ダイハツ・タフトの歴史の流れとは?現行の魅力や最新売買価格!

ダイハツ タフトは、個性的なエクステリアが特徴の軽クロスオーバーSUVです。「小回りの利くSUVが欲しい」「小さくてもギア感が欲しい」という方にぴったりの選択肢といえますが、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。
この記事では、ダイハツ タフトの歴史と現行モデルの魅力、最新の新車・中古車価格を紹介します。タフトの魅力だけでなくグレードごとの特徴を知ることで、最適なモデルを選べるでしょう。
※目次※
・ダイハツ タフトは1974年に初代がデビューし、当時は軽自動車ではなく登録車だった。
・現行モデルは特徴的なスクエアボディーと、アウトドア気分を高めてくれるスカイフィールトップが魅力。
・ダイハツ タフトの中古車は、3万台の中からお気に入りの一台が見つけられるネクステージで探そう。
ダイハツ・タフト歴代モデルの歴史

現在販売されているタフトは、2020年にデビューした3代目です。現行モデルが初代モデルのように感じますが、実はダイハツ車の中でも長い歴史を持っています。はじめに、タフトの歴史を歴代モデルの特徴とともに見ていきましょう。
1974年:初代が小型4WD車として登場
初代タフトが販売されたのは、1974年8月です。一般道では扱いにくい大型の三菱 ジープと、エンジンが小さいスズキ ジムニーの中間に立つ、本格オフロード車として開発されました。
初代タフトは当時の軽自動車規格を超えていたため、軽自動車ではなく登録車(普通自動車)です。ルーフとドアがない「オフローダー」といういでたちと、さまざまな悪路を突破する走行性能から、多くの人の注目を集めました。
4人乗りの標準ボディーと6人乗りのロングボディーの2種類が用意され、1976年にはトヨタの12R-J型エンジンを搭載した「タフトグラン」を追加しています。
1984年:2代目は国内名称を「ラガー」に変更
タフトは1984年にフルモデルチェンジが行われ、このモデルチェンジを機に名称を「ラガー」に改めました。先代モデルの持つ「オフロード向き四輪駆動車」という特徴はそのままに、車としての居住性を高めています。
ボディースタイルはソフトトップ・ハードトップ・レジントップの3種類となり、登録は全て商用車でした。搭載エンジンはガソリンエンジンからディーゼルターボエンジンに変わり、トランスミッションには5MTが採用されています。
ラガーはトヨタの「ブリザード」と兄弟車となり、ダイハツがトヨタへOEM供給をしていました。また、海外では「ロッキー」の名で販売されており、日本国内よりも高い人気を得ています。
2020年:3代目・現行タフトの登場
現行モデルとなる3代目タフトは、2020年6月に販売されました。この世代からタフトは軽自動車となり、レジャーだけでなく日常使いもできる「クロスオーバーSUV」へと変化しています。
開発コンセプトは「Tough & Almighty Fun Tool」となり、車名はこれらの頭文字を取った「TAFT」が由来です。初代モデルは「Tough & Almighty Four-wheel Touring vehicle」の頭文字を取ったもののため、2WDのある現行モデルと差別化されていることが分かります。
しかし、タフさを感じるスクエアボディー、アウトドアに適したユーティリティーなどは、歴代モデルに共通した特徴です。
ダイハツ・タフトの魅力

タフトは、2024年4月~9月までの販売台数が2万台を超えるダイハツの主力商品です。ファミリー層をターゲットとした「ハイトワゴン系」の人気が高まる中、タフトが選ばれる理由はどこにあるのでしょうか。ここでは、現行モデルの魅力を4つのカテゴリーに分けて紹介します。
直線的なデザインのエクステリア
タフトのエクステリアは、SUVらしい力強さを感じる四角いボディーが特徴です。ワイド感を強める横長のヘッドライト、頼もしさのある分厚いボディーは、街中だけでなくレジャーシーンにもマッチします。
オプションの「ラギッドパック」「スタイルパック」を追加することで、よりアウトドア志向の強いエクステリアへ変更可能です。
ボディーカラーは全9色となり、グレードによって選べるカラーが変わります。カラーラインアップは以下の通りです。
・レイクブルーメタリック
・セラミックグリーンメタリック
・フォレストカーキメタリック
・サンドベージュメタリック
・コンパーノレッド
・レーザーブルークリスタルシャイン
・シャイニングホワイトパール
・クロムグレーメタリック
・ブラックマイカメタリック
使いやすい室内空間
タフトの室内空間で印象的なのは、全グレードに装備される「スカイフィールトップ」です。運転席上部にあるシェードを開くと、頭上一面にガラスルーフが広がります。
ガラスルーフにはスーパーUV&IRカット機能が付いているため、日差しによる室内温度上昇だけでなく、日焼けも防げます。太陽の光を浴びながら、開放的なドライブができるでしょう。
荷室は大きな物から長尺物まで積載でき、リアシートを倒せばフルフラットになります。カップホルダーやインパネトレー、ドアポケット、ショッピングフックなど収納も豊富です。
(参考:『タフトは内装が魅力的?インテリアの特徴や収納性を徹底解説!|新車・中古車の【ネクステージ】』)
高い走行性能と燃費
タフトはガソリン車とターボ車の2種類があり、どちらも「水冷直列3気筒12バルブDOHCエンジン」を搭載しています。
熱効率を高めたエンジンにより発進時のストレスが少なく、ターボエンジンはD-CTVとの組み合わせによる力強い加速が特徴です。190mmの最低地上高、グリップサポート制御機能により、ぬかるみや凹凸などの悪路も安心して走行できます。
WTCモード燃費は、ガソリン車で21.1km/L~21.4km/L、ターボ車は21.1km/L~21.3km/Lです。
(参考:『タフトの燃費性能は高い?ライバル車との違いの比較もご紹介|新車・中古車の【ネクステージ】』)
最新の安全性能
タフトは、全車に最新の「スマートアシスト」を標準装備しています。スマートアシストは大きく「衝突回避支援」「認識支援」「運転負荷軽減」「駐車支援」の4つに分けられ、衝突回避支援に関してはグレードによる機能の違いはありません。
全車標準装備となる主な機能は以下の通りです。
・衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)
・衝突警報機能(対車両・対歩行者)
・ブレーキ制御付き誤発進抑制機能(前方・後方)
・車線逸脱抑制制御機能
・コーナーセンサー(フロント2個・リア2個)
最上級グレードの「Gターボ」には、全車速追従機能付きACCやレーンキープコントロールが標準装備されます。
(参考:『ダイハツ タフトのタイヤサイズは?確認方法や変更による影響を解説|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ・タフトの現行グレード

タフトには4つのグレードがあり、それぞれに2WDと4WDが設定されています。エンジンの違いによる性能の違いはあるものの、グレード間の基本的な違いは装備面です。ここでは、現行モデルのグレードごとのスペックと特徴を紹介します。
X/Xターボ
XとXターボはエントリーモデルです。スカイルーフトップやスマートアシストに加え、LEDヘッドランプ、キーフリーシステム、電動パーキングシステムなどが標準装備されています。
上級モデルとの違いはホイールがスチール製であること、シートヒーターやフォグランプがオプションでも装備できないこと、フロントドアがUVカットガラスであることです。
ボディーカラーの選択肢も上級グレードより少なく、セラミックグリーンメタリック、コンパーノレッド、レーザーブルークリスタルシャイン、ブラックマイカメタリックは選べません。
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X |
Xターボ |
|
全長×全幅×全高(mm) |
3,395×1,475×1,630 |
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|
室内長×室内全幅×室内高(mm) |
2,050×1,305×1,270 |
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|
車両重量(kg) |
830~880 |
840~890 |
|
最低地上高(mm) |
190 |
|
|
ホイールベース(mm) |
2,460 |
|
|
WLCモード燃費(km/L) |
21.1~21.4 |
21.1~21.3 |
G/Gターボ
Gは上級グレード、Gターボは最上級グレードです。XとXターボでは装備されないシートヒーターやフォグランプ、ルーフレール、助手席シートアンダートレーが標準装備されます。
また、ステアリングが本革巻きに変わる、フロントシートにオレンジステッチが入るなど、グレードアップした加飾も特徴です。
ホイールはどちらもアルミ製ですが、ホイール加飾はGとGターボで変わります。Gはシルバー塗装、Gターボはガンメタリック塗装です。
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|
G |
Gターボ |
|
全長×全幅×全高(mm) |
3,395×1,475×1,630 |
|
|
室内長×室内全幅×室内高(mm) |
2,050×1,305×1,270 |
|
|
車両重量(kg) |
830~880 |
840~890 |
|
最低地上高(mm) |
190 |
|
|
ホイールベース(mm) |
2,460 |
|
|
WLCモード燃費(km/L) |
21.1~21.4 |
21.1~21.3 |
(参考:『ダイハツ タフトのグレードの種類とは?グレードを選ぶときの考え方もご紹介|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ・タフト最新の売買価格

現行モデルは2020年から販売されていますが、2024年10月下旬をもって生産終了することが発表されました。そのため、在庫がなくなり次第、新車の購入はできなくなります。
新車の購入が難しい場合は中古車を検討しましょう。ここでは、タフトの新車・中古車価格と買取相場を紹介します。
新車価格
以下は、グレードごとの新車価格です。
|
グレード名 |
駆動方式 |
eco IDLE |
新車価格(税込み) |
|
X |
2WD |
装着 |
135万3,000円 |
|
非装着 |
132万円 |
||
|
4WD
|
装着 |
147万9,500円 |
|
|
非装着 |
144万6,500円 |
||
|
Xターボ |
2WD |
装着 |
144万1,000円 |
|
非装着 |
140万8,000円 |
||
|
4WD |
装着 |
156万7,500円 |
|
|
非装着 |
153万4,500円 |
||
|
G |
2WD |
装着 |
148万5,000円 |
|
非装着 |
161万1,500円 |
||
|
4WD |
装着 |
145万2,000円 |
|
|
非装着 |
157万8,500円 |
||
|
Gターボ |
2WD |
装着 |
160万6,000円 |
|
非装着 |
173万2,500円 |
||
|
4WD |
装着 |
157万3,000円 |
|
|
非装着 |
169万9,500円 |
「eco IDLE」は、ダイハツのアイドリングストップ機能です。eco IDLEは標準装備となるため、アイドリングストップ機能が不要という場合は「eco IDLE非装着車」を選びましょう。
なお、eco IDLE非装着車はWLTCモード燃費の数値が装着車に比べ低くなります。eco IDLE非装着車のWLTCモード燃費は、XとGが19.4 km/L ~19.8km/L、XターボとGターボは18.2km/L~18.7km/Lです。
(参考:『タフト(ダイハツ)のモデル・グレードカタログ一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車価格
2024年11月現在ネクステージで取り扱っているタフトは、グレード別では「X」が最も多く、現時点ではXターボのみ在庫がありません。
タフト全体の中古車価格は118万9,000円~202万9,000円となり、届出済未使用車も豊富にあります。以下は、グレード別の中古車価格です。
|
グレード名 |
中古車価格(税込み) |
|
X |
118万9,000円~164万9,000円 |
|
Xターボ |
在庫なし |
|
G |
122万5,000円~172万9,000円 |
|
Gターボ |
142万9,000円~194万9,000円 |
タフトには「G”クロムベンチャー”」と「G”ダーククロムベンチャー”」2種類の特別仕様車があり、どちらも中古車市場に流通しています。
G”クロムベンチャー”の中古車価格は139万9,000円~179万9,000円、G”ダーククロムベンチャー”は159万9,000円~199万9,000円、Gターボ”ダーククロムベンチャー”は149万9,000円~202万9,000円です。
(2024年11月現在の情報です)
(参考:『タフト(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
買取相場
2024年11月現在、ネクステージで最も多く取引されているタフトは2021年式、次いで2020年式、2022年式です。グレード別に見るとGが最も多く、次いでGターボ、Xの順で取引されています。以下は、直近の買取実績の一部です。
|
グレード名 |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
|
X |
2023年式 |
1,230km |
124万2,000円 |
|
Xターボ |
2023年式 |
4,044km |
131万2,000円 |
|
G”ダーククロムベンチャー” |
2023年式 |
1万6,352km |
134万2,000円 |
|
G |
2022年式 |
1万3,450km |
139万2,000円 |
買取価格は年式・走行距離・グレードが大きく関係し、年式であれば新しいほど、走行距離であれば短いほど価格が高くなる傾向にあります。
グレードは上級グレードほど高く評価されますが、オプション装備が装着されている場合はエントリーモデルであっても高く評価されるでしょう。
(参考:『タフト(ダイハツ車)の買取相場・査定実績一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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まとめ

ダイハツ タフトは、登録車として1974年にデビューし、2020年に「軽クロスオーバーSUV」へと生まれ変わりました。力強さを感じるスクエアボディー、開放感のあるスカイフィールトップなど、初代タフトを思わせるデザインや装備が随所に感じられます。
ダイハツの主力商品でもあるタフトは、2024年10月で現行モデルの生産を終了しましたが、在庫がなくなっても中古車での購入は可能です。
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