マツダ・ロードスターの新型モデルに関する最新情報
2023年10月に大幅商品改良を発表したロードスターは、マツダの小型オープンスポーツカーです。4代目となる現行ロードスターは2015年から販売されており、モデルライフも8年と長くなってきていますが、その歴史の中でも最も大きな改良となりました。
この記事では、2024年1月中旬に発売予定のモデルへ新たに加わるシステムやメカニズムなどを中心に、大幅商品改良の詳細を紹介していきます。
※目次※
1.ロードスターの新型モデルの予約受付を2023年10月より開始
・4代目マツダ ロードスターの大幅商品改良モデルは2024年1月中旬の発売が予定されている
・改良はソフトトップモデルのロードスターとリトラクタブルハードトップモデルのロードスターRFが対象となっている
・ヘッドランプをはじめ、安全性能や走行性能などの要素が進化している
ロードスターの新型モデルの予約受付を2023年10月より開始
モデルライフが8年と長くなってきているため、「そろそろフルモデルチェンジか……」と噂されていたロードスターですが、今回は大幅商品改良という形でリニューアルしました。
安全法規への対応などで変わらなければいけない部分があったためですが、「変わらないこと」が現在のロードスターに求められていることを踏まえた結果と言えます。
現行モデルのビッグマイナーチェンジを実施
2023年10月に発表された今回のビッグマイナーチェンジですが、一番の目的は法規対応の部分が多かったと思われます。
以前からその対応として、プラットホームやエンジン、各種デザインが大きく変更されるフルモデルチェンジが噂されていましたが、マツダはビッグマイナーチェンジで対応をしました。ビッグマイナーチェンジ後のモデルは2024年1月中旬からの発売となります。
ロードスターはマツダが誇るライトウェイトスポーツカー
初代ロードスターは1989年に登場しました。当時はマツダが5チャンネルの販売ブランドを展開していたためユーノスロードスターでした。
既存のコンポーネントを上手く流用して価格を抑えながら、優れた耐久性やそれまでのオープンカーに比べて少ない雨漏りなどで「普段使いできるオープンカー」を実現しています。
これがヒットする理由となり、2000年には「2人乗り小型オープンスポーツカー生産累計世界一」でギネスに認定されました。今日では4代目となるNDロードスターが販売されており、その伝統は受け継がれています。
一部のグレードは生産終了
今回の大型商品改良ではブラウントップ、Sレザーパッケージ ホワイトセレクションなどいくつかのグレードがラインアップから姿を消しました。人気の高かった990Sもそのうちのひとつですが、これは先にも触れた法規対応が影響している様子です。
新たな装備が必要になるとどうしても車重が重たくなってしまい、1tを切る990㎏という車重をキープすることができなくなったことが影響しています。
ロードスターの新型モデルの特徴
今回の年次改良は現行型の歴史の中でも最も大きな改良とアナウンスされています。ここからはロードスターの新しくなったポイントに関して、より詳細な変更点を見ていきましょう。
2つの運転支援システムを追加
まず進化したのは、2つの運転支援システムです。約15km/h以下で後退中に車の周囲に接近してきた車両を検知し、衝突回避が困難と判断したときにブレーキ制御を支援して消灯時の被害軽減を図る「スマート・ブレーキ・サポート」が備わりました。
加えて、設定した速度での定速走行と、車間を一定に保って走行する「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール (MRCC)」が新たに備わっています。
このように万が一のときの安全と、高速道路などの自動車専用道路走行時の疲労度軽減を図る装備が追加となりました。なお、MRCCは一部グレードには設定がありません。
8.8インチのセンターディスプレイを搭載
センターディスプレイは8.8インチに拡大されました。単純に拡大されただけでなく、前方視界の確保とエアバッグ作動時の干渉を避けるために、画面の縁部分を薄くしたフレームレスデザインを採用するといった配慮もされています。
また、グレードによってはアプリで車の様子を確認できたり、自動で救急車を手配するコネクティッドサービスが備わったりと、利便性も進化しました。
ランプ類とホイールの改良を実施
エクステリアの印象を左右する一部デザインも変更されました。ヘッドランプはデイタイムランニングランプが変更されて、スピード感やライトウェイトスポーツカーらしさをより一層引き立てています。
リアコンビネーションランプはロードスターの伝統である円形と楕円のモチーフをより鮮明に表現しました。また、ホイールはスポークがリム部まで伸びているようなデザインに変更され、軽やかさと機能美をより表現した足元に仕上がっています。
ダイナミクス性能が進化動
走行性能に関する部分も大きく改良が施されました。そのひとつがアシンメトリックLSDの採用です。このLSDは「リアタイヤの接地荷重変化に対して車の旋回挙動を安定させる」という新たなコンセプトのもと開発されました。
減速側の作動制限力を高めて、FR車が不安定になりやすいコーナリング進入時の安定性を向上させています。そして、MT車のDSCにはサーキット走行に最適化された新制御モードである「DSC-TRACK」が追加されました。
これはスピンモーションに陥った場合にのみ制御が加入するため、スポーツドライビングの楽しさとサーキット走行時のクラッシュのリスク軽減の両立を実現しています。また、電動パワステも改良を実施し、より一体感の高いステアリングフィールとなりました。
燃焼効率が改善されたパワートレインを採用
走行性能という面で最も大きな変更を受けたのがエンジンです。ソフトトップ車が搭載する1.5Lエンジンは国内ハイオクガソリンに合わせた専用セッティングを施し、最高出力を3kWほど向上させています。
そして、1.5LとRFに搭載される2.0L共通の進化ポイントとしては、より緻密な制御でアクセル操作のレスポンスが改善されたことでしょう。
ソフトトップモデルに新しいグレードを設定
今回の改良により無くなってしまったグレードもありましたが、魅力的なグレードも追加されました。それが「S Leather Package V Selection」です。
特徴的なのがスポーツタンカラーのインテリアとベージュのソフトトップで、初代ロードスターのVスペシャルを思わせる仕様となっています。
まとめ
大幅商品改良が行われたロードスターは2024年に発売開始となりますが、ロードスターファンが重要視している「人馬一体」に関する部分は変えずに、その魅力をより深化させたような改良となりました。
フルモデルチェンジの噂が出る度に「今のロードスターから大きく変わってしまうのか……」と心配する声も見受けられる中、そのような心配へ配慮された対応と言えるのではないでしょうか。
今回の大幅商品改良を見ると、ロードスターに求められているニーズをマツダもしっかりと分かっていることを改めて認識させられる内容となっています。
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【この記事の執筆者】
西川昇吾
自動車ライター
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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