新型シビックRSが2024年秋に登場?特徴や価格は?最新情報をお届け
登場から約3年が経過し、今年の秋にマイナーチェンジが予定されているシビック。このマイナーチェンジで新たに追加されるグレードがRSだ。このRSはどのような個性を持ったグレードなのか?この記事ではシビックRSの特徴や狙いなどを紹介していこう。
※目次※
4.シビックの特徴や現行モデルのグレードもチェックしておこう
・シビックのマイナーチェンジとともにRSが登場!販売価格は370~380万円ぐらいと予想。
・走りの楽しさを重視したモデルがシビックRS。スポーツカー初心者にもおすすめのモデルだ。
・初代シビックのスポーツモデルとして登場したホンダ「RS」は、シビック以外の車種にもラインアップ。
新型シビックRSが2024年秋に登場?価格は?
ホンダ シビックは1972年に登場したホンダを代表する車種のひとつとして知られている。「CIVIC」とは英語で「市民」を意味する。つまり、シビックは世界の人々の大衆車になることを目指して開発されたのだ。
そんなシビックが2024年9月にマイナーチェンジを行う。今回のマイナーチェンジ最大のトピックスといえるのが、東京オートサロン2024で世界初披露されたRSの追加。まずは、今回追加されるシビックRSについての概要を紹介していく。
東京オートサロン2024でプロトタイプが初披露
シビックRSが世に初めてお披露目されたのは、2024年の東京オートサロンだ。このときはまだプロトタイプという扱いで、明確に販売が予定されているわけではなかった。しかし、このときからすでに市販化の期待は大きかった。
当時も「秋ごろに登場か」とのうわさはあったので、そのうわさ通りのスケジュールで登場したといえる。
予想される販売価格
そして多くの人が気になるポイントが値段であろう。現段階ではシビックRSの値段は明らかになっていない。
しかし、現行モデルのハイブリッドが398万900円~ということを考えると、それよりは低い価格帯になってくるのではないかと思われる。
同じパワーユニットとなる1.5Lターボエンジンを搭載する標準車の上級グレードは359万400円~なので、この間となる370~380万円くらいの価格になるのではないだろうかと筆者は予測している。
新型シビックRSの特徴は?最新情報をチェック
ここからは新型シビックRSの特徴を見ていこう。走りに重きを置いたグレードなので、走行性能に磨きをかけた装備やメカニズムが新たに採用されている。ここでは、一番のポイントとなる走行性能とともにエクステリア、インテリアや便利機能などについて詳しく見ていこう。
また、シビックRSの「RS」とは何?という素朴な疑問についても解消していく。
そもそもホンダのRSとは?
RSはスポーツ系のグレードやモデルに付けられることが多いネーミングだ。多くは「レーシングスポーツ」といった意味があるが、ホンダのRSは「ロードセーリング」の略となっている。
ロードは道、セーリングは帆走を表していて、水上を気持ちよく流れるようなイメージで道路を走る。そんな走りの気持ち良さを目指した車がホンダのRSなのだ。
RSはMT専用のグレード
今回のマイナーチェンジでシビックに新たに追加されるRSは、MT専用グレードだ。現行の1.5Lターボの標準モデルはMTとATの両方が設定されている。その中でも販売比率が高かったのがMT。
このような結果を受け、より特別感や走りの良さを際立たせたモデルが欲しいという声にホンダが応えたのが、RSがMT専用のグレードとなった理由だろう。
バランスの良い軽快な走りを実現
専用セッティングの足回りは、ダンパーやバネだけでなくコンプライアンスブッシュやスタビライザーなども変更されている。
また、ステアリング関係はタイプR譲りとなっている部分も多い。パワートレインに関しては大きな変更がないものの、変速時に回転を合わせてくれるレブマッチシステムが搭載された。
また、フライホイールがより軽量なものに変更され、スムーズなシフトチェンジが可能。エンジンのふけ上がりも軽やかな回転フィールとなっている。
ブラックで統一されたエクステリア
エクステリアはRS専用でブラックに統一。具体的なポイントはホイール、ドアミラー、シャークアンテナなどだ。また、バッジもフロントとリアに装着されており、主張し過ぎない、さり気ない特別感を演出している。
赤を差し色にしたスポーティーなインテリア
インテリアはブラックを基調としているが、レッドステッチなどを中心に赤の差し色が施されている。また、メーターもオープニング演出が加わり、エンジン始動時にRSのロゴが映し出される演出となっている。
「Googleシステム」をナビに搭載
インフォテインメントには、アコードと同じくGoogleのシステムが採用されることとなった。これはRSだけでなく、シビック全体に関するトピックスだ。
これによりGoogleアシスタントやGoogleマップ、Google Playなどが利用可能となり、より快適に音声操作や拡張性の高いアプリの導入などが可能となった。
新型シビックRSはスポーツカービギナーにもおすすめ
シビックにはサーキット志向の強いスポーツモデルとして、タイプRが存在するが、今回登場したRSはタイプRほどハードなモデルではない。
ガンガンにサーキットを攻めるというよりは、街中やワインディングで運転を気持ちよく楽しむことに重きを置いて開発されたモデルだ。日常シーンでも快適な乗り心地を確保しているので、初めてスポーツ色の強い車に乗るという人にはおすすめの選択肢といえるだろう。
シビックの特徴や現行モデルのグレードもチェックしておこう
マイナーチェンジでシビックRSが追加されるわけだが、シビック全体も改良や変更を受ける。ここからは、現行シビックとRSの歴史に簡単に触れつつ、それ以外のグレードに関してもチェックしていこう。
ミドルサイズの3ナンバー
2021年に登場した現行シビック。Cセグメントのハッチバックとして、国内ではカローラスポーツ、世界的に見ればフォルクスワーゲンのゴルフなどがライバルだ。
以前はコンパクトカーというイメージがあったシビックだが、現在はCセグメントにポジションを移行。コンパクトカーという役割はフィットが担っているといえるだろう。
1972年に初代モデルが登場
シビックは1972年に初代が登場した。低公害なCVCCエンジンを搭載し、当時パスすることが困難といわれていたアメリカの排ガス規制法であるマスキー法をクリアしたことが、大きな話題を呼んだ。
そして、1974年に追加グレードとして走りのグレードであるRSが登場。このRSの投入から「走り」のシビックは始まったのだ。
現行モデルのグレード設定
現行シビックは1.5LターボにエントリーグレードのLX、上級グレードのEX、そしてワングレードとなるハイブリッドという展開。
ここにマイナーチェンジ後はRSが追加されるが、MTはRSのみの設定となる予定だ。さらにハイブリッドはEXとLXの2つのグレード展開となることが予定されている。
新型シビック以外の「RS」モデルも存在する
ホンダの「RS」は、初代シビックから始まったものだが、その後「RS」はその他の車種にも引き継がれている。どの車種もRSの名に恥じないように走りの気持ち良さを重視しているのが特徴だ。ここでは、シビック以外のRSモデルを簡単に紹介する。
N-ONE RS
2020年に2代目へとフルモデルチェンジしたN-ONE。そのフルモデルチェンジのときに追加されたのがRSだ。
前輪駆動でターボエンジンと6速MTという組み合わせが選択可能となっていて、このパワーユニットの組み合わせは軽自動車としては初であった。また、単純に6速MTを採用しただけでなく、ギア比やシフトフィールにまでこだわっているのがポイントだ。
フィットRS
2020年に登場した現行フィットだが、2022年のマイナーチェンジでフィットにRSが久々の復活となった。
専用デザインのスポーティな外装デザインが与えられた他、専用のサスペンションなどが用意され、走りの良さにもこだわった仕様となっている。
まとめ
東京オートサロン2024で世界初披露されたシビックRSの登場は、2024年の9月。走りの気持ち良さにこだわったシビックRSは、タイプRとはまた違った世界観のドライビングの楽しさを見せてくれるだろう。
販売価格は370~380万円ぐらいだと予想される。シビックRSはタイプRほどハードなモデルではなく、日常シーンで走る楽しさを感じさせてくれるようだ。よって、初めてスポーツ色の強い車に乗るという人にもおすすめといえるだろう。
【この記事の執筆者】
西川昇吾
自動車ライター
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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