デリカミニの燃費を徹底解説!2WDと4WDの違いと燃費向上のコツも紹介
デリカミニの燃費性能は、軽自動車選びの重要なポイントのひとつです。マイルド・ハイブリッドを搭載し優れた燃費を実現していますが、2WDと4WDでは燃費に差があります。
デリカミニの走行性能と燃費の関係性を理解し、燃費に影響を与える要因を把握することで、賢く燃費を向上させる方法が見えてくるでしょう。この記事では、デリカミニの燃費性能を徹底的に解説し、燃費向上のためのテクニックもお伝えします。
※目次※
・デリカミニの燃費はマイルド・ハイブリッドシステムで向上している。
・デリカミニは2WDのほうが燃費性能が高い一方、4WDは走破性に優れている。
・デリカミニは燃費性能だけでなく、主要装備も魅力。
デリカミニの燃費性能の特徴
デリカミニの燃費性能の特徴とは、いったい何なのでしょうか。デリカミニの燃費の秘密や2WD・4WDの燃費の違い、カタログ燃費と実燃費の差について詳しく解説していきます。
デリカミニの購入を検討している人は、燃費性能の特徴を把握し、車選びの参考にしましょう。
デリカミニの燃費の秘密はマイルド・ハイブリッドにある
デリカミニは、全車にマイルド・ハイブリッドシステムを搭載しています。マイルド・ハイブリッドとは、モーターでエンジンをアシストし、燃費を向上させるシステムです。
発進時・加速時に、モーターがエンジンを補助することでエンジンの負荷を減らし、燃費を改善します。
また、減速時にはモーターが発電機として働き、回生エネルギーを電気に変換してバッテリーに充電するのも特徴です。この電力を再びモーターの動力源として活用することで、さらなる燃費向上につなげています。
デリカミニのマイルド・ハイブリッドシステムは、燃費性能を高めつつ、コンパクトなボディに収めることに成功しました。低燃費を実現しながら、ミニバンの実用性も兼ね備えた一台といえるでしょう。
デリカミニの2WDと4WDの燃費の違い
デリカミニの2WDと4WDのモデルでは、燃費性能に違いが見られます。2WDと4WDそれぞれのカタログ燃費は、以下の通りです。
・2WD:(WLTCモード)19.2km/L~20.9km/L
・4WD:(WLTCモード)17.5km/L~19.0km/L
4WDは、2WDに比べて1km/L~2km/L程度低くなっています。この差は、4WDシステムによる重量増加や、動力伝達ロスなどが要因と考えられるでしょう。
ただし、雪道や悪路での走行性能は4WDのほうが優れており、走破性を重視する人には4WDがおすすめです。デリカミニは、2WDと4WDのどちらを選んでも、マイルド・ハイブリッドシステムによる高い燃費性能を享受できるといえます。
デリカミニのカタログ燃費と実燃費の違い
実際の走行時の燃費は、カタログ燃費通りにはいかないことも少なくありません。カタログ燃費がWLTCモードという決められた条件下で測定されるのに対し、実燃費は運転者の運転癖や走行環境によって大きく左右されるためです。
例えば、急発進・急ブレーキを繰り返す運転スタイルは、燃費を悪化させます。また、エアコンの使用や渋滞などの走行環境も、燃費に影響を与えるでしょう。
カタログ燃費と実燃費の差にはさまざまな要因が関係してくるので、燃費向上のための運転のコツを理解することが大切です。
デリカミニの燃費を重視する場合のグレード選択
デリカミニの燃費性能を最大限に引き出すには、適切なグレード選択が重要です。ここでは、燃費を重視する場合におすすめのグレードと、選び方のポイントを解説します。
2WDと4WDの燃費の違いやタイヤサイズによる影響など、デリカミニの燃費に関わる要素を踏まえながら、ライフスタイルに合ったグレードを選びましょう。
デリカミニの燃費性能の高いグレード
デリカミニの燃費性能を重視する場合、最適なグレードやオプションを選ぶことが大切です。例えば、2WDは4WDのモデルに比べて燃費が良いため、コストパフォーマンスを重視するなら2WDがおすすめといえます。
また、タイヤサイズによっても燃費に差が出るのもポイントです。細めのタイヤを選ぶと転がり抵抗が減り、燃費アップにつながります。
「HXTPZ」「HXTRG」は、タイヤのサイズが「155/65R14」となっているので、他のグレードに比べて低燃費であることが期待できるでしょう。燃費とコストのバランスを考えつつ、ライフスタイルに合ったグレード選びが肝心です。
デリカミニのグレード選択のコツ
デリカミニを購入する際は、自分のライフスタイルに合ったグレードを選びましょう。例えば、燃費重視派なら、2WDがおすすめです。街乗りがメインなら、コストパフォーマンスに優れた2WDで十分でしょう。
一方、アウトドア派の人なら、4WDの走破性が魅力といえます。雪の多い地域に住んでいて冬場の走行が多いなら、4WDがぴったりです。
グレードによって装備も異なるので、必要な機能をリストアップしておくと選びやすくなるでしょう。
デリカミニの燃費向上のコツ
デリカミニの燃費をさらに良くするためには、運転の仕方にもコツがあります。ここでは、エコドライブのポイントやタイヤの空気圧管理など、誰でも簡単に実践できる燃費向上テクニックを見ていきましょう。
以下で紹介することを意識して運転すれば、デリカミニの燃費性能をより引き出せるかもしれません。
デリカミニの燃費向上のコツ1.エコドライブを心がける
エコドライブのコツは、加速と減速をスムーズに行うことです。急発進・急ブレーキを避け、一定の速度を保つようにしましょう。
また、車間距離を十分に取ることで、不要な加減速を減らせます。先を読んだ運転を心がけ、信号の変化に合わせて早めにアクセルを離すのも効果的です。
エコドライブを実践すれば、燃費が約2%〜10%は改善されるといわれています。普段の運転の中でエコドライブを心がけることが、燃費向上への近道となるでしょう。
デリカミニの燃費向上のコツ2.タイヤ空気圧やエアコン使用は適切に
燃費向上のためには、タイヤの空気圧管理も忘れてはいけません。空気圧が適正値より低いと、タイヤの接地面積が増えて転がり抵抗が大きくなり、燃費が悪化します。
逆に空気圧が高すぎても、乗り心地が悪くなるだけでなく、タイヤの偏摩耗を招く恐れがあるでしょう。
また、エアコンの使用も燃費に影響します。エアコンを使うと、その分エンジンの負荷が増えて、燃費が低下するのが一般的です。
特に夏場の高温時は、エアコンの設定温度を下げすぎないよう注意しましょう。外気温との差が大きいほど、燃費への影響は大きくなります。
デリカミニの燃費向上のコツ3.不要な荷物は降ろす
不要な荷物を車から降ろすことも、燃費向上に効果的です。車の重量が増えると、それだけエンジンへの負荷が大きくなり、燃費が悪化してしまいます。
ゴルフバッグやキャンプ道具、子どものおもちゃなどを、使わないときも車に積んだままにしている人は少なくありません。普段使わない荷物は、小まめに降ろすようにしましょう。
また、ルーフキャリアを装着している場合は、使わないときは取り外すのがおすすめです。重量だけでなく、空気抵抗も増えて、燃費が悪化する原因となります。
荷物を減らす工夫を続ければ、デリカミニの燃費向上に役立つでしょう。
デリカミニの燃費性能とライバル車との比較
デリカミニの燃費性能を、同クラスの軽自動車であるスズキ「スペーシア」と、トヨタ「ルーミー」と比較してみましょう。それぞれのカタログ燃費(WLTCモード)は、以下の通りです。
・デリカミニ:(2WD)19.2km/L~20.9km/L、(4WD)17.5km/L~19.0km/L
・スペーシア:(2WD)23.9km/L~25.1km/L、(4WD)22.4km/L
・ルーミー:(2WD)16.8km/L~18.4km/L、(4WD)16.8km/L
デリカミニの燃費は、スペーシアよりも若干劣りますが、ミニバンとしては十分な燃費性能を発揮しています。スペーシアは加速が弱いため、力強い走りを楽しみたい人はデリカミニがおすすめです。
また、ルーミーの燃費よりも、わずかに優れていることが分かります。デリカミニは、同クラスの軽自動車と比べても遜色ない燃費性能を誇るといえるでしょう。
デリカミニの燃費以外の特徴は?
デリカミニは優れた燃費性能だけでなく、安全装備と快適性能も充実しています。事故防止に役立つ先進安全装備や、スムーズなドライブを支える運転支援機能、満足度を高める快適装備など、ドライブをより心地良くするための機能が満載です。
最後に、これらの装備について詳しく見ていきましょう。
デリカミニの事故防止に役立つ先進安全装備
デリカミニには、さまざまな先進安全装備が搭載されています。例えば、全車標準装備されている「衝突被害軽減ブレーキシステム」です。
前方車両・歩行者を検知し、衝突の危険性がある場合に自動でブレーキをかけてくれる機能で、事故防止に大きく貢献してくれるでしょう。
また、「踏み間違い衝突防止アシスト」は、アクセルとブレーキの踏み間違いに役立つシステムです。駐車時などに踏み間違えても、衝突被害を回避・軽減してくれます。
夜間走行時に役立つ「オートマチックハイビーム」は、対向車・先行車を検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるので、手動で行う必要がありません。
高速道路などでは、2台前の車両の急ブレーキなどを検知する「前方衝突予測警報」が、追突事故の防止に一役買ってくれます。
こうした先進安全装備の数々が、家族みんなで楽しむドライブをしっかりサポートしてくれるでしょう。
デリカミニのスムーズなドライブを支える運転支援機能
デリカミニのスムーズな運転をサポートする運転支援機能も、注目すべきポイントです。例えば、「車線逸脱警報システム」や「ふらつき警報」が挙げられます。
車線逸脱警報システムは、ドライバーの意図しない車線逸脱を検知して警告を発し、車線からはみ出さないようサポートしてくれる優れものです。
ふらつき警報は、運転のふらつきから居眠り運転などを察知し、警報ブザーとインフォメーション画面表示で休憩をお知らせしてくれます。
また、道路上の標識を認識し、インフォメーション画面に表示してドライバーに注意を促す「標識認識システム」も魅力です。車両進入禁止標識などを、うっかり見逃してしまったときでも、警報ブザーで知らせてくれます。
発進遅れを防げる「先行車発進通知」を活用すれば、後続車にも迷惑をかけずに済むでしょう。
デリカミニの満足度を高める充実の快適装備
充実の快適装備も、デリカミニの魅力のひとつです。例えば、座り心地と通気性にこだわったシートには質感の高い合成皮革を使用し、座面と背もたれには立体的な3Dパターンの撥水シート生地を採用しています。
寒い日のドライブも快適にしてくれるのが、ステアリングヒーターとシートヒーター、リヤヒーターダクトです。すぐに温まるため、家族みんなが心地良く過ごせます。(T Premium・G Premiumに標準装備)
また、後席のリヤサーキュレーターには、「プラズマクラスター」を搭載しているのも特徴です。イオンの効果で、空気浄化・静電気除去などが期待できます。(T Premium・G Premiumに標準装備)
快適装備が充実したデリカミニで、楽しいドライブへ出かけてみましょう。
まとめ
デリカミニの燃費はWLTCモードの場合、2WDで19.2~20.9km/L、4WDで17.5~19.0km/Lと優れています。グレード選択では、燃費重視なら2WDが、走破性重視なら4WDがおすすめです。
燃費向上には、エコドライブだけでなく、タイヤ空気圧の適正化や適切なエアコン使用を心がけましょう。また、ライバル車と比べても、デリカミニの燃費性能は高水準です。快適性と実用性を兼ね備えた、素晴らしい軽自動車といえるでしょう。
【この記事の執筆者】
鈴木祐貴
車と音楽、旅と猫を愛するライター。多様なWebメディアの編集・ディレクション経験を重ね、2018年よりフリーランスとなる。
現在もさまざまなジャンルの編集をする傍ら、車関連のオウンドメディアや車の税金に関するコンテンツなどの編集経験を生かし、ライターとして車の魅力・おもしろさも発信中。
バックパックひとつでふらりと旅に出るのが好きだが、いずれはキャンピングカーで気ままに世界中をロードトリップしようと思っている。
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