ヴェゼルは車中泊向き?室内空間の広さやお役立ちグッズを紹介
快適に車中泊ができる車だと、長距離移動が楽になるだけでなく、アウトドアが楽しめます。ホンダのヴェゼルを所有している方や、購入を検討している方は、車中泊に向いているのか気になるところでしょう。
この記事では、ヴェゼルの室内空間の広さやシートアレンジなど、車中泊の快適性に関わるポイントや注意点を解説します。また、車中泊するためにそろえておきたいグッズを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ヴェゼルは、車中泊に最適なフラットな空間を確保できる点が魅力!
・車中泊する際は、マットやカーテンなどのグッズを用意することでより快適になる。
・ヴェゼル以外のコンパクトSUVや、より広さを求めるならラージSUVも検討しよう。
ヴェゼルで車中泊はできる?
車中泊をする上で重要となってくるのが、シートアレンジと室内空間の広さです。ヴェゼルはコンパクトなSUVではありますが、車中泊に十分な空間が確保されています。ここでは、ヴェゼルのシートアレンジや室内寸法について解説します。
ヴェゼルのシートアレンジ
ヴェゼルは後部座先のシートアレンジが実用的で、車中泊に使えるパターンがあります。まず、後部座席の座面を上部に跳ね上げられるため、高さのある荷物を積み込むことが可能です。
また、シートバックを前方に倒すことで、広々とした荷室スペースが生まれます。体格によっては、十分に寝転がれるでしょう。
拡大した荷室スペースはフルフラットで、段差は1cm程度しかありません。マットなどを敷くと、凹凸を気にせず寝られます。
後席を倒した室内空間の広さ
ヴェゼルの後席を倒しただけでは、荷室スペースの全長は150cm弱しかありません。身長がある方は足を伸ばすことが困難です。ただし、前席を可能な限り前に寄せることで、180cm程度の荷室長が確保できます。
また、荷室の幅は100cm程度あるため、大人2人でも寝ることが可能です。以上のことから、コンパクトSUVのヴェゼルでも問題なく車中泊できることが分かります。
ヴェゼルは車中泊に向いている?メリットと注意点
ヴェゼルはスタイリッシュなSUVとして人気です。SUVはアウトドアでも活躍する車のため、車中泊をできるかどうかを購入の判断材料として重視されるケースがあります。
ここでは、ヴェゼルで車中泊するメリットと注意点について解説します。車中泊をすることを目的にヴェゼル購入を検討している方は事前にチェックしておきましょう。
ヴェゼルで車中泊をするメリット
ヴェゼルは、シートアレンジ次第で車中泊するための十分なスペースを確保できる車種です。簡単にフルフラットな空間を生み出せるため、長距離移動の際に仮眠できる他、場合によっては一晩休むことも可能です。
また、クルーズコントロールなどの充実した運転支援機能が備わっており小回りも利くため、高速道路から街中まで多くの走行シーンで疲れにくい車といえるでしょう。
ヴェゼルで車中泊をする場合の注意点
ヴェゼルで車中泊する場合、自分自身の体格に合っているか確認することが大切です。最大約180cmの荷室長へアレンジが可能ですが、背が高い方は窮屈に感じるかもしれません。
また、車中泊をする際、荷物の置き場所が限られている点に注意が必要です。荷物が多いとスペースが狭くなり、快適性が損なわれます。特に2人以上で車中泊する際は、荷物を置く場所を別途用意する必要があるでしょう。
ヴェゼルの車中泊に便利なお役立ちグッズ
ヴェゼルで寝るためのスペースが確保できたとしても、そのままのスペースでは熟睡することは難しいかもしれません。最近では、車中泊の快適性を向上させるためにマットやカーテン、ポータブル電源など、さまざまなグッズが販売されています。
これらのアイテムがあると車中泊もより快適になるでしょう。ここでは、ヴェゼルで車中泊する際に役立つグッズを5つ紹介します。
マット
ヴェゼルは、ほとんど段差のないフラットな空間を作り出せる点が魅力です。ただし、クッション性があるわけではないため、寝袋や布団だけでなくマットも用意しておくのがおすすめです。マットがあることで、蒸れや底冷えの緩和にもつながります。
マットにはさまざまなタイプがあるので、サイズや厚み、素材などを確認して購入しましょう。
カーテン
自動車で就寝する際、窓ガラスからの視線も気になるところです。後席については黒いプライバシーガラスとなっているケースがほとんどですが、のぞかれる可能性もあるかもしれません。そこで重宝するのがカーテンです。
カーテンを取り付けることで周囲からの視線が気にならなくなり、さらに車内がより暗くなるため、車中泊の快適性が向上します。また、太陽光を遮ることになるので、昼間の温度上昇を緩和できる点もメリットです。
暖房器具
冬場に車中泊する際は、車内の温度が快適性に大きな影響を与えます。寝袋や毛布を用意したとしても気温によっては寒さを防げないこともあります。そのため、暖房器具も必需品です。
エンジンをかけている状態であればカーエアコンで車内を温められますが、排気ガスの侵入による一酸化炭素中毒の危険性があります。特に雪が降り積もるケースでは注意が必要です。ポータブル電源を用意し、電気毛布などの暖房器具を使用するとよいでしょう。
ルーフボックス
ヴェゼルは比較的コンパクトな車体であり、就寝スペースを用意すると荷物の置き場に困ってしまいます。荷物を横に置いて寝ると窮屈なるため車外に出したいところですが、盗難のリスクがつきまといます。そこでおすすめなのが、ルーフボックスです。
ルーフボックスは、ルーフキャリアを取り付けることで装着でき、大きさによってさまざまな荷物を積載可能です。また、鍵がかけられるため簡単には盗まれません。多くの種類が販売されているので、車中泊を検討している方はぜひ探してみてください。
ポータブル電源
ポータブル電源は、大容量のバッテリーを搭載した給電できるグッズです。スマートフォンの充電ができるだけでなく、家庭用のコンセントにも対応したものがほとんどで、さまざまな電気製品を使用できます。
ポータブル電源があると、暖房器具や扇風機を使って快適に車中泊でき、ケトルでお湯を沸かすなど調理できる点も魅力です。コンセントの数やバッテリー容量などさまざまな種類があるので、使用用途に合わせて購入するとよいでしょう。
車中泊ができるヴェゼルのライバルSUV5選
SUVは人気が高まっていることもあり、各自動車メーカーからさまざまな車種が登場しています。ヴェゼル以外の車種も多彩にラインアップしています。ここからは、ヴェゼルと同クラスで、強力なライバルとなる車種を5つ紹介します。
トヨタ ヤリスクロス
ヤリスクロスは、ヤリスシリーズのSUVモデルであり、ヴェゼルのライバル車種のひとつです。スッキリとしつつも個性的なエクステリアが特徴で、SUVとしての力強さも感じさせます。
リアシートは4:2:4分割と、ヴェゼルと同じ6:4分割の2つがグレード別に設定されています。また、ハイブリッド車ではAC100V・1500Wのアクセサリーコンセントがラゲッジルームにオプション装着でき、電化製品を気軽に使用できるのが魅力的なポイントです。
(参考:『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ライズ
ライズは、同じくトヨタ車のヤリスクロスよりもコンパクトなSUVです。小さくても迫力のあるエクステリアデザインで、アウトドアがよく似合います。ダイハツ車のロッキーの兄弟車であり、比較的安価な価格設定が魅力です。
5ナンバーサイズに収まるボディサイズのため車中泊には向きませんが、荷室容量が369Lあるので想像以上に荷物が積み込めるでしょう。こちらもラゲッジルームにアクセサリーコンセントがメーカーオプション(ハイブリッド車のみ)として設定されています。
(参考:『ライズ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 キックス
日産から発売されているキックスも魅力的なコンパクトSUVです。ヴェゼルより一回り小さい車体で、日産特有のVモーショングリルが洗練されたデザインにつながっています。ゼログラビティシートにより疲れを感じにくいため、長距離運転を楽しめるでしょう。
ヴェゼルと異なり、リアシートを倒しても大きな段差があるため、車中泊するためには対策が必要です。
(参考:『キックス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ ロッキー
ロッキーはダイハツが製造するコンパクトSUVで、トヨタではライズ、スバルではレックスとしてOEM供給しています。それぞれデザインを含めて大きな違いはないため、好きなメーカーから購入すると良いでしょう。
上記で紹介したライズと同じく、かなりコンパクトなボディサイズのため車中泊は難しいですが、SUVとしての魅力が詰まっています。普段使いから手軽なアウトドアまで、使い勝手の良さがロッキーの魅力です。
(参考:『ロッキー(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ CX-30
マツダから販売されているCX-30は、スタイリッシュで洗練されたデザインのSUVです。ロー・ワイドなプロポーションと、独特なボディカラーが目を引きつけます。デザイン性にこだわる方や、ディーゼルエンジンが好きな方は、購入の候補に挙がるでしょう。
室内空間は広いとはいえませんが、上質なインテリアデザインです。人を中心とした設計思想のため、疲れにくいのはもちろんのこと、運転を楽しめる車と言えます。
(参考:『CX-30(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
車中泊がしやすいラージSUV5選
ヴェゼルのようにコンパクトSUVでも十分に車中泊できるモデルはありますが、広々とした空間で快適性を重視する場合はラージサイズのSUVを検討するとよいでしょう。ここでは、国産車のラージSUVを5車種紹介します。よりリラックスして車中泊をしたいという方はぜひチェックしてください。
トヨタ ランドクルーザー
ラージSUVといえばランドクルーザーをイメージする方も多いでしょう。歴史が長い車で、憧れの存在ともいえます。5人乗りと7人乗りが用意されており、広々とした室内空間が特徴です。
リアシートを倒して車中泊できますが、フラットではないため段差を解消する必要があります。ただし、長距離ドライブが快適かつオフロード性能も高いため、アウトドアを存分に楽しめる点が魅力です。
(参考:『ランドクルーザー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ RAV4
ランドクルーザーは価格が高く、新車・中古車に関わらず手に入れるのが難しいため、サイズは小さくなりますがRAV4を検討するのもひとつの手です。RAV4はSUVに王道ともいえるデザインを特徴としつつ、車内空間が十分に広いことから車中泊しやすいでしょう。
後部座席のシートバックを倒すと、若干傾斜はありますがフラットな空間が簡単に確保できます。室内長が長いため、身長が高い方でも比較的快適に就寝できるモデルです。
(参考:『RAV4(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スバル レガシィアウトバック
スバルから販売されているレガシィアウトバックも、車中泊におすすめの車種です。ツーリングワゴンの代名詞といえるレガシィのクロスオーバーモデルで、走破性の高さからアウトドアに向いています。スバル独自のアイサイトにより、長距離ドライブが楽です。
こちらも後部座席を倒すことで室内長を確保できますが、身長の高い方は足元スペースを埋める必要があります。さまざまなグッズを活用することで、快適に車中泊できるでしょう。
(参考:『レガシィアウトバック(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ CX-8
マツダ車のCX-8は、ミニバンのような広い車内空間を特徴とするSUVです。3列シートのラージSUVで、マツダの高いデザイン性を感じさせるスタイリッシュなエクステリも魅力といえます。
2024年6月現在は新車の販売を終了していますが、中古車であれば狙えます。車中泊したい場合は、フラットな空間が確保できる7人乗りモデルを探すとよいでしょう。
(参考:『マツダ CX-8の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱 アウトランダー
三菱のアウトランダーは環境に配慮したラージSUVです。外部からの給電にも対応したハイブリッド(PHEV)モデルのみを新車で販売しており、2列目シートの5人乗りと、3列シートの7人乗りが用意されています。4WDを全グレードに採用しているため走破性が高く、アウトドアを十分に楽しめる車です。
また、後部座席を倒した状態の荷室は比較的フラットで、ベッドメイキングしやすい点も魅力といえます。
(参考:『アウトランダー(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
ヴェゼルは簡単にフラットな空間を作り出せるため、車中泊に向いているモデルといえます。ただし、身長の高い方が足を伸ばして寝るためには、後部座席の足元スペースを小物などで埋める必要があるでしょう。
マットやカーテン、ポータブル電源などのグッズを用意すると、より快適に車中泊が可能です。購入を検討している方は、他のSUVと比較しつつ吟味することをおすすめします。
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【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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