ハリアー の買取ポイント
ハリアーの人気は?
ハリアーは数あるSUVの中でもトップクラスの人気を誇り、幅広い世代から支持されています。
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会による2023年の乗用車ブランド通称名別順位では、トヨタ ライズとホンダ ヴェゼルに及ばない月があったものの、年間の登録台数はSUVのトップとなりました。
ハリアーは東南アジアやアフリカを中心とした諸外国でも人気があり、中古車が多く輸出されています。国内需要だけでなく海外需要も強いことから、中古車買取は非常に活発です。
リセールバリューの傾向は?
日本だけでなく海外でも人気があることから、ハリアーは高いリセールバリューを維持しています。パワートレーンで見ると、ハイブリッド車に比べてガソリン車のほうがリセールバリューが高い傾向です。
ハリアーのリセールバリューは1年落ちで約82%、3年落ちで約77%、5年落ちで約57%です(2024年10月時点の情報です)。
高く評価されるには?
ハリアーに限らず、中古車は年式・グレード・走行距離・ボディカラー・オプション装備で評価ポイントが上下します。
年式は低年式車よりも高年式車、グレードであれば性能・装備共に優れる上級モデルが高く評価される傾向です。ボディカラーはホワイトやブラックの人気が高く、傷やへこみがなければ高く評価されるでしょう。
ハリアーは「調光パノラマルーフ」「パノラミックビューモニター」「アクセサリーコンセント」がオプション装備となるため、これらが装着されているとポイントアップにつながります。
SUVという点では、年式に対して走行距離が著しく長かったり、下回りにさびや腐食があったりすると減点されるでしょう。
ハリアーの高価買取を目指すならネクステージへ!
現行モデルだけでなく生産終了モデルも人気があるハリアーは、リセールバリューが高いことから高額査定を期待できます。
大切に乗ってきた愛車をしっかりと評価してもらいたいという方は、実績が豊富なネクステージの「フルスイング買取」をご利用ください。
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査定後には査定額の有効期限や還付金の有無、引き渡し場所を明示し、買取価格を提示させていただきますのでお気軽にご利用ください。
ハリアー の歴代モデルを紹介
4代目モデルの特徴
現行モデルの4代目ハリアーは、2020年6月に発売されました。TNGAの採用によるプラットフォーム・パワートレーンの刷新、先進機能の追加など、さまざまな変更が行われています。
TNGAは「Toyota New Global Architecture」の頭文字を取ったもので、企画・調達・生産までを一貫で行うトヨタの「物づくり方針」です。
そのひとつにプラットフォームの共有化が含まれており、4代目ハリアーは中型~大型のFF車に使われる「GA-K」が用いられています。
GA-Kの採用によりボディの高剛性化と低重心化が図られ、上質な乗り心地と優れた走行性能を実現します。
GA-Kプラットフォームの採用に伴い、パワートレーンも変更されました。ガソリン車は2.0L ダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVT、ハイブリッド車は2.5LのダイナミックフォースエンジンとTHS IIハイブリッドシステムを組み合わせています。
エクステリアの特徴は、エレガントさとたくましさを融合したフロントフェイスです。二重のL字に光るシグネチャーランプを採用することで、ハリアーの個性と先進性を表現しています。
リアビューは、張り出したホイールハウスと横一文字に光るテールランプから、たくましくスポーティーな印象です。
インテリアは乗馬に使う「鞍」をイメージしたセンターコンソール、触り心地の良いレザー調素材、ウッド調加飾などを用い、上質で居心地の良い空間を演出しています。
「Toyota Safety Sense(トヨタ・セーフティ・センス)」という予防安全パッケージが全車標準装備です。2022年のマイナーチェンジではプリクラッシュセーフティに直進時の車両・歩行者検知機能が加わり、安全性能が高まりました。
この他、コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオ、車内Wi-Fiなどの先進装備・機能も追加されています。
2022年のマイナーチェンジでは、Zグレードをベースとするプラグインハイブリッドモデルが追加されました。専用フロントグリル、専用ボディカラーを設定するなど、ガソリン車・ハイブリッド車との差別化が図られています。
プラグインハイブリッドモデルは、ガソリン車・ハイブリッド車ではオプション装備となるアクセサリーコンセントが標準装備です。荷室にAC100V・1,500Wのコンセントには非常時給電システムが付いています。
3代目モデルの特徴
3代目ハリアーは、2013年12月に発売されました。高級SUVとしての地位を築いた期待に応えるべく、高級・進化・新規をキーワードに開発されています。
従来モデルからの主な変更点はエクステリア・エクステリアの変更、走行性能と静粛性の向上です。
3代目ハリアーは先代モデルよりも全長・全幅・ホイールベースを短縮しています。それにより最小回転半径が5.3m(3代目は5.7m)になり、市街地での取り回しが良くなりました。
ボディは少し小さくなったものの、後席に座ったときの膝前空間を47mm拡大するなど室内には余裕が生まれています。車両サイズは全長4,720mm×全幅1,835mm×全高1,690mmとなっており、ホイールベースは2,660mmです。
「Elegant Velocity」をテーマとしたエクステリアは、ハリアーらしい流麗なスタイリングに洗練さと新しさが加えられました。フロントフェイスはバンパーコーナー部を後ろに引くことで造形に彫りの深さを出し、力強さと塊感を表現しています。
長いフロントオーバーハングと短いリアオーバーハング、前傾したクォーターピラーにより、サイドビューは上品ながらも疾走感のあるプロポーションになりました。
また、ヘッドランプをはじめとする灯火類にLEDが用いられ、クリアランスランプとリアコンビネーションランプは光り方も工夫されています。
室内の快適装備として、一部グレードに「おくだけ充電」とパワーバックドア、「ナノイー」搭載のフルオートエアコンが標準装備されました。
走行面においては、サスペンションの改良とFADショックアブソーバーの採用、高張力鋼板の採用範囲拡大により、操縦安定性と乗り心地を向上させています。また、高遮音ガラスの採用や吸遮音材・制振材の配置を最適化することで、静粛性も向上しました。
3代目ハリアーには、運転支援機能として「パノラミックビューモニター(左右確認サポート付き)」が装備されました。
レーンディパーチャーアラートへのステアリング制御追加、プリクラッシュセーフティシステムへのミリ波レーダー方式採用なども追加されましたが、標準装備は一部グレードのみとなり、多くはオプション装備です。
しかし、2017年のマイナーチェンジで衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」が全車標準装備となりました。
ハイブリッド車の発売は、ガソリン車から約1か月遅れとなる2014年1月です。2.5L 2AR-FXEエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせることで、JC08モード燃費21.8km/Lを実現しています。
2代目モデルの特徴
2代目ハリアーは、2003年2月に発売されました。ハンドリング性能と安全性能を進化させ、エクステリア・インテリアを一新することで「新世代ラグジュアリーSUV」を提案しています。
ハンドリング性能を高めるための主な変更点は、プラットフォーム・サスペンション・ショックアブソーバー・タイヤです。
高剛性を高める新設計プラットフォームと4輪独立懸架方式のサスペンション、バルブ構造を変更したショックアブソーバーにより、操縦性と走行安定性を高めるだけでなく、乗り心地も向上させています。
新グレード「AIRS」には、3種類の車高モードを設定した電子制御エアサスペンションが採用されました。走行条件に応じて「Loモード」「Hiモード」「乗降モード」が選べます。
タイヤにはスポーティーな走りを実現する扁平タイヤが用いられ、グレード別に235/55R18と225/65R17が装着されました。
搭載エンジンは、3.0L V型6気筒エンジン(1MZ-FE)、2.4L 直列4気筒エンジン(2AZ-FE)の2種類です。
3.0L V型6気筒エンジンには、VVT-i(連続可変バルブタイミング機構)や3段可変吸気システムが採用され、全域での高トルクと優れた燃費性能を実現しています。
2.4L 直列4気筒エンジンの特徴は、VVT-iと大口径ロングポートインテークマニホールドによる軽快で力強い走りです。熱効率の向上が図られているため、低燃費も実現しています。
2006年のマイナーチェンジでは、3.0L V型6気筒エンジンに変わり3.5L V型6気筒エンジン(2GR-FE)を採用し、グリーン税制減税措置対象車を拡大させました。
2代目モデルでの大きな変化には、ハイブリッドモデル「ハリアー ハイブリッド」の追加もあります。
初代モデルの特徴
初代ハリアーは、1997年12月に発売されました。高級車の基本性能とスポーツユーティリティーの機動性・機能性を融合させた「スポーツ・ユーティリティー・サルーン」として、これまでにはない新しいジャンルを築いています。
搭載エンジンは3.0L V型6気筒エンジン(1MZ-FE)、2.2L 直列4気筒エンジン(5S-FE)の2種類です。
4輪独立懸架方式のサスペンションを採用し、左右サスペンション間の剛性を高めることで、走行条件を問わない操舵性と操縦安定性、高級車らしい乗り心地を実現しています。
室内には当時としては先進的な装備が多数採用され、一部のグレードには運転席パワーシートが標準装備、JBLプレミアムサウンドシステム(8スピーカー)が全車に標準装備されました。
衝突安全ボディ「GOA」やSRSデュアルエアバッグの標準装備など、安全性能も充実しています。
ハリアー のトリビア
ハリアーの概要
ハリアーは、1997年にデビューしたクロスオーバーSUVです。高級車とSUVそれぞれの要素を兼ね備えた唯一無二の車として、4代目になった現在も高い人気を誇ります。
ハリアーの名前は、猛禽類のチュウヒ属を表す英語の「Harrier(ハリアー)」が由来です。チュウヒはタカ目タカ科であることから、3代目ハリアーまではエンブレムにタカが使われています。
現在は別々の地位を築いていますが、ハリアーと同じプレミアムSUVとして高い人気を誇る「レクサス RX」は、2代目まで米国版ハリアーとして販売されていました。
ハリアーの魅力
ハリアーの魅力は、洗練されたデザインとたくましさを感じるクーペフォルム、高級感のある内装です。SUVはオフロード走行を見越していることから、アクティブな印象のデザインが採用される傾向にあります。
高級サルーンがベースにあるハリアーは、SUVらしい力強さを持ちながらも都会になじむ凛(りん)とした佇まいが特徴です。内装は居心地の良さを追求し、素材や質感にこだわってデザインされています。
現行モデルでは、「調光パノラマルーフ」がトヨタ車で初めて採用されました。また、吸遮音材・制振材や高遮音ガラスがもたらす静粛性により、快適な空間の中ドライブを楽しめます。
ダイナミックフォースエンジンは、オンロードだけでなくオフロードにも対応し、パワフルな走行が可能です。エンジンは小型化・軽量化・高効率化が図られているため、ガソリン車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車共に低燃費を実現します。
ハリアーのデザイン
エクステリアで特徴的なのは、エンブレムを際立たせるように広がるグリル上のラインです。タカの目を思わせる鋭いヘッドライトにより、優雅ながらも力強さを感じさせます。
内装は上質さと安心感を兼ね備えた、上質な空間です。乗馬に用いられる「鞍」をイメージした幅広い形状のセンターコンソール、メタルラッチ加飾の付いたパイピングオーナメントをあしらったインストルメントパネルは、造形だけでなく触り心地にも配慮されています。
4代目ハリアーからは、特徴的だったタカのエンブレムがなくなり、トヨタマークに変わりました。エクステリアからは消えましたが、フロントドアトリムに使うことでデザインを引き継いでいます。
ハリアーのスペック
SUVは「コンパクトSUV」「ミドルサイズSUV」「ラージサイズSUV」の3つに大きく分けられ、ハリアーはミドルサイズSUVに属します。
同じクラスに属する代表的な車種はマツダ CX-5、トヨタ RAV4、日産 エクストレイル、スバル フォレスターです。
ハリアーのサイズスペックは、以下を参考にしてください。
・ボディサイズ:全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm
・最低地上高:190mm~195mm
・ホイールベース:2,690mm
・最小回転半径:5.5m~5.7m
・室内サイズ:室内長1,880mm×室内幅1,520mm×室内高1,215mm
・車両重量:1,530kg~1,950kg
一般的に「運転しやすい車」とされているのは全長4,500mm以下、全幅1,800mm以下といわれているため、軽自動車やコンパクトカーからの乗り換えだと慣れるまでに怖さを感じるかもしれません。
しかし、車高が高い分アイポイントも高くなることから、前方の見晴らしは良くなります。
4代目ハリアーは、ホイールベースが拡大されているため後部座席にゆとりがあり、大人が座っても快適です。荷室容量はリアシート使用時で408L~409Lあり、リアシートを全て倒せば1,045L~1,049Lまで広がります。
ハリアーのグレード
ハリアーには3つのパワートレーンが用意されていますが、グレード設定はパワートレーン関係なく共通しています。
しかし、グレード数はパワートレーンによって変わり、ガソリン車は4グレード、ハイブリッド車は3グレード、プラグインハイブリッド車はモノグレードです。
【ガソリン車】
・S(2WD)
・G(2WD/4WD)
・Z(2WD/4WD)
・Z“Leather Package”(2WD/4WD)
【ハイブリッド車】
・G(2WD/E-Four)
・Z(2WD/E-Four)
・Z“Leather Package”(2WD/E-Four)
【プラグインハイブリッド車】
・Z(E-Four)
「S」はエントリーグレードです。ガソリン車にしか設定がなく、4WDがありません。装備面は他のグレードに劣るものの、Toyota Safety Senseやコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオは標準装備されます。
「G」は中間グレードです。ガソリン車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車全てに設定されており、2WDと4WD(ハイブリッド車はE-Four)が用意されています。
プロジェクター式LEDヘッドランプ、デジタルインナーミラー、パワーバックドアが標準となりますが、調光パノラマルーフはオプションでも装備できません。
「Z」は上級グレードです。Gと同じく全てのパワートレーンに設定され、2WDと4WD(ハイブリッド車はE-Four)が選べます。
カラーヘッドアップディスプレイ、コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオPlusが標準装備され、調光パノラマルーフがオプションで装着可能です。
「Z“Leather Package”」はガソリン車・ハイブリッド車に設定されるグレードで、シート表皮がレザーに変わります。
ステアリングヒーターや助手席4ウェイパワーシート、ステアリング・シートのポジションメモリー機能などが標準装備され、Zと同じく調光パノラマルーフがオプションで装着可能です。
ハリアーのエンジン
ハリアーは、ガソリン車・ハイブリッド車・プラグインハイブリッド共に「ダイナミックフォースエンジン」が搭載されています。ダイナミックエンジンはTNGAに基づき開発されたエンジンを指し、優れた環境性能と力強い走りが特徴です。
搭載されるエンジンに関しては、ガソリン車とハイブリッド車(プラグインハイブリッド車を含む)で変わります。
ガソリン車に搭載されるのは「2.5L 直列4気筒直噴エンジン(M20A-FKS)」です。ロングストローク化、マルチホール直噴インジェクターの採用により、高速燃焼を実現しています。
ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車に搭載されるのは「2.5L 直列4気筒直噴エンジン(A25A-FXS)」です。
世界初の高速燃焼技術とマルチホール直噴インジェクターにより、世界トップクラスの熱効率と出力を実現しています。
ハリアーの燃費性能
ハリアーに搭載されるダイナミックフォースエンジンは、燃焼効率を高めていることからガソリン車・ハイブリッド車共に低燃費を実現しています。
WLTCモード燃費はガソリン車の場合、2WDが15.4km/Lとなっており、4WDの場合は14.7km/Lです。同クラスのマツダ CX-5のガソリン車(2WD)は14.6km/L、スバル フォレスター(AWD)は13.6km/Lであることを考えると、2WD・4WD共に燃費が良いといえます。
ハイブリッド車のWLTCモード燃費は2WDで22.3km/L、4WDで21.6km/Lです。同クラスの日産 エクストレイルのハイブリッド車(2WD)は19.7km/L、レクサス NX(AWD)は19.9km/Lとなり、ハイブリッドシステムが異なるとはいえ高い燃費性能を発揮しています。
ハリアーのボディカラー展開
ハリアーには全部で8色のボディカラー(うち1色はプラグインハイブリッド車専用色)が用意されており、パワートレーンやグレードで選べる色が変わります。
ガソリン車とハイブリッド車は全7色、プラグインハイブリッド車は専用色を含む全4色です。
ガソリン車・ハイブリッド車は「プレシャスブラックパール」「センシュアルレッドマイカ」「ブラック」「ダークブルーマイカ」「スレートグレーメタリック」「プラチナホワイトパールマイカ」「スティールブロンドメタリック」が選べます。
プラグインハイブリッド車で選べるのは「プレシャスブラックパール」「センシュアルレッドマイカ」「プラチナホワイトパールマイカ」「グレーメタリック(専用色)」です。
「ブラック」「ダークブルーマイカ」「スレートグレーメタリック」「スティールブロンドメタリック」は無償カラーとなりますが、その他のカラーは3万3,000円~5万5,000円(税込み)のオプション料がかかります。
「スティールブロンドメタリック」はドアウインドゥフレームモールディングが同時装着されるため、5,500円(税込み)が別途必要です。
(2024年10月時点の情報です)