ランドクルーザープラド の買取ポイント
ランドクルーザープラドの人気は?
ランドクルーザープラドは、国内の人気はもちろん、海外でも高い人気を誇ります。
海外ではランドクルーザーの人気が圧倒的ですが、日本国内ではランドクルーザープラドのほうが人気です。この理由は、ランドクルーザーよりも扱いやすいボディサイズであることが挙げられるでしょう。
海外では未舗装路の多い地域を中心に人気があり、どのような道でも走り抜ける走破性と、トヨタ車の強みである壊れにくさが高く評価されています。
リセールバリューの傾向は?
ランドクルーザーとともにSUVの王者に君臨するランドクルーザープラドは、国内・国外での人気が高いことから、高いリセールバリューを保持しています。
ランドクルーザープラドのリセールバリューの目安は当年が約93%、3年落ちと5年落ちが約90%、7年落ちが約68%、10年落ちが約45%です。
日本国内の消費者は年式や走行距離を重視しますが、海外では低年式・過走行車でも購入する人が多くいます。年式の古いモデルであっても、故障車や修復歴車でなければ高く評価されるでしょう。
高く評価されるには?
ランドクルーザープラドはグレードによって装備が変わるため、上級グレードほど高く評価されます。
グレード別では装備が充実している「TX “Lパッケージ”」「TZ-G“Lパッケージ”」、エンジン別で見るとガソリン車です。
2017年以降の後期モデルに関しては、特別仕様車の「TX“Lパッケージ・Black Edition”」や「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」も高く評価されるでしょう。
ボディカラーでは、ホワイトパールクリスタルシャインとブラック系が高く評価される傾向です。
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ランドクルーザープラド の歴代モデルを紹介
4代目モデルの特徴
4代目ランドクルーザープラドは、2009年9月に発売されました。2024年4月にフルモデルチェンジをしましたが、車名が「ランドクルーザー250」となったため、ランドクルーザープラドとしては最終モデルです。
販売期間が14年と長いことから「前期」「中期」「後期」に分けられ、型式番号の数字から「150系」と呼ばれます。
前期はフルモデルチェンジが行われた2009年から、最初のマイナーチェンジが行われた2013年まで発売されたモデルです。
4代目は「いつでもどこへでも行ける安心感と快適性」を備えた車を目指し、乗り心地とオフロード・オンロードの走行性能の向上が図られました。主な変更点は、フレーム構造の改良とマルチテレインセレクト、マルチテレインモニターの採用です。
マルチテレインセレクトは砂地やがれき、岩石路などの悪路走行をサポートするシステムで、状況に応じた4つのモードが用意されています。
マルチテレインモニターは、マルチテレインセレクト作動中に車両周囲6エリアを映像で確認できるシステムです。兄弟車であるランドクルーザーよりも先に、世界初の装備として採用されています。
グレード構成は、2.7Lのガソリンエンジンが3グレード、4.0Lのガソリンエンジンが3グレードの全6グレードです。2.7Lの「TX」のみ5人乗り、他は7人乗りとなっています。
2013年のマイナーチェンジでは、エクステリア・インテリアのデザイン変更が行われました。また、マルチテレインセレクトの走行設定を4モードから5モードに変更し、オフロードの走破性を高めています。
2015年の一部改良で2.8Lクリーンディーゼルエンジン搭載車が復活し、それに伴い4.0Lガソリンエンジンが廃止されました。2017年のマイナーチェンジでは、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備することで、安全性能を高めています。
また、最上グレード「TX-G」にトルセンLSDと5つの走行モードを備えたドライブモードセレクトが標準装備されました。
この時期に発売されていたランドクルーザープラドの中古車買取相場は、2010年式~2012年式が100万円~253万5,000円、2013年式~2016年式が133万2,000円~298万5,000円、2017年式~2023年式が71万5,000円~600万2,000円です(2024年12月時点の情報)。
3代目モデルの特徴
3代目ランドクルーザープラドは、2002年10月に発売されました。3代目は3ドアと5ドアの2種類があり、3ドアを「125系」、5ドアを「120系」と呼びます。
3ドアと5ドアの違いは、ドア数とボディサイズです。3ドアは「ショート」とも呼ばれ、5ドアよりも全長とホイールベースが短くなります。3ドアのボディサイズは全長4,340mm×全幅1,875mm×全高1,870mm、5ドアのボディサイズは全長4,715mm×全幅1,875mm×全高1,870mmです。
ホイールベースは3ドアが2,455mm、5ドアは2,790mmとなります。3代目は、ランドクルーザープラドが持つ性能を進化させるために走行性能、内外装、エンジンに変更が行われました。
走行性能の向上に大きく寄与しているのは、新設計の専用高剛性フレームです。リアアブソーバーの外出し配置とジオメトリーを見直したことにより、操舵性と走行安定性、乗り心地を向上させました。
サスペンションは先代モデルと同じく、フロントはダブルウィッシュボーン式サスペンション、リアは4リンク式サスペンションです。
アプローチアングルは全車33度、デパーチャーアングルは5ドアが28度、3ドアが31度となり、オフロードでの走破性も高めています。
エンジンはガソリンとディーゼルの2種類があり、ガソリンエンジンは3.4L V型6気筒、2.7L 直列4気筒、ディーゼルエンジンは3.0L 直列4気筒ターボです。
2004年の一部改良では2.7Lガソリン車に新型エンジンが搭載され、動力性能と環境性能が向上しました。新型エンジンのスペックは、最高出力が163PS/5,200rpm、最大トルクが246N・m/3,800rpmです。
2005年の一部改良では、V6ガソリンエンジン車のエンジンが新型の4.0L V型6気筒エンジンに変更されました。また、トランスミッションが従来の「ECT-E」から「5 Super ECT」に変わり、走行性能を上げるとともに燃費性能も向上させています。
2代目モデルの特徴
2代目ランドクルーザープラドは、1996年5月に発売されました。3代目と同じく3ドアと5ドアがあり、3ドアを「90系」、5ドアを「95系」と呼びます。2代目モデルのテーマは「ニュー・トラディショナル4WD」です。初代で築いた走破性を進化させつつ、動力性や安全性といった車としての基本性能も高めています。
このモデルから、フロントサスペンションがダブルウィッシュボーン式に変わり、4WDシステムがフルタイム4WDに変更されました。
新開発フレームとラック&ピニオン式ステアリングを採用することで、オンロード・オフロードそれぞれの走行性能を向上させています。搭載エンジンは、3.0L ディーゼルターボエンジンと、3.4L V6型6気筒ガソリンエンジンの2種類です。
V6型6気筒ガソリンエンジンはランドクルーザープラド初採用となり、ディーゼルターボエンジンには空冷式インタークーラーが新たに装着されました。装備面で大きく進化したのは安全装備です。衝突安全として、衝撃吸収構造と高剛性キャビンで乗員を守る衝突安全ボディ「GOA」が採用されました。
また、急ブレーキ時のタイヤロックを防ぐ「ABS」、運転席・助手席SRSエアバッグを標準装備とし、当時の世界トップ水準の衝突安全性を実現しています。
エクステリアデザインも、先代モデルから大きく変わりました。モデル全体としてはスクエアボディから丸みを帯びたスタイルになり、3ドアにはスポーティーさを、5ドアには存在感を出すデザインが採用されています。
1999年のマイナーチェンジでは、内外装を変更するとともに、ヘッドライトに「マルチリフレクターヘッドライト」が採用されました。これに伴い、3ドアに採用されていた丸目ヘッドライトが廃止されます。
初代モデルの特徴
初代ランドクルーザープラドは、1990年4月に発売されました。
ランドクルーザープラドは、1985年に誕生したランドクルーザー70系ワゴン(ランドクルーザーワゴン)を前身としており、マイナーチェンジを機に「プラド」のサブネームが与えられています。
ランドクルーザープラドは「スーパーハイブリッド4WD」をテーマに、本格的な4WD性能とファッション性を兼ね備えた車として開発されました。ボディタイプは70系ワゴンと同じ2ドア(5人乗り)に加え、新たに4ドア(8人乗り)を設定しています。
2ドアと4ドアは乗車定員に加えてボディサイズも変わりますが、装備面での違いはありません。3ドア・5ドア共に、装備はグレードにより変わります。
ライトユーザーを取り込むべく、プラドに変わったことでAT車も加わりました。AT車は3ドア・5ドアどちらでも選択できますが、エントリーグレードの「プラドLX5」はMT車のみとなります。
搭載エンジンは、ボディタイプ・グレード共通して2.5L 水冷直列4気筒OHC ディーゼルターボエンジンです。
70系ワゴンからエンジンを引き継いでいますが、電子制御式燃料噴射装置(EFI)を新たに採用することで、出力とトルクをアップさせています。
サスペンションは、70系ワゴンと同じ4輪コイルスプリング式サスペンションです。ショックアブソーバーとコイルスプリングの配置変更を行うことで、走破性・操縦性・走行安定性に加え、乗り心地も向上させています。
上級グレードの「プラドEX5」と「プラドSX5」には、2つの走行モードが選べる「2ステージショックアブソーバー」が標準装備されました。
ランドクルーザープラド のトリビア
ランドクルーザープラドのトリビア
ランドクルーザープラドの概要
ランドクルーザープラドは、1985年に誕生した「ランドクルーザーワゴン」を前身とするミドルサイズSUVです。1990年のマイナーチェンジを機に、ランドクルーザーワゴンからランドクルーザープラドへと名称が変わりました。
ランドクルーザーとの大きな違いは、モデルごとのキャラクターです。ランドクルーザープラドはライトユーザーをターゲットとしているため、悪路走破性を持ちながらもオンロード走行性と乗り心地が重視されています。
ランドクルーザープラドの魅力
ランドクルーザープラドの魅力は、ラダーフレーム構造の本格SUVでありながらも、ファミリーユースもできる実用性の高さです。
現在販売されているSUVの多くが5人乗りとなっており、3列目シートを有した7人乗りは数が限られてしまいます。ランドクルーザープラドは全グレードに7人乗りが設定されているため、乗車人数によってグレードを限定されることもありません。
オンロード走行も重視しているランドクルーザープラドは、長距離ドライブも快適です。4代目モデルはフレーム構造の見直しが行われたことで、従来よりも走行安定性と操舵性がアップしています。
広々とした室内は、大勢でのドライブはもちろん、アウトドアや買い物などのような荷物の多いドライブも快適です。
どのような道でも臆することなく走る走破性、ミニバンにも引けを取らない室内空間のゆとり、安全性能をはじめとした充実した先進機能は、ランドクルーザーの大きな魅力といえるでしょう。
ランドクルーザープラドのデザイン
4代目ランドクルーザープラドは、2002年から取り入れられているトヨタのデザインコンセプト「VIBRANT CLARITY」に基づいてデザインされています。
存在感のある大きなフロントグリルには、ランドクルーザーと真逆となる縦格子が採用されました。オフローダーとしてのたくましさを持ちながらも、都会的でシャープな印象を与えます。
多くのSUVはフェンダーにフェンダーモールを装着していますが、ランドクルーザーのフェンダーはボディと一体化しているのが特徴です。これによりボディに躍動感が生まれ、流麗なラインを作り出しています。
インテリアは上質さと快適さを感じられるデザインです。2017年のマイナーチェンジ以降のモデルは、センタークラスターやメーターパネルに金属調加飾が施され、上質さにより磨きをかけています。
ランドクルーザープラドのスペック
ランドクルーザーが選ばれる理由のひとつに、ランドクルーザーよりも扱いやすい大きさであることが挙げられます。
ランドクルーザープラドはランドクルーザーよりもひと回りほど小さく、市街地での取り回しにそこまで苦労しません。
迫力のあるデザインのため大きく見えますが、現行車であればマツダ CX-80、生産終了車であれば三菱 パジェロと変わらない大きさです。しかし、全高は1,800mmを超えているため、昔ながらの立体駐車場には止められないこともあるでしょう。
室内サイズは、乗車定員によって変わってきます。5人乗りの室内サイズは室内長1,825m×室内幅1,565mm×室内高1,240mm、7人乗りは室内長2,520mm×室内幅1,565mm×室内高1,240mmです。
室内長の違いは3列シートがあるかないかの違いのため、5人乗りだから室内が狭くなるわけではありません。5人乗りは3列シートがない分荷室が広くなり、フル乗車時でもたっぷりと荷物を積み込めます。
7人乗りの3列目シートは、5:5分割のフロア格納シートです。フル乗車時は荷室を使えませんが、2列目までの乗車であればシートを格納することで荷室を広げられます。
・ボディサイズ:全長4,825mm×全幅1,855mm×全高1,835mm~1,850mm
・室内サイズ:室内長1,825mm~2,520mm×室内幅1,565mm×室内高1,240mm
・最低地上高:220mm
・ホイールベース:2,790mm
・最小回転半径:5.8m
・車両重量:2,050kg~2,330kg
ランドクルーザープラドのグレード
ランドクルーザープラドのグレードは「TX」「TZ-G“Lパッケージ”」「TZ-G」の3種類で構成されていますが、ガソリン車には「TZ-G」の設定がありません。
「TX」はベースグレードです。ガソリン車・ディーゼル車どちらでも選択でき、5人乗りと7人乗りが用意されてます。
Toyota Safety SenseやLEDヘッドランプ、左右独立温度コントロールフルオートエアコンなどは標準装備されていますが、TZ-G“Lパッケージ”に比べオプション装備が少ないため、アレンジの幅は狭いといえるでしょう。
「TZ-G“Lパッケージ”」は中間グレードです。TXと同じくガソリン車・ディーゼル車どちらでも選択でき、5人乗りと7人乗りが用意されています。
ステアリングホイールとシフトノブ、パーキングブレーキが本革巻きに変わるため、室内装備はTXよりも上質です。また、TZ-Gに標準される19インチタイヤ&アルミホイールがオプションで装着できます。
「TZ-G」は上級グレードです。ディーゼル車のみの設定となるため、ガソリン車では選べません。他のグレードとは違い、7人乗りのみであることも特徴です。
TZ-Gは室内装備が豪華になるだけでなく、ドライブモードセレクト(標準装備)やマルチテレインセレクト+クロールコントロール(オプション装備)、電動リアデフロック(オプション装備)といった走行に関する機能も充実しています。
【ガソリン車】
・TX(5人乗り)
・TX(7人乗り)
・TZ“Lパッケージ”(5人乗り)
・TZ“Lパッケージ”(7人乗り)
【ディーゼル車】
・TX(5人乗り)
・TX(7人乗り)
・TZ“Lパッケージ”(5人乗り)
・TZ“Lパッケージ”(7人乗り)
・TZ-G(7人乗り)
ランドクルーザープラドのエンジン
4代目ランドクルーザープラドは2種類のガソリン車でスタートしましたが、2015年のマイナーチェンジでディーゼル車が加わりました。そのため、2015年を境に搭載エンジンが変わります。
2009年から2015年のマイナーチェンジまでのモデルは、2.7L 直列4気筒ガソリンエンジン(2TR-FE)と、4.0L V型6気筒エンジン(1GR-FE)の2種類です。2.7Lには電子制御式4速オートマチック(ETC-E)、4.0Lにはスーパーインテリジェント5速オートマチック(5 Super ECT)が組み合わされています。
2015年にディーゼルエンジンが加わったことで、4.0ガソリンエンジンが廃止されました。2015年以降のモデルのエンジンは、2.7L 直列4気筒ガソリンエンジン(2TR-FE)と、2.8L 直列4気筒クリーンディーゼルエンジン(1GD-FTV)です。
トランスミッションは、ガソリン車・ディーゼル車共にスーパーインテリジェント6速オートマチック(6 Super ECT)が採用されています。
ランドクルーザープラドの燃費性能
ランドクルーザープラドの燃費性能は、エンジンによって変わります。
現在のカタログ燃費は、2018年より義務化された「WLTCモード」が使用されていますが、それ以前は「JC08モード」と「10・15モード」が使われていました。4代目ランドクルーザープラドは燃費表示の過渡期と販売期間が重なっているため、年式により燃費表示が変わります。
ディーゼルエンジンが加わる前までの2009年~2015年モデルのカタログ燃費(10・15モード)は、2.7Lエンジンが8.8km/L、4.0Lエンジンが8.2km/Lです。2015年のマイナーチェンジ以降のモデルのカタログ燃費(WLTCモード)は、ガソリン車が8.3km/L、ディーゼル車が11.2km/Lとなります。
ランドクルーザープラドのボディカラー展開
4代目ランドクルーザープラドは、フルモデルチェンジ時は以下の「10色」を展開していました。
「スーパーホワイトII」「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーメタリック」「グレーメタリック」「ダークスチールマイカ」「ブラック」「ブラッキッシュレッドマイカ」「ベージュメタリック」「グリーンマイカメタリック」「グレイッシュブルーメタリック」
2013年のマイナーチェンジでは、「アティチュードブラックマイカ」「ブロンズマイカメタリック」「ダークグリーンマイカ」「ダークブルーマイカ」といった4色を含む10色を展開しています。
2015年のマイナーチェンジでは「レッドマイカメタリック」が加わり、同じく10色を展開しています。2021年の一部改良でカラー展開が「ホワイトパールクリスタルシャイン」「ブラック」「アティチュードブラックマイカ」「レッドマイカメタリック」「アバンギャルドブロンズメタリック」という5色へ変更となりました。