未来志向EV Honda eの魅力とは?走行性能や内装を徹底解説
Honda eは、2020年に販売を開始したホンダの電気自動車です。快適に過ごせる室内空間や優れた走行性能、先進技術が注目を集めました。ホンダ初となる市販EVであるHonda eには、どのような特徴や魅力があるのか知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、Honda eのパワートレインや室内空間の特徴を紹介します。Honda eと比較される電気自動車やハイブリッド車の中古車相場と買取相場も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
4.「Honda e」と比較されるEVの中古車購入と買取相場
・Honda eは、シンプルで近未来的なデザインと多くの先端技術を搭載したコンパクトな電気自動車。
・2020年10月に販売開始し国内外問わず注目を集めたが、2024年7月に販売が終了した。
・Honda eなどの電気自動車やハイブリッド車は、ネクステージで見つけよう。
「Honda e」はどのような車?
Honda eは、ホンダが開発・販売する初めての電気自動車です。環境保全のためには、人や二酸化炭素排出量の多い都市部で電気自動車を使用することが優先であるとの考えから、都市部のユーザーをターゲットとして開発されました。
2020年に販売開始されてから、約3年後の2024年に生産・販売終了しています。ここでは、Honda eの特徴と歴史を見ていきましょう。
「ちょっと先の未来」を見据えたコンパクトEV
Honda eは、全長3,895mm×全幅1,750mm×全高1,510mmのコンパクトEVです。ホイールベースは2,530mmと短く小回りが利くため、都市部の狭い道路での運転や駐車がしやすく、取り回しにも優れています。
5つのスクリーンを水平配置した先進的デザインのインパネは、世界初の装備です。中央部分には、12.3インチのタッチパネルスクリーンが2枚配置されており、ナビゲーションシステムやスマートフォンと連動させたエンターテインメント機能を直感的に操作できます。
(参考:『電気自動車「ホンダe」ってどんなクルマ?特徴や維持費などを解説!|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2020年に販売開始
Honda eは、2020年10月に販売を開始しました。近未来的デザインが施された外装や内装、クリーンで力強い走り、取り回しの良さで注目を集めます。先進のテクノロジーを取り入れ、乗る人の移動と生活をシームレスにつなげることを目指した新世代の車です。
2021年には、ワールド・カー・アワーズが主催する「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」でワールド・アーバン・カーを受賞しています。欧州や日本で約1万1,800台を売り上げましたが、2024年7月に販売を終了しました。
約3年で生産終了のためHonda eの中古車は希少
Honda eのグレード展開は、ベースと上級「Honda e Advance」の2種類です。
ベースグレードには、インパネの5つのスクリーンや「Honda SENSING」を標準装備し、Honda e AdvanceにはHonda パーキングパイロットや100VのAC電源、センターカメラミラーシステムなどの装備が加わります。
Honda eの国内販売期間は2020年10月~2024年7月の約3年間と短く、国内の販売台数は約1,800台であることから、中古車市場への流通はそれほど多くありません。以下は、販売当時の新車価格です。
グレード名 |
新車価格(税込み) |
Honda e |
451万円 |
Honda e Advance |
495万円 |
(参考:『Honda eのクルマカタログ|新車・中古車の【ネクステージ】』)
「Honda e」のパワートレインの実力
Honda eは、専用に開発されたリアドライブ電動パワートレインを搭載しています。ホンダがこれまで取り組んできたハイブリッドやプラグインハイブリッドなどの技術を生かし、コンパクトかつ優れた性能を実現しました。
ここでは、Honda eの大トルクを発生させるモーターを搭載した電動ドライブユニットや走行性能、運転支援装備を紹介します。
V6 3.0Lエンジンに並ぶ力強いトルク
Honda eのリア部分に配置した電動ドライブユニットには、V6 3.0Lエンジンに相当する大トルクモーターを備えています。グレードごとのスペックと一充電走行距離は、以下の通りです。
項目 |
Honda e |
Honda e Advance |
|
電動機 (モーター) |
最高出力(kW[PS]/rpm) |
100〔136〕/3,078~1万1,920 |
113〔154〕/3,497~1万 |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) |
315〔32.1〕/0~2,000 |
||
WLTCモード一充電走行距離(km) |
283 |
259 |
|
WLTCモード交流電力量消費率(Wh/km) |
131 |
138 |
一度の充電により、Honda eは283km、Honda e Advanceは259kmの走行が可能です。買い物や通勤、通学に利用する分には、十分な距離といえるでしょう。
(参考:『ホンダ eとアドバンスの違いは?特徴と補助金についても徹底解説!|新車・中古車の【ネクステージ】』)
シティライフに最適な走行性能
Honda eには、狭い道路でも取り回ししやすい設計や好みで選べる2つの走行モードなど、都市部での走行に最適な性能が備わっています。
最小回転半径は4.3mと小さく、約6m幅の片側一車線の道路をUターンできるほどです。この取り回しのしやすさは、リア部分に配置したモーターとステアリング機構、サスペンションの配置などの工夫が関係しています。
ドライブモードは力強い走行性能を発揮するSPORTモードと、スムーズで扱いやすいNORMALモードを選択可能です。シングルペダルコントロールのオン・オフと、3段階と4段階から選べる減速度により、さまざまなシーンに合わせて走行できます。
ホンダセンシングが標準装備
Honda eは、事故を未然に防ぐ安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備しています。衝突軽減ブレーキや路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールなど、街中だけでなく高速道路走行時に役立つ機能が満載です。
駐車する際は、縦列駐車や並列駐車をサポートするHonda パーキングパイロット、周囲の車の存在をセンサーで感知するパーキングセンサーシステムが駐車をサポートします。ボディ骨格には軽く頑丈な素材を使用し、衝突安全性を向上させていることも特徴です。
「Honda e」の室内空間の魅力
シンプルな外観や取り回しのしやすさ、充実した安全装備が魅力のHonda eは、快適な室内空間も兼ね備えています。
インパネには5つのスクリーンを水平配置し、近未来的な見た目だけでなく、乗る人と車との新しいつながりを体験できるでしょう。ここでは、Honda eの室内空間や車内装備の特徴を紹介します。
リビングのような快適空間
Honda eの内装は、リビングのようにくつろげる空間が特徴です。室内寸法は、長さ1,845mm×幅1,385mm×高さ1,120mmと、大人が4人乗っても快適に過ごせる広さを確保しています。
セダンのようにゆとりのあるドライビングポジションを確保した運転席は、操作しやすい位置にペダルを配置し、快適な運転が可能です。
停車時に助手席へ移動できるよう、フラットな床面やセンターコンソールの形を工夫し、サイドウォークスルーを実現しています。また、ゴルフバッグを2個、A型ベビーカーを畳んで収納できる荷室は、デイリーユースに十分な広さです。
車内装備は快適さと先進機能が融合
車内装備の大きな特徴は、インパネに配置された5つのワイドスクリーンからなるグラフィックインターフェースです。中央部分にある12.3インチのスクリーンには、ひと目で分かる大きなアイコンが配置されているため、直感的に操作できます。
常にインターネットへ接続していることから、Honda パーソナルアシスタントや車内Wi-Fi、NFC(Androidのみ)が利用可能です。
Honda パーソナルアシスタントクラウドAIによる情報検索が可能なため、話しかけるだけでさまざまな情報をリアルタイムで提供してもらえます。
(参考:『Honda e(ホンダ)とライバル車の比較|新車・中古車の【ネクステージ】』)
「Honda e」と比較されるEVの中古車購入と買取相場
近未来的な装備を詰め込んだ電気自動車Honda eですが、国内販売数量が少ないため中古車の数は限られています。2024年9月時点では、ネクステージにはHonda eの中古車在庫はありません。
ここでは、Honda eと比較される電気自動車の中古車価格相場を紹介します。保有する電気自動車の売却をお考えの方は、買取相場も紹介していますので参考にしてください。
マツダ MX30 e-SKYACTIV EV
MX-30は、シンプルで美しい外観が魅力のコンパクトSUVです。EVモデルは滑らかな加速と静粛性の高さを兼ね備えており、一度のフル充電で約256km走行できます。EVモデルの他に、ハイブリッドモデルやロータリーエンジンを搭載したEVモデルを選択可能です。
MX-30 e-SKYACTIV EVの新車価格は451万円~501万6,000円となり、2024年9月時点で中古車の取り扱いはありません。
買取価格相場は、EV以外も含め2022年式が179万5,000円~189万2,000円、2021年式は150万円~253万9,000円です。
(参考:『MX-30(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『MX-30(マツダ)の買取相場|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 サクラ
サクラは、日産が販売する軽自動車のEVです。一般的な軽自動車と比べて約2倍の加速力を持ち、スムーズな発進とパワフルな加速を実感できます。
走行中の衝突を回避するインテリジェントエマージェンシーブレーキなど先進運転支援システムも装備し、安心して運転できるでしょう。
サクラの新車価格は259万9,300円~308万2,200円となり、2024年9月時点で中古車の取り扱いはありません。
ネクステージではこれまでに2件の買取実績があり、151万3,000円と161万3,000円で取引されています。2件とも走行距離は約2,000kmで、年式は2022年式と2023年式です。
(参考:『サクラ(日産)の買取相場|新車・中古車の【ネクステージ】』)
レクサス UX300e
UX300eは、コンパクトSUVのUXの電気自動車モデルとして2020年にデビューしました。スマートフォンをデジタルキーとして使用できるなど、最新のデジタル機能を備えていることが特徴です。
新車価格は650万円~705万円となり、2024年9月時点で中古車の取り扱いはありません。ネクステージでは、これまでに2021年式のversionLを283万8,000円で買取しています。
(参考:『UX(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『UX300e(レクサス)の買取相場|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱 eKクロスEV
eKクロスEVは、軽SUVのeKクロスに設定された電気自動車です。最大トルク195N・mのパワフルな性能で、滑らかな加速と力強い走りを実現しています。状況に合わせてドライブモードを切り替えられるため、道路状況に合わせた走行を楽しめるでしょう。
eKクロスEVの新車価格は、Gグレードが256万8,500円、Pグレードが313万1,700円です。2024年9月時点でネクステージにはeKクロスEVの中古車在庫はなく、買取実績もありません。
(参考:『eKクロス(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『eKクロス(三菱)の買取相場|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ヴェゼル e:HEV Z
ヴェゼル e:HEV Zは、2021年4月に販売開始されたハイブリッドシステム搭載のクロスオーバーSUVです。従来のハイブリッドシステムより燃費効率に優れ、パワフルな走りを実現しています。
ヴェゼル e:HEV Zの新車価格は319万8,800円~341万8,800円となり、中古車相場は259万9,000円~355万9,000円です。
ネクステージではこれまでに132件の買取実績があります。直近の買取価格は、走行距離16kmの2023年式モデルが289万3,000円です。
(2024年9月時点の情報です)
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ヴェゼル(ホンダ)の買取相場|新車・中古車の【ネクステージ】』)
EVやハイブリッド車の中古車探しはネクステージへ!
電気自動車やハイブリッド車は、環境への負荷が少ないことから注目を集めています。新車で購入すると高額な電気自動車やハイブリッド車ですが、中古車であればお得に購入できるでしょう。
中古車の購入は、豊富な在庫から選べるネクステージがおすすめです。ここでは、ネクステージで電気自動車やハイブリッド車を探す魅力を紹介します。
Webサイトで全国の店舗を閲覧・検索で見つけやすい
ネクステージは、北海道から沖縄まで全国に展開する300以上の店舗に、総数3万台もの豊富な在庫を取りそろえています。
車種別に熟練バイヤーを配置し、徹底的な調査でこだわりの仕入れをしていることがネクステージの強みです。人気車種やグレードを含む豊富な品ぞろえから、お気に入りの一台が見つけられるでしょう。
修復歴車や水害車などトラブルの多い車は排除しているため、安心してお選びいただけます。遠く離れた店舗にある在庫を取り寄せて、最寄りの店舗で実物を確認することも可能です。Webサイトで気になる車がありましたら、お気軽にご相談ください。
ネクステージは保証サポートもご用意
ネクステージは、無料保証に加えニーズに合わせたさまざまな有償保証をご用意しています。
無料保証は国産車に3か月以内かつ3,000km以内、輸入車に1か月または走行距離無制限の期間を対象とした保証です。電気自動車は対象外ですが、ハイブリッド車は適用されます。
また、定期的なメンテナンスや充実した保証をご希望であれば、有料の「サービスサポート」がおすすめです。大切な車に長く乗りたい方は、長期間の安心をお届けする10年保証もお選びいただけます。
まとめ
Honda eは、近未来的でシンプルな外観と先端技術が詰め込まれた内装、都市部での取り回しのしやすさが魅力の電気自動車です。
2020年10月に販売開始され、国内外で注目を集めましたが2024年7月に販売終了しました。国内で販売された台数は1,800台と少ないため、中古車流通量も多くありません。
Honda eのような電気自動車や燃費に優れたハイブリッド車の中古車は、ネクステージでお探しください。こだわりの仕入れで集めた豊富な在庫がそろっているため、お気に入りの一台が見つけられます。