86 の買取ポイント
86の人気は?
トヨタ 86は、走る楽しさを追求した2ドアFRスポーツクーペです。水平対向エンジンの搭載と低重心設計により、優れたハンドリング性能を実現しています。スポーツカーにしては比較的手頃な価格帯のため、車好きの若い方にも人気があり、カスタマイズの可能性も高いと言えるでしょう。
日常使いだけでなくサーキット走行も楽しめる特性から、週末のスポーツドライビングを楽しみたい方にとって魅力的な選択肢となっています。販売台数が多い車種ではありませんが、コアなファンが一定層おり需要があるため、状態が良ければ高値で買取してもらえるでしょう。
リセールバリューの傾向は?
トヨタ 86のリセールバリューは比較的安定しています。マニアックな層に根強い人気があるため、一般的な乗用車と比べて価値の下落率が緩やかな傾向にあります。特に低走行距離で状態の良い個体や、純正の状態を保っている車両は高い評価を受けやすいでしょう。
一方、過度なカスタマイズや改造を施した車両は、購入希望者の好みが分かれるため、リセール時に不利になる可能性があります。また、初代モデルに関しては生産終了後、希少価値が高まることもあるでしょう。
高く評価されるには?
トヨタ86の買取査定では、「GT”Black Limited”」「RZ 10thアニバーサリーリミテッド」などの限定モデルや特別仕様車なら高評価を得やすいでしょう。TRD、モデリスタなどのエアロパーツを装備した車両も査定額アップが期待できます。
ただし、過度な改造や社外パーツの装着は逆効果になる場合があるため、純正または純正オプションの状態を維持していることが査定額アップのポイントとなるでしょう。
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全国展開しているネクステージの査定は完全無料になっており、キャンセル料がかからないのでお気軽にお試しいただけます。自社で製品化しダイレクト販売をしているため、中間マージンがかからず、高額査定が可能な環境です。
査定時は古物商の許可を得たスタッフが「行商従業者証」を提示し、査定を実施します。シートカバーやハンドルカバーを使用し、撮影が必要な場合はナンバープレートを専用カバーで隠すなど、お客さまの愛車と個人情報の扱いに配慮をしているのも特徴です。
無料査定は公式Webサイト上から簡単にお申し込みいただけますので、ぜひご利用ください。
86 の歴代モデルを紹介
2代目モデルの特徴
2021年に登場した新型GR86は、スポーツカーファンから高い支持を受けた初代86の魂を引き継ぎながら、より一層洗練された走行性能と魅力的なスタイリングを備えています。
このモデルはトヨタのモータースポーツ部門「GAZOO Racing」とスバルの技術力を結集した共同プロジェクトの成果であり、両社が切磋琢磨しながら開発を進めた渾身の一台といえるでしょう。
最も注目すべき進化点は、心臓部となるエンジンです。従来の2.0Lから2.4Lへと排気量を拡大した水平対向4気筒ユニットを搭載し、加速性能を大幅に向上させています。
具体的には、静止状態から時速100kmまでの加速タイムが7.4秒から6.3秒へと短縮され、日常シーンからワインディングロードまで、あらゆる場面でより爽快な走りを楽しめるようになりました。このエンジンには独自の燃料噴射装置「D-4S」が採用され、高効率と優れたレスポンスを両立しています。
外観デザインは、スポーティーながらも洗練された印象に仕上げられています。水平基調のデザインテーマが随所に取り入れられ、低く構えたボディラインと引き締まったキャビン後部が印象的です。
フロントマスクには「FUNCTIONAL MATRIX GRILL」と名付けられたGRシリーズ独自のグリルが装備され、存在感と機能性を両立させています。これらのデザイン要素が一体となり、停車していても走りの良さを予感させる佇まいです。
コックピットは徹底して「ドライバーズファースト」の考え方で設計されています。水平に伸びるインストルメントパネルと、ドライバー中心に配置された各種操作系統により、運転に集中できる環境が整えられています。
走行性能においては、「超低重心FRパッケージ」という基本コンセプトを継承しつつ、さらなる進化を遂げています。シート位置の最適化やボディ各部の軽量化により低重心化が図られ、コーナリング時の安定性が大幅に向上しました。
また、ボディ剛性についても横方向とねじれ方向の両面で強化され、ステアリング操作に対する車体の応答性が改善されています。これらの改良により、ドライバーの意のままに操ることができる「手の内感」がさらに高められました。
安全面では、スポーツカーでありながらも最新の安全技術を積極的に取り入れた点が特徴です。特にAT車には、スバル開発の先進運転支援システム「アイサイト」が搭載され、日常使用における安全性を高めています。このように、GR86は走る楽しさだけでなく、実用性にも配慮した設計となっています。
初代モデルの特徴
トヨタが2012年4月6日に発表した小型FRスポーツカー「86」は、ドライビング体験の本質を追求した特色あるモデルです。この車は、操縦者の直感的なコントロールで自在に扱える「手の内感」を実現し、運転する喜びを引き出す「直感ハンドリングFR」という理念のもと誕生しました。
車名の「86」は、かつて1983年から1987年まで販売されたAE86型カローラレビン/スプリンタートレノ(通称:ハチロク)へのオマージュであり、オーナーに大切にされ、共に成長する車を目指す思いが込められています。
この車両の最も革新的な要素は、他に類を見ない水平対向・D-4Sエンジンをフロントミッドシップレイアウトで搭載した点にあります。当時の市販車において、水平対向エンジンを採用した超低重心(重心高わずか460mm)のFRパッケージは他に例がなく、これにより従来のスポーツカーとは一線を画す走行特性を実現しました。
エンジン性能においては、新設計の水平対向・D-4Sユニットから200PSの最高出力を引き出すことに成功しています。さらに、効率的な空力特性と軽量設計(RCグレードでは車両重量1,190kg)との組み合わせにより、JC08モード燃費13.4km/Lという経済性も魅力のひとつです。
ラインアップはベーシックな「G」グレードを基本に、プロジェクター式ディスチャージヘッドライトや専用17インチホイール、本革巻きステアリングなどを備えた「GT」グレードを設定しています。さらに高級感を追求した「GT ”Limited”」では、本革とアルカンターラを組み合わせたシート表皮やリヤスポイラーなどが追加されました。
また、モータースポーツでの使用を想定した「RC」グレードも用意され、多様なニーズに応える構成となっています。外装色は艶やかな質感を際立たせる7色のカラーバリエーション、内装はブラックとレッドの2色から選択可能でした。
86の市場投入と同時に、トヨタは全国283箇所に「AREA 86」という車好きのためのサービスを提供する店舗を展開しています。
このように86は、単なる走行性能の追求にとどまらず、オーナーとの絆やコミュニティー形成までを視野に入れた総合的な構想のもとで世に送り出されたスポーツカーです。水平対向エンジンと低重心設計がもたらす卓越したハンドリングと、幅広くカスタマイズできる自由度が、多くの自動車愛好家から熱い支持を集める結果になったと言えるでしょう。
86 のトリビア
86の概要
トヨタ86(初代)とGR86(2代目)は、トヨタとスバルの共同開発によるFRスポーツカーです。初代86は2012年に登場し、軽量・低重心の2+2シートレイアウトと自然吸気2.0L水平対向エンジンによる爽快な走りが特徴でした。
2021年に登場した2代目GR86は、デザインを刷新し排気量を2.4Lに拡大しています。トルクと加速性能が向上し、より洗練されたハンドリングを実現しました。どちらもピュアなドライビングプレジャーを追求した、運転の楽しさを重視した手頃な価格のスポーツカーとして高い評価を受けています。
86の魅力
GR86の魅力は、初代86の楽しさをさらに進化させた「究極のドライビング体験」にあります。2.4Lへと拡大されたエンジンは鋭い加速レスポンスを実現し、どのような速度域でも運転する喜びが味わえるでしょう。
サーキットなどの極限状況から得られたフィードバックにより強化された高剛性ボディと洗練された空力性能は、ドライバーの意志に忠実に反応するハンドリング特性に貢献しています。車両との深いつながりを感じる一体感により、ワインディングでもストレートでも、思い描いた理想のラインを描くことができるよう開発されました。
水平対向エンジンによる低重心設計とワイドなスタンス、短いオーバーハングという車体構成は、純粋な走行性能の追求から生まれています。ドライバー中心で設計されたコックピットには、車体の動きを直感的に把握できるメーター類や、しっかりとしたホールド性と軽量化を両立したシートなど、走りに集中するための工夫が満載です。
また、先進の運転支援システム「アイサイト」を採用することで、高い安全性を確保し、ドライバーがより安心して走りを楽しめる環境を提供しています。
86のデザイン
GR86のデザインは、走る喜びを形にした作品といえるでしょう。低く構えた水平基調のボディラインと短いオーバーハングが生み出す姿勢は、優れた空力特性と走行安定性をもたらすとともに、誰をも魅了する美しさがあります。
運転席周りは「操る喜びを全身で感じる」をコンセプトに設計され、車の動きを瞬時に理解できるメーターレイアウトを特徴としています。体をしっかり支えつつも無駄な重量を削ぎ落としたシートは、ドライバーと車が対話するための橋渡し役となってくれるでしょう。
外観は初代の遺伝子を継承しながらも、より精悍な表情と磨き上げられたボディラインです。モータースポーツの極限環境から生まれた機能的な美しさが随所に表現されており、見た目と性能が調和したデザインとなっています。
86のスペック
トヨタGR86は、全長4,265mm×全幅1,775mm×全高1,310mm(ルーフ高1,280mm)のコンパクトなボディサイズを持つスポーツカーです。最小回転半径5.4mで、取り回しの良さも特徴となっています。
室内空間は、長さ1,625mm×幅1,480mm×高さ1,060mmで、4人乗りの2+2レイアウトを採用しています。フロントシートは十分な居住空間を確保していますが、リアシートはやや狭めで、主に荷物置きや短距離移動向きと言えるでしょう。
ホイールベースは2,575mmで、前後重量バランスに優れた走行安定性を実現します。トレッドは前1,520mm、後1,550mmとなっており、これはリアを広く取ることでコーナリング性能を高めるためです。最低地上高は130mmと低く設定され、低重心による優れた操縦安定性を発揮します。
【主要寸法】
・全長:4,265mm
・全幅:1,775mm
・全高:1,310mm(ルーフ高:1,280mm)
・ホイールベース:2,575mm
・トレッド 前/後:1,520/1,550mm
・最低地上高:130mm
・室内長:1,625mm
・室内幅:1,480mm
・室内高:1,060mm
・乗車定員:4名
・最小回転半径:5.4m
86のグレード
トヨタGR86は「RZ」「SZ」「RC」の3グレード展開で、それぞれに特徴的な装備と価格設定があります。
最上級グレードのRZは、上質なウルトラスエード×本革シートや高級感あるブランノーブ表皮巻きメーターバイザーを採用した点が特徴です。外装では215/40R18タイヤ&18インチアルミホイール(マットブラック塗装)や、デイタイムランニングライト機能付きでステアリング連動のBi-Beam LEDヘッドランプが標準装備されています。
中間グレードのSZは、ファブリックシートや通常の表皮巻きメーターバイザーを採用しており、外装は215/45R17タイヤ&17インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)を装備しています。RZと共通のヘッドランプを備えていますが、デイタイムランニングライト機能やステアリング連動機能はありません。
エントリーモデルのRCはSZと同様のファブリックシートを採用しており、205/55R16タイヤ&16インチスチールホイールを装備しています。内外装は必要最低限の仕様となっていますが、駆動系やエンジンはRZ/SZと同じものを搭載しているため、走行性能は損なわれていません。
各グレードはAT/MT選択が可能ですが、RCはMTのみの設定となっています。
【グレード一覧】
RZ:最上級グレード(6AT/6MT)
SZ:中間グレード(6AT/6MT)
RC:エントリーグレード(6MTのみ)
86のエンジン
トヨタGR86には、2.387Lの水平対向4気筒エンジン「FA24」が搭載されています。このエンジンは最高出力173kW(235PS)/7,000rpmと最大トルク250N・m(25.5kgf・m)/3,700rpmを発揮し、初代よりもパワフルなユニットです。
筒内直接噴射と可変バルブタイミング技術を採用しており、低回転から高回転まで滑らかな出力特性を持っています。水平対向エンジン特有の低重心設計により、車両の安定性と旋回性能を高めることに貢献しています。
標準では無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)の使用が推奨されていますが、一般的な無鉛レギュラーガソリンを使用可能です。ただし、レギュラーガソリン使用時は本来の性能を十分に発揮できないことに注意が必要でしょう。
86の燃費性能
トヨタGR86の燃費性能は、WLTCモードでグレードや変速機の種類によって異なり、MT車では11.9km/L~12.0km/L、AT車では11.7km/L~11.8km/Lとなっています。
走行性能面では、FR(後輪駆動)レイアウトと水平対向エンジンによる低重心設計が特徴です。前後の重量バランスに優れており、コーナリング時の安定性と応答性の高さが魅力となっています。サスペンションには、前側にマクファーソンストラット式、後側にダブルウィッシュボーン式が採用され、スポーツカーとしての操縦安定性を実現しています。
トランスミッションは6速マニュアルと6速オートマチック(Super ECT)が選択可能で、ATにはパドルシフトも装備されています。また、トルセンLSD(リミテッド・スリップ・デフ)を全グレードに標準装備しており、コーナー脱出時のトラクション性能を高めている点が特徴です。
86のボディカラー展開
GR86は全7色のボディカラーを展開しています。「スパークレッド」と「クリスタルホワイトパール」はメーカーオプションで、それぞれ5万5,000円と3万3,000円の追加料金が必要です。
その他のカラーは「クリスタルブラックシリカ」、「リッジグリーン」、「アイスシルバーメタリック」、「マグネタイトグレーメタリック」、「サファイアブルー」があります。
内装色については、RZグレードでは「ブラック」と「ブラック×レッド」の2種類から選択可能です。「ブラック×レッド」はレッドステッチや専用レッドカーペットが特徴で、設定色として指定が必要です。SZとRCグレードは「ブラック」のみの設定となっています。