中古車「日産 フィガロ」の賢い購入方法や探し方を徹底解説！

個性的な車への関心が高まっている方のなかには、手に入りにくい古い車を探しているという人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、個性的な中古車の代表選手ともいえるフィガロを取り上げます。

 

現代の進化した車種が続々と登場しているなかでは、フィガロという車は経済的でも効率的でもありません。しかし、多くのファンを引き付ける魅力があります。フィガロのこだわりを知れば、これからの車選びにも自分なりのこだわりがもてるようになるでしょう。

 

※目次※

1.中古車「フィガロ」のおすすめモデル

2.中古車「フィガロ」のモデル紹介

3.中古車「フィガロ」の特徴

4.中古車「フィガロ」のライバル車種5選

5.フィガロの中古車価格相場

6.まとめ

 

 

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中古車「フィガロ」のおすすめモデル

 

フィガロとは

フィガロは日産が1991年~1992年に販売していた、パイクカーシリーズの人気モデルです。パイクカーとはスタイリングに重点が置かれた自動車のことで、実験的な意味合いも併せもちます。生産台数や受注期間を限定することが多く、日産のフィガロも2万台限定で発売されました。

 

レトロなモチーフが愛らしく、個性あふれるフィガロを欲しがる人は大勢いたことから、新車発売時の倍率は10倍にも上っています。予定通り2万台を売り切ると販売は終了しました。そのため、「欲しかったのに手に入れられなかった」という人も大勢いたことでしょう。

 

中古車になった今でもその人気は衰えることがありません。海外でも人気で、オークションなどではかなりの高値で取引されています。　

 

愛称は「Figgy」？

フィガロ人気は海外にも広がっており、オランダやスコットランド、ベルギーではフィガロラリーが開催されているほどです。　

 

英国におけるフィガロ人気は群を抜いています。2009年にはオーナーズクラブも発足しており、親しみを込めて付けられた愛称は「Figgy（フィギー）」です。定期的にレースや交流会などのイベントも開催されています。

 

限定2万台で発売されたのにもかかわらず、英国だけで3,000台ほどのフィガロが存在するといわれており、その分日本国内の台数は目減りしている現状です。大切に長く乗るオーナーが多いため、中古車市場で出回る台数はさらに少なくなっており、日本国内であっても手に入れるのは簡単ではありません。

 

フィガロのおすすめは純正カラー

フィガロの初代モデルは2万台限定で販売されました。2代目モデル発売への期待も大きかったのですが、生産は終了となったため、フィガロには同一モデルしか存在しません。

 

フィガロを選ぶ場合にはカラーがポイントになります。四季をイメージしたボディカラーは春のエメラルドと夏のペールアクア、秋のトパーズミストと冬のラピスグレイの4色で、ルーフトップとサイドミラーはいずれもホワイトです。

 

中古車市場にはさまざまなカラーのフィガロが出回っています。しかし、発売当時の空気を感じられるのは純正カラーの4色です。どれも優しい色合いで、フィガロらしいノスタルジックな雰囲気を感じられます。レストアして自分だけの1台に仕上げていくという楽しみ方もよいでしょう。

 

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中古車「フィガロ」のモデル紹介

 

内外装レストア済フィガロ

フィガロは発売からすでに30年が経過しているため、塗装が剥がれたり、パーツがくすんだりしている車両も少なくありません。思い切って内外装をレストアすれば、まるで新品のような鮮やかな魅力がよみがえります。

 

中古車市場にはレストア済の車両も出回っており、さまざまなニュアンスのフィガロに出会えるのも楽しみのひとつです。

 

鏡面塗装で純正カラーの輝きを取り戻したものだけでなく、純正カラーにはなかったブラックやイエロー、パープルなどでオールペイントされたものもあります。ノスタルジックな純正カラーとは雰囲気が異なる、オリジナル感あふれた個性が魅力です。

 

カスタム済フィガロ

フィガロには、より独創的な演出が施されているカスタム車もあります。より個性の強いフィガロをという人は、カスタム済フィガロを探してみるとよいでしょう。レトロなかわいらしさが特徴的なフィガロですが、カスタムを施すことで雰囲気は激変します。

 

フロントバンパーを丸ごと交換して施すカスタムであれば、走りだけでなくフロントフェイスまでもアグレッシブに変容可能です。ホイールカスタムを施せば、可愛さをアップすることもできればクールな表情にすることもできます。

 

マフラーのチェンジとともにエンジンを載せ替えれば、走行性能と排気音の両方をアップさせられるでしょう。オリジナルパーツが使用されている場合もあります。カスタム済フィガロは、世界にひとつだけのフィガロへと進化させようとするオーナーの強い思いが感じられる1台です。

 

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中古車「フィガロ」の特徴

 

エンジン

フィガロは初代マーチのターボがベース車になっています。エンジンは1.0L直列4気筒OHCターボのMA10ET型が搭載されており、フロントエンジン、フロントドライブ（FF方式）採用です。これにより室内空間の確保や軽量化が実現しました。

 

トランスミッションは3速ATのみです。サスペンションはフロントがストラット式、リアが4リンクコイル式となっており、最高出力は76PSを発揮します。

 

エクステリア

丸みを帯びた形状や円形ヘッドライト・リアライトが、フィガロのレトロなかわいらしさを演出しています。コンパクトな2ドアで4人乗りです。

 

ボディは4色設定されていますがルーフはオフホワイトで、ツートンカラーがおしゃれ度をアップさせています。また、ボディのところどころにはシルバーメッキが施されており、1950年代・1960年代のヨーロッパの雰囲気も感じられるデザインです。

 

オープントップは手動開閉式で、キャンパス製のルーフを後部へ格納するとオープンカーになります。

 

インテリア

インテリアはホワイトをベースに、曲線でまとめられています。水平基調のダッシュボードに埋め込まれたメーターパネルは細部にまでこだわっており、メッキモールやレトロな字盤書体、繊細なメーターの目盛りや針など、クラシカルなデザインが独特です。

 

シートは本革でトグルスイッチはシェルデザイン、花蕾モチーフのウインドウスイッチなど、女性的なセンスと繊細さが見え隠れします。品の良さとゆずれない個性が共存する、フィガロならではのインテリアも多くのファンを魅了する理由のひとつです。　

 

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中古車「フィガロ」のライバル車種5選

 

日産 パオ

日産が販売したパイクカーの中で、フィガロと人気を二分していたのがパオです。フィガロは台数限定発売でしたが、パオは受注期間を3カ月に限定し、1989年に発売されました。受注は5万台を突破し、納車までに1年以上待つクライアントもいたほどです。

 

レトロなスタイルである点はフィガロと同じですが、デザイン性は大きく異なります。モチーフは「アドベンチャー」ということで、わくわくするような遊び心が感じられる、印象的なデザインです。　

 

エンジンスペックは、1.0L 直列4気筒OHCとなっており、トランスミッションは5速MTと3速ATが用意されていました。ノーマルルーフかキャンバストップかという選択肢もあるため、中古車にもタイプの異なるパオが存在します。フィガロ同様、ノスタルジックな気分にさせてくれる人気の高い1台です。

（参考：『パオ（日産）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

フォルクスワーゲン ニュービートル

フォルクスワーゲンのニュービートルは、同メーカーの人気車種として知られるビートル（正式名称はタイプ1）へのオマージュとして1998年に発売されました。ビートルの特徴でもあった「円弧」デザインを現代風にアレンジしています。

 

販売は2010年に終了していますが、中古車市場にも多く出回っている人気車種です。　カラーや仕様などのバリエーションも豊富で価格にも幅があるため、自分の好みや予算にあった1台が探しやすくなっています。

（参考：『ニュービートル（フォルクスワーゲン）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

旧ミニ クーパー

旧ミニ クーパーは、ブリティッシュ・モーター・コーポレーションが1959年~2000年にかけて製造販売していた小型乗用車です。現行型のミニと区別する意味で「クラシックミニ」と呼ばれることもあります。

 

他には類を見ない小さなサイズ感とキュートなデザインが大きな特徴で、一度もモデルチェンジをしたことがないというこだわりの強い車種です。

 

なお、現在新車販売されているミニ クーパーは、BMWブランドとして2001年に販売を開始した新型モデルになります。旧ミニ クーパーをモチーフにしてはいるものの、サイズ感やデザインは異なることを覚えておきましょう。

 

旧ミニ クーパーは、走行性能や居住性に優れた車ではありません。都市部の街中でも田舎の青空の下でも絵になる、クラシカルで愛嬌のあるデザインが最大の魅力です。すでに生産終了となっているものの、根強い人気を誇る車種であるため補修パーツも流通しています。

（参考：『MINIの中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

日産 サニートラック

日産のサニートラックは、1967年~1994年に製造・販売された商用ピックアップトラックです。何度かモデルチェンジしており、それぞれに味わいが異なるモデルが存在します。

 

ノスタルジックなデザインでありながら動力性能にも優れており、チューニングカーのベースとしても人気の高い車種です。直列4気筒OHVエンジン搭載でチューンアップパーツも多く流通しているため、自分好みのエンジンに仕上げて楽しむ愛好者も多く見られます。中古車市場にも多く出回っており、価格も手ごろな傾向があります。

（参考：『サニートラック（日産）の中古車一覧 ｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

ダイハツ ネイキッド

ネイキッドは1999年~2004年、ダイハツにより製造販売された軽自動車です。ネイキッド（naked）は「裸」「むき出しの」を意味する英語で、その名のとおりネジやドアヒンジがむき出しになっています。個性あふれる無骨なデザインが印象的です。

 

L700系ミラをベースに開発されており、自動車からの距離に応じて自動的に施錠・解除される「キーフリーシステム」や機械式立体駐車場も利用できるほどよい車高など、実用性にも優れた工夫がなされていました。

 

中古車の流通量は豊富で、手ごろな価格で手に入れられます。DIYで簡単に着脱可能なパーツもあり、オリジナルカラーにアレンジして楽しむファンも多いようです。

（参考：『ネイキッド（ダイハツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

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フィガロの中古車価格相場

日産のフィガロは生産台数が約2万台と限られており、発売から時間がたっていることもあって、現存台数そのものが少なくなっています。中古車として流通する台数はさらに目減りしており、希少性が上がることから流通時の価格も高額になってしまうことは容易に想像できるでしょう。

 

実はここ数年、フィガロの中古車価格は急激に高騰している傾向があり、100万円以下で見つけることはほとんどできない状態となっています。2022年8月現在のネクステージでは販売中のフィガロはなく、流通も少ないことから購入を検討している場合はこまめに在庫チェックをしておくとよいでしょう。

 

中古車相場の目安として、走行距離が10万㎞以下のものであれば200万円~300万円くらいとなっている印象です。また、走行距離が少なく状態も良い中古車になると400万円以上、なかには500万円台のものもあります。

 

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まとめ

フィガロは2万台限定で販売された日産のパイクカーです。曲線をモチーフにした上品でレトロなデザインが多くのファンを魅了してきました。モデルは1モデルでオリジナルカラーは4色のみです。中古車にはレストアされたものやカスタマイズされたものもありますが、価格は高騰しており、流通台数もかなり限られています。

 

フィガロをはじめとする古い車はどんどん少なくなってきており、走行性能や環境性能が時代にマッチしない部分があるのも事実です。ネクステージでは、国産車から輸入車、外国メーカーの認定中古車まで、幅広い車種を取り扱っています。レトロな雰囲気を残しつつも現代のカーライフにもマッチする、好みの1台を見つけてください。

 

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