ジムニー の買取ポイント
ジムニーの人気は?
「悪路走行も可能な軽自動車」という唯一無二の個性を持つジムニーは、幅広いニーズを持つ人気車種です。
現行モデルは原点回帰をコンセプトにデザインされたものの、そのレトロ感とギア感がアウトドアブームにマッチし、ユーザー層が若い世代にまで広がりました。
その人気は凄まじく、フルモデルチェンジから6年たった現在でも納車待ちが1年以上のグレードもあります。
リセールバリューの傾向は?
ジムニーは、軽自動車トップクラスのリセールバリューを誇ります。リセールバリューが高くなる理由は国内外での強い人気と、納車待ちが長いことによる中古車需要の高さです。
また、モデルチェンジサイクルが長いことから古さを感じにくく、旧モデルにも一定の需要があることも大きく関係しています。
ジムニーのリセールバリューの目安は当年で約107%、1年落ちで約105%、5年落ちで約99%、10年落ちで約42%です。
グレードやボディカラー、車の状態によって変化はあるものの、10年落ちでも50%近くの残価率があるのは人気の高さゆえといえるでしょう。
高く評価されるには?
ジムニーは悪路走行を目的とした車のため、SUVの中でも傷やへこみによる査定額低下は比較的少ない傾向にあります。しかし、修復歴のある車両や下回りにさびや腐食がある車両は、ジムニーであっても高く評価されません。
一般的な車と違い、カスタム車が評価されるのもジムニーの大きな特徴です。カスタムパーツは人気メーカーかどうかも大きなポイントとなるため、査定を依頼する場合はジムニーに強い買取店や、カスタムの知識が豊富な買取店を選ぶようにしましょう。
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ジムニー の歴代モデルを紹介
4代目モデルの特徴
現行モデルとなる4代目ジムニーは、2018年5月に発売されました。ジムニーはモデルチェンジ周期の長い車として知られていますが、3代目から4代目へのモデルチェンジは歴代の中で最も長い20年です。
新型を待ちわびていたファンも多いことから、このモデルチェンジは多くの注目を集めました。
4代目ジムニーはラダーフレーム、機械式副変速機付きパートタイム4WD、FRレイアウト、3リンクリジッドアクスル式サスペンションといったジムニーの伝統を継承しつつも、機能性・デザイン性共に大きな進化を遂げています。
中でも、2代目ジムニーを彷彿とさせるスクエアボディは特徴的な変化です。ハスラーやクロスビーなどカジュアルなSUVと差別化を図ることで、よりジムニーらしさを強調しています。
機能面では「スズキ セーフティ サポート」が上級グレードのXCに標準装備、XLとXGにオプションで装備できるようになりました。2022年のマイナーチェンジで全グレードが標準装備となり、安全性能を向上させています。
なお、運転席・助手席SRSエアバッグとフロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグは全グレード標準装備です。
このモデルチェンジでは、荷室の使い勝手も向上しました。荷室開口部が大きくなり、リアシートを倒すとフルフラットとなるため、荷物の出し入れがスムーズに行えます。ボディが四角くなったことで荷室容量も増えました。
フロントシートを後方に倒すことでもフルフラットにできます。柔らかいシートに座ったまま横になりたいなど、ドライブ中の休憩も可能です。
XCとXLには、防汚タイプのラゲッジフロアが採用されています。アウトドア用品やスポーツ用品など、汚れた物を積み込むときも心配ありません。また、XCとXLには「ラゲッジボックス」が標準装備されており、小物や荷室には置きたくない汚れ物を分けて収納できます。
2018年式~2024年式のジムニーの買取相場は22万6,000円~290万円です(2024年12月時点の情報)。
3代目モデルの特徴
3代目ジムニーは、1998年10月に発売されました。3代目ジムニーのモデルチェンジは軽自動車規格変更の影響を受けており、デザインはもちろんのこと、車両サイズも従来モデルから変わっています。
1998年9月までの軽自動車規格は排気量660cc、全長3,300mm以下、全幅1,400mm以下、全高2,000mm以下でしたが、1998年10月より全長は3,400mm以下、全幅は1,480mm以下へ変更となりました(排気量と全高は変わらず)。
この変更を受け、スズキではジムニーだけでなくアルトとワゴンRもモデルチェンジを行っています。
3代目ジムニーのボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mm~1,715mmで、ボディは拡大したものの最小回転半径は先代モデルより0.1m小さい4.8mと、小回りが利くようになりました。
また、新開発の「軽量衝撃吸収ボディ」を採用することでボディ剛性を高め、
安全性と乗車時の快適性を向上させています。
エクステリアは先代モデルから大きく変わり、丸みを帯びたモダンなデザインとなりました。室内の居住性も見直され、スポーティーな雰囲気を維持しながらも収納を増やすなど、運転手・同乗者それぞれの使いやすさを追求しています。
搭載エンジンは、K64型の「水冷4サイクル直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジン」です。大型インタークーラーの採用とシリンダーの改良により、力強い加速と中低速域における厚みのあるトルクを発揮します。
4WDシステムは、スイッチ式の「ドライブアクション4×4」です。走行中に「2WD」「4WD」「4WD-L」を切り替えられるため、オフロードからオンロードまで快適に走行できます。
対障害角度は、アプローチアングルが49度です。ランプブレークオーバーアングルが32度、デパーチャーアングルが50度で、凹凸のある道はもちろん林道や雪道でも高い走破性を発揮します。
1999年に街乗りをメインとした2WDモデル「ジムニー L」、2014年には特別仕様車「ランドベンチャー」が追加されています。14年落ちの2010年式からフルモデルチェンジ前の2017年式ジムニーの中古車買取相場は約9万7,000円~149万1,000円です(2024年12月時点の情報)。
2代目モデルの特徴
2代目ジムニーは、1981年5月に発売されました。本格RVを感じさせるスポーティーなデザインが採用され、林業や山の保守点検に使われる「作業車」というイメージを大きく変えています。
ボディサイズは当時の軽自動車規格をフルに使っており、それにより居住性がアップしました。ボディサイズは全長3,195mm×全幅1,395mm×全高1,690mm~1,710mmです。
2代目ジムニーは5つのグレードで構成され、ルーフが幌になるオープンモデルと、ハードトップのバンモデルの2種類に分けられます。
オープンモデルは「キャンバスドア」「ハーフメタルドア」「フルメタルドア」の3種類です。キャンバスドアは、ルーフだけでなくドアも幌となります。ハーフメタルドアはルーフだけが幌となりますが、窓枠はありません。
フルメタルドアは窓枠・窓ガラスを備えており、ルーフは他のオープンモデルと同じ幌が採用されています。
バンモデルは「VC」と「VA」の2種類です。外観に大きな違いはありませんが、シート素材やヘッドレスト構造が変わるなど、内装に細かな違いがあります。
なお、2代目ジムニーは前向きの2人掛け後部座席が設置されたことにより、全グレードが4人乗りとなりました。
デビュー当時のエンジンは539ccの水冷2サイクル直列3気筒でしたが、1986年のマイナーチェンジで550ccの4サイクルターボエンジンに変更されています。
また、1987年にはEPIターボエンジンと空冷式インタークーラーを組み合わせたモデルが追加されました。このモデルにはパノラミックルーフ車も設定され、内外装共にドレスアップしています。
一方で、2サイクルエンジンにも一定の需要があったため、ターボエンジン搭載車
発売後も販売が続けられていました。
初代モデルの特徴
初代ジムニーは、1970年4月に発売されました。今はなき「ホープ自動車」が製造した「ホープスターON360」を原型としており、当時東京駐在常務だった鈴木修氏(現スズキ自動車会長)がホープスターON360の製造権を買取したことから歴史が始まります。
ホープスターON360は軽自動車初の四輪駆動車だったにもかかわらず、売れ行きが奮いませんでした。
スズキはホープホープスターON360の機能を残しながらもデザインを一新し、ラダーフレームと副変速機内蔵のパートタイム4WDを備えた新型車として、ジムニーを完成させます。
搭載エンジンは、どのような悪路にも対応する粘り強さを持つ「水冷2サイクルエンジン」です。359ccと排気量は小さいものの25PSを発揮し、登坂力は35度にまで及びます。
2代目ジムニーと同じく、ボディタイプはオープンモデルとバンモデルの2種類です。オープンモデルはキャンバスドアとなり、ドライバー不要で取り付けと取り外しが行えます。
作業車色の強いキャンバスドアとは違い、バンモデルは乗用車のような外観です。また、温水式カーヒーターやセダンタイプと同様のタイヤを装着するなど、快適性や乗り心地も配慮されています。
バンタイプのバックドアは、現行モデルと同じ横開きの一枚ドアです。現行モデルではバックドアの外側に装着されるスペアタイヤが荷室内に置かれるため、その分スペースが小さくなります。
ボディーサイズは全モデルの中で最も小さく、全長2,995mm×全幅1,295mm×全高1,615mm~1,670mmです。
製造権を買った当初は社員から猛反対を受けていましたが、ジムニーは四輪駆動車の本家「三菱 ジープ」をしのぐ勢いで売れ、国内だけでなく海外へも進出しています。
ジムニー のトリビア
ジムニーの概要
ジムニーは、1970年に誕生した軽自動車規格の本格四輪駆動車です。原型となる「ホープスターON360」の売れ行きから社内全体の猛反対を押し切り、鈴木修現会長が売れる車へと生まれ変わらせました。
ジムニーの特徴は、初代から受け継がれる高い悪路走破性です。軽自動車という小さいボディーを存分に生かし、道幅の狭い山道や林道でも難なく走ります。
2018年にデビューした4代目は、居住性と安全性を高めたレジャーカーへと進化しました。現在の車には少ないスクエアボディが若者の心をつかみ、男性だけでなく女性ユーザーも増やしています。
ジムニーの魅力
ジムニーの魅力は、本格SUVらしいラダーフレーム構造と、パートタイム4WDを備えている点です。現在の車は、SUVであってもモノコック構造を採用しています。
ラダーフレーム構造とモノコック構造の大きな違いは、ボディの仕組みです。ラダーフレーム構造ははしご型のフレームにエンジンとサスペンションを載せていますが、モノコック構造はボディとシャシーが一体化しています。
ラダーフレーム構造はモノコック構造よりもボディ剛性が高くなるため、雪道や岩場といった悪路でも安定した走行が可能です。
4WDシステムにおいても、現在の車の多くがスタンバイ4WD(オンデマンド4WD)、またはフルタイム4WDを採用しています。
パートタイム4WDの特徴は、2WDと4WDをドライバーの任意で切り替えられることに加え、デフを介さず前後へ均等にエンジン動力を配分することです。
2WDと4WDを切り替える点はスタンバイ4WDと変わりませんが、スタンバイ4WDは駆動輪が滑ってから駆動力が伝わるため、パートタイム4WDほどの悪路走破性はありません。
ジムニーのデザイン
現行モデルのジムニーは、2代目ジムニーを思わせる四角いボディが特徴です。4代目ジムニーは「機能に徹した飾らない潔さ」をデザイン設定とし、より楽しく、より安全に乗れるジムニーを目指しています。
ボディを四角くすることのメリットは、車両の姿勢と状況が把握しやすくなることです。狭い道や悪路走行時には、舗装道路以上に車両感覚が重要となります。
また、Aピラーを立てることで先代モデルよりも視界が広がり、車両感覚がよりつかめるようになりました。
インテリアにおいても、水平基調のデザインを採用することで車両感覚をつかみやすくしています。メーター類の常時照明や、メータークラスターのヘアライン仕上げも、ドライバーに配慮した工夫のひとつです。
山道や林道は日なたと日陰を繰り返すため、文字などが見えづらくなります。メーターの常時照明を採用し、メータークラスターに硬質感を出すことで、安定した視認性を実現しました。
ジムニーのスペック
ジムニーは軽自動車のため、一般的な軽自動車とサイズ感は変わりません。しかし、近年主流となっている「トールワゴン」や「スーパーハイトワゴン」と比べると、室内サイズは小さくなります。
一例として、スーパーハイトワゴンの「スペーシア」と、トールワゴンの「ワゴンR」と比べてみましょう。
ジムニーの室内サイズは室内長1,770mm~1,795mm×室内幅1,300mm×室内高1,200mm、スペーシアは室内長2,170mm×室内幅1,345mm×室内高1,415mmのため、室内長と室内高に大きな差が生まれます。
トールワゴンのワゴンRは室内長2,450mm×室内幅1,355mm×室内高1,265mmとなっており、室内高はジムニーのほうが高いものの、室内長はスペーシア同様大きな違いがある車です。
居住性が配慮されていないわけではありませんが、ファミリーユースを前提としたスーパーハイトワゴンやトールワゴンに比べると、乗車したときの狭さは感じやすくなるでしょう。
・ボディサイズ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,725mm
・最低地上高:205mm
・ホイールベース:2,250mm
・最小回転半径:4.8m
・室内サイズ:室内長1,770mm~1,795mm×室内幅1,300mm×室内高1,200mm
・車両重量:1,040kg~1,050kg
ジムニーのグレード
ジムニーのグレードは「XG」「XL」「XC」の3種類です。それぞれ4ATと5MTが用意され、駆動方式はパートタイム4WDのみとなります。
フルモデルチェンジ時はXCのみ「スズキ セーフティ サポート」を標準装備しているという大きな違いがありましたが、2022年のマイナーチェンジで全グレード標準装備となったため、安全性能の差は縮まりました。
「XG」はエントリーグレードです。快適装備と室内装備が最も簡素となり、キーレスプッシュスタートシステムや運転席・助手席シートヒーター、電動格納式リモコンドアミラーなどはオプションでも装備できません。
「XL」は中間グレードです。XLよりも快適装備が充実し、キーレスプッシュスタートシステムや運転席・助手席シートヒーターなどが標準装備されます。
XGとの大きな違いは、5:5分割可倒式のリクライニング機能付きリアシート、ラゲッジボックスが装備されることです。ドアハンドルとドアミラーがカラードとなるため、エクステリアにも違いがあります。
「XC」は上級グレードです。XGとXLにはないLEDフォグランプやヘッドランプウォッシャー、LEDサイドターンランプ付きドアミラーが標準装備されます。
また、本革巻きステアリングホイールやアルミホイール、ステアリングオーディオスイッチも装備されるなど、内外装共に豪華です。
・XG(4AT)
・XG(5MT)
・XL(4AT)
・XL(5MT)
・XC(4AT)
・XC(5MT)
ジムニーのエンジン
4代目ジムニーの搭載エンジンは、スズキの主力エンジンともいえる「R06A型ターボエンジン(水冷サイクル3気筒DOHCターボ)」です。
このエンジンはハスラーやキャリイ、エブリイワゴンにも搭載されていますが、オフロード性能を高めるために専用チューニングが施されています。
また、R06A型エンジンはFF車では横置きを採用していますが、ジムニーは伝統を引き継いだ縦置きのFRレイアウトです。
悪路走行を想定しているジムニーは、動力確保だけでなく雪や飛び石、被水対策も行われています。例えば、吸気口のレイアウトです。吸気口は水や雪の侵入を防ぐために高い位置に設けられ、開口部にも工夫が施されています。
ジムニーの燃費性能
ジムニーのWLTCモード燃費はAT車が14.3km/L、MT車が16.6km/Lです。ジムニーは自然吸気エンジンのみとなるため、ハイブリッド車はありません。
パートタイム方式とはいえ、四輪駆動車のジムニーは決して燃費が良いとはいえませんが、樹脂製インテークマニホールドや電子制御スロットルを採用するなどの燃費対策は行われています。
また、2022年のマイナーチェンジでアイドリングストップシステムがMT車に標準装備され、フルモデルチェンジ時よりも燃費性能がアップしました。
AT車の燃費もフルモデルチェンジ時よりも向上しているため、少しでも高い燃費性能を求めるのであれば、マイナーチェンジ以降のモデルがおすすめです。
ジムニーのボディカラー展開
ジムニーにはモノトーンカラー8色、ツートンカラー4色が用意されていますが、グレードによって選べる色と色の数が変わります。
上級グレードの「XC」は選択できる色の数が最も多く、ツートンカラーの選択も可能です。ツートンカラーは2種類あり、ブラックルーフとブラックトップが選べます。
XCで選べるモノトーンカラーは「キネティックイエロー」「シフォンアイボリーメタリック」「ブリスクブルーメタリック」「ミディアムグレー」「ブルーイッシュブラックパール」「ジャングルグリーン」「シルキーシルバーメタリック」「ピュアホワイトパール」の8色です。
ツートンカラーは「キネティックイエロー ブラック2トーンルーフ」「シフォンアイボリーメタリック ブラック2トーンルーフ」「ブリスクブルーメタリック ブラック2トーンルーフ」「キネティックイエロー ブラックトップ2トーン」の4色が選べます。
中間グレードの「XL」はモノトーンカラーのみとなり、ツートンカラーは選べません。モノトーンカラーのラインアップは、XCと同じ8色です。
エントリーグレードの「XG」は、モノトーンカラー4色展開となります。選べるカラーは「ブルーイッシュブラックパール」「ジャングルグリーン」「シルキーシルバーメタリック」「ホワイト」です。