ヴェゼル の買取ポイント
ヴェゼルの人気は?
ホンダの人気車種といえば軽自動車販売台数10年連続1位を達成した「N-BOX」ですが、ヴェゼルも負けていません。
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会が発表した「2024年1月~12月のブランド通称名別ランキング」では、ヴェゼルは9位にランクインしています。
トヨタのヤリスクロスとカローラクロスの登録台数がそれぞれのベース車両に含まれているため純粋な順位ではありませんが、ヤリスクロスとカローラクロスを除けばSUV部門で第1位です(軽自動車を除く)。
現在の車はSUVが主流になっていることを考えると、非常に人気が高い車といえるでしょう。
リセールバリューの傾向は?
数あるSUVの中でも人気が高く、人気が安定しているヴェゼルはリセールバリューが高い傾向にあります。
ガソリン車・ハイブリッド車どちらも高い残価率を誇りますが、より高い残価率を維持しているのはガソリン車です。ハイブリッド車はガソリン車よりもグレード間の差が大きいため、上級グレードほど高い値段で売却できるでしょう。
高く評価されるには?
ヴェゼルは一般的な中古車と同じく、高年式・低走行車、人気グレードや人気カラーの車両に人気が集まります。
2代目モデルはe:HEV PLaYが高額査定が期待できるでしょう。初代モデルであれば、RS・Honda SENSINGとHYBRID RS・Honda SENSINGが有力です。
ボディーカラーは「プラチナホワイト・パール」や「クリスタルブラック・パール」などのホワイト・ブラック系の人気が高いため、赤やグレーよりも査定額が高くなるでしょう。
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ヴェゼルは初代モデルと現行モデルで異なる魅力があるため、どちらも中古車市場で高い人気を誇ります。大切に乗ってきた愛車をしっかりと評価してもらいたいという方は、ネクステージの「フルスイング査定」をご利用ください。
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ヴェゼル の歴代モデルを紹介
2代目モデルの特徴
現行モデルとなる2代目ヴェゼルは、2021年4月に発売されました。「AMP UP YOUR LIFE(アンプ アップ ユア ライフ)」をコンセプトとし、都会派SUVへとイメージチェンジしています。
モデルチェンジにより大きく変わったのは、ヴェゼルのキャラクターそのものです。輸入車に多く見られる「クーペSUV」のスタイルそのものは引き継いでいるものの、初代のようなスポーティーさはありません。
SUVらしいどっしりとした塊感を持ちつつも、シンプルなデザインが引き立つ流麗なプロポーションとなりました。
また、美しさを保つためにエアロパーツではなく各部の形状を最適化することで、トップレベルの空力性能を実現しています。
パワートレインにおいては、ハイブリッド車が「SPORT HYBRID i-DCD」から「e:HEV」に変わり、燃費性能を大幅に向上させました。
ガソリン車には新開発の1.5L 直列4気筒DOHC i-VTECエンジンが搭載され、高出力化とともに静粛性をアップさせています。
4WDシステムは、初代と同じく「リアルタイムAWD」です。e:HEVモデルはモーターの大トルク配分を最適化するため、より高い悪路走破性を実現しています。
また、国内ホンダ車として初めて「ヒルディセントコントロール」が初搭載され、全車に標準装備されました。
山道や市街地にある長い下り坂や滑りやすい雪道では、エンジンブレーキだけでは減速できないこともあります。ヒルディセントコントロールを使うことで、そのような道でも安全な走行が可能です。
モデルチェンジを機に搭載された新機能も豊富にあります。まずは、車載通信モジュール「Honda CONNECT」の有料サービス「Honda Total Care プレミアム」です。
Honda Total Care プレミアムは、リモート操作やデジタルキー、車内Wi-Fiなどのコネクテッドサービスがサブスクリプションで利用できます。
次に、予約クローズ機能が付いた「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」です。ハンズフリーアクセスパワーテールゲートは初代モデルにも搭載されていましたが、現行モデルは予約ボタンを押すことでテールゲートを自動で閉められます。
この他、ヴェゼル専用に開発・設計されたプレミアムオーディオシステムや静電タッチ式LEDルームランプ、Low-Eガラス採用のパノラマルーフ(PLaYのみ)なども、新機能として装備されました。
安全運転支援システム「Honda SENSING」は全車標準装備です。横方向の視野範囲を向上させたフロントワイドビューカメラや、近距離障害検知前後ソナーセンサーを採用することで、先代モデルよりも機能性を向上させています。
また、先代モデルにはないマルチビューカメラシステム、ブラインドスポットインフォメーションが新たに搭載されました。
2024年4月のマイナーチェンジでは、従来の機能に加え渋滞運転支援機能のトラフィックジャムアシスト、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームを追加しています。2代目ヴェゼルの買取相場は、164万円~261万円です。
初代モデルの特徴
初代ヴェゼルは、2013年12月に発売されました。「Dynamic Cross Solid」をデザインコンセプトとし、SUVの力強さとクーペの優雅さ、ミニバンの使いやすさを融合させた新ジャンルの車として開発されています。
「ヴェゼル」という名称は、カットした宝石の面を意味する「Bezel」と、車を意味する「Vehicle」を合わせた造語です。「多面的な魅力と価値を持つ車」という、ホンダの思いが込められています。
エクステリアデザインの特徴は、SUVらしいどっしりとしたロアボディーと流麗なラインのアッパーボディーを組み合わせた、スタイリッシュなスタイリングです。
リアウインドーと一体化した「リアアウタードアハンドル」により、2ドアクーペのようなスポーティーさも感じさせます。
また、なだらかなボディ形状は空力性能にも寄与しており、安定した走行だけでなく燃費性能と静粛性の向上も実現しました。
インテリアのデザインコンセプトは「Expansible Cockpit」です。フロント席にワイドなハイデッキセンターコンソールを採用し、運転席・助手席それぞれにゆとりのあるスペースを作り出しています。
リア席と荷室は、センタータンクレイアウトの採用によりボディー形状からは想像できない広さです。
コンパクトSUVはリア席の膝回りが窮屈になりがちですが、ヴェゼルのリア席は大人が座ってもゆったりと過ごせます。
パワートレインは、直噴1.5L i-VTECエンジンを搭載したガソリン車、直噴1.5L i-VTECエンジンとSPORT HYBRID i-DCDを組み合わせたハイブリッド車の2種類です。
SPORT HYBRID i-DCDは1モーターのハイブリッドシステムですが、直噴エンジンと7速DCTを組み合わせることでマニュアル車のようなスポーティーな走りを楽しめます。
状況に応じて3つのモードを自動的に切り替えることで、27.0km/L(JC08モード)のクラストップレベルの低燃費を実現しました。ハイブリッド車の4WDには、ホンダ車で初となるリアルタイムAWDを搭載しています。
2016年の一部改良ではスポーティーモデルの「RS」が追加され、ベースグレード以外のグレードに「Honda SENSING」が標準装備されました(ベースグレードはオプションで装備可能)。
また、オートリトラミラーを全モデルに、ハイブリッド車には左右独立温度コントロール式エアコンも標準装備し、快適性を向上させています。
2018年のマイナーチェンジでは、フロントグリルとフロントバンパーのデザインを変更し、ヘッドライトがインラインタイプのLEDに変わりました。
ベースグレードはオプションだった「Honda SENSING」は全モデル標準装備となり、LKAS(車線維持支援システム)やACC(アダプティブクルーズコントロール)も追加されています。
また、スマートフォンと接続できる「Apple CarPlay」と「Android Auto」にも対応するようになりました(グレード別)。
2019年には、コンプリートモデル「Modulo X」をガソリン車とハイブリッド車それぞれに追加しています。
初代ヴェゼルの買取相場は、2013~2017年のマイナーチェンジまでのモデルが82万円~166万円、マイナーチェンジ後の2018~2020年までのモデルが119万円~248万円です。
ヴェゼル のトリビア
ヴェゼルの概要
ヴェゼルは2013年にデビューした、クーペスタイルのクロスオーバーSUVです。2021年にフルモデルチェンジが行われ、2代目となりました。
クーペフォルムは初代モデルから採用されていますが、スポーティーな初代モデルに対し、現行モデルはモダンでシンプルなデザインです。
ヴェゼルは初代モデルから「センタータンクレイアウト」を採用しているため、世代を問わず広々とした室内でドライブを楽しめます。
現行モデルはコネクテッドサービスも充実し、ドライバーだけでなく同乗者もより快適に過ごせるようになりました。
ヴェゼルの魅力
ヴェゼルの魅力は、扱いやすいサイズと高いデザイン性、充実した安全性能です。SUVそのものは軽自動車からフルサイズまで幅広くそろっていますが、軽自動車だと物足りない、フルサイズだと大き過ぎる場合があります。
コンパクトSUVのヴェゼルは、5ナンバーサイズのコンパクトSUVよりも大きいため使い勝手が良く、ミドルサイズ以上のSUVよりも小回りが利くため利便性も抜群です。
また、クーペフォルムのシンプルなデザインはシーンを選ばず、街中だけでなく自然の中にも溶け込みます。ホンダ独自の技術「センタータンクレイアウト」により室内空間も広く、大勢でのドライブも快適です。
現行モデルは全モデルに「Honda SENSING」が標準装備されているため、どのグレードを選んでも安心して運転できます。
ヴェゼルのデザイン
2020年に発売した4代目フィットから、ホンダのデザインはシンプルなものに変わりました。現行モデルのヴェゼルにも、エッジのないクリーンでシンプルなデザインが採用されています。
シンプルさを最も強く感じるのは、メッキパーツのないフロントフェイスです。メッキパーツのある車に比べ主張は少ないものの、クールなルーバー状グリルも相まって存在感を強めています。
インテリアは、強さと優しさを兼ね備えた居心地の良さを感じさせるデザインです。水平基調のインパネを採用することで、視界を広くするだけでなく室内全体をすっきりとさせています。
ヴェゼルのスペック
ヴェゼルはコンパクトSUVに属しますが、全幅が1,700mmを超えているため3ナンバー車です。
グレード間のボディーサイズに大きな違いはないものの、e:HEV Zとe:HEV Z・HuNTパッケージの2グレードは他のグレードよりも全高が10mm高くなります。
グレード間で変わるボディー数値は最低地上高です。e:HEV Xとe:HEV X・PLaYパッケージの4WDとガソリン車のGは170mmと最も低く、最も高い195mmのe:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージのFFと25mmの差があります。
e:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージの4WDは180mm、e:HEV Xとe:HEV X・HuNTパッケージのFFは185mmです。
室内サイズは全グレード同じ大きさですが、パノラマルーフ装着車は室内高が15mm高くなります。パノラマルーフは、e:HEV Z・PLaYパッケージのみのオプション装備です。
・ボディーサイズ:全長4,340mm×全幅1,790mm×全高1,580mm~1,590mm
・室内サイズ:室内長2,020mm×室内幅1,445mm×室内高1,225mm~1,240mm・最低地上高:170mm~195mm
・ホイールベース:2,610mm
・最小回転半径:5.3~5.5m
・車両重量:1,320kg~1,450kg
・荷室サイズ(5人乗車時):荷室長約750mm×荷室幅約1,320mm×荷室高約860mm
ヴェゼルのグレード
2代目ヴェゼルは、マイナーチェンジの前後でグレード構成が異なります。マイナーチェンジ前のモデルはガソリン車の「G」にFFと4WDを設定していましたが、マイナーチェンジ以降は4WDのみとなりました。
ハイブリッド車はマイナーチェンジにより「PLaY」が廃止され、代わりに「e:HEV X・HuNTパッケージ」と「e:HEV Z・PLaYパッケージ」が加わりました。
「e:HEV X・HuNTパッケージ」は、アウトドア仕様のパッケージモデルです。専用装備としてカッパー・メタリック塗装フォグライトガーニッシュ、バンパーロアーガーニッシュ、ルーフレール、撥水・撥油シート「FABTECT」が採用されています。
「e:HEV Z・PLaYパッケージ」は、都会的なデザインのパッケージモデルです。専用エクステリアとして、カラーバーオーナメント付きフロントグリル、ブラック塗装バンパーロアーガーニッシュが装着されます。
e:HEV Zのみオプションで装備できるワイヤレス充電器、Honda SENSINGの「後退出庫サポート」は、e:HEV Z・PLaYパッケージでは標準装備です。
【ガソリン車】
・G(4WD)
【ハイブリッド車】
・e:HEV X(FF)
・e:HEV X(4WD)
・e:HEV X・HuNTパッケージ(FF)
・e:HEV X・HuNTパッケージ(4WD)
・e:HEV Z(FF)
・e:HEV Z(4WD)
・e:HEV Z・PLaYパッケージ(FF)
・e:HEV Z・PLaYパッケージ(4WD)
ヴェゼルのエンジン
現行モデルのヴェゼルの搭載エンジンは、ガソリン車・ハイブリッド車ともに新開発の「1.5L 直列4気筒DOHC i-VTECエンジン」ですが、エンジン型式は異なります。
ガソリン車に搭載されている「L15Z型エンジン」の特徴は、燃費向上に寄与するポート噴射を採用していることです。
また、トランスミッションには新開発のCVTを搭載し、ギアのローレシオ化と最適化が行われています。
ハイブリッド車に搭載されているのは、アトキンソンサイクルの「LEC型エンジン」です。
e:HEVはエンジンの多くを発電機として使用しますが、スロットル開度の調整とバッテリーのセル数増加、モーター出力向上により爽快な加速を実現しました。
ヴェゼルの燃費性能
ヴェゼルの燃費性能は、ガソリン車とハイブリッド車で異なります。ガソリン車のWLTCモード燃費は15.0km/L、ハイブリッド車は21.2km/L~26.0km/Lです。
ハイブリッド車はグレードと駆動方式で燃費性能が変わります。e:HEV Xとe:HEV X・HuNTパッケージはFFが26.0km/L、4WDは21.5km/Lです。
e:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージは、駆動方式に加えパノラマルーフを装着しているかでも変わってきます。パノラマルーフ非装着車はFFが25.3km/L、4WDが21.3km/L、パノラマルーフ装着車はFFが25.2km/L、4WDが21.2km/Lです。
初代ヴェゼルの最終モデルはガソリン車が16.4km/L~18.6km/L、ハイブリッド車が18.4km/L~21.0km/Lのため、ハイブリッド車はFF・4WDともに燃費が向上しています。
ヴェゼルのボディーカラー展開
ヴェゼルのボディーカラーは、パッケージモデルとそうでないモデルでカラーラインアップが変わります。
G/e:HEV X/e:HEV Zに設定されているのは「プラチナホワイト・パール」「プレミアムサンライトホワイト・パール」「スレートグレー・パール」「クリスタルブラック・パール」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」「シーベッドブルー・パール」「ボタニカルグリーン・パール」の7色です。
「クリスタルブラック・パール」のみ標準カラーとなり、それ以外のカラーはオプション料金がかかります。
e:HEV X・HuNTパッケージに設定されているのは「プラチナホワイト・パール」「スレートグレー・パール」「クリスタルブラック・パール」「シーベッドブルー・パール」「ボタニカルグリーン・パール」の5色です。
e:HEV Z・PLaYパッケージとは違い、全てモノトーンカラーとなります。Gやe:HEV Xと同じく、標準カラーは「クリスタルブラック・パール」のみです。
e:HEV Z・PLaYパッケージに設定されているのは「プレミアムサンライトホワイト・パール&ブラック」「スレートグレー・パール&ブラック」「ボタニカルグリーン・パール&ブラック」「クリスタルブラック・パール&シルバー」「シーベッドブルー・パール&シルバー」の5色です。
全てツートンカラーとなるため、モノトーンカラーはオプションでも選べません。標準カラーは「クリスタルブラック・パール&シルバー」のみとなり、それ以外のカラーはオプション料金がかかります。