三菱RVRをグレード別に徹底解説!ライバル車種との分かりやすい比較も
三菱のRVRは2010年に登場しました。2019年には大幅なマイナーチェンジを実施しており、現在まで販売されているモデルライフが長い1台でもあります。
コンパクトなサイズ感のSUV は近年のトレンドのひとつでもあり、RVRは三菱が誇る優れた4WDシステムもラインアップしています。この記事では、そんなRVRのグレード展開や特徴を紹介するとともに、ライバル車との比較もしていきます。コンパクトSUVの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
<目次>
3.RVRの中でもグレード「BLACK Edition」をオススメする理由
・三菱RVRは近年人気のコンパクトなサイズのSUV
・RVRのグレードはベーシックグレード・上級グレード・最上級グレードの3つ
・ライバル車と比較して三菱RVRは新車価格や比較的安い点と納車の早い点が魅力
RVRグレードごとの特徴
RVRにはBLACK Edition、G、Mの3つのグレードが用意されています。まずは、それぞれのグレードの特徴やポイント、装備の差などを見ていきましょう。
なお、エンジンは全車1.8Lのガソリンエンジンで、どのグレードでも2WDと4WDの選択が可能となっています。
ベーシックグレードの「M」
ベーシックグレードとなるMは最もシンプルな装備となっています。見た目の部分でいえば、まずフロントグリルがシルバー塗装/ブラック、ホイールも他が18インチのところMは16インチとなっています。
また、SUVらしい装備のひとつでもあるルーフレールを純正で装着できません。車内を見てみるとウレタンのハンドル標準だったり、マニュアルエアコンだったりとシンプルな部分が目立ちます。また、機能面でいえばクルーズコントロールが設定されていません。
上級グレードの「G」
GグレードはMグレードよりも16万3,900円高い上級グレードです。グリルがサテンメッキ/ピアノブラックの組み合わせとなりホイールも18インチになります。
また、ルーフレールもメーカーオプションで用意されます。ハンドルも本革巻が標準で、エアコンもフルオートエアコンが標準です。
最上級グレードの「BLACK Edition」
そしてGグレードよりも13万4,200円高い最上級グレードが「BLACK Edition」です。その名の通りフロントグリルやドアミラー、ホイールなど各所にブラックのアクセントをちりばめた仕様に仕上がっています。
インテリアも他のグレードに比べて上質感のある仕様となっており、ハンドルとシフトノブはレッドステッチ付き、シートは撥水機能付きのスエード調素材と合成皮革のコンビネーションシートになります。
また、標準装備でRVR唯一のシートヒーターが用意される他、「BLACK Edition」だけのオプションとしてロックフォードのサウンドシステムも用意されています。
RVRライバル車との比較
RVRにカテゴライズされるコンパクトSUVは今や自動車業界のトレンドの中心といえます。そんなジャンルだけあって、国産にはさまざまなSUVが存在します。
そこでここからは、国産SUVと比べたときにRVRはどのような立ち位置にいるのか?ということを確認するために、各モデルの特徴と比べていきましょう。
RAV4
トヨタRAV4は北米市場を中心に販売しているグローバルモデルで、2022年には世界で最も売れた車となっています。その人気は日本市場でも、もちろん健在です。
RAV4はSUVらしい力強いデザインが大きな理由ですが、走行性能や利便性も高く評価されています。燃費性能に優れたハイブリッドシステムとガソリンエンジンの2つが用意されており、ガソリンエンジンにはダイナミックトルクベクタリングAWDという優れたAWDシステムが採用されています。
このようにハイブリッドとガソリンどちらを選んでもポジティブな選択肢として捉えられる点も魅力のひとつです。ただし、三菱RVRと比べると車格高いため高価となります。また、新車に限った話でいえばRVRの方が納期は短いという点もポイントといえるでしょう。
ハリアー
ハリアーは都市型クロスオーバーSUVという新たなジャンルを切り開いたモデルです。全高の高いSUVながら、都心部で乗っても似合う高級感あふれるアーバンなデザインと、オンロードでの上質な乗り心地はこれまでのSUVにはなかったものでした。
そんなハリアーは現行で4代目です。ワンランク上のデザインと上質な乗り心地は現在のSUVラインアップの中でも一歩抜きん出ているという印象です。
なお、ハリアーと比べると三菱RVRはコンパクトなサイズ感とリーズナブルな価格がポイントです。また、こちらも新車に限った話でいえばRVRの方が、納期が短い点はメリットといえます。
エクストレイル
日産エクストレイルは2022年に現行モデルへとフルモデルチェンジしました。ポイントは全車ハイブリッドのパワーユニット「e-POWER」となったことです。
「e-POWER」の特徴は、駆動はモーターのみで行いエンジンは発電のみで使用するというパワーユニットです。そのためストップ&ゴーが多い日本の一般道での燃費性能と、低速域からのトルク、そして静粛性に優れているのが特徴的なポイントといえるでしょう。
なお、エクストレイルと比べると三菱RVRの方がリーズナブルで、扱いやすいボディサイズであることが魅力です。
フォレスター
スバルのフォレスターは水平対向エンジンとAWDという組み合わせが生み出す、シンメトリカルAWDというシステムが特徴です。シンメトリカルAWDは、あらゆる場面で安定した走りを実現するシステムです。
また、フォレスターはアイサイトを始めとした高い運転支援システムにも定評があります。スバルは長年運転支援システムを開発しているというだけあって、支援の「自然さ」は国産SUVでもトップクラスといえるでしょう。
なお、RVRと比べると、RVRの方が手ごろなボディサイズで求めやすい価格なのが魅力的です。
CX-30
マツダのCX-30は2019年に登場しました。現在多くのSUVラインアップを誇るマツダですが、その中でも最もスポーティなイメージの強い車種がこのCX-30でしょう。
全高の低いシルエットは近年流行しつつあるクーペSUVの面影を感じます。性能的な面で言えば経済性に優れるディーゼルエンジンがラインアップされているのが魅力的なポイントです。
三菱RVRと比べると、RVRの方が扱いやすいボディサイズと、見切りの良いエクステリアデザインが特徴です。また、車幅感覚が使い見やすく狭い道でも安心して運転できることが魅力的なポイントでもあります。
RVRの中でもグレード「BLACK Edition」をオススメする理由
三菱RVRのグレードは、ベースグレードのM、上級グレードのG、最上級グレードのBLACK Editionがあります。RVRをマイカーとして購入する場合、装備面などを考えても上級グレードのGか最上級グレードのBLACK Editionのどちらかで迷う方がほとんどだと思いますが、オススメはBLACK Editionです。
理由としては装備の充実度と自由さです。最上級グレードのBLACK Editionは見た目の部分もそうですが、快適装備に関してもワンランク上の内容となっています。特にシートヒーターはBLACK Editionのみの装備となっているので、この点は大きなポイントといえるでしょう。また、乗り換えるときのリセールバリューを考えてもBLACK Editionの方がおすすめです。
まとめ
三菱RVRのグレードと国産SUVとの比較を紹介してきました。モデルライフが長いこともあり、国産の他のSUVと比べてしまうと装備面や運転支援システム、燃費などで古さが出てしまう部分は、どうしてもあります。
ただ、この手ごろなサイズ感のSUVが他にあまりないこと、そして新車購入時の納期が短いことはRVRの強みともいえるでしょう。
【この記事の執筆者】
西川昇吾
自動車ライター
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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