スバルのマークに込められた意味や由来とは?昔のマークからの変遷も紹介
車のフロントや背面には自動車メーカーを示すロゴエンブレムが付いています。車に興味がある方なら、スバルのエンブレムマークを1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。しかし、スバルのマークの意味や由来まで把握している方はあまりいないでしょう。
そこでこの記事では、スバルのマークの意味や、変遷の歴史についてご紹介します。スバルがマークに込めた思いが分かり、よりスバル車の魅力を深く感じられるようになる内容です。
※目次※
・スバルのマークは「プレアデス星団の六連星」をモチーフにしている。6つの星は統合した6社を示しており、業界を統べる企業になるという願いを込めた
・スバルのマークは何度も細かい修正が入って現行のデザインになった。現在はスバル社の社章にもなっている
・中古車なら生産終了したスバルのモデルも購入できる。費用を抑えて高グレードのモデルを選択できるのも魅力
スバルのマークに込められた意味や由来
スバルのシンボルマークである6つの輝きが並んだデザインは、おうし座のプレアデス星団を構成する「タイゲタ」「マイア」「エレクトラ」「アルキオネ」「メローペ」「アトラス」の6つの星を示しています。プレアデスの和名は「昴」で、昔の日本ではプレアデス星団は「六連星(むつらぼし)」と呼ばれていました。
スバルは設立当時「富士重工業」という社名の航空機メーカーでした。後に旧中島飛行機系5社と吸収合併することになり、「6社を統合する」「空に輝く六連星のように業界を統べる企業になるように」といった意味を込めて社名をスバルに変更しています。
スバルのマーク「六連星エンブレム」の変遷
スバルの象徴であるプレアデスの「六連星エンブレム」のデザインは過去に何度かモデルチェンジされていることはご存知でしょうか。ここでは、スバルのマークエンブレムはどのような経緯を経て現在のデザインになったのか、変遷の歴史について解説します。
初代スバルマークの誕生
初代のスバルのマークは、スバル初の量産乗用車である「スバル360」とともに誕生しました。初代マークのリングは、シルバーで現在よりも正円に近い形です。6つの星もサイズが大きく全体に散らばっていました。星々の間はラインで繋がっており、プレアデス星団をモチーフにしていることが強調されています。
リングの内側は空洞で地色も付いていません。全体的に現在よりもシンプルですが、大枠の形はこの時点で完成しています。
リング内にカラーを取り入れる
ベースの六連星のデザインに大きな変更はありません。しかし、車の種類によってリング内に地色が入るようになります。地色は赤・青・緑などがあり、車に合わせてキャラクター付けがされました。当時では珍しかったFF方式を採用したスバル1000のエンブレムは赤が採用されています。
他にも星のデザインが横長に変更されたり、星を繋ぐラインが細くなったりなどの細かな調整点が見られました。リングの形は横長の楕円形で、全体的に洗練されたデザインが特徴です。
星を繋ぐ支えがなくなる
80年台半ばになると星々を結んでいたラインがなくなり、星は黒ぶちされたベースの部分で繋がるようになります。再び地色もなくなって全体的にシンプルですっきりとしたデザインになり、大きく印象を変えました。
このバージョンのエンブレムは、1986年以降に発売された軽自動車レックスなどで採用されています。レックスはラテン語で「王」を意味しており、1972年~1992年まで販売されました。
星の配置が変更される
初代のスバル360以降ベースデザイン自体は大きな変更がなく引き継がれていましたが、80年代後半になると新デザインへと移行しています。プレアデス星団の六連星がモチーフであることは変わりませんが、星々の配置が大きく変更されました。
これまで、星々はリング内全体に散っていましたが、新デザインでは左側に大きな星がひとつ、右側に5つの星が整然と並ぶ配置に変更されています。このデザインは現在まで長く続く新たなベースデザインとなりました。
横に並んだ星が繋がる
現在のマークは基本的に新ベースデザインを踏襲していますが、横長の星々が隣の星と繋がって2対3組になる形に変更されました。
これまで自動車ブランドだったスバルは、2017年からは富士重工業の新たな社名になっています。(株式会社SUBARU)、スバルの象徴である六連星マークはより存在感を増しました。幾度もの変遷を経て定着したこのマークは、これからは会社の象徴として輝き続けるでしょう。
スバルのシンボルマーク(社章)においての変遷
自動車ブランド・スバルを擁する富士重工業の社章は、長らく会社の一文字目を取った「フ」をモチーフにしたデザインが使われていました。2003年にスバルの六連星マークのデザインに変更されています。
当時の社章は銀一色でカラーリングはされていませんでしたが、2017年の社名変更の際に社章のデザインが変更されました。現行のマークと同じ紺地に銀星のカラーになっています。
航空機メーカーの技術が活かされた車つくり
スバルは元々、飛行機を製造するメーカーが合併してできた会社です。車作りにも飛行機メーカーの理念が反映されています。飛行機を作るにあたって最も重要視される「安心・安全」の技術は車作りにも生かされており、堅実で安定した車作りに表われていると言えるでしょう。
スバルは現在も航空宇宙産業を手がけており、陸上自衛隊への試作新多用途ヘリコプターの納入や無人機の開発などを行っています。これらの技術が改良され、将来の車開発に役立っていくのかもしれません。
まだ購入できるスバルマークと繋がり深いモデル
幾度も変遷してきたスバルマークと繋がりが深いモデルの中には、現在も入手可能な自動車もあります。スバルの歴史と関わりのあるモデルについて知ることで、より深くマークに込められた車作りへの想いを感じられるでしょう。
富士重工業最後のマークが起用された「ジャスティ」
ジャスティは1984年に販売開始した小型乗用車です。1988年から販売したモデルでは新ベースデザインが採用されました。一度は販売終了しますが復活を経て現在も販売を続けており、ハッチバックから5ドアのトールワゴンへ形を変えて歴史を繋いでいます。
スバルの新マークが初めて採用された「レガシィ」
現在も採用されている星が繋がったデザインのマークを初めて採用したのが、1989年に販売開始したレガシィです。このバージョンのマークは2001年の後期レガシーから採用されました。レガシィの系譜はクロスオーバーSUVタイプのアウトバックが 2021年1月まで継続しており、以降は店頭分のみの販売となっています。
ネクステージなら生産終了のレガシィも在庫が豊富!
最近になってアウトバックが生産終了したレガシィですが、中古車なら生産終了したモデルも購入可能です。アウトバックよりも早く生産終了したB4なども販売されているので、レガシィを購入したい場合は中古車市場を探しましょう。
レガシィ アウトバック
レガシィ アウトバックはレガシィの派生車種で、クロスオーバーSUVとして展開していたモデルです。重量はありますが空間効率に優れた居住性の高い作りになっており、上品なインテリアに包まれて快適なドライブを楽しめます。
大容量のカーゴルームや大型サブトランクも備えており、フィールドを選ばずに活躍してくれるユーティリティを追求しました。
レガシィ アウトバック B-SPORTのスペック
サイズ(mm) |
4,820×1,840×1,605 |
エンジン |
2.5L DOHC 16バルブ AVCS |
重量(kg) |
1,570 |
排気量(cc) |
2,498 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
定員(人) |
5 |
新車価格 |
341万円~ |
中古車価格 |
約140万円~280万円 |
(参考:『レガシィ アウトバックの中古車一覧』)
レガシィ ツーリングワゴン
レガシィ ツーリングワゴンは、スポーティで伸びやかなエクステリアデザインと快適な室内空間が強みのステーションワゴンです。街乗りからアウトドアレジャーまでさまざまな用途で活躍してくれる汎用性の高さから人気車種となりました。
レガシィ ツーリングワゴン B-SPORTのスペック
サイズ(mm) |
4,790×1,780×1,535 |
エンジン |
水平対向4気筒DOHC16バルブ |
重量(kg) |
1,510 |
排気量(cc) |
2,498 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
定員(人) |
5 |
新車価格 |
259万2,000円~ |
中古車価格 |
約40万円~190万円 |
(参考:『ツーリングワゴンの中古車一覧』)
PRスバル専門店厳選の中古車
インプレッサスポーツ

1.6i-Sアイサイト
禁煙車 純正ナビ レーダークルーズコントロール パワーシート Bluetooth バックカメラ LEDヘッドライト 純正革巻きステアリング オートエアコン スマートキー アイドリングストップ
XV

2.0i-L アイサイト
4WD SDナビ アイサイト レーダークルーズ パワーシート レーンキープ スマートキ― HIDヘッド ETC オートライト Bluetooth再生 CD/DVD再生 革巻きステアリング
XV

2.0i-L アイサイト
純正ナビ バックカメラ ブラインドスポットモニター レーダークルーズ シートヒーター パワーシート HIDヘッドライト 純正17インチアルミホイール ドライブレコーダー スマートキー ETC
WRX S4

STIスポーツアイサイト
後期E型 STIパフォーマンパッケージ STIタワーバー レカロシート アイサイトセイフティプラス フロント&サイド&バックカメラ リアビークル ビルシュタインダンパー 純正8型ナビ ETC 禁煙車
レヴォーグ

GT-H EX
アイサイトX フロント&サイド&バックカメラ リアビークル パワーバックドア ETC ドライブレコーダー 禁煙車 全席シートヒーター メモリシート 純正18インチアルミホイール LEDヘッドライト
フォレスター

アドバンス
4WD 禁煙車 アイサイト 純正ナビ バックカメラ メモリー機能付きパワーシート パワーバックドア 前席/後席左右シートヒーター ステアリングヒーター ブラインドスポットモニター 電動パーキング
クロストレック

ツーリング
11.6インチナビ ETC ドライブレコーダー デジタルマルチビューモニター アイサイトセイフティプラス LEDヘッドライト 純正17インチアルミホイール キーレスアクセス プッシュスタート
WRX S4

2.0GT-Sアイサイト
後期F型 STIスタイルPKG STIマフラー LEDライナー セイフティプラス ビルシュタインダンパー カロッツェリア純正8型ナビ F/S/バックカメラ シートヒーター 純正18インチアルミ
もっと見る >
レガシィ B4
レガシィのミドルクラスセダンタイプです。取り回しの良い5ナンバーモデルという初代モデルの特徴を引き継ぎ、安定感のある上質な走行性能から世界中にファンを獲得しました。水平対向エンジンのトルク音やパワフルな走りからスポーツセダンとしても人気です。
レガシィ B4 B-SPORTのスペック
サイズ(mm) |
4800×1840×1500 |
エンジン |
水平対向4気筒DOHC16バルブ |
重量(kg) |
1,540 |
排気量(cc) |
2,498 |
駆動方式 |
フルタイム4WD |
定員(人) |
5 |
新車価格 |
313万5,000円~ |
中古車価格 |
約40万円~160万円 |
(参考:『レガシィ B4の中古車一覧』)
まとめ
スバルのマークは「プレアデス星団の六連星」をモチーフにしています。プレアデスの和名である「昴」はブランド名になり、現在は社名にもなりました。これからもスバルの象徴として輝き続けるでしょう。
ネクステージはスバルの中古車を豊富に取りそろえています。販売終了モデルを探している方や費用を抑えて購入したい方は、ぜひネクステージにご相談ください。