日産 キックスの燃費性能を徹底解説!燃費を向上させるテクニックも解説
日産 キックスは先進のパワートレイン e-POWERを搭載し、カタログ燃費を持つコンパクトSUVです。日産独自のハイブリッドシステムにおいて、実燃費との差やライバル車との差が気になる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、キックスやライバル車の燃費性能比較、燃費を向上させるドライビングテクニックについて解説します。
・キックスはマイナーチェンジ前後で搭載されるe-POWERの世代が異なる
・キックスはライバル車と比べると燃費が少し劣るが、走りの質や4WDの安定性に魅力がある
・キックスはギアシフトとドライブモードの選択で燃費向上が期待できる
日産 キックスの燃費
日産「キックス」は、2020年6月に発売されたコンパクトSUVです。キックスは、この発売のより前の2018年から北米・南米・アジア市場で販売されており、約2年遅れての国内市場導入となりました。
日本では、2019年9月までキックスと同等クラスのコンパクトSUV「ジューク」が販売されていたため、ラインアップの重複を防ぐ販売戦略だったのでしょう。
海外市場向けのキックスは純ガソリン車でしたが、日本市場向けはシリーズ式ハイブリッドの「e-POWER」専用モデルとなっています。
2022年7月には、マイナーチェンジが実施されました。最も大きな変更は初期型の第1世代e-POWERが、現行ノートe-POWERにも搭載されている第2世代に変更されたことです。また、初期型で設定されておらず要望の高かった4WDが追加されました。
第2世代e-POWERは、大幅にリファインされ、走りの質や出力、燃費の全てが向上しています。それでは、第1世代e-POWERを搭載した初期型と、第2世代e-POWERを搭載した改良型の燃費を見ていきましょう。
キックスのWLTCモード燃費
改良型は約7%、2.4km/L向上しています。
駆動方式 |
2WD |
4WD |
マイナーチェンジ前 |
21.6km/L |
- |
マイナーチェンジ後 |
23.0km/L |
19.2km/L |
キックスの実燃費
筆者が初期型と改良型4WD車に試乗したときの実燃費は、WLTCモード燃費とほぼ同じ結果でした。このときの走行条件は、高速道路と一般道路の割合が半々ほどで、高速道路では80km/h〜100km/hの巡航という比較的好条件だったためだと考えられます。
また、インターネット上で実燃費の情報収集をしてみても、交通の流れに乗った日常生活での走行の範囲なら、WLTCモード燃費に近い数字が多い印象がありました。カタログ燃費と実燃費の違いはそれほど大きくないと言えます。
キックスのライバル車の燃費
ここでは、キックスと同じハイブリッド車のライバル車をピックアップし燃費を比較します。
トヨタ カローラクロス ハイブリッド
カローラクロスの全長は4,490mmとミドルクラスサイズとなりますが、車両価格帯がコンパクトSUVのキックスと近いためライバル関係とされています。
車名 |
トヨタ カローラクロス ハイブリッド |
|
駆動方式 |
2WD |
4WD |
WLTCモード |
26.2km/L |
24.2km/L |
価格 |
259万円〜319万9,000円 |
トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド
ヤリスクロスはキックスと同じコンパクトSUVのクラスになりますが、価格帯はヤリスクロスのほうが安く、車格がキックスのほうが上となるという関係性になります。同じサイズ感で比較するため、ヤリスクロスも対象としました。
車名 |
トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド |
|
駆動方式 |
2WD |
4WD |
WLTCモード |
25.0km/L〜30.8km/L |
26.0km/L〜28.7km/L |
価格 |
228万4,000円〜293万6,000円 |
ホンダ ヴェゼル e:HEV(ハイブリッド)
ボディサイズ、車格ともにキックスと真っ向勝負のライバル関係にあります。この2モデルはどちらも良い車であるため甲乙付けがたいものです。
トヨタもホンダもハイブリッド方式は「シリーズパラレル式」、日産は「シリーズ式」という違いが、燃費の違いの背景にあります。
車名 |
ホンダ ヴェゼル e:HEV |
|
駆動方式 |
2WD |
4WD |
WLTCモード |
24.8km/L〜25.0km/L |
22.0km/L |
価格 |
265万8,700円〜329万8,900円 |
燃費だけ見るとキックスは見劣りしてしまいますが、e-POWERならではの静かでなめらかな加速と、滑りやすい路面で抜群の走行安定性と走破力を誇る4WDでは、ライバルをしのぐ魅力があります。
キックスの燃費が良くなる運転方法
本記事の結びに、キックスの燃費が良くなる運転方法を伝授して〆とすることにします。キックスの燃費が良くなる運転方法として挙げられるポイントは以下の2点です。
・ギアシフトは「B」
・ドライブモードは「ECO」
こうして普通に走行するだけで、十分燃費が良くなります。「B」はブレーキのBのことで回生ブレーキが強く働くギアシフトになります。アクセルを緩めるだけでブレーキをかけるのと同じくらいの制動力があるため、完全な停止をする時以外はほとんど片足だけで運転できてしまい、かつ燃費も良くなるという恩恵が受けられます。
ドライビングテクニックとしては、できるだけアクセルを一定にしてブレーキを踏まないことです。うまくいけば数kmほど燃費が良くなりますので、ぜひお試しください。
まとめ
キックスの燃費はライバルより少し劣っても、それを十分にカバーする魅力があることに気が付いた方が多いのではないでしょうか。
(参考:『キックス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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▼ライタープロフィール
田中宏亮
モーターサイクルジャーナリスト
ハーレーダビッドソン専門ウェブマガジン VIRGIN-HARLEY.comの編集長を経験してジャーナリストとして独立、バイク関連ウェブメディアの運用や記事執筆を手がける。国内はもちろん、アメリカやヨーロッパでのメーカー主催のニューモデル試乗会にも参加。新車の試乗インプレッションのほか、カスタムやファッション、ツーリング等に関するコンテンツを手がける。
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