エスクァイア の買取ポイント
エスクァイアの人気は?
エスクァイアは、兄弟車のノア・ヴォクシーと異なる個性を持った5ナンバーサイズ(ミドルサイズ)のミニバンです。内外装ともに気品の良さを感じさせるデザインで、高級感を押し出しており一定の人気がありました。
ちなみに、エスクァイアの2021年の年間販売台数は、1万2,482台です。同年、ヴォクシーは7万85台で、ノアは4万4,211台でした。
リセールバリューの傾向は?
エスクァイアは2014年に発売され、ノア・ヴォクシーに続く売れ行きがありましたが、2021年には販売台数の低下やトヨタのラインアップの再編などの理由で販売終了となっています。
ミニバンは中古車市場で人気があるため、エスクァイアも高値での買取が期待できるでしょう。状態によりますが、初期モデルでも100万円以上の値がつくことが多くあります。
高く評価されるには?
中古車市場でエスクァイアは、特別仕様車やハイブリッド車が高く評価されています。特に特別仕様車の「GiプレミアムPブラックテーラード」は、外装に黒基調の加飾を施し、質感の高いシート表皮を使用するなど、豪華な仕様のため高い評価を得られるでしょう。
また、ホワイトやブラックのボディカラーは人気のため、買取業者も売りやすいことから、高値が付きやすいと言えます。さらに純正ナビなど装備が充実している車両は、プラス査定される可能性が高いでしょう。
エスクァイアの高価買取を目指すならネクステージへ!
ネクステージでは、中古車の無料査定を実施しています。最短30分で、気軽に査定を依頼可能です。全国に店舗を展開しており、出張査定に対応しているため、自宅で査定を受けられます。
買取した車は自社販売するため中間マージンがかからず、限界まで迫る買取価格の提示が可能です。また、古物商の許可を受けたスタッフが対応しています。簡単に申し込むことが可能なので、ぜひご依頼ください。
エスクァイア の歴代モデルを紹介
初代モデルの特徴
トヨタ エスクァイアは、2014年10月29日に発売された「新上級コンパクトキャブワゴン」というコンセプトの5ナンバークラスミニバンです。「エスクァイア」の名称は、英語で「様」や「殿」を意味する敬称で、中世ヨーロッパの「従騎士」が語源となっています。
最大の特徴は、ミニバンとしての基本性能を確保しながら、ワンランク上の高級感を追求したデザインにあります。フロントは、バンパー下部まで伸びる堂々とした縦基調のフロントグリル、ドアハンドルやバックドアにメッキ加飾を施すなど、きらびやかな存在感を表現しています。
インテリアでは、合成皮革がインストルメントパネルからドアトリムにかけて配置されており、金属調加飾やステッチを採用しています。
上級グレード「Gi」ではシート表皮を全面合成皮革とした他、ステアリングホイールやシフトノブに黒木目調加飾を施して内装色にバーガンディを設定するなど、随所に上質さを追求した点が特徴です。
パワートレインは、2.0Lガソリンエンジン(3ZR-FAE)と1.8Lアトキンソンサイクルエンジン(2ZR-FXE)を搭載したハイブリッド車の2種類です。ハイブリッド車では、発売当時クラストップレベルの低燃費である23.8km/L(JC08モード)を達成しています。
パッケージ面では、低床フラットフロアにより広い室内空間と優れた乗降性を確保している点が特徴です。全高を1,825mm(2WD車)に抑えながら、室内高を1,400mmとし、車内での快適な移動を実現しています。7人乗り仕様車には、セカンドシートにスライド量810mmの超ロングスライドが可能なキャプテンシートを採用し、多彩で快適なシートアレンジを可能としました。
販売は全国のトヨタ店およびトヨペット店を通じて行われ、月販目標台数は4,000台に設定されました。また、車いす仕様車やリフトアップシート車などのウェルキャブシリーズも充実しており、ユーザーの多様なニーズに対応しています。
2014年から2021年までのネクステージの買取相場を見ると、最高値は2020年式の319万8,000円です。(2025年3月時点の情報)
エスクァイア のトリビア
エスクァイアの概要
トヨタエスクァイアは、2014年から2021年まで販売されていた高級ミニバンです。ノアをベースに上質な内装や装備を施し、主に家族向けに設計されました。2列目にキャプテンシートを配置し、室内の快適性が重視されています。
外観はフロントグリルが特徴的なデザインで、エグゼクティブ感を演出しています。パワートレインは2.0Lガソリンエンジンと、1.8Lハイブリッドの2種類です。2017年にデザインの変更を伴うマイナーチェンジを実施し、2021年まで販売されていました。
エスクァイアの魅力
エスクァイアの魅力は、日常使いの利便性と高級感を絶妙に融合させた点にあります。存在感のあるフロントグリルと流麗なボディラインが特徴的な外観デザインは、一般的なミニバンのイメージを覆す洗練された印象を与えます。
室内は上質な素材と丁寧な作りで仕上げられ、特に7人乗りに設定されている2列目のキャプテンシートは広い足元空間と優れた座り心地で、寛ぎを提供します。高い静粛性と滑らかな乗り心地により、長距離ドライブでも疲れを感じにくいでしょう。
ハイブリッドモデルでは低燃費と力強い走行性能を両立させ、経済性と走る楽しさが味わえます。また、広々とした室内空間と使い勝手の良い収納は、家族旅行からビジネスまでさまざまなシーンで活躍します。
全長5mを切るコンパクトなボディサイズながら、3列目席も大人が座れる実用性と、先進安全装備の充実も魅力のひとつです。
エスクァイアのデザイン
エスクァイアのデザインは、高級感と存在感を重視した都会的なスタイルが特徴です。フロントフェイスは大型のT字型グリルとヘッドライトにより迫力ある表情を作り出し、ノアよりも上質なイメージを演出しています。
サイドビューは後方にかけてせり上がるキャラクターラインにより、アグレッシブな印象です。リアは、ノアやヴォクシーとセンターガーニッシュのデザインを変更することで差別化を図っています。
内装ではカラーにバーガンディを設定し、ピアノブラック塗装のヒーターコントロールパネルを採用するなど、細部まで気品の良さを感じさせるデザインに仕上がっています。
エスクァイアのスペック
トヨタ エスクァイアは、ミドルサイズミニバンとして絶妙なサイズ感です。全長4,695mm、全幅1,695mmというコンパクトなボディサイズながら、室内長2,930mmという広々とした室内空間を確保しています。全高は1,825mm(2WD車)とやや高めですが、これによって室内高1,400mmの開放的な空間を実現しています。
特筆すべきは最小回転半径5.5mという取り回しの良さで、日常の駐車や狭い道での運転でも扱いやすいサイズ感となっています。また、2,850mmという長いホイールベースを確保しながらも全長を抑えたことで、安定した走行性能と取り回しの良さを両立した点が特徴です。
7人乗りまたは8人乗りという乗車定員を考えると、そのコンパクトさはさらに際立ちます。エスクァイアは都市部での使用にも適した扱いやすいサイズながら、家族での旅行や買い物などさまざまなシーンで活躍できる実用的なサイズ感を持ったミニバンと言えるでしょう。ボディサイズの具体的なスペックは、以下をご覧ください。
・全長: 4,695mm
・全幅: 1,695mm
・全高: 1,825mm(2WD)/1,865mm(4WD)
・ホイールベース: 2,850mm
・最低地上高: 160mm(2WD)/155mm(4WD)
・室内長: 2,930mm
・室内幅: 1,540mm
・室内高: 1,400mm(ツインムーンルーフ装着時は1,365mm)
・最小回転半径: 5.5m
エスクァイアのグレード
エスクァイアには、ベースグレードのXiと上級グレードのGiが設定されていました。それぞれに、ガソリンモデルとハイブリッドモデルが用意されています。モデル末期は、Giのみ販売されていました。
Xiはベースグレードではありますが、エクステリアにおいて上級グレードのGiと大きな違いはありません。内装についても、快適温熱シートやリヤクーラーを装備しており、十分快適に過ごせます。Xiのシート表皮に採用されているのは、ファブリック素材です。
上級グレードのGiは、合成皮革のシート表皮を採用し、Xiよりも2つ多い6スピーカーとするなど豪華な仕様です。高速道路で重宝するクルーズコントロール機能に関しても、Giにしか設定されていません。また、Giのハイブリッドモデルは、リヤクーラーではなくリアオートエアコンが装備されます。
さらにGiでは、内装色に紫がかった深みのある赤のバーガンディとブラックをかけ合わせたカラーが選択可能でした。上質で落ち着いた雰囲気が味わえます。
エスクァイアのエンジン
エスクァイアには2種類のエンジンが搭載されています。ハイブリッド車には1.8Lの直列4気筒「2ZR-FXE」エンジンが使われており、最高出力73kW(99PS)、最大トルク142N・m(14.5kgf・m)を発揮します。このエンジンは電気モーターと組み合わせてハイブリッドシステムを構成しており、高い環境性能です。
一方、ガソリン車には2.0Lの直列4気筒「3ZR-FAE」エンジンが搭載され、最高出力112kW(152PS)、最大トルク193N・m(19.7kgf・m)を発揮します。このエンジンはアイドリングストップ機能や可変バルブタイミング機構を採用し、省燃費で十分な加速力を提供するユニットです。
エスクァイアの燃費性能
エスクァイアの燃費性能は、搭載エンジンによって異なります。ハイブリッド車は1.8Lアトキンソンサイクルエンジン(2ZR-FXE)と高効率ハイブリッドシステムを組み合わせ、クラストップレベルの低燃費23.8km/L(JC08モード)を達成しています。これは当時の同クラス(全高1.8m以上の1.8~2.0Lクラス7/8人乗りミニバン)でトップレベルの環境性能です。
一方、2.0Lエンジン(3ZR-FAE)搭載のガソリン車は、高効率のバルブマチックやSuper CVT-iの採用により、同クラスのガソリン車でトップレベルの燃費性能16.0km/L(JC08モード、2WD車)を実現しています。
また環境性能として、ガソリン車「Xi」(4WD車・車両重量1,650kg以下)を除いた全車で「平成27年度燃費基準+20%」を達成し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定も取得しています。これにより「エコカー減税」の免税対象です。
エスクァイアのボディカラー展開
エスクァイアには全7色のボディカラーがラインアップされています。定番のブラックやシルバーメタリックに加え、高級感を演出する2種類のメーカーオプションカラー「ホワイトパールクリスタルシャイン」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」があります。
特にスパークリングブラックパールクリスタルシャインは、光の角度により黒や紫など、さまざまな表情を見せるカラーです。さらに赤ワインのようなボルドーマイカメタリックと、ライトグリーンのオーシャンミントメタリック、パープルのダークバイオレットマイカメタリックが用意されていました。