2024年にフリードがフルモデルチェンジで3代目へ!進化した特徴を紹介
フリードは、ミニバンでありながら5ナンバーサイズのコンパクトボディで取り回しやすい車です。2代目誕生から8年がたつ2024年6月、モデルチェンジが行われ3代目が販売されます。3代目フリードはどのような進化を遂げているのでしょうか。
この記事では、3代目フリードの特徴と歴代モデルがどのような進化を遂げてきたのかを紹介します。この記事を読むことで、3代目フリードの情報が入手でき、新たな魅力を発見できるでしょう。
※目次※
4.2代目フルモデルチェンジ後にフリード「Modulo X」が登場
5.2019年に追加となったクロスオーバースタイル「CROSSTAR」
6.2020年にはフリードModulo Xがマイナーチェンジで生まれ変わった
・3代目フリードは、6人乗り~7人乗りのフリードAIR、5人乗り~6人乗りのフリードCROSSTARがラインアップする。
・2列目シート前方にリアクーラーが設置されたことで、3列目シートに座っても快適に過ごせる。
・シンプルなデザインが好みの方はフリードAIR、アクティブスタイルやタフなデザインが好みの方はフリードCROSSTARを選ぼう。
フリードが8年ぶりにフルモデルチェンジ!
2008年5月に初代モデルが誕生したフリードは、使い勝手の良さや取り回しやすいボディサイズが評判で、モデルチェンジを経ても人気が途絶えないミニバンです。2024年6月には3代目へとフルモデルチェンジが行われます。
ここでは、新型フリードの概要をチェックしましょう。
2024年6月に新型モデルが発売
フリードは、7人乗車可能なミニバンでありながら、5ナンバーサイズで取り回しやすさに優れた車です。同じホンダが販売するミニバン「ステップワゴン」では大き過ぎる、といった方から多くの人気を集めています。
2024年6月には、3代目の新型フリードが販売開始されました。フルモデルチェンジ後のフリードには、先代モデルにはなかったハイブリッドシステム「e:HEV」の他、新世代コネクテッド技術「Honda CONECT」が搭載されます。
新型のコンセプトはSmile Just Right Mover
フリードは、先代モデルも居住性の高さと使い勝手の良さを兼ね備えた車として多くの人気を集めていました。3代目は、ユーザーの暮らしと気持ちに寄り添う「ちょうどいい車」を目指して開発されています。
扱いやすいボディサイズと使い勝手に優れたパッケージング、乗り心地の良さを感じられるのが魅力です。
フルモデルチェンジした3代目フリードの特徴
3代目フリードは、使い勝手や取り回しやすいボディサイズなど、先代モデルの良さを生かして開発されています。3代目フリードの特徴を知ると、これまでフリードユーザーだった方もその魅力が理解できるでしょう。ここでは、3代目フリードの特徴を紹介します。
シンプルで使い勝手の良いデザイン
フリードのエクステリアデザインは、シンプルさと上質さを融合させているのが特徴です。
水平基調のベルトラインで洗練された印象を与えながら、大きく張り出したボディサイドとボリューム感のあるバンパーやフードを採用することで力強さと存在感を高めています。
フリードCROSSTARは、専用デザインとしてブラック基調のガーニッシュをボディ下部に備えているのが特徴です。フリードらしさを生かしながらも、アクティブスタイルに適したエクステリアデザインが採用されています。
ゆったり過ごせるインテリア
3代目フリードは、使う人がゆったりとした気持ちで過ごせる車を目指し開発されました。インパネに大容量収納スペースを確保した他、触れる部分の質感を考え、素材や形状の工夫が行われています。
フリードのように3列目シートを採用した車は、3列目シートの快適性が低く、ファミリーカーに適さないのではと思う方もいるでしょう。フリードは2列目シート前方にリアクーラーを備えることで、3列目シートに座っても快適に過ごせます(グレード別)。
選べる2種類のデザイン
3代目フリードは、フリードAIRとフリードCROSSTARの2種類がラインアップされます。フリードの基本モデルであるシンプルで洗練されたデザインのフリードAIRに対し、フリードCROSSTARはギア感あふれるクロスオーバースタイルのモデルです。
どちらも先代モデルの良さを受け継ぎ、コンパクトサイズとした取り回しやすいボディサイズに設計されています。
2列シートと3列シートを設定
フリードAIRは乗車定員6人~7人の3列シート、フリードCROSSTARは乗車定員5人の2列シートもしくは6人の3列シートを採用しています。
6人乗り仕様は2列目シートにキャプテンシートを採用したことで、1列目から3列目までウォークスルーできるのが特徴です。雨の日でも車を降りることなく車内を移動でき、荷物を取る際や子どもの世話をする際に役立ちます。
3列目シート仕様は、3列目シートを跳ね上げて収納できるように設計されているため、荷室スペースの有効活用が可能です。
歴代フリードがモデルチェンジをしたのはいつ?
3代目にフルモデルチェンジされるまで、いくつかのマイナーチェンジも行われてきました。ここでは、フリードが初代モデルからどのような改良が行われてきたのか、歴史を紹介します。歴史を知ることで、新型フリードの魅力がより理解できるでしょう。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
2008年:初代フリードが登場
2008年5月に販売が開始された初代フリードは、ホンダ独自の低床・低重心技術を生かしたコンパクトミニバンです。取り回しやすいコンパクトなボディサイズでありながら、3列シートで快適にドライブが楽しめる室内空間が広がっています。
5人乗り~8人乗りまでをラインアップし、5人乗りはクラストップレベルの荷室空間を確保しているのが特徴です。
2010年:マイナーチェンジを実施
2010年11月のマイナーチェンジでは、CVTのフリクション低減、燃費優先でエアコンなどを制御するモードの追加を行ったことで燃費性能向上を実現しています。
この他、後方視角支援ミラーを標準装備して死角になりがちなエリアを凹凸面鏡で映し出すことで、後退時の安全性が高めているのが特徴です。
2011年:ハイブリッド車を追加
2011年10月、フリードとフリードスパイクにハイブリッドモデルが追加されました。専用デジタルメーターやアンビエントメーターを採用することで、ガソリンエンジンモデルとの差別化を図っています。
同時期にガソリンエンジンモデルのマイナーチェンジも行われました。マイナーチェンジ後のモデルには、VSA(車両挙動安定化制御システム)や3点式シートベルトが標準装備されています。
2014年:2度目のマイナーチェンジを実施
2014年4月のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインやインテリアデザインが刷新された他、快適装備の追加が行われました。
紫外線を99%カットするスーパーUVカットフロントドアガラス、花粉・ダニなどのアレルゲン物質の活動を抑制するアレルクリーンシートを全グレードに標準装備しています。
2016年:2代目フリードが登場
2016年9月、フリードとフリードプラスはフルモデルチェンジが行われ、2代目が誕生しました。さまざまな用途に使えるよう、多彩なシートアレンジができるよう設計されている他、コンパクトミニバントップクラスの広い室内空間を実現しています。
フリードプラスは低床フロアを活用することで、車中泊にも使えるフラットな荷室空間と床下収納を両立させているのが特徴です。
2019年:マイナーチェンジを実施
2019年10月のマイナーチェンジでは、フリードとフリードプラスの内外装デザインが刷新されました。
エクステリアデザインはこれまでの親しみやすさはそのままに、たくましく落ち着きのあるシンプルなデザインが採用されています。インテリアに用いられたウォールナット調パネルにより、質感の高さを味わえるのが魅力です。
2代目フルモデルチェンジ後にフリード「Modulo X」が登場
フリードModulo Xは、ホンダ純正用品メーカー「ホンダアクセス」が手掛けるコンプリートカーです。ベース車両に専用カスタマイズパーツを架装したもので、通常のフリードと一緒に販売されていました。
ここでは、通常のフリードとは違った魅力を持つフリードModulo Xの特徴を紹介します。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
Modulo Xの外装
Modulo Xは、独自のデザインにこだわったモデルです。専用エアロバンパーやフロントグリルは、スポーティーでアクティブなデザインに仕上がっています。新しく採用されたボディカラーは以下の3色です。
・コバルトブルー・パール
・ホワイトオーキッド・パール(有料色)
・プレミアムスパークルブラック・パール(有料色)
足をかざすと後席のスライドドアが開閉するハンズフリースライドドアもオプションで装備が可能です。両手に荷物を持っているときや、子どもを抱えた状態でスライドドアを開けたいときに重宝するでしょう。
Modulo Xの内装
Modulo Xの内装はインパネにピアノブラック、専用のブラックとモカブラウンのコンビシートを採用し、フリードやフリードプラスの居心地の良さをさらにバージョンアップさせています。
フロアカーペットもModulo X専用の仕様です。ステアリングホイールに専用の本革巻きを使用するなど、通常のフリードやフリードプラスとは違った高級感や特別感を味わえます。
ドライブレコーダーをオプションで大画面の9インチプレミアムインターナビに変更が可能です。見やすさを重視する運転者にとってはうれしいポイントでしょう。
Modulo Xの走行性能
「FREED Modulo X」のために開発されたアルミホイールやサスペンション、エアロパーツが採用されたことで走りのしなやかさがアップしています。操縦性にも優れていることから、急カーブや山道で力を発揮してくれるでしょう。
気候や道の状況に左右されない走りの安定性は、エアロガイドフィンやリアスカートの形状や設置の工夫から生まれています。車の運転に不安のある人にとって、路面状況や走行環境が変化しても安定した走りができるのはうれしいポイントでしょう。
2019年に追加となったクロスオーバースタイル「CROSSTAR」
2019年10月、ホンダはラインアップにフリードの新グレード「CROSSTAR」を加えます。CROSSTARはフリードやフリードプラスとは異なり、クロスオーバースタイルが特徴のグレードです。
質感や高級感が高められた、CROSSTARの内外装、走行性能の魅力をチェックしましょう。
(参考:『フリード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
CROSSTARの外装
フロントグリルや前後のバンパーには、CROSSTAR専用のパーツが用いられています。CROSSTARのボディカラーは以下の8色です。
・デザートベージュ・パール(税込み3万8,500円)
・プラチナホワイト・パール(税込み3万8,500円)
・ソニックグレー・パール(税込み3万8,500円)
・メテオロイドグレー・メタリック(税込み3万8,500円)
・クリスタルブラック・パール
・プレミアムクリスタルガーネット・メタリック(税込み6万500円)
・シーベッドブルー・パール(税込み3万8,500円)
・トワイライトミストブラック・パール(税込み3万8,500円)
(2024年7月時点の情報です)
LEDフォグライトは、CROSSTAR限定の特別装備です。ドアアウターハンドルやドアミラーも「CROSSTAR」専用にシルバー塗装されています。特別仕様の外装パーツが多く、デザイン性の高さが魅力です。
CROSSTARの内装
内装は、CROSSTAR専用のプレイウッド木目調パネルを採用したおしゃれな空間です。落ち着いた雰囲気の中に遊び心を感じるデザインで、フリードやフリードプラスとは違う特別感を味わえます。
シートはCROSSTAR専用のコンビシートを採用したブラックのデジタル柄で作られており、汚れが目立たないよう配慮されています。小さな子どもがいる家庭でも、汚れを気にせず車内で過ごせるでしょう。
CROSSTARの走行性能
今までは一部に搭載されていた安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備しました。「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」の性能も向上し、スムーズな加減速が行えます。
エンジンブレーキを有効活用できる「ブレーキ操作ステップダウンシフト制御」が採用され、長い下り坂でブレーキを踏んでもエンジンに負荷をかけずに走行可能です。
新たに「後方誤発進抑制機能」も追加され、安全性がより高まりました。技術の向上とともに、快適な乗り心地を実感できるでしょう。
2020年にはフリードModulo Xがマイナーチェンジで生まれ変わった
2020年5月、フリードModulo Xのマイナーチェンジが行われました。このマイナーチェンジでは、これまでの上質でスポーティーな走りはそのままに、熟練エンジニアによる人の感覚を重視したモデルへと進化しています。
2022年5月にはフリードModulo Xの販売が終了しました。中古車市場にはフリードModulo Xが流通しています。気になる方は中古車を探しましょう。
Modulo Xマイナーチェンジモデルの外装
フロントエアロバンパーやフロントグリルは、今回のマイナーチェンジのために新設計された専用のものが使われています。
リアロアースカートや15インチアルミホイールも「FREED Modulo X」専用です。特別感のあるデザインで、他のモデルと比べても目を引くでしょう。「FREED Modulo X」のボディカラーは以下の4色です。
・プラチナホワイト・パール(有料色)
・ミッドナイトブルービーム・メタリック(有料色)
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック(有料色)
・クリスタルブラック・パール
Modulo Xマイナーチェンジモデルの内装
内装にもModulo X専用のものが多く使われており、より特別感を味わえます。内装はブラックを基調としたスタイリッシュな空間です。
座席には「Modulo X」の ロゴが入った専用のプライムスムースとスエード調のコンビシートを採用しています。質感にもこだわった快適な座り心地が特徴です。
専用の本革巻きステアリングホイールは、ディンプルレザーとスムースレザーのピアノブラック調が採用され、高級感のあるドライビングが楽しめるでしょう。フロアカーペットマットにも「Modulo X」のアルミ製エンブレムが付いています。
Modulo Xマイナーチェンジモデルの走行性能
安心感のある操作性と乗り心地を追求し、2017年の発売当初より走行性能が向上しています。同乗者にも安定感のある乗り心地を感じてもらえるでしょう。
専用のエアロバンパーには、空力性能に関わる3つのフィンを採用しています。
車体側面の空気の流れを生かす「エアロフィン」、車体下に空気の速い流れを作る「エアロスロープ」、ホイールハウスに流れる空気を整える「エアロボトムフィン」を組み合わせるこで、走行安定性と旋回性能が高められているのが特徴です。
「FREED Modulo X」は、スポーティーな走りを実感したい方に最適なモデルです。
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まとめ
2024年6月、フリードは3代目へとフルモデルチェンジが行われました。
8年ぶりにフルモデルチェンジされる新型フリードは、日々の暮らしに寄り添う使い勝手の良さはそのままに、新たに2モーターハイブリッドシステムを搭載することで走行性能も高めているのが特徴です。
ボディサイズは先代モデルのように取り回しやすいサイズでありながら、シート構造の改善などを行うことで広い室内空間を実現しています。これまでのように、ファミリーユーザーからも多くの人気を集めるでしょう。
▼ライタープロフィール
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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