ヤリスクロス の買取ポイント
ヤリスクロスの人気は?
トヨタにはジャンル問わず人気車種が複数ありますが、トップ争いの渦中にいるのが「ヤリスシリーズ」です。
一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表した「2024年1月~12月分 ブランド通称名別ランキング」によると、ヤリスクロスを含むヤリスシリーズは全体の2位となり、1位のカローラシリーズとは約800台ほどの差しかありません。
また、2024年10月のヤリスシリーズの売り上げでは、ヤリスクロスが全体の6割弱を占めており、シリーズの中でも高い人気を誇ります。
リセールバリューの傾向は?
スタイリッシュな外観と高い燃費性・走行性能から人気のあるヤリスクロスは、リセールバリューも高い傾向にあります。
リセールバリューの目安は当年で約94%、1年落ちと2年落ちが約91%、3年落ちが約88%、4年落ちが約85%です。
ヤリスクロスのハイブリッド車は海外へ輸出されていることもあり、ハイブリッド車に需要が傾きます。しかし、ガソリン車にも需要があり、車両状態によってはガソリン車のほうが高値で売れるケースもあるため、査定に出して愛車の価値を確かめてみましょう。
(2025年2月時点の情報です)
高く評価されるには?
ヤリスクロスはグレードで装備が変わることから、装備が充実した車両ほど高く評価されます。
グレードであれば「Z」です。スポーティーな走りが楽しめる「GR SPORT」も人気があるため、エントリーグレード以上の高値が期待できるでしょう。
ボディカラーでは、定番のパール系とブラック系に加え、ベージュも人気です。レッド系やシルバー系にも一定の人気はあるものの、人気色に比べると査定額は低くなる可能性があります。
ヤリスクロスの高価買取を目指すならネクステージへ!
国内外で人気のヤリスクロスは、ベースグレードであっても高価買取が期待できます。より高い金額で売却したいという方は、買取実績が豊富なネクステージをご利用ください。
ネクステージは買取した車を自社製品として販売するため、余分な中間マージンが発生しない仕組みとなっており、高価買取が可能です。査定後には引き渡し場所・還付金の有無に加え、査定額の有効期限を記載した書面をお渡ししています。全国への無料出張査定も行っていますので、お気軽にお申し込みください。
ヤリスクロス の歴代モデルを紹介
初代モデルの特徴
ヤリスクロスは2020年8月にデビューしました。フルモデルチェンジは一度も行われていないため、現行モデルが初代モデルです。
トヨタの人気コンパクトカー「ヤリス」をベースとしていますが、キャラクターは全く異なります。ヤリスの持ち味である「利便性」「安全性」「燃費性能」はそのままに、都市型SUVらしい洗練されたデザインと力強さ、機能性の高さがヤリスクロスの特徴です。
ヤリスクロス最大の魅力は「バランスの良さ」ですが、その中でも光るのが走行性と安全性です。
ヤリスクロスはヤリスと同じ「TNGAプラットフォーム(GA-B)」を採用していますが、サスペンションを一新しているため、ヤリスとは違う軽快で安定した走りを楽しめます。
安全装備では、最新の「Toyota Safety Sense」が標準装備され、トヨタのコンパクトカーとして初めて「セカンダリーコリジョンブレーキ」が採用されました。セカンダリーコリジョンブレーキは、SRSエアバッグのセンサーが衝突を検知・作動したときに、ブレーキと制動灯を自動制御して二次衝突被害を軽減する機能です。
また、横風対応制御付きのS-VSC(横滑り防止装置)をトヨタで初めて搭載しています。
2022年7月には、スポーティーグレードの「GR SPORT」、アウトドア要素を強めた「Z“Adventure”」が追加されました。どちらも専用装備を装着しますが、GR SPORTはパワートレインの改良、足回りのチューニングも施されています。
2024年1月の一部改良では、ヤリスと並んで内外装のデザイン変更、安全性能の強化が行われました。ヤリスクロスの変更点はアッパーグリルのパターン変更(GR SPORTを除く)、コンソールボックス付きフロントソフトアームレストの採用(Xを除く)です。
安全装備では、プリクラッシュセーフティの検出対象範囲を交差点出合い頭時の車両、自動二輪車へ拡大し、より安心して走れるようになりました。2020年式~2024年式の149万円~309万円です(2025年2月時点の情報)。
ヤリスクロス のトリビア
ヤリスクロスの概要
ヤリスクロスは、2020年2月にスイスのジュネーブで行われる「第90回ジュネーブ国際モーターショー」で世界初公開される予定でした。この年は新型コロナウイルスの感染拡大が始まり出したころで、スイスも国内感染の拡大を受け開催を中止しています。
トヨタは同年4月にWebサイト上でヤリスクロスを公開し、2020年8月に日本、2021年9月に欧州で発売が始まりました。
扱いやすいサイズと高い燃費性能、SUVらしい走行性能と積載性を兼ね備える、クラス以上のドライブが楽しめる新世代コンパクトSUVです。
ヤリスクロスの魅力
ヤリスクロスの魅力は走行性能の高さ、燃費の良さ、積載性の高さです。コンパクトSUVは街乗りメインの車が中心となりますが、ヤリスクロスはガソリン車もハイブリッド車も悪路に対応する走破性を持っています。
4WDシステムはガソリン車とハイブリッド車で異なり、ガソリン車は「ダイナミックトルクコントロール4WD」、ハイブリッド車は「E-Four(電気式4WDシステム)」です。
ダイナミックトルクコントロール4WDは2WDと4WDを電子制御するシステムで、通常走行時は2WD、発進時や滑りやすい路面などは4WDなど、路面状況に合わせてトルク配分を自動的に行います。
一方のE-Fourは、走行状態に合わせて2WDと4WDを自動制御するシステムで、発進時や雪道は4WD、通常走行時や減速時は2WDに自動で切り替えます。E-Four搭載車は「マルチインフォメーションディスプレイ」に前後輪トルク配分量が表示されるため、走行状態を視覚的に確認可能です。
ヤリスクロスのデザイン
ヤリスクロスのエクステリアは「ENERGETIC SMART」をキーワードにデザインされており、洗練さとアクティブさを感じさせる無駄のないプロポーションが特徴です。
特徴的なフロントフェイスはシンプルながらも精悍(せいかん)で、フロントからリアコンビネーションランプまで続くキャラクターラインにより、サイドからも力強さを印象付けます。
2024年の一部改良では、アッパーグリルのパターンとルーフサイドスポイラーの角度が変更され、より力強い印象に変わりました。
インテリアは、センターコンソールからディスプレイオーディオにかけての「縦方向」を強調し、力強さを示すとともに運転のしやすさを確立しています。
ヤリスクロスのスペック
ヤリスクロスはヤリスをベースとしていますが、全長4,180mm~4,200mm×全幅1,765mm×全高1,580mm~1,590mmの3ナンバー車です。しかし、全長と全高は5ナンバーサイズに収まり、最小回転半径も5.3mとコンパクトなため、取り回しには苦労しません。
ヤリスクロスの欠点ともなるのが、室内の狭さです。ヤリスクロスの室内サイズは室内長1,845mm×室内幅1,400mm×室内高1,205mmとなり、5ナンバーサイズのヤリスとわずかな差しかありません(ヤリスの室内寸法は室内長1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,190mm)。
前席はゆったりと座れるもののその分後席が狭くなり、特に足元は人によって窮屈さを感じるでしょう。
しかし、荷室は広々としており通常時でゴルフバッグ2個、シートアレンジをすれば長尺物や自転車も載せられます。標準装備のデッキボードを使うことで荷室の高さ調整も可能です。
・ボディサイズ:全長4,180mm~4,200mm×全幅1,765mm×全高1,580mm~1,590mm
・室内サイズ:室内長1,845mm×室内幅1,400mm×室内高1,205mm
・最低地上高:160mm~170mm
・ホイールベース:2,560mm
・最小回転半径:5.3m
・車両重量:1,110kg~1,270kg
ヤリスクロスのグレード
ヤリスクロスはガソリン車とハイブリッド車があり、GR SPORT以外は2WDと4WDが選べます。
「X」はベースグレードです。ハロゲンヘッドランプやウレタンステアリングホイール、16インチスチールタイヤホイール、マニュアルエアコン(ガソリン車)などシンプルですが、Toyota Safety Senseは標準装備されます。
「G」は中間グレードです。16インチアルミタイヤホイール、本革巻きステアリングホイールも、オートエアコンに加え、コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオも標準装備されます。
「Z」は上級グレードです。フルLEDヘッドランプ、運転席6ウェイパワーシート、ステアリングヒーターが標準装備され、オプションでアダプティブハイビームシステムが装備できます。
「Z“Adventure”」は、専用装備を備えたアウトドア仕様のグレードです。フロントバンパーとリアバンパーが専用デザインになり、ルーフレールが標準装備されます。運転席6ウェイパワーシートやステアリングヒーターなどの装備は、Zと変わりません。
「GR SPORT」は、TOYOTA GAZOO Racingのチューニングを施したスポーティーグレードです。フロントバンパー・リアバンパー・ラジエーターグリルが専用デザインとなり、18インチ専用アルミホイールが装着されます。
【ガソリン車】
・X(2WD)
・X(4WD)
・G(2WD)
・G(4WD)
・Z(2WD)
・Z(4WD)
・Z“Adventure”(2WD)
・Z“Adventure”(4WD)
・GR SPORT(2WD)
【ハイブリッド車】
・X(2WD)
・X(E-Four)
・G(2WD)
・G(E-Four)
・Z(2WD)
・Z(E-Four)
・Z“Adventure”(2WD)
・Z“Adventure”(E-Four)
・GR SPORT(2WD)
ヤリスクロスのエンジン
ヤリスクロスに搭載されるエンジンは、ガソリン車とハイブリッド車で変わります。
ガソリン車に搭載されるのは、TNGAに基づいて開発された「1.5L 直列3気筒直噴エンジン(M15A-FKS)」です。ロングストローク化やバルブ挟角の拡大など、高速燃焼技術を採用することで高出力と低燃費を実現しています。
ハイブリッド車に搭載されるのは、ハイブリッド用TNGAエンジン「1.5L 直列3気筒エンジン(M15A-FXE)」です。燃費性能・動力性能・環境性能を兼ね備えた高効率エンジンにハイブリッドシステムを組み合わせることで、世界トップレベルの低燃費を実現しています。
ヤリスクロスの燃費性能
ヤリスクロスは「ヤリス」の持つ燃費性能をしっかりと引き継いでいるため、SUVとは思えない低燃費を発揮します。
ガソリン車のWLTCモード燃費は2WDが17.6km/L~19.8km/L、4WDが17.1km/L~18.4km/Lです。ライバル車「ホンダ ヴェゼル」のガソリン車(4WD)は15.0km/Lのため、最大3.4km/Lの差が生まれます。
ハイブリッド車のWLTCモード燃費は2WDが25.0km/L~30.8km/L、4WDが26.0km/L~28.7km/Lです。2WDで見た場合、GR SPORTとZ系グレードは20km/L代ですが、その他のグレードは30km/Lを超えます。
ライバル車のWLTCモード燃費は「日産 エクストレイル」が19.2km/~23.0km/L、「ホンダ ヴェゼル」は21.2km/L~26.0km/Lです。ハイブリッド車に関しては、ライバル車を大きく引き離しています。
ヤリスクロスのボディカラー展開
ヤリスクロスのボディカラーはモノトーンカラー7色、ツートンカラー4色の計11色があり、グレードによって選べる色が変わります。
Xはモノトーンカラーのみの7色です。「プラチナホワイトパールマイカ」「シルバーメタリック」「マッシブグレー」「ブラックマイカ」「センシュアルレッドマイカ」「ベージュ」「グレイッシュブルー」が選べます。
G・Z・Z“Adventure”は、Xで選べるモノトーンカラーと4色のツートンカラーが選択可能です。ツートンカラーは「ブラックマイカ×マッシブグレー」「ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ」「ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ」「ブラックマイカ×ベージュ」が選べます。
GR SPORTはモノトーンカラー5色、ツートンカラー2色が選択可能です。モノトーンカラーは「プラチナホワイトパールマイカ」「シルバーメタリック」「マッシブグレー」「ブラックマイカ」「センシュアルレッドマイカ」が選べます。
ツートンカラーは「ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ」「ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ」が選べます。