ホンダS660のαとβはどんな違いがある？共通点や中古車相場も見てみよう

ホンダ S660は、世界でも珍しい軽自動車の本格的オープンスポーツカーです。まるで自分の手足のような感覚で自由に操れるスポーツカーを目指して開発したといわれています。2015年に誕生以来、性別や年齢を超えて、幅広い層の人々から愛されてきました。

 

グレードは、α（アルファ）とβ（ベータ）の2種類です。各グレードには、どのような共通点および違いがあるのでしょうか。生産終了した現在の中古車相場もご紹介します。

 

※目次※

1.ホンダS660のαとβはどんな違いがあるの？

2.S660のαとβで走行性能は変わる？

3.S660のαと他グレードの中古車相場の違いとは？

4.S660のαグレード以外に検討したいライバル車種4選

5.ネクステージで自分好みのオープンカーを探してみよう！

6.まとめ

 

 

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ホンダS660のαとβはどんな違いがあるの？

ホンダはS660の生産を、2022年3月をもって終了しました。気軽に本格的なスポーツカーを楽しめるモデルとして、幅広い層の車好きから愛されてきた車です。最終モデルのグレードは、「α」「β」「Modulo X」の3種類が用意されていました。ここでは、各グレードの特徴を見ていきましょう。

 

ボディカラーが豊富で高級感のあるα

ホンダ S660の「α」は、最もボディカラーの設定が多いグレードです。アクティブグリーン・パール、フレームレッドは、他のグレードでは選択できません。鮮やかなカラーを選びたい方におすすめのグレードです。

 

インテリアの各部位（パーキングブレーキノブやエアコンアウトレットノブ、プッシュエンジンスタート・ストップスイッチリングなど）にはクロームメッキが施され、標準装備の「β」と比べ高級感のあるグレードとなっています。

（参考：S660（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

シンプルでシックな印象のβ

ホンダ S660の「β」は、最もリーズナブルなベースグレードです。インテリアは「α」に比べシンプルなデザインとなっています。

 

例えば「β」のパーキングブレーキノブやエアコンアウトレットノブのカラーはブラック、プッシュエンジンスタート・ストップスイッチリングやSPORTスイッチリング、SERECTスイッチリングのカラーはピアノブラックです。

 

また、ステアリングガーニッシュやセレクトレバー（MT車の場合はシフトノブ）、ペダル類も「α」や「Modulo X」のような加飾がありません。

（参考：S660 （ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

専用装備で仕上がっているModulo X

ホンダ S660の中で最も装備が充実した、より豪華な最上級グレードが「Modulo X」です。Honda専用カスタマイズパーツを装着したコンプリートカーモデルであり、コアなファンを魅了し続けています。

 

インテリアカラーに刺激的なボルドーレッド・ブラックが用いられていることが特徴です。「Modulo X」のインテリア専用装備は下記を参照してください。

セレクトレバーやステアリングホイールには、アルカンターラが採用されています。耐久性に優れているだけでなく、他の革製品よりも蒸れにくく通気性にも優れているため、快適に過ごせるでしょう。

（参考：S660（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

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S660のαとβで走行性能は変わる？

ホンダ S660の走行性能は、各グレードによって違いはあるのでしょうか。ここでは、エンジンの特徴、走行性能や燃費について解説します。まずはホンダ S660のスペックを確認していきましょう。

 

スペックは各グレード共通

ホンダ『S660』のスペックは下表のとおりです。記載した値は「α」「β」「Modulo X」共通となっています。

スペックが共通なので、走行性能を気にしてグレードを選択する必要はありません。次の項目では、ホンダ S660のエンジンについて解説します。

 

ミッドシップモデルのエンジン

車には搭載位置や駆動輪による分類があります。FF（フロントエンジン・フロントドライブ）やFR（フロントエンジン・リアドライブ）、MR（ミッドシップ・リアドライブ）、RR（リアエンジン・リアドライブ）などです。

 

ホンダ S660には「MR」が採用されています。MRとは、車体中央近くにエンジンを搭載して後輪駆動させる方式です。

 

エンジンとトランスミッションの重心が近いため、トラクション性能も向上しています。走りに特化したモデルといえるでしょう。乗用車にMRが採用されることは少ないことを考えると、貴重な車種といえます。

 

後輪駆動や車高の低さによる安定性

ホンダ S660はMRなので、後輪駆動となっています。この後輪駆動は、前輪への影響を受けません。

 

これは「前輪は操舵、後輪が駆動」という形でタイヤの役割（前輪後輪）を分担できるようになるためです。前輪による操作性が高まるというメリットがMRにはあります。

 

また、ホンダ S660は車高が低いタイプの車です。この車高の低さは重心の低さにつながり、カーブ走行時の安定性を高めています。空気抵抗が減るという点も車高が低い車のメリットのひとつです。車体が浮きにくくなるため、高速走行時の安定性も高まります。

 

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S660のαと他グレードの中古車相場の違いとは？

S660のグレード中で、カラーバリエーションが豊富なのはαグレードです。そのため、グレードラインアップで最も人気が高くなっています。新車販売台数に比例して、中古車市場でもαグレードが最も多く流通している傾向です。

 

中古車相場は、時期により変動することが多くあります。気になる方はこまめにチェックしましょう。

 

S660の中古車相場の目安

2023年1月現在、ネクステージにおけるホンダ S660の流通台数は、全部で22台となっています。そのうち上級グレードのαは15台で、中古車相場価格は142万9,000円~291万9,000円です。Moulo Xは数が多くないものの、走行距離の少ない良質な車があります。新車価格とほぼ変わらず、むしろ高値を推移している現状です。

 

全体的な傾向として、S660を所有している人は本当に好きで手放したくないという人が多いため中古車相場価格もさほど下がっていません。

 

限定モデルもチェックしよう

「MUGEN RA」は、2016年10月3日に660台限定で発売された車です。ホンダ S660をベースに改良された車となっています。エクステリアやインテリアに色付けられた鮮やかなレッドが特徴的なモデルで、専用デザインのホイールは軽量化され、ハンドリング性能も向上しています。

 

「MUGEN RA」販売当時の新車価格は289万円でした。2023年1月現在、ネクステージには在庫がありません。限定販売ゆえの希少さにより注目されているため、入れ替わりが激しい傾向です。流通状況をこまめにチェックしましょう。

 

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S660のαグレード以外に検討したいライバル車種4選

スポーツカーはホンダ S660だけではありません。軽自動車・普通乗用車含め、他にもさまざまな車が存在します。

 

ここでは、ホンダ S660のライバル車として、ダイハツ「コペン」、マツダ「ロードスター」、BMW「Z4」、ポルシェ「ボクスター」の4車種を紹介します。

 

ダイハツ コペン

ダイハツ コペンの新車価格は188万8,700円~238万2,200円、中古車価格相場は79万9,000円~279万9,000円です。

 

ダイハツ コペンの特徴のひとつにドレスフォーメーションがあります。ドレスフォーメーションとは、外装パーツを交換するシステムです。このシステムは「Robe」と「Cero」に採用されています。

 

デザインチェンジを気軽に行えるので、気分転換したい方にとっては魅力的なシステムといえるでしょう。

 

かわいさが印象的な上記2種のグレード以外にも、アクティブなデザインが印象的な「XPLAY」やボディ補強された「GR SPORT」、限定発売された「Coupe」など、ホンダ S660に劣らぬバリエーションの豊富さが注目されています。

（2023年1月時点の情報です）

（参考：コペン（ダイハツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

マツダ　ロードスター

マツダ ロードスターは、ライトウェイトスポーツカーとして世界中の人々に愛され続けている車です。2000年5月には「2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックに登録されています。

 

マツダ ロードスターの新車価格は268万9,500円~342万2,100円、中古車価格相場は99万9,000円~339万9,000円です。相場の目安として年式が挙げられます。例えば、2011年式のSグレードであれば、価格相場は99万9,000円です。2022年式なら価格相場は239万9,000円になります。

 

中古車価格の幅が大きいため、価格が安すぎる場合は修復歴など整備面での確認を必ず行いましょう。

（2023年1月時点の情報です）

（参考：ロードスター（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

BMW Z4

BMW Z4は、新車価格714万円~894万円の高級車です。つい目を奪われてしまうほど躍動的なボディラインや美しさ極まるインテリア、走りへのこだわり、かつ安全面を徹底考慮した設計などさまざまな魅力で溢れています。

 

中古車価格相場は289万9,000円~629万9,000円です。世代ごとに大きく変わることを念頭に置きましょう。1代目は相場の安さが魅力ですが、外国車のメンテナンスには思った以上に費用がかかる可能性があります。

 

例えば、油圧モーターやDSCユニットの交換には10万円以上の料金が見込まれるため、全体的な維持費の想定が必要です。不要なトラブルを避けるためにも、中古車の状態チェックと維持費を含めた予算想定をきちんと行っておきましょう。

（2023年1月時点の情報です）

（参考：Z4（BMW）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

ポルシェ ボクスター

ポルシェ ボクスターは、凄まじい加速力を持ったスーパーカーです。ダウンサイジングターボが搭載され、パワーもさらにアップしています。静止時から時速100kmに達するまでの所要時間は驚きの4.9秒です。

 

現行モデルは「718 ボクスター」で、新車価格は807万円~1,191万円となっています。718 ボクスターは「981 ボクスター」がフルモデルチェンジした車です。ダウンサイジングターボエンジン搭載が大きな変更点となっています。

 

981 ボクスターは状態の良い車に出会える可能性が高いためチェックしてみましょう。ネクステージにある在庫は981ボクスターで、中古車価格相場は459万9,000円~534万9,000円です。

（2023年1月時点の情報です）

（参考：ボクスター（ポルシェ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

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ネクステージで自分好みのオープンカーを探してみよう！

車が好きで、思い通りに車を操る快感を味わいたい方は、一度はオープンカーに乗ってみたいと思うのではないでしょうか。生活環境の変化などでオープンカーに乗れるチャンスが到来したときは、ネクステージをぜひご利用ください。ネクステージで取り扱う中古車を購入するメリットがいくつかあります。

 

豊富な在庫からこだわりの装備で探せる

ホンダ S660のようなオープンスポーツカーは趣味性が高い車のため、全ての中古車販売店で売られているわけではありません。在庫が豊富な販売店ならS660が見つかるでしょう。

 

ネクステージは全国に250店舗以上展開しています。総在庫台数は3万台を誇り、国産車から輸入車、軽自動車から普通車まで幅広いジャンルを取り扱っている点が強みです。

 

ネクステージのWeb検索ページでは、全国の在庫から自分好みの装備・グレード・ボディカラーなどを絞って検索できます。気になる車は、無料で在庫確認や見積もりを依頼可能です。

 

低年式車も対象の保証をご用意

ネクステージでは、保証が充実していることも魅力のひとつです。購入いただいた車全てに無料保証を付帯しています。生産終了したモデルや旧型モデルの中に自分好みの車を見つけることがありますが、ネクステージでは低年式車対象の保証付きメンテナンスプランも用意しているため安心です。

 

初年度登録より13年以上20年未満かつ総走行距離13万km以下の車が対象となっています。お気軽にお問い合わせください。

 

PRS660中古車の最新在庫情報

まとめ

ホンダ S660は、ミッドシップレイアウトのFRスポーツカーです。軽自動車でありながら、独特の存在感を放ちます。3種類のグレードから選べますが、カラーバリエーションが豊富なαグレードの人気が高い傾向です。

 

2022年3月に生産終了しているため、中古車での購入のみとなります。S660のような走りを楽しめる車は、走行距離の多い中古車が流通している傾向にあるため、購入の際はきちんと確認しましょう。ネクステージでは、粗悪な車両は取り扱っていません。Webページからいつでも車両検索が可能です。お気軽にご利用ください。

 

▼ライタープロフィール

田村陽子

自動車ライター

熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。

 

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