N-BOXの高さはどのくらい?ボディサイズや特徴を徹底解説
N-BOXはホンダが誇る軽自動車の中でも特に人気の高いモデルであり、その魅力は都市部での使い勝手を追求したデザインや、驚くほど広い室内空間にあります。
では、具体的にN-BOXの高さやボディサイズはどのくらいなのでしょうか。この記事では、N-BOXの歴史や魅力に加え、現行モデルの特徴やスペックについて紹介します。
※目次※
・N-BOXは2011年に登場し、2023年に3代目へフルモデルチェンジした軽スーパーハイトワゴン。
・N-BOXは軽自動車の中でも車高が高いモデルであり、室内高は小さなお子さまなら立ったまま着替えができる高さがある。
・3代目N-BOXは標準モデルのN-BOXの他に、N-BOX JOYとN-BOXカスタムがある。
N-BOXの誕生から現在までの歴史
維持費の安さや利便性の高さが魅力の軽自動車は、多くの自動車メーカーからさまざまな車種が登場しています。その中でもN-BOXは2011年の登場以降、多くのユーザーからの支持を得ている軽自動車のひとつです。ここでは、NBOXの誕生から現在までの歴史を振り返りましょう。
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
2011年:N-BOXが誕生
2011年、Hondaから新型軽自動車「N-BOX」が誕生しました。この車種は、「ミニ・ミニバン」をコンセプトに掲げ、軽自動車市場に新たな風を吹き込みました。特に注目すべきは、Honda独自の「M・M思想」に基づいて設計されたことです。
これにより、室内空間を最大限に活用し、軽自動車でありながらも広々とした快適な居住空間を提供しました。さらにセンタータンクレイアウトを採用したことにより、室内空間の効率的な配置を可能にしています。
2014年:N-BOXスラッシュが登場
2014年12月、Hondaは「N」シリーズの5番目となる新型軽乗用車「N-BOX SLASH」を市場に投入しました。この車両はそのユニークなデザインが特長で、箱型なのにクーペのようなスタイリッシュな形状を持ちます。
N-BOXに比べてルーフを低くし、リアに向けてルーフラインを伸ばすことで視覚的なインパクトを強調しました。このモデルは5つの異なるスタイルが用意されており、自分の個性を表現できる点が魅力です。サウンドマッピングシステムにより、室内空間は音響にも優れています。
2017年:N-BOXの2代目モデルを発売
2017年9月にHondaは新型N-BOXの2代目モデルを発表し、市場に強いインパクトを与えました。このモデルは初代 N-BOX の持つ広々とした室内空間と存在感のあるデザインを継承しつつも、さらに進化を遂げています。
新たに刷新されたプラットフォームとパワートレインにより、約80kgの軽量化を実現しました。これにより走行性能や低燃費性能が向上しています。また、安全装備として「Honda SENSING」を軽乗用車で初めて採用し、後方誤発進抑制機能も追加されました。
最大570mmのスライドが可能な助手席スーパースライドシートが導入され、車内での移動を可能にしています。
2020年:マイナーモデルチェンジを実施
2代目モデルのマイナーチェンジを実施したのは2020年12月です。デザイン面ではシンプルさと機能性を兼ね備えた従来の良さを維持しつつ、新しいスタイルを投入してバリエーションを増やしています。
エクステリアは、従来モデルからヘッドライトやグリルの形状が変更となりました。また、安全性においてもアップデートが行われ、パーキングセンサーシステムが追加され、運転のしやすさと安心感が向上しています。
2022年:7年連続で軽自動車の新車販売台数第1位を獲得
N-BOXは2021年暦年において188,940台を販売し、軽自動車の新車販売台数で第1位を獲得しました。これにより、軽四輪車新車販売台数で7年連続の首位獲得という結果となります。
N-BOXは定期的に改良を重ねており、2021年12月にはオートブレーキホールド機能付きの電子制御パーキングブレーキを全車に標準装備されました。
2023年:3代目へフルモデルチェンジ
2023年にはN-BOXの3代目モデルが登場しました。このフルモデルチェンジは、乗る全ての人に幸せな時間を提供することを目指しています。外観のデザインは上質さを磨き上げ、室内は高いアイポイントを保持しつつもさらに視界の開放感が向上しました。
新型N-BOXは、ダッシュボードの平坦化とインホイールメーターの採用により、運転時の見通しが良くなっています。
2024年:N-BOX JOYが登場
2024年には新しいN-BOXモデル「N-BOX JOY」を市場に投入しました。このモデルは、アウトドアやリラックス空間を求める消費者のニーズに応えるために設計されています。
エクステリアはN-BOXの伝統を継承しながらも、立体的なヘッドライトやブラックと取り入れたバンパーがアクティブな印象を与えるデザインです。インテリアにはチェック柄の撥水シートを採用し、汚れを気にせず快適に使用できる室内となりました。
N-BOXのボディサイズや室内の高さ
N-BOXは、軽自動車の中でも比較的大きなボディサイズを持つ軽スーパーハイトワゴンに属しています。ここでは、2024年11月時点の発売モデルのスペックを参考に、そのボディサイズや室内の広さを見てみましょう。
ボディサイズ
まず、N-BOXのボディサイズは下記の通りです。これはN-BOX JOYとN-BOX CUSTOMも同じサイズとなっています。
全長(m) |
3,395 |
全幅(m) |
1,475 |
全高(m) |
1,790~1,815 |
N-BOXの全高はFFが1,790mで、4WDは1,815mです。最低地上高は0.145m、ホイールベースは1,815m、最小回転半径はFFが4.5m~4.7m、4WDが4.8mとなっています。
室内サイズ
次は室内サイズについて見てみましょう。室内長はスロープが1,830mと短く、その他のモデルは2,125mとなっています。
室内長(m) |
1,830~2,125 |
室内幅(m) |
1,350 |
室内高(m) |
1,400 |
室内高が高いN-BOXは頭上スペースにゆとりがあり、小さなお子さまなら立ったまま着替えが可能な高さです。
N-BOXの高さ以外の魅力的な特徴をチェック!
軽自動車の中でも広々とした室内空間を持つN-BOXですが、その魅力はボディサイズだけではありません。現行モデルには先進の機能やこだわりのデザインなど、さまざまな要素が詰め込まれています。ここではN-BOXの魅力について見ていきましょう。
シンプルながらも上品なエクステリアデザイン
N-BOXのエクステリアデザインはシンプルながらも上品で、個々のモデルに異なる個性を持たせたデザインです。N-BOXの標準モデルは、家電製品のような丸穴デザインを随所に取り入れて親しみやすさを演出しています。
特にフロントグリルは親しみのある印象を強調し、ヘッドライトは人の瞳を模した形状で、シンプルさの中に強い印象を感じるデザインです。一方でN-BOXカスタムは、所有する喜びを満たすために、精巧なフロントグリルやダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライトを採用し、高級感と存在感を強調しています。
素材にまでこだわったインテリアデザイン
N-BOXのインテリアは、素材へのこだわりが感じられるデザインです。標準モデルは明るいグレージュを基調とし、優しい雰囲気を演出するインパネトレーにコルクのような質感を採用しています。
N-BOXカスタムはブラックを基調にした精悍で上質な空間が特徴的です。高級感を漂わせる大理石調の素材を用いたインパネトレーが、大人の洗練された空間を創り出しています。
快適なドライブをサポートする先進の機能
N-BOXは快適なドライブ体験を支えるために、さまざまな工夫が施されています。まず、インホイールメーターの採用により、ダッシュボードがフラットになり視界が広がりました。
利便性の面ではパワースライドドアに予約ロック機能を追加し、ドアが閉まるまで車両近くで待機する必要がなくなりました。使いやすい収納を目指し、先代モデルに比べて大きなグローブボックスを採用している点も注目したいポイントです。
安全技術の部分では、先進の安全運転支援システムである「Honda SENSING」を全車に標準装備しています。
快適な走りと低燃費を両立させた環境性能
N-BOXは、快適な走りと環境への配慮が融合した車です。自然吸気エンジンでは、吸気バルブの制御にVTECを取り入れています。ターボエンジンでは排気圧を電動ウェイストゲートで細かく調整し、力強い走行性能と燃費の両立を可能としました。
さらに、CVTの変速制御を見直すことで、よりスムーズな走りを実現しています。アイドリングストップ領域を拡大することにより、静かに前向き駐車が行えるようになりました。
N-BOXとN-BOXカスタムの違い
N-BOXとN-BOXカスタムは、一見して分かるように外観と内装で明確な差異が見られます。N-BOXは親しみやすさを重視しており、N-BOXカスタムは高級感を追求している点が大きな違いといえるでしょう。
N-BOXとN-BOXカスタムを比較すると、より上質な設計になっているN-BOXカスタムのほうが車両価格は高くなります。
N-BOXのグレード展開
N-BOXシリーズには標準モデルのN-BOX、自然の中で映えるN-BOX JOY、より上質なN-BOXカスタムが登場しています。そして標準モデルのN-BOXは、ベースモデルとファッションスタイルから選ぶことが可能です。ここでは、標準モデルのN-BOXのバリエーションについて紹介します。
N-BOX
N-BOXのベースグレードは、デイタイムランニングランプ付きのフルLEDヘッドライトやコントラスト感のあるリアコンビネーションランプが採用されています。タフホワイトIIIやクリスタルブラック・パールなど、落ち着きのあるボディカラー全7色のラインアップです。
インテリアはグレージュ×グレーのトリコットシートとなっており、スロープ付きのモデルも登場しています。Honda SENSINGが標準装備となっている他、Honda CONNECT for Gathers +ナビ装着用スペシャルパッケージも標準装備となっています。
N-BOX ファッションスタイル
N-BOXのファッションスタイルは、N-BOXをより自分らしくできる選択肢です。ボディカラーにはオータムイエロー・パール、フィヨルドミスト・パール、プレミアムアイボリー・パールIIという、全3色のファッションスタイル専用色が設定されています。
また、ファッションスタイルはドアハンドルやドアミラーにオフホワイトの塗装が施されており、ボディカラーとの組み合わせを楽しめます。足回りにはボディと同色のフルホイールキャップが備わっており、こちらにもオフホワイトのアクセントが加わる配色です。
N-BOXの車両価格の高さはどのくらい?
N-BOXの購入を考えるときに気になるのは、どのくらいの価格で手に入るのかではないでしょうか。ここでは、N-BOXの新車販売価格と中古車相場について紹介します。予算とのバランスを考えながら、購入する車の目星を付けましょう。
N-BOXの新車販売価格
N-BOXの新車販売価格は、次の通りです。標準モデルの価格はN-BOX・N-BOX JOY・N-BOX カスタムの順に高くなっています。
【N-BOX】
N-BOX FF |
168万9,600円 |
N-BOX 4WD |
182万2,700円 |
N-BOX ファッションスタイル FF |
178万8,600円 |
N-BOX ファッションスタイル 4WD |
192万1,700円 |
N-BOX スロープ FF |
186万1,000円 |
N-BOX スロープ 4WD |
198万2,000円 |
(2024年11月時点の情報)
【N-BOX JOY】
N-BOX JOY(モノトーン) FF |
184万4,700円 |
N-BOX JOY(モノトーン) 4WD |
197万7,800円 |
N-BOX JOY(2トーン) FF |
192万7,200円 |
N-BOX JOY(2トーン) 4WD |
206万300円 |
N-BOX JOY ターボ(モノトーン) FF |
204万4,900円 |
N-BOX JOY ターボ(モノトーン) 4WD |
217万8,000円 |
N-BOX JOY ターボ(2トーン) FF |
212万7,400円 |
N-BOX JOY ターボ(2トーン) 4WD |
226万500円 |
(2024年11月時点の情報)
【N-BOX カスタム】
N-BOX カスタム FF |
186万8,900円 |
N-BOX カスタム 4WD |
200万2,000円 |
N-BOX カスタム ターボ FF |
206万9,100円 |
N-BOX カスタム ターボ 4WD |
220万2,200円 |
N-BOX カスタム コーディネートスタイル(モノトーン) FF |
207万9,000円 |
N-BOX カスタムコーディネートスタイル(モノトーン) 4WD |
221万2,100円 |
N-BOX カスタム スロープ FF |
208万5,000円 |
N-BOX カスタム スロープ 4WD |
220万6,000円 |
N-BOX カスタム コーディネートスタイル(2トーン) FF |
213万9,500円 |
N-BOX カスタム コーディネートスタイル(2トーン) 4WD |
227万2,600円 |
(2024年11月時点の情報)
N-BOXの中古車相場
続いてN-BOXの中古車相場を調べてみましょう。ここでは2024年11月時点のネクステージの中古車販売情報から最安値と最高値を調べました。
モデル名 |
中古車の支払総額(最安値~最高値) |
N-BOX |
34万9,000円~192万9,000円 |
N-BOX JOY |
199万9,000円~209万9,000円 |
N-BOX カスタム |
44万9,000円~219万9,000円 |
(2024年11月時点の情報)
N-BOXとN-BOX カスタムは歴代モデルも加わっていることから、50万円以下の車両も見つかります。N-BOXの現行モデルはフルモデルチェンジから日が浅いため、それほど価格は落ちていない印象です。
PR走行3万キロ以下 良質なN-BOX
※価格は支払総額
まとめ
N-BOXは軽自動車の中でもボディサイズが大きな軽スーパーハイトワゴンに属し、その室内高は小さなお子さまなら立ったまま着替えができるほどの高さです。足元だけでなく頭上にもゆとりの空間が広がっているため、圧迫感の少ないドライブが楽しめるでしょう。
2023年に行われたフルモデルチェンジによって3代目となったN-BOXは、先代モデルの中古車も高年式が見つかります。中古車の購入を検討しているときは歴代の進化を確認し、候補車に備わっている機能を確認しながらお気に入りの1台を探しましょう。
▼ライタープロフィール
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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