マツダCX-3の燃費は?20Sと15Sでどのくらい変わる?
2015年にCXシリーズの第2弾として登場したCX-3は、SUVながらもスタイリッシュでスポーツモデルのような流麗な出で立ちが話題になりました。発売当初はディーゼルエンジンのみの組み合わせでしたが、数回の商品改良によって、SKYACTIV-G 2.0やSKYACTIV-G 1.5が追加され、ディーゼルエンジンも1.5Lから1.8Lに排気量がアップされました。
現在はSKYACTIV-G 1.5とSKYACTIV-D 1.8のみのラインアップですが、ともに燃費性能にも優れていて、CXシリーズの末っ子として多くの魅力を持ったモデルです。
※目次※
2. CX-3の中で高燃費なのは20Sの4WDでWLTCモード15.2Km/L
6. CX-3やライバル車の中古車を探すならネクステージへ!
・CX-3はスタイリッシュな外観に加えて優れていた燃費性能も特徴のひとつとなる
・CX-3はコンパクトSUVのなかでもデザイン性にとんだモデルで、幅広い年齢層から支持される
・人気モデルなので中古車市場にも多くの在庫があり、好みのモデルが見付けやすい!
マツダCX-3の燃費はどのくらい?
マツダのSUVシリーズでもっともコンパクトな車種がCX-3です。プラットフォームはMAZDA2と共有している部分が多く、ボディサイズは全長4.275mm×全幅1.765mm×全高1.550mmです。
車両重量も1210kg~1370kgと軽量のため燃費性能にも優れていて、ディーゼルエンジンを搭載するXD Touringの6速MT(2WD)では23.2km/L、ガソリンエンジンを搭載する15Sの6速AT、2WDでは17.0km/Lで、コンパクトカー顔負けの数値です。
CX-3は2015年に登場したコンパクトSUV
マツダ CX-3は、2015年2月に販売を開始した車です。「次の時代のスタンダードを創造する」がコンセプトになっており、スタイリッシュなデザインと機動性を意識して開発されました。なお、マツダが販売しているSUVの中でも人気の高い車種です。
エクステリア・インテリアのデザイン性の高さはもちろん、実用性・機能性も持ち合わせています。CX-3はコンパクトSUVのため荷室は広くありませんが、荷物に応じて床面の高さを調整できるフレキシブルボードが採用されており、さまざまなケースに合わせた収納が可能です。
CXシリーズの中では燃費が高い
マツダから販売されているCXシリーズは以下の通りです。
車種名 |
価格 |
燃費(WLTCモード) |
CX-3 |
192万5,000円〜 |
15.7 km/L〜23.2km/L |
CX-30 |
245万8,500円〜 |
15.5 km/L〜19.5km/L |
CX-5 |
276万6,500円〜 |
13.0 km/L〜19.5km/L |
CX-60 |
299万2,000円~ |
13.0km/L~21.0km/L |
CX-8 |
299万4,200円〜 |
11.6km/L〜15.4km/L |
CXシリーズの末尾に付けられている数字は、車のサイズを表しています。表組みでもわかるようにCX-3は、CXシリーズの中でもっともコンパクトな車種です。
CX-3の中で高燃費なのはXD Touringの2WDで23.2km/L
CX-3は2015年に発売が始まったコンパクトSUVです。当初は直列4気筒1.5Lディーゼルエンジンを搭載したXDグレードのみの展開でしたが、2017年に直列4気筒2.0Lのガソリンエンジンが追加されました。
2018年にはディーゼルエンジンの排気量が1.5Lから1.8Lにアップし、2020年には直列4気筒1.5Lガソリンエンジンのモデルも導入されています。現在は、2.0Lのガソリンエンジンがカタログから外されていて、ディーゼルエンジンは1.8LのSKYACTIV-D 1.8、ガソリンエンジンはSKYACTIV-G 1.5となっています。
15S
2020年から2021年の2年間は直列4気筒の1.5Lと2.0Lのガソリンエンジンが用意されていたCX-3ですが。2021年の商品改良でグレード展開が整理されました。
現状でガソリンエンジンを搭載しているのは、15S、15S Touring、15S Urban Dresser、15S Super Edgyの4グレードです。直列4気筒1.5Lエンジンのスペックは、最高出力が82kW(111ps)で最大トルクが144Nm(14.7kgf・m)、燃費性能は2WDが17.0km/L、4WDが15.7km/Lです。
XD
発売当初は直列4気筒1.5Lディーゼルエンジンのみのラインアップでしたが、2018年の商品改良で排気量が1.8Lへとアップしています。最新のディーゼルエンジンへと移行したことで排気量は上がっていますが、燃費性能は悪化していません。
グレード展開は、XD、XD Touring、XD Super Edgyの3種類で、トランスミッションは6速ATと6速MTが選べます。燃費性能では6速MTの2WDが23.2km/Lと軽自動車なみの数値をマークしています。
20S
CX-3の2Lガソリンエンジン20Sは2017年に登場したものの、2021年の改良により廃止されています。グレード展開は20S PROACTIVE Sパッケージ、20S Exclusive Mocsの2種類が最終型です。6速ATのみの展開で、燃費性能は2WDが16.0km/L~16.2km/L、4WDが15.2km/Lです。
CX-3を選ぶ燃費性能以外の魅力
CX-3の魅力は燃費のよさだけではありません。CX-3は2015年の発売開始から6回の送品改良を経て各機能が各段に進化しています。ここでは、CX-3の「エンジン性能」「デザイン性」「安全性能」「操縦性能」について詳しく解説します。
エンジン性能
新型CX-3のガソリンエンジンには、燃費性能の高さが特徴の「SKYACTIV-G 1.5」が搭載されています。最大出力は82kW(111)/6,000rpm、最大トルクは144N・m(14.7kgf・m)/4,000rpmで、マツダのコンセプトである「人馬一体」を体現しているエンジン性能が魅力的です。
SKYACTIV-G 1.5は他車にもラインアップされているエンジンですが、常に進化を遂げていて、燃費性能と動的性能のバランスに長けています。
一方、クリーンディーゼルには「SKYACTIV-D1.8」を搭載しています。最大出力は85kW(116)/4,000rpm、最大トルクは270N・m(27.5kgf・m)/1,600~2,600rpmです。商品改良によってディーゼルエンジンも環境性能や走行性能が向上されています。
採用されているディーゼルエンジン特有の技術としては「DE精密過給制御」「ナチュラル・サウンド・スムーザー」「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」が挙げられます。これらの技術を搭載したことで、シチュエーションに応じた加速性能を向上させることに成功し、ノック音を抑制することによって静かな走行を可能にしました。
新型CX-3のエンジン性能はガソリンとディーゼルで違いますが、どちらも環境性能や実用燃費に期待できるでしょう。
デザイン性
CX-3は魂動デザインを体現したエクステリアデザインが特徴です。フロントグリルやアルミホイールなどどの角度から見ても上質に見え、もともとデザイン性の高さが売りでしたが、商品改良でさらに磨きを掛けています。
一方インテリアは、センターコンソールやインパネデコレーションを、鋭さを増すようなデザインを取り入れています。また、マルチボックスや電動パーキングブレーキを採用することで、実用性も同時に高めています。
安全性能
CX-3の先進安全技術は、全グレードに標準装備されています。事故が起きた場合の安全装備ももちろん完備されていますが、そもそもマツダでは事故を未然に防ぐため、ドライバーの疲労を軽減したり誤操作を減らしたりする設計をしており、これも魅力の一つです。
例えば、ヘッドアップディスプレイをフロントガラスの下部に設置したことによって、目線を大きく変えることなく走行速度や法定速度を確認できるようになっています。
また、目視では確認しにくいドアミラーの死角を取り除き、交差点での事故を未然に防げるマツダ独自の技術も特徴的です。新技術も魅力的で、アドバンスSCBSや360°ビュー・モニターが搭載されました。
アドバンスSCBSは、夜道や薄暗い道でも前方の歩行者や車を検知し、衝突の危険があるとブレーキを自動制御してくれます。そのため、前方が見えにくくても安心して走行できます。
360°ビュー・モニターは、360°すべてをカメラでサポートするため、目視では確認できない角度でも危険を察知し警告をしてくれるという機能を持っています。また、アダプティブ・LEDヘッドライトと組み合わせることで、夜間に対向車を発見するとヘッドライトを自動で部分消灯してくれます。このように、CX-3の安全性能が向上したことで、より快適な走行が可能になったといえるでしょう。
操縦性能
操縦性能としては、18インチタイヤを採用したことや、商品改良でサスペンションのセッティングを変更したことでソリッドな乗り味となっています。それでいて乗り心地もよく、凹凸のある道でも滑らかな走行をすることが可能です
また、商品改良によりG-ベクタリングコントロールを搭載したことで操作性能も向上しました。G-ベクタリングコントロールとは、ハンドル操作に合わせて駆動トルクを自動で変えるものです。駆動トルクが自動で切り替わることで、動きを制御してくれ、カーブの際に曲がりやすくなります。
商品改良を重ねることで操縦性能が向上し、長距離走行をする場合も疲労しづらくなるなど、ドライバーの負担軽減を期待できるでしょう。
低燃費なCX-3の中古車相場
CX-3は、高い燃費性能を持ち、デザイン性や安全性にも優れた魅力的な車です。低燃費なCX-3をお得に手に入れたい場合は、中古車の購入がおすすめです。ここからは、2WDと4WDに分け、CX-3の中古車相場(2023年3月時点)を見ていきましょう。
2WDの中古車相場
ネクステージでのCX-3(2WD)の中古車価格は99万9,000円〜239万9,000円です(2023年3月時点)。CX-3の2WDは約80台の在庫があり、ホワイト系やゴールドシルバー系、グレー系の在庫が多い傾向です。
2016年式のXDが99万9,000円で購入できますが、基本的には100万円以上と考えてよいでしょう。価格を重視するなら、年式の古いXDが狙い目で安く購入できる車が多くあります。高価格帯は、2018年以降のXDや2020年以降の15Sです。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
4WDの中古車相場
ネクステージでのCX-3(4WD)の中古車価格は109万9,000円〜214万9,000円です(2023年3月時点)。16台の在庫車が検索でき、カラーリングとしてはホワイト系やブラック系の車が多く、ソウルレッドクリスタルメタリックの扱いもあります。
(参考:『CX-3(マツダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
CX-3のライバル車の燃費はどのくらいなの?
CX-3の属しているコンパクトSUVは、メジャーなボディタイプであり、多くのライバル車が存在します。どのようなモデルがライバル車で、どのような性能差があるのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。
ここからは、CX-3のライバル車としてホンダ・ヴェゼル、日産キックス、トヨタC-HRをピックアップし、燃費性能を比較していきます。
ホンダ ヴェゼルの燃費
ヴェゼルは、ホンダから販売されているSUVです。街乗りに映える流麗なエクステリアが特徴で、上質さを重視した設計になっています。2モーターハイブリッドシステムである「e:HEV」も採用されており、次世代的な車として人気です。
ネクステージでのヴィゼルの中古車価格は89万9,000円〜404万9,000円です(2023年3月時点)。また、カタログ燃費(WLTCモード)は以下の通りです。
2WD |
17.0〜25.0km/L |
4WD |
15.6〜22.0km/L |
(参考:『ヴィゼル(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
日産 キックスの燃費
キックスは、日産から販売されているSUVです。SUVとe-POWERの融合で、軽やかな加速や優れた燃費性能を実現しています。アクセルペダルだけで加速と減速を調整できるため、ストレスフリーなドライブが楽しめるでしょう。
ネクステージでのキックスの中古車価格は219万9,000円〜299万9,000円です(2021年12月時点)。また、カタログ燃費は以下の通りです。
2WD |
23.0km/L |
4WD |
19.2km/L |
(参考:『キックス(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ C-HRの燃費
C-HRはトヨタから販売されていたコンパクトSUVですが、2023年7月に生産を終了することがアナウンスされています。ワイドなリヤスタイルや、大型のヘッドランプなど、特徴的なエクステリアデザインが人気です。ハイブリッドシステムとダウンサイジングターボエンジンから、パワートレインを選択できます。
ネクステージでのC-HRの中古車価格は149万9,000円〜316万9,000円です(2021年12月時点)。また、カタログ燃費は以下の通りです。
2WD |
15.4〜25.8km/L |
4WD |
14.3km/L |
(参考:『C-HR(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
PRCX-3の中古車価格をチェック
129.9 万円

XD ツーリング
純正ナビ バックカメラ 黒合皮シート 禁煙車 ETC BSM クルーズコントロール HUD 衝突軽減 車線逸脱防止 LEDヘッドライト 純正18インチAW スマートキー
135.3 万円

XD ツーリング
ディーゼル 純正ナビ バックカメラ スマートシティーブレーキサポート 禁煙車 合皮シート ドラレコ LEDヘッドライト ETC クルコン ブラインドスポットモニター 車線逸脱警報 オートライト
144.9 万円

XD プロアクティブ
マツダコネクトナビ バックカメラ ハーフレザーシート レーダークルーズ パワーシート LEDヘッド コーナーセンサー Bluetooth ブラインドスポットモニター 誤発進抑制機能 オートエアコン
199.9 万円

XD プロアクティブ Sパッケージ
4WD マツダコネクトナビ 360°ビューカメラ 衝突軽減装置 レーダークルーズコントロール Bluetooth接続 ヘッドアップディスプレイ ドライブレコーダー ETC 禁煙車 シートヒーター
162.9 万円

20S プロアクティブ
禁煙車 衝突軽減装置 純正ナビ バックカメラ ETC Bluetooth フルセグ ドライブレコーダー スマートキー LEDヘッドライト クルーズコントロール 革巻きステアリング パドルシフト
129.9 万円

XD プロアクティブ
純正ナビ 黒合皮シート 禁煙車 バックカメラ ETC ヘッドアップディスプレィ レーダークルーズコントロール 車線逸脱防止 LEDヘッドライト 純正18インチAW アドヴァンスドキー
162.9 万円

20S プロアクティブ
純正ナビ 禁煙車 衝突軽減システム レーダークルーズコントロール 全周囲カメラ ETC ブラインドスポットモニター ヘッドアップディスプレイ LEDヘッドライト スマートキー
190.8 万円

15S ツーリング
禁煙車 マツダコネクト スマートシティブレーキサポート バックカメラ ETC アドバンストキー 純正革巻きステアリング LEDヘッドライト 純正16インチアルミ 電脳格納ミラー オートエアコン DVD
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※価格は支払総額
CX-3やライバル車の中古車を探すならネクステージへ!
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マツダCX-3などのコンパクトSUVをお探しの際は、ぜひお近くのネクステージへお気軽にお越しください。
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まとめ
CX-3はマツダのSUV商品となるCXシリーズの第2弾モデルとして2015年に市場導入されました。コンパクトSUVのなかでもスタイリッシュなデザインを持つため、幅広い年齢層から支持されています。
発売から数度の商品改良を加えることで熟成が進み、もともと良好だった燃費性能も含めて魅力が増しています。
人気車種ということもあり中古車の在庫も豊富です。ネクステージでは多くの在庫をそろえています。CX-3などのコンパクトSUVをお探しの際は、ぜひネクステージをご利用ください。
▼ライタープロフィール
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。