年から発売された2.5iアイサイトは、特別仕様車を含むクロスオーバー7の中でも中古車流通量が多くなっています。
クロスオーバー7は、この2.5Iアイサイト以外は特別仕様車となるため、実質1グレードです。ベースモデルではありますが、走行性・装備ともに充実しています。
中古車相場は、約159万~218万円で、走行距離は約4万km~6万km、2016年式の車が多くなっています。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『2.5 i アイサイト(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
Active Style
スバル初となる水平対向エンジンの搭載車が発売されてから50周年を記念し、特別仕様車Active Styleが発売されました。
専用の撥水加工シートや17インチ アルミホイールが追加され、内外装ともにアウトドア嗜好を取り入れていることが特徴です。
年数が経っているにも関わらず人気が高いため、中古車市場での流通量が少なくなっています。ネクステージでは販売中の在庫がありませんでしたが、一般的な中古車相場は約189万~255万円、走行距離は5万km前後です。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『Active Style(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
X-BREAK
X-BREAKは、クロスオーバー7の特別仕様車の中でもスポーティさを加えたものになっているため、他の特別仕様車より中古車相場が高めになっています。ネクステージでは販売中の在庫がありませんでしたが、一般的な価格相場は、約189万円~279万円です。
2017年から発売が開始され2018年には販売終了しているため、年式は限られたものになります。
走行距離は約1万kmのものから6万kmまで幅広くありますが、中央値は4万kmです。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『X-BREAK(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
> クロスオーバー7の中古車相場についてさらに知りたい方はこちら!
クロスオーバー7と比較したい2つのライバル車種
クロスオーバー7は7人乗りのSUVであるため、大人数乗ることができ、荷物をたくさん積めるという特徴があります。しかし、予算がオーバーしてしまう、なかなかクロスオーバー7の中古車に出会えないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
この項目では、ライバル車である「オデッセイ「エクシーガ」の特徴や中古車相場をご紹介しますので参考にしてください。
オデッセイ
ホンダ初のワンボックスカーのミニバンモデルであるオデッセイは、1994年から発売された車です。
超低床プラットフォームを採用しており、床下の部品を極限までスリム化させ、低重心でありながらゆとりのある居住空間を実現させています。
2列目シートを後ろまでスライドさせると足元のスペースが広くなり。窮屈さを感じさせません。3列目シートは床下に収納が可能で、荷物を多く積み込みたい際に便利です。
中古車相場は、約19万~389万円となっています。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『オデッセイ(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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※価格は支払総額
エクシーガ
クロスオーバー7の先駆けとなっているエクシーガは、レガシィを基に製造された7シーターモデルです。スバルの高級ミニバンとして2008年から2015年まで販売されました。
スバル独自の水平対向エンジンはもちろん、路面追従性な優れたダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションなどが搭載されています。アイサイトや3列目シートまでカバーするSRSカーテンエアバッグなどが搭載され、安全性も抜群です。
中古車相場は約29~129万円で、クロスオーバー7よりお得に購入することができるでしょう。
(2021年10月時点での情報です)
(参考:『エクシーガ(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
クロスオーバー7などの中古車選びのコツ
中古車を購入する際は、故障しにくい車を選ぶことが重要です。しかし、どこを見て判断していいか分からないという方もいるのではないでしょうか。
この項目では中古車選びのコツをピックアップしてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
修復歴の有無を確認する
故障しにくい中古車を選ぶには、修復歴の有無や事故歴の確認が重要です。車の骨格部分を修理、交換したことがある車のことを修復歴車と言います。また、修復歴の有無に関わらず事故に遭った、事故を起こした車や災害の被害に遭った車が事故車や事故車です。
これらは、このような背景から販売価格が低い傾向にあります。ほかに比べ大幅に安くなっているような場合は注意が必要です。
また、骨格部分が曲がるような事故をした場合、修理しても故障しやすくなっている事もあります。そのため、修復歴や事故歴があるものは避けるようにしましょう。
メンテナンス歴の有無を確認する
メンテナンス歴を調べておく事も、故障しにくい車を選ぶコツです。定期的にメンテナンスが行われている車は、多少古くても故障しにくい傾向にあります。メンテナンス歴を確認するには、点検記録簿を見せてもらいしょう。
修復歴や定期点検の有無、作業内容、整備内容まで細かく記録されています。これにより、購入後の部品交換のタイミングが掴みやすくもなるでしょう。点検記録簿の有無で故障のしやすさが変わるとは言い切れませんが、車の状態を知る手がかりとなります。ぜひ、購入前に点検記録簿を見せてもらいましょう。
店舗のサポート体制を確認する
中古車であっても大きな買い物には変わりません。そのため、購入時に不安が減らせるようなサポートをしてもらいたいと思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。
ネクステージでは、お客様に安心なカーライフを送っていただけるよう、徹底的な品質管理、メンテナンスを行っていることが強みです。また、修復歴車や事故車の取り扱いを一切いたしません。
ご購入後のサポートとして、さまざまな保証やメンテナンスサービスをご用意しております。お気軽にご相談ください。
まとめ
クロスオーバー7は、エクシーガにSUVテイストを加えた7人乗りモデルです。水平対向エンジンが生み出す安定のある走行性、高い安全性能と広々とした車内は、販売が終了した現在も注目を浴びています。
クロスオーバー7は中古車でしか購入できないため、中古車選びのコツを押さえて故障しにくい車を選ぶことが大切です。
ネクステージでは、車選びから購入後までしっかりとサポートいたします。ご質問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Q.スバルのエクシーガクロスオーバー7の生産終了はいつですか?
A.スバルの「エクシーガ クロスオーバー7」は、2018年3月末に生産および販売が終了しました。エクシーガ クロスオーバー7は2015年に登場した3列シートを持つクロスオーバー車で、元となった「エクシーガ」シリーズの最終形態です。 多目的な使用に適した設計で、一定の人気を獲得しましたが、SUVブームの中で役割を終えることとなりました。
Q.エクシーガの生産終了理由は何ですか?
A.エクシーガの生産終了の要因は、市場のニーズの変化、ミニバン需要の減少、他社製品の台頭などです。また、エクシーガのデザインが、一部の顧客層の期待に応えられなかった点もあります。 さらに、スバルの商品戦略の変更も関係しており、北米向けの3列シートSUV「アセント」の開発に力を入れる一方で、国内市場では3列シート車の提供を見送る判断をしました。
Q.クロスオーバー7の安全性は?
A.クロスオーバー7は、安全性能において高い評価を得ています。国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)による予防安全性能アセスメントで、最高ランクの「先進安全車プラス」を獲得しました。 クロスオーバー7は、運転支援システム「アイサイト」が標準搭載です。事故を未然に防ぐさまざまな機能が備わっています。