生産終了を迎えたホンダS660!追加生産や中古車相場の変動を見てみよう
S660は、オープンカータイプの軽自動車として親しまれている車種です。2022年3月には、生産終了を迎え、新車では入手できなくなってしまいました。「S660の生産終了に関する情報について知りたい」という方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、S660の生産終了に関する情報や、車種の特徴について詳しく解説します。2022年11月時点の中古車相場など、役立つ情報もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
6.ホンダS660の中古車を探すならネクステージがおすすめ!
・S660は2022年3月をもって生産終了。今後はプレミア価格化する可能性も!
・トヨタの公式サイトではS660の開発チーム解散が示唆されている。追加生産される可能性は低い!
・S660などの軽自動車をお得に手に入れたいなら中古車がおすすめ。ネクステージなら品揃えが豊富で保証も充実!
生産終了を迎えたS660
S660は、排気量660cc以下であり、軽自動車規格を満たしたオープンカーです。2022年3月に生産終了を迎えており、2022年11月現在も、生産が再開される見通しはありません。
この記事を読んでいる方のなかには、S660がどのような車なのか、気になっている方も多いでしょう。ここでは、S660の概要や、生産情報について解説します。
個性的なマイクロスポーツカー
2シーターのオープンスポーツカーのS660は、全高が1,180mmと低めの設計で、最低地上高は125mmの低さとなっています。全長と全幅は、ほかの軽自動車規格上限サイズと変わりません。
ミッドシップモデルゆえに、タイヤは前輪が165/55R15、後輪195/45R16を採用しています。これにより駆動パワーを路面に強く与えられ、パワフルな走りを体感可能です。エンジンフードは左右に膨らみが持たせてあり、その中心部に効率的な空気排出が可能なエアアウトレットが装備されています。
その真下である車体中心に配置されているマフラーがS660の特徴です。見ても乗っても楽しい個性派マイクロスポーツカーを目指して開発されました。
2022年3月に生産終了を迎えた
2021年3月にホンダは、軽オープンカーS660の生産に関して2022年3月をもって終了することを発表しました。加えて、S660最終版である特別仕様車「モデューロX バージョンZ」の販売も同時に発表しています。S660はいまだに人気がある車であり、販売不振が生産終了の原因とは考えられません。
生産終了の理由についてホンダ広報部は、2022年以降の騒音・燃費・安全などの法規制に対応できない点を主な理由として挙げています。世界的な環境問題が関係している法規制に合わせてS660の動力性能などを改修するためには、膨大なコストが必要です。残念ながら、時代の流れによる規制が大きな要因と考えられるでしょう。
S660は生産終了直前に追加生産も行われた
S660の生産終了発表後には、注文が殺到したこともあり、追加生産も行われました。販売台数を制限していた都合上、オンライン抽選会で入手可能であり、過去にはYouTubeライブ配信で当選発表放送が行われています。
ここでは、ユーザーの要望に応えたS660の追加生産や、購入方法について解説します。
要望に応えて追加生産を発表
S660生産終了に関するアナウンス直後から、ホンダ販売店にはS660の注文が殺到したといわれています。その結果、発表から20日もしないうちに、標準モデルと特別仕様車モデル共にS660の予定販売台数が完売しました。
その時点で商談中の顧客がいたり、ほかにも購入希望者がいたりしたため、ホンダは650台の台数制限のもと追加生産が行われました。
生産終了発表後にアナウンスされた追加販売グレードは、標準車モデルに用意されている「α(アルファ)」と「β(ベータ)」の2種類です。残念ながら、最終モデルの特別仕様車やモデューロXは含まれませんでした。
販売価格は据え置きで、これまでの通常購入同様、6MTとCVTのどちらか好きなトランスミッションを選択できる方式になっていました。
購入方法はオンライン抽選会
追加販売台数は650台ですが、600台は商談中の顧客優先でした。残り50台の購入方法は、ホンダ公式サイト上のオンライン抽選会のみです。2021年12月5日に商談権申込の受付が終了し、12月15日に当選発表がYouTubeライブ配信にて行われました。
商談権を獲得した方は、1週間以内に商談意思確認を行い、4週間以内に販売店と商談成立を済ませなければなりませんでした。年末年始を除く4週間経過後商談成立までいかない場合は、商談権が無効になり、繰り上げ当選対象者に商談権が移行するという流れです。
こだわりが詰まったS660の特徴
ホンダはスポーツモデルをSシリーズとして販売しています。Sシリーズの頭文字と軽自動車の排気量660ccの数字を組み合わせたものが、S660という車名の由来です。世界でも類を見ない軽自動車スポーツカーとして人気を博しているホンダS660の特徴を調べてみましょう。
(参考:『S660(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ミッドシップレイアウト
S660は、軽自動車では希少なミッドシップレイアウトとして、世界からも注目を浴びている車です。ホンダ主力のスポーツカーであるNSXと同じレイアウトとなっています。
重量があるエンジンを車体中央部分に配置したおかげで、前輪と後輪の荷重配分理想値を実現しました。大型ラジエターは車体前部に配置し、エキスパンションタンクは後部に備えています。ターボチャージャー付高回転型DOHCエンジンを搭載しており、余裕のある力強い走りが魅力です。
上質なインパネと内装
軽自動車の限られた車幅のなかで、少しでもゆとりあるドライビングスペースを確保するため、センターコンソールはコンパクト化されています。視認性向上のために、アイポイントとフロントルーフレールの位置関係も絶妙です。
中央ラインのあるサイドボードが張り出したスポーティシートやアルカンターラ採用のステアリング・シフトノブなど、こだわりの内装は上質な空間を演出しています。
高いレスポンスのミッション
トランスミッションは、6速MTと7速ATを選択できます。6速MTは、走る・曲がる・止まるなど、思いのままの高いレスポンスを体感できるクラッチ操作のミッションにより、スポーティな車速をダイレクトに感じられる点がポイントです。スポーツドライビングの醍醐味を味わいたい方に人気があります。
7速ATは、スポーツスイッチ搭載CVTのパドルシフトです。スポーツスイッチをオンにするとエンジン回転数が上がり、ATながらもダイレクトなアクセル操作フィーリングを感じられます。どちらのトランスミッションを選ぶとしても、ひじの高さとシフトレバーの位置が吟味された設計となっている操作性の良さが魅力です。
脱着しやすいロールトップ
オープンカーの特徴は、その名のとおり屋根をオープンにして開放的なドライブを楽しめる点です。雨天時にも走行可能なように、通常ハードトップまたはソフトトップの屋根が付いています。
S660キャビンの屋根は、脱着式ソフトトップ採用です。手動でロックを外し、くるくるとたたむロールトップで、操作性が良く重量が比較的軽い設計となっています。さほど力に自信がない方でも苦になりません。
外したソフトトップは、フロントの収納スペースに収めます。自動開閉ではないため、急な雨に対応するには時間がかかる点を考慮に入れましょう。
生産終了を迎えたS660はプレミア価格化もあり得る
S660は、不人気によって生産終了を迎えたわけではないため、ユーザーからの需要が高い状態です。2022年11月現在では、「プレミア価格かもあり得るのではないか」という見方もあります。
ここでは、生産終了車の価格が高騰する仕組みや、今後の追加生産情報について解説します。現在の中古車相場の目安も紹介しますので、あわせてチェックしてください。
生産終了車は需要が高まると価格が高騰する
ホンダS660生産終了アナウンス後における販売状況などの動向は、日産R34スカイラインGT-Rの2002年販売終了時を思い出す方もいるのではないでしょうか。
R34スカイラインGT-Rの際にも、生産終了前に最終特別仕様車の限定販売がなされました。しかし、圧倒的な問い合わせ数により、追加生産されるという異例事態を引き起こしています。
S660における中古車ニーズの高まりを考慮すると、R34スカイラインGT-R同様、今後プレミアム価格化につながることもあり得るでしょう。
生産終了発表直後の中古車相場も変動した
2021年3月にS660の生産終了が発表された直後、中古車市場でも注目を集めています。一度は乗ってみたいと検討していた方の背中を押したかたちで、中古S660の需要が増加し、中古車販売価格が一気に上がりました。
2021年5月~6月ごろには、平均価格が270万円前後まで跳ね上がり、新車価格をも上回っている価格です。中古車検索サイトの掲載台数も減少しましたが、駆け込み需要やプレミア化を期待した販売店の戦略が要因とされています。
今後の追加生産は予定されていない
S660の今後の追加生産は、予定されていない状態です。トヨタの公式サイトには、「もうみなさまに新しいS660をお届けすることはできませんが」という文言もあり、基本的には追加生産が行われないと考えてよいでしょう。
なお同サイトでは、S660の開発に携わっていた人員が、別々の領域で活動していることも記載されています。トヨタの発表を見る限りでは、開発チームはもう解散されており、追加生産も行われないようです。
現在の中古車相場の目安
現在は、販売価格の急な上昇傾向は落ち着いています。ただし、高値で推移している現状は変わりません。夏頃に急激な流通量の減少を受け、価格が高騰した状態は、2022年11月現在でも続いています。
流通しているS660は、大半が2019年11月以前の前期型です。αグレードのMT車が多く出回っています。2022年11月現在の中古車相場は、本体価格154万9,000円~404万9,000円です。高値で売れる可能性を考慮して売却するユーザーが一部いるため、流通台数は比較的安定傾向を維持するとの見方もあります。
(参考:『S660(ホンダ)の中古車一覧』)
PRホンダS660の中古車最新状況
モデューロX バージョンZ

特別仕様車 MT センターディスプレイ バックカメラ シティーブレーキアクテティブシステム ハーフレザー シートヒーター LEDヘッド 純正ステルスブラック塗装AW オートエアコン ステンレスペダル
329.9 万円
α

禁煙車 バックカメラ ETC ドライブレコーダー スマートキー クルーズコントロール ハーフレザーシート LEDヘッドランプ 革巻きステアリング オートエアコン オートライト パドルシフト
185.9 万円
α

純正ナビ バックカメラ シティブレーキアクティブシステム 禁煙車 ハーフレザーシート シートヒーター ドラレコ スマートキー LEDヘッドライト クルーズコントロール オートライト オートエアコン
222.9 万円
α
DATE

6MT ディスプレイオーディオ バックカメラ 禁煙車 ETC Bluetooth ハーフレザーシート クルコン LEDヘッド オートエアコン ステアリングスイッチ 15インチアルミ ステンレスペダル
235.9 万円
β

後期型 ドライブレコーダー ETC オートエアコン ステアリングスイッチ LEDヘッドライト 純正アルミホイール パドルシフト スマートキー ブラックロールトップ サイドエアバッグ
202.9 万円
α
DATE

禁煙車 6MT 純正ディスプレイ 衝突軽減装置 クルコン Bluetooth LEDヘッドランプ バックカメラ ETC 革コンビシート シートヒーター 純正15インチAW ステンレスペダル
265.9 万円
α特別仕様車ブルーノレザーエディション

シティブレーキアクティブシステム バックカメラ 禁煙車 ハーフレザーシート スマートキー LEDヘッド クルコン オートライト オートエアコン 純正15/16インチアルミ Bluetooth再生
209.9 万円
α

6MT 衝突軽減 純正ディスプレイ バックカメラ ETC 禁煙車 クルーズコントロール LEDヘッドランプ スマートキー オートエアコン オートライト 純正15インチアルミホイール 革巻きステアリング
195.9 万円
もっと見る >
※価格は支払総額
ホンダS660の中古車を購入する際のポイント
S660の購入を検討する際には、後悔を避けるために幾つかのポイントを押さえておきましょう。覚えておきたい主な3つの注意点をご紹介します。車選びの際に参考にしてください。
2度の改良歴を知っておこう
ホンダは、S660登場後にドライバーのニーズに応えるべく、幾度か仕様変更を行っています。加えて、2018年5月と2020年1月に大きなマイナーチェンジを施しました。
2018年5月のマイナーチェンジでは、ボディカラーラインアップの新色追加やナビ装着用スペシャルパッケージの設定を行っています。加えて、モデューロX登場も発表しました。
2020年1月には「デザインの深化」をコンセプトとし、新色ボディカラー追加や新デザインアルミホイール採用など、デザイン面で磨きをかけたマイナーチェンジを行っています。インテリアにおいても、上質さや快適性の向上がポイントです。デザインやボディカラーの相違点に注意して年式やグレードを選びましょう。
車両状態をチェックしよう
どの中古車購入の際にもいえますが、車両状態を自分の目で確認するようにしましょう。中古車の中でも、S660のようなスポーツカーは、走りを楽しむ方が好んで乗る車です。走りを楽しむあまり、大きな事故にあったり、過走行になったりするケースは珍しくありません。
車全体のゆがみや修復歴、エンジン状態のチェックが必要です。板金・塗装の具合や左右ヘッドライトの色、ドア・ボンネットの開閉部分などに異常がないかを確認します。
試乗してみよう
車両状態を確認する際には、可能であれば実際に試乗してみましょう。車内の臭いやシート、フロアマット、天井の汚れ具合から、全オーナーが喫煙者またはペットを飼っていたなどある程度の情報を得られます。
ロールトップの状態についての確認も忘れないようにしましょう。きちんと開閉するか、脱着はスムーズかなどのチェックが必要です。
ホンダS660の中古車を探すならネクステージがおすすめ!
中古車を購入する際には、信頼できる販売店の利用が大切です。店舗環境やスタッフの対応を確認しましょう。きちんと車を整備できる環境があるかもチェックします。そのような点を考慮すると、全国に数多く店舗展開しているネクステージの利用はおすすめです。
全国の店舗を対象に探せる
ネクステージは、全国に200店舗以上を展開しています。Webサイトでは、全国の在庫を対象とした車の検索が簡単です。フリーワード検索窓に「オープンカー」「軽自動車」など、好みの条件を入力して検索できます。
気になる在庫が他店舗にあれば、最寄りの店舗への取り寄せができ、自分の目で実車確認ができるので、購入するかどうかの判断材料にもなります。中古車で何か分からないことがあれば、気軽に相談も可能です。
軽自動車や長期利用に適した保証がある
ネクステージはさまざまな保証サービスがあるため、生産終了車に乗る際も活用できます。例えばネクステージで販売する車には、国産車・輸入車問わず無料保証が付帯しているため、購入後に何かあった際もスムーズに対応可能です。
また、必要に応じて、各種有料保証を利用できるのも、ネクステージの特徴です。長期利用向けの保証も充実しています。生産終了車を大切に長く乗り、充実したカーライフを楽しみましょう。
まとめ
S660は、軽オープンカーとして、とても人気の高い車種です。2022年11月時点では、残念ながら生産終了になっている状態ですが、中古車であれば過去のモデルを購入できます。年式やグレードなどさまざまな条件で探せるため、お気に入りの1台が見つけられるでしょう。
ネクステージは、全国に豊富な在庫を有しており、保証サービスも充実しています。また公式Webサイトでは、在庫検索から見積もり依頼まで可能です。商品詳細ページから気軽に問い合わせてみましょう。