中古車「ホンダ アコードハイブリッド」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!
ラグジュアリーな上級セダンであるアコードには環境に優しいハイブリッドモデルがあります。新車購入は手が出なくても、中古であれば選択肢にできるという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アコードのハイブリッドモデルについて紹介します。アコードの中古車にはタイプの異なるハイブリッドモデルが存在するため、違いを理解しておくことで、納得の1台を見つけられます。ちょっとした注意点もありますので、ぜひ事前に確認しておきましょう。
※目次※
・アコードハイブリッドのおすすめモデルはプラグインハイブリッド!中古車だからこそ手に入れられる
・アコードのハイブリッドモデルを見つける際は「アコードハイブリッド」と「アコード」という2車種で検索
・アコードのハイブリッドモデルは2020年のモデルチェンジの前と後でパワーユニットが異なる
アコードハイブリッドの中古車でおすすめのモデルは?
アコードハイブリッドは2013年に登場している
ホンダの「アコード」には長い歴史があります。そのため中古車を検索する場合には、注意が必要です。
「アコード」の発売は1976年です。2016年のマイナーチェンジまでの間、何度もモデルチェンジを繰り返しました。2013年6月のフルモデルチェンジではハイブリッド専用モデルとなり、名称も「アコードハイブリッド」に変更されています。同時にプラグインハイブリッドも登場しました。
その後、2016年5月のマイナーチェンジでは車名が「アコード」に戻りましたが、パワートレインは変わらずハイブリッドです。
このような流れから、アコードのハイブリッドモデルには、2013年~2016年に生産された「アコードハイブリッド」と2016年以降に生産された「アコード」という2つの車名があることを覚えておきましょう。
現行モデルはe:HEVのみが販売されている
現行モデルは「アコード」という名称ですが、旧型同様ハイブリッド車で、パワートレインにはe:HEV(イー エイチ イー ブイ)が使われています。
e:HEVとは、駆動用と発電用の2つのモーターを搭載した、ホンダが開発した2モーターハイブリッドシステムです。2つのモーターとエンジンがそれぞれ独立して作動するため、ドライブシーンに合わせた効率的な走りを実現しています。アコード現行モデルの燃費性能は、WLTCモードで22.8km/L、JC08モードで30.0km/Lです。
グレードは「アコードEX」ひとつのみとなっています。ボディカラーはプラチナホワイト・パール、クリスタルブラック・パール、メテオロイドグレー・メタリック、ブリリアントスポーティブルー・メタリック、パッションレッド・パールの5色です。
燃費重視ならアコードプラグインハイブリッドがおすすめ
2013年6月~2016年3月には、プラグインハイブリッドも販売されていました。当時はリース専用車両として販売していたため一般購入はできませんでしたが、中古車になった今では購入も可能です。
ハイブリッドシステムには「SPORT HYBRID i-MMD Plug-in」を搭載し、EV走行距離37.6km/L、ハイブリッド燃料消費率29.0km/L(JC08モード)、複合燃料消費率では70.4km/Lという好成績をたたき出しています。
充電設備や家庭電源などからバッテリーに電気を蓄えておけば、電気自動車としてモーター走行が可能です。
ハイブリッド走行時には、エンジンが動かす発電用モーターからの電気で走行用モーターを動かす「ハイブリッドドライブ」と、走りながら充電した電気を使ってモーターだけで走る「EVドライブ」を組み合わせます。
中古車「アコードハイブリッド」のグレードは2つある!
LX
アコードハイブリッドはホンダが生産・販売した上級セダンです。LXは標準モデルではありますが、高級感のある見た目が特徴です。デザインや走行性能、安全装備は上級モデルと何ら変わることがないため、上級セダンとしての堂々たる風格を感じます。
パワートレインは「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」を採用したホンダのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」です。EVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブの3つのモードを自動的に切り替えることで、軽自動車並みの30.0km/L(JC08モード)という圧倒的な低燃費を実現しています。
EX
EXはアコードハイブリッドの上級グレードです。前走車だけでなく対向車との衝突まで回避できるよう支援する「衝突軽減ブレーキCMBS+E-プリテンショナー」や車線維持をアシストする「LKAS」、車間と車速を自動制御する「ACC」はEXのみに搭載されています。
本革巻&木目調コンビステアリングホールや電動リアサンシェイドは、さらにラグジュアリーで快適な室内空間を演出するEX専用装備です。
EXには他にも、カラーサイドシルガーニッシュやカラードトランクスポイラーなどの専用エアロパーツ、LXよりも大きい18インチアルミホイール、エンジンスタートボタン付きのスマートキーシステムなど、特別感のあるアイテムが付属しています。その分、重量はLXよりもやや重めです。
中古車「アコードハイブリッド」の特徴や魅力
アコードハイブリッドのエンジン
アコードハイブリッドにはSPORT HYBRID i-MMDが搭載されています。これは2.0L アトキンソンサイクル DOHC i-VTECエンジン、走行用モーター、発電用モーター、リチウムイオンバッテリー、エンジン直結クラッチからなるホンダ独自のハイブリッドシステムです。
どのパーツも徹底的な効率化を目指して開発されました。その最大の魅力は低燃費と高出力運転、高効率なエネルギー回生と発電、軽量・小型化をすべて実現している点です。
上級セダンでありながら燃料費は安く、地球環境にも優しい、いいとこ取りのシステムとして高く評価されています。
アコードハイブリッドのエクステリア
アコードハイブリッドのフォルムデザインには、上級セダンらしい上品さと躍動感があります。側面に施された2本のラインが印象的です。
アコードのエクステリアは見た目だけではありません。空力性能を計算されて導き出されたバレルシェイプ(たる型)のボディやアンダーカバー、ディッシュタイプ風の専用アルミホイールが、爽快な走りを実現しています。
2016年のマイナーチェンジではフロントデザインが大幅に変更され、よりアグレッシブな印象になりました。2020年のフルモデルチェンジでは、さらに大きく進化します。ロングホイールベースによる伸びやかなプロポーションをベースに、よりスポーティなデザインへと一新しました。
アコードハイブリッドのインテリア
高級感と実用性を両立させたインテリアは、ホンダの本気が伝わるものです。ボディ中央が外側に張り出しているため、室内空間は肩口にゆとりを感じるサイズ感です。ラゲージスペースも大容量で、46インチドライバー対応のゴルフバックであれば3個収納できます。アンダーボックスもあるため、ドライブシーンに合わせた使い方が可能です。
多彩な情報を瞬間的に認知しやすいカラー液晶ディスプレイやタッチするだけで簡単に操作できるオーディオ画面には、近未来的なセンスが光ります。面積の大きなパネルなどはサテン仕上げとすることで質感を高め、細部に施したクロームメッキでシャープな表情を演出するというこだわりです。
アコードハイブリッドの安全装備
アコードハイブリッドは安全装備も充実しています。横すべりを抑える「VSA」やウインカー操作・ステアリング操作に連動して曲がる方向の内側を照らすアクティブコーナリングライトは標準装備です。
さらに、上級グレードであるEXには特別な安全装備が搭載されています。そのひとつが「衝突軽減ブレーキCMBS+E-プリテンショナー」です。雨や霧にも強いミリ波レーダーが車両を検知し、衝突の危険がある場合には警報や回避操作のアシストを行います。
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)も特徴的です。前走車を検知した際の減速制御や追従制御、前走車がない場合の定速制御、前走車が離脱した場合の加速制御と、長距離ドライブもしっかりとサポートしてくれます。
中古車「アコードハイブリッド」のライバル車種
トヨタ カムリ
カムリはトヨタが販売しているミドルクラスのセダンです。2.5Lダイナミックフォースエンジンとハイブリッドシステムの組み合わせが、力強い走りと低燃費を実現しています。
スポーティなワイド&ローのフォルムデザイン、機能性の高いインテリアアイテム、大人3人でもゆったり座れる後席のゆとり、大容量のラゲージスペースなど、見どころは満載です。予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」は全車に標準装備されています。
(参考:『カムリ(トヨタ)の中古車一覧』)
日産 スカイライン
スカイラインは日産が1957年から生産・販売している車です。ボディサイズはミドルクラスで、スポーツカー顔負けのパワフルな走りが、多くのファンを魅了してきました。
ハイブリッドが登場したのは、13代目となる2013年のフルモデルチェンジ時です。しかし、2022年8月時点でハイブリッド車のオーダーは終了しています。現時点で新車購入できるのはガソリン車のみです。ハイブリッドのスカイラインを購入したいのであれば、中古車で探す方法のみです。
(参考:『スカイライン(日産)の中古車一覧』)
日産 フーガ
フーガは日産が2004年から生産・販売している上級セダンです。美しく流麗なフォルム、圧倒的なパフォーマンス、上質で細部にまでこだわり抜いたインテリア、最先端の安全装備と、全てがプレミアムで価格に見合うだけのものがあります。
ハイブリッドは2010年以降販売されてきましたが、2022年8月時点でハイブリッド車のオーダーは終了しており、再受注の情報はありません。日産 スカイライン同様、手に入れたい場合には中古車ということになります。
ホンダ インサイト
ホンダ インサイトは1999年に発売されたハイブリッド専用車です。トヨタ プリウスのライバル車としてしのぎを削ってきましたが、2018年のフルモデルチェンジにより上級スポーツセダンへと方向転換し、質感も価格もレベルアップしました。走行性能についても、操作性と機動性が良く、スポーティな走りを楽しめると高評価です。
現行型にはホンダ独自のハイブリッドシステムe:HEVが搭載されています。ディテールの一つひとつにまで吟味を尽くした、品格のある美しさが最大の魅力です。
(参考:『インサイト(ホンダ)の中古車一覧』)
トヨタ クラウン
クラウンは1955年より販売されているトヨタの高級セダンです。長い歴史の中でモデルチェンジを繰り返し、その姿を大きく変えてきました。クラウンに初めてハイブリッドが登場したのは2001年のマイルドハイブリッド搭載車です。2008年のモデルチェンジの際には、プリウスでも使われているスプリット方式ハイブリッドシステムが採用されました。
現行モデルはハイブリッドのみです。価格も飛び抜けている分、デザインから機能性、サイズ感、走行性能に至るまで、すべてにおいて最上級が貫かれています。
アコードハイブリッドの中古車価格の相場は?
ホンダ アコードのハイブリッド車を検索する場合には、2013年~2016年に生産された「アコードハイブリッド」と2016年以降に生産された「アコード」という2つの車名から探しましょう。2020年以降の「アコード」は、現行型と同じe:HEV が採用されていることも大きなポイントです。
中古車価格は年式や走行距離などの条件によって大きく異なります。2022年8月26日時点で実際に販売されている中古車価格の例を紹介しますので、参考にしてみてください。
車名 |
年式 |
走行距離 |
価格 |
アコードハイブリッド |
2013年式 |
11万2,000km |
99万9,000円 |
アコード |
2020年式 |
1万5,000km |
376万2,000円 |
(参考:『アコード(ホンダ)の中古車一覧』)
まとめ
ホンダは、ハイブリッドシステムを搭載したアコードを「アコードハイブリッド」と「アコード」という2つの車名で生産しました。中古を探す場合には、2013年式以降のものを検索しましょう。おすすめはプラグインハイブリッド車です。販売当時はリースのみでしたが、中古であれば一般購入できます。
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