日産ルークスは激戦の渦中に!強敵ライバル車たちと比較!
日産のルークス(ROOX)は2020年の2月に登場した軽自動車です。ルークスは軽自動車のなかでも人気のスーパーハイトワゴンと呼ばれるタイプであり、期待を寄せられていました。しかし、実際は売れ行きが伸び悩んでいるようです。
購入候補にルークスを入れていたけど、なぜ売上が低迷しているのか気になるという方も少なくはないでしょう。そこで、この記事では日産ルークスの長所と短所を詳しく説明していきたいと思います。
また、ライバル車たちとの比較も行っていきますのでぜひ車選びの参考にしてください。
※目次※
・ライバル車と比べるとルークスの月販平均台数は少ないが、日産が販売している車はそれぞれがバランス良く売れている
・新型ルークスの魅力は後席と荷室にあり!使い勝手の良さを重視したい人にはメリットが高い
・新型ルークスを少しでも安く購入したい方は中古車購入もおすすめ!
日産 新型ルークスの売れ行きは?
この項目ではまず、日産の新型ルークスの売れ行きについて解説していきます。ルークスはスペックも悪くない車ですが、冒頭でも述べたとおり売れ行きはイマイチとのことです。
実際の売れ行きを確認するほか、なぜ売れ行きが伸びないのかという点についても説明していきますのでそちらもご参考ください。
スーパーハイトワゴンは軽自動車の激戦区
実は、最近登場した新車の多くが軽自動車なのです。軽自動車だけでみると、その半分以上をルークスと同じ「スーパーハイトワゴン」が占めています。
このことから、国内市場ではスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車が激戦区と化しており、競争率が高くなっていることが分かるでしょう。売れ行きのランキングを見ても、上位にはスーパーハイトワゴンタイプの軽自動車が並んでいます。
ほかのメーカーからも同じタイプの軽自動車が登場しているため、ほかの車よりも秀でたメリットがないと売り上げの上位に組み込むのはむずかしいのかもしれません。
ルークスは売れ行きが伸び悩んでいる?
日産の新型ルークスは、発売されてから半年の時点で月販平均台数が『6335台』とのことです。
しかし、これに対してほかのライバル車たちは1万台以上も売り上げを伸ばしています。特に人気のN-BOXだと、半年で月販平均台数は1万6489台を達成したとのことです。
月販平均台数を見ると、ルークスはランキング上位に行くどころかほかの車と大きな差を付けられていることが分かります。
では、なぜここまで売り上げに差がついてしまったのでしょうか。これには、主にメーカーの事情が大きく関係していると考えられます。
メーカーごとの事情も関係している
日産にはルークス以外にもさまざまな車種が存在し、それぞれがバランス良く売れている印象です。
それに対し、ほかのライバル車はそもそもの売り上げが軽自動車に偏っている、元々軽自動車をメインに販売しているといった異なるメーカー事情が見受けられます。
日産は新型ルークス以外にもデイズやノート、セレナといった車がそれぞれ堅実な売り上げを見せており、一概に『ルークスが売れていない』とは言えません。
また、新型ルークスは2020年2月というコロナウイルスの影響が強くなってきた頃に発売された車です。コロナの影響で販売台数の伸びに悩んでいたこともあるのでしょう。
日産 新型ルークスはどんな車?
この項目では、日産の新型ルークスの特徴を紹介していきます。以下の内容を見ることで、新型ルークスの長所や短所を確認することができるでしょう。価格や基本的なスペックを紹介していきますので、ぜひ車選びの参考にしてください。
後席320mmロングスライドシート
新型ルークスの一番の魅力は、後席のロングスライドシートです。最大で320mmも前後に動かすことができ、一番前までスライドさせると、荷室は660mmという広さにまで広がります。また、後席のシートは6:4分割可倒式で、左右にスライドして独立させることも可能です。
非常に使い勝手の良い造りで自由度の高さがルークスのウリで、小さいお子さんのいるご家庭でも便利に扱うことができるでしょう。
トップクラスの広さ
後席空間の広さも、新型ルークスの魅力のひとつです。ルークスはエンジンルームの長さを詰め、室内のスペースを広くしています。また、全席の着座位置を高く設定したことで、後席の空間を多めに取っているのです。
荷室の広さもトップクラスの広さで、ロングスライドシートを一番前に動かせば660mmの広さを確保することができます。大きな荷物でもシートを倒さず載せることができるでしょう。
また、荷室はフルフラットにもすることができ、長めの荷物も積むことが可能です。荷室のスペース確保も自由度が高いので、荷室の使い勝手を重視したい方にはおすすめできます。
安全装備と運転支援装備
新型ルークスは、安全装備や運転支援装備の内容も好評です。安全装備は最新のものを搭載しており、衝突被害軽減ブレーキ・前方衝突予測警報・標識検知機能などが設定されています。
また、アクセルの踏み間違い衝突防止アシストやインテリジェントアラウンドビューモニター、車線逸脱防止支援システムといった支援装備も搭載されたとのことです。運転面でも使い勝手は良いと言えるでしょう。
しかし、グレードによって装備の有無が異なるので、購入の際は欲しい装備が搭載されているかをしっかりと確認する必要があります。購入時の注意点として覚えておきましょう。
ルークスの基本スペックと価格
以下の表は、新型ルークスの『X(2WD)』の基本スペックと価格をまとめたものです。新型ルークスにはSといった別グレードも存在しますので、気になる方は公式サイトにてグレード別に比較を行ってみると良いかもしれません。
実燃費はまた異なるかと思いますが、カタログ燃費では20km/Lを超えており、燃費性能の高さも伺えます。ハイウェスタ―を含む全ルークスのなかでは比較的安値なので、費用を抑えたい方は要チェックです。
ルークス X(2WD) |
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新車価格 |
154万6,600円 |
排気量 |
659cc |
車両重量 |
950kg |
燃費 |
20.8km/L(WLTCモード) |
最小 回転半径 |
4.5m |
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
サイズ |
3395×1475×1780mm (全長×全幅×全高) |
ミッション |
CVT |
(2020年12月時点の情報です)
(参考: 『ルークス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ルークス ハイウェイスターの基本スペックと価格
以下の表は、ルークス ハイウェスタ―の『Gターボ プロパイロットエディション』の基本スペックと価格をまとめたものになります。通常のルークスとの主な違いは、価格と安全装備です。装備が充実している分、通常のルークスよりも価格は高くなります。
また、Gターボはステアリングホイールやアルミホイールが上質です。質の良さを重視する方には適したグレードと言えるでしょう。しかし、3年後のリセールはハイウェスタ― Xの方が高く、後のことを考えてこちらを選ぶ人も多いようです。
ルークス ハイウェイスター (Gターボ プロパイロットエディション) |
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新車価格 |
193万2,700円 |
排気量 |
659cc |
車両重量 |
1000kg |
燃費 |
18.8km/L(WLTCモード) |
最小 回転半径 |
4.8m |
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
サイズ |
3395×1475×1780mm (全長×全幅×全高) |
ミッション |
CVT |
(2020年12月時点の情報です)
(参考: 『ルークス ハイウェスタ―(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 新型ルークスの競合ライバル車3選!
この項目では、新型ルークスの競合ライバル車を3つ紹介します。ライバル車とのスペックを比較することで、自分が乗りたい車がどれなのかを明確にすることができるでしょう。
今回ライバル車として挙げるのは『N-BOX(ホンダ)』『スペーシア(スズキ)』『タント(ダイハツ)』です。それぞれの詳細を確認し、車選びの参考にしてください。
N-BOX(ホンダ)
ホンダのN-BOXは、軽自動車のなかでも特に人気の車です。軽自動車だけでなく、小型と普通車も含めた販売数が国内で総合1位になった実績も持ちます。天井が高く、助手席にスーパースライドシートを備えた仕様車も存在し、利便性が高いと好評です。
安全装備であるホンダセンシングも搭載されており、安全面にも優れていると高い評価を得ています。N-BOXはほかのライバル車に比べると欠点が少なく、外装や内装の質も魅力的です。
N-BOX G・EX Honda SENSING |
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新車価格 |
164万2,300円 |
排気量 |
658cc |
車両重量 |
930kg |
燃費 |
27.0km/L(WLTCモード) |
最小 回転半径 |
4.5m |
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
サイズ |
3395×1475×1790mm (全長×全幅×全高) |
ミッション |
CVT |
(2020年12月時点の情報です)
(参考: 『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スペーシア(スズキ)
スズキが販売するスペーシアは、フルモデルチェンジによって非常に高い評価を得るようになった車です。初代の頃だと「物足りなさ」を感じると言う声も少なくありませんでした。
しかし、新型のスペーシアは後退時ブレーキサポートが付いたり、燃費性能が向上したりと多くのメリットが感じられる仕様になっています。特に後退時ブレーキサポートは軽自動車では初めて搭載されたもので好評のようです。
スペーシア HYBRID G |
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新車価格 |
138万500円 |
排気量 |
658cc |
車両重量 |
850kg |
燃費 |
22.2km/L(WLTCモード) |
最小 回転半径 |
4.4m |
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
サイズ |
3395×1475×1785mm (全長×全幅×全高) |
ミッション |
CVT |
(2020年12月時点の情報です)
(参考: 『スペーシア(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
タント(ダイハツ)
ダイハツが販売するタントは、軽自動車に初めて搭載された機能が多いと高い評価を得ています。タントの一番の売りは、助手席側にあるBピラーをなくすことで乗降性が良くなったと言われるミラクルオープンドアです。
また、降車したときフロントドアハンドルに振れるだけでドアロックが可能のタッチ&ゴーロックなどの機能も、これまでの軽自動車にはなかった機能として評判を呼んでいます。
タント カスタムX |
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新車価格 |
169万9,500円 |
排気量 |
658cc |
車両重量 |
900kg |
燃費 |
27.2km/L(WLTCモード) |
最小 回転半径 |
4.4m |
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
サイズ |
3395×1475×1755mm (全長×全幅×全高) |
ミッション |
CVT |
(2020年12月時点の情報です)
(参考: 『タント(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ルークスはライバルに負けない魅力がある
ライバル車の3つにはそれぞれ強みと言えるポイントが存在しますが、日産の新型ルークスにもこれらに負けない魅力があります。
室内空間の造りや安全装備の内容は、ほかの軽自動車と比べてもトップクラスを狙った設計であることが確認できるでしょう。
走りにおいても質は良く、運転席から見た景色は非常に見やすいと試乗した方の多くは語っているようです。ルークスが気になる方は、ぜひ一度試乗して乗り心地の良さを体験してみてはいかがでしょうか。
日産ルークスを中古車で買うなら?ポイントと注意点
車を購入する際、少しでも費用の負担を軽くしようと『中古車購入』を検討する方も少なくはないでしょう。しかし、中古車購入は車の選び方にポイントがあったり、注意したい点があったりと気にすべきことが多々あります。
以下の内容で、日産ルークスを中古車で買うときのポイントや注意点を確認しましょう。
ルークスの中古車相場価格
日産の新型ルークスは、2020年に登場したばかりの車です。そのため、中古車の相場は2020年12月の時点だと、まだそこまで安くはありません。グレードにもよりますが、約110万~230万が相場となります。
あまりにも安い中古車だと、何らかの問題を抱えている可能性があるので注意が必要になるでしょう。
PRルークスの中古車をみる
※価格は支払総額
デイズルークスの中古価格相場
日産のデイズルークスは、新型ルークスのフルモデルチェンジ前の車です。そのため、新型ルークスよりも安値で購入できる可能性があります。グレードだけでなく年式にも相場は左右されますが、2020年12月の時点だと約30万~170万円が相場です。
デイズルークスは、当時は最新装備かつ環境性能が良いと高い評価を得ていました。車としての性能は今でも良いと言えるため、少しでも安く良い車を購入したいという方は中古車でデイズルークスを狙ってみるのも良いかもしれません。
(参考: 『デイズルークス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
PRデイズルークスの中古車をみる
※価格は支払総額
中古車は壊れやすい?
車に限らず、一度人の手に渡った中古品は「故障のリスクが高そう」と不安を抱くものです。
実際中古車も、選び方に失敗すると壊れやすいものに当たることも少なくありません。故障のリスクが低いものを選ぶのであれば『走行距離』『修復履歴』に注目すると良いでしょう。
走行距離は、長ければ長いほど摩耗が増えていくものです。走行距離が長くとも長期間乗れる車も存在はしますが、中古車を選ぶときの目安は『約10万km』というのが一般的な考えとなります。
修復履歴は、基本ないものを選びましょう。あったとしても、どこを修理しているかはしっかいと確認を取るべきです。修復履歴の内容によっては、後々故障しやすい車も多いのでご注意ください。
また、中古車を買うときは店選びも重要なポイントです。お店によって『保証』の内容が異なるため、保証期間はどれだけあるのか、保証が適用される部位はどこまでなのかをしっかりと確認しておきましょう。
中古車の維持費について
普通自動車と軽自動車では税率の変化が異なるため、軽自動車を購入予定の方はしっかりと軽自動車の税金を確認しておくようにしましょう。軽自動車(四輪以上)の年税額は以下のとおりです、ご確認ください。
また、2019年の10月1日以降に新車登録された普通車には税金の引き下げが適用されますが、軽自動車には適用されません。車選びのときはこのことを念頭に置いておきましょう。
軽自動車(乗用・自家用車)の年税額 |
|
旧税額 |
7,200円 |
新税額 |
1万800円 |
(2020年12月時点の情報です)
軽自動車は軽自動車税の還付がない
車を年度の途中で手放す場合、普通車であれば『還付金制度』と呼ばれるものが適用されます。これは、1年分の自動車税を5月に一括で払えば、車を手放すときに還付されるという内容の制度です。
しかし、軽自動車税の場合はこの還付金制度が適用されません。つまり、軽自動車を4月以降に手放すことになっても一度支払った税金は返ってこないということになります。
そのため、後々軽自動車を手放すことになった場合は納税のことを考慮して『3月中』までに廃棄、または売却するようにしましょう。
まとめ
日産の新型ルークスは、売り上げに伸び悩んでいるものの決して性能は悪くない車です。特に後席の広々とした空間や使い勝手の良い荷室は、多くの方が魅力的に感じるポイントと言えるのではないでしょうか。
中古車でもルークスは購入可能ですので、初期費用を少しでも抑えたいと考えている方はぜひ一度『ネクステージ』にご相談ください。スタッフ一丸となって、お客様の車探しや購入をサポートさせていただきます。
よくある質問
Q.ルークスの特徴は何ですか?
A.ルークスの主な特徴は、広々とした空間設計と優れた運転視界です。2020年にフルモデルチェンジされた現行モデルは、安全性能が大幅に向上し、標識検知機能やアラウンドビューモニターなどの先進技術を搭載しています。 助手席側にはハンズフリーオートスライドドアを採用し、荷物を持った状態での乗り降りもスムーズです。また、スマートシンプルハイブリッドシステムによる優れた燃費性能や豊富なカラーバリエーションなどの特徴もあります。
Q.ルークスは満タンで何km走りますか?
A.ルークスの現行モデルは、満タン(燃料タンク容量27L)で約560kmの走行が可能です。WLTCモードでの燃費性能は20.8km/Lとなっています。 ハイブリッドシステムやアイドリングストップ装置などの燃費向上技術により、実用的な航続距離を実現させました。
Q.ルークスは低燃費ですか?
A.ルークスは優れた低燃費性能を備えています。WLTCモードで20.8km/Lの燃費を実現しており、他の軽自動車と比較しても優れた数値です。 ルークスは、BR06エンジンとCVTの最適化により低燃費走行を実現させました。力強い加速性能と燃費の両立を図っており、市街地から高速道路まで、さまざまなシーンで効率的な走りを可能にしています。