N-BOX の買取ポイント
N-BOXの人気は?
ホンダ N-BOXは、シリーズ全体で2015年~2023年まで9年連続軽自動車販売台数1位を獲得するほどの人気車種です。2011年から販売しているため中古車市場への流通が多く、中古車であっても高い人気を誇ります。
現行モデルは2023年に登場した3代目となりますが、先代モデルも人気です。買取の多さで見ると2017年式(2代目)が最も多く、ボディカラーではブラックが最も多くなっています。
リセールバリューの傾向は?
N-BOXは軽自動車の中でも圧倒的な人気を誇るため、リセールバリューも高い傾向にあります。
2024年式であれば約90%、2021年式(3年落ち)で約70%、2019年式(5年落ち)で約60%、2014年(10年落ち)で約20%です(2024年10月時点の情報)。
一般的なリセールバリューは3年落ちで50%~60%、5年落ちで40%~50%といわれているため、平均よりも10%ほど高いリセールバリューが見込めるでしょう。
高く評価されるには?
車の査定ではさまざまな箇所をチェックされますが、大きく影響するのは「年式」「走行距離」「グレード」です。年式は新しいほど高く評価されますが、車の状態によっては高年式でも低評価となる場合もあります。
走行距離は「1年1万km」が目安です。年間走行距離がこの基準以上となる場合は、同年式の車両に比べ低く評価されるでしょう。しかし、走行距離は年式とのバランスが大切になるため、基準前後の距離が理想です。
また、内装の美しさも大きく影響します。小さな子どもを乗せている、車内で飲食する機会が多い人は、泥や食べ物、飲み物の汚れが付いていないか確認しましょう。
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リセールバリューの高いN-BOXは、初代・2代目モデルであっても平均以上の買取価格が期待できます。車の売却は「下取り」と「買取」の2種類がありますが、高額査定を狙うのであれば買取がおすすめです。
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N-BOX の歴代モデルを紹介
3代目モデルの特徴
現行モデルとなる3代目N-BOXは、2023年10月に販売を開始しました。N-BOX・N-BOXカスタム共にエクステリア・インテリアデザインを変更し、運転のしやすさと居住性を高めています。
3代目N-BOXの大きな特徴は、ホンダの軽自動車で初めて「Honda CONNECT」が搭載されたことです。
Honda CONNECTはヴェゼルやフィットにも搭載されている通信モジュールを指し、Honda Total Care プレミアムに加入することでリモート操作や車内Wi-Fi、地図の自動更新といったコネクテッドサービスを利用できます。
安全運転支援システム「Honda SENSING」には、急アクセル抑制機能と近距離衝突軽減ブレーキが加わりました。急アクセル抑制機能は踏み間違えによる急加速や急発進、近距離衝突軽減ブレーキは前方または後方にある障害物への衝突回避に役立ちます。
タイプごとの変更点は、専用装備を備えたパッケージの追加です。N-BOXには、ドアミラーやドアハンドルなどにオフホワイトのアクセントが入る「ファッションスタイル」が設定されました。
N-BOXカスタムには、ダーククロームメッキ加飾やブラックアルミホイールなどを装備した「コーディネートスタイル」が設定されています。また、2024年9月にはSUV風のスタイリングを施した「N-BOX JOY」が追加されました。
パワートレーンはNA車とターボ車の2種類が用意されていますが、N-BOXにはターボ車の設定はなく、NA車のみとなっています。
買取においてはN-BOX・N-BOXカスタム共にNA車が多く、ボディカラーはホワイト系とブラック系が中心です。販売が始まってから間もないこともあり、N-BOX JOYは中古車市場へはあまり出回っていません。
2代目モデルの特徴
2代目N-BOXは、2017年9月に販売を開始しました。「日本の家族のしあわせのために」をコンセプトとし、初代モデルが持つ広い室内を継承しながらも走行性能・安全性能を向上させています。
新開発のプラットフォームを採用することで、室内長が初代モデルよりも60mm長くなりました(スポール仕様除く)。室内サイズは長さ2,240mm(スロープ仕様は2060mm)、幅1,350mm、高さ1,400mmです。
走行性能面では、軽自動車として初めてi-VTECエンジン(NA車)と電動ウェイストゲート(ターボ車)が採用されました。ターボ車のパワーアップはもちろん、NA車も坂道や高速道路で力強い走りを実現しています。
安全運転支援システム「Honda SENSING」が全車標準装備となったのも2代目モデルからです。衝突軽減ブレーキ(CMBS)や誤発進抑制機能、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、後方誤発進抑制機能をはじめ、10種類の機能を搭載しています。
また、N-BOX・N-BOXカスタム共に、助手席スーパースライドを搭載した「G・EX」グレードが追加されました。助手席スーパースライドは57cmのスライド量を持ち、後ろだけでなく前へもシート移動が可能です。
この他にも360°スーパーUV・IRカット パッケージを全車標準装備、一部のグレードに「プラズマクラスター」を搭載するなど、快適性も向上させています。
初代N-BOXにあった「Modulo X」は2代目全期にわたり追加されていませんが、ツートンカラーと専用装備を備えた「コーディネートスタイル」が2020年より追加されています。
買取においては、N-BOX・N-BOXカスタム共にベンチシート仕様の「G・LHonda SENSING」が多い傾向です。N-BOXカスタムはN-BOXに比べ、ターボ車も多く取引されています。
初代モデル同様、買取価格に差が出る要因は年式・走行距離・グレード・ボディカラー・装備内容です。
走行距離は「1年1万km」を標準に見られるため、年間1万km以上走行している車両は年式が新しくても評価が下がるでしょう。
ボディカラーは「パールホワイト系」「ブラック系」の人気が高く、他のカラーに比べ査定額が高くなる傾向にあります。シルバーやグレー系は定番色ほどの査定額は付かないものの、一定の人気があるため大きく値下がりすることはないでしょう。
2代目N-BOXは、グレードによる装備面の大きな違いはありません。しかし、プラズマクラスター付きのエアコンはグレード別装備、右側パワースライドドアはグレードによってオプション装備となるため、装備が充実した車両ほど高く評価されるでしょう。
初代モデルの特徴
初代N-BOXは、2011年12月に販売を開始しました。当時の軽自動車としては最小となるエンジンルーム長を生かした室内長、センタータンクレイアウトが生み出す低床設計により、軽自動車とは思えない広い室内を実現しています。
室内サイズは長さ2,180mm、幅1,350mm、高さ1,400mmです。室内長は軽自動車最大級となり、どの席に座ってもゆったりと過ごせます。前席と後席の間隔はミニバンに匹敵するほどの余裕があるため、身長170cmを超える方でも足を組んで乗車可能です。
後席には跳ね上げ式のシートが採用されており、シートを上げることで背の高い荷物はもちろん、A型ベビーカーも折り畳まずに収納できます。後席は跳ね上げだけでなく前にも倒せるため、用途に合わせたさまざまなシートアレンジが可能です。
後席のスライドドアには両面スライドドアが採用され、64cmの開口幅により乗り降りと荷物の出し入れが簡単に行えます。
グレードライアップは、標準グレード「N-BOX」と、カスタムグレード「N-BOXカスタム」の2種類です。一部の年式を除き、それぞれにNA車とターボ車、FF車と4WD車が設定されています。
2012年12月には、ホンダアクセスによるコンプリートカー「N-BOX Modulo X」が追加されました。
買取の傾向としては、N-BOX・N-BOXカスタムどちらも「G」「G・Lパッケージ」「特別仕様車 SSパッケージ」が多く、ターボ車よりもNA車のほうが多く取引されています。
買取相場は年式・走行距離・グレードによって変わり、年式であれば新しいほど、走行距離であれば短いほど、グレードであれば上級グレードほど高くなります。
初代モデルの一部は発売から10年以上たつため、年式が古いモデルは100万円以下の取引となるでしょう。ボディカラーは、N-BOX・N-BOXカスタム共に定番色である「パールホワイト系」「ブラック系」に人気が集まっています。N-BOXカスタムについてはパープル系も人気があることから、これらのカラーは買取価格が高くなる傾向です。
この他、装備内容でも評価が変わります。両側電動スライドドアや純正ナビ、2013年のマイナーチェンジで追加された「あんしんパッケージ」など、オプション設定となっている装備を装着した車両は、非装備の車両に比べ買取価格が高くなるでしょう。
N-BOX のトリビア
N-BOXの概要
N-BOXは「日本にベストな新しい乗り物」を目指し、室内の広さと快適性、経済性を重視して開発されました。
初代モデルから現行モデルまで、ホンダの哲学でもある「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」が生かされ、軽自動車とは思えない広い室内を実現しています。
2021年4月~2023年3月までの登録車を含む国内販売台数1位、2024年度上半期の登録車を含む国内販売台数1位など、日本一売れている車ともいわれるベストセラーモデルです。
N-BOXの名前は、1967年に発売されたホンダ初の軽自動車「N360」に由来します。この他にも「NEW」「NEXT」「NIPPON」「NORIMONO」に共通する「N」を用いて、時代を切り開いたN360のように新しい時代を築くという思いが込められました。
N-BOXの魅力
N-BOX最大の魅力は、センタータンクレイアウトによる広い室内です。通常の車は後席または荷室の下に燃料タンクが設置されますが、N-BOXの燃料タンクは前席の下に設置されています。
燃料タンクが後ろから前に移動することで使える空間が広くなり、燃料タンクが中央に来ることで安定した走行が可能となりました。
また、床が低くなることで乗り降りと荷物の積み降ろしが楽に行え、女性でも自転車を簡単に載せられます。
リアシートは、ずらす・倒す・跳ね上げが可能な「チップアップ&ダイブダウン機構付きスライドリアシート」です(スロープを除く)。左右別々に動かせるため、荷物や用途に合わせたシートアレンジを楽しめます。
充実した安全装備もN-BOXの魅力です。N-BOX・N-BOXカスタム・N-BOX JOY全てに「Honda SENSING」が標準装備され、現行モデルには「急アクセル抑制機能」と「近距離衝突軽減ブレーキ」も標準装備となりました。
N-BOXのデザイン
N-BOXのデザインは、タイプによって大きく異なります。ベーシックモデルのN-BOXは、シンプルで親しみやすいデザインが特徴です。ヘッドライトとフロントグリルに丸穴デザインを採用し、上品な中にも暮らしに寄り添う身近さを表現しています。
N-BOXカスタムは「誇り」をテーマにしたデザインが特徴です。従来モデルにあった威圧感は薄れ、品格と高級感を感じさせます。N-BOXと大きく異なるのは、フロントグリルとヘッドライトのデザインです。
N-BOXカスタムは立体感のあるフロントグリル、横一文字のヘッドライトが採用されました。また、ヘッドライトは「ダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライト」がホンダで初めて採用されています。
N-BOX JOYは、アウトドアに適したデザインが特徴です。立体感のあるヘッドライト、力強さを感じるフロント・リアバンパーやドアガーニッシュなど、さまざまな専用装備を備えています。
N-BOXのスペック
N-BOXは、軽自動車の中でも高い人気を誇る「スーパーハイトワゴン」に属します。N-BOXのサイズスペックは以下の通りです。
・ボディサイズ:全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,790mm~1,815mm
・室内サイズ:室内長1,830mm~2,125mm×室内幅1,350mm×室内高1,400mm
・車両重量:910kg~960kg
・最小回転半径:4.5m~4.8m
軽自動車は「全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下」と定められているため、どのサイズも規格目いっぱいで作られています。
室内も空間を最大限に使われており、大人4人がゆったり座れるだけでなく、小さな子どもであれば立ったまま着替えが可能です。
最小回転半径は4.5m~4.8mとなり、グレードによって数値が異なります。
N-BOX・N-BOX JOY・N-BOXカスタム スロープのFF車は4.5m、N-BOXカスタムのFF車は4.7m、全タイプ共通で4WD車は4.8mです。最も大きい4.8mでも、狭い道や駐車場での方向転換をスムーズに行えます。
N -BOXのライバル車は、スズキ スペーシア・ダイハツ タント・日産 ルークス・三菱 eKスペースです。規格があるためボディサイズは全て同等ですが、室内サイズは変わってきます。
N-BOXの室内はライバル車よりも少し狭くなりますが、最も広いスペーシアと比較しても45mmしか変わりません(スロープを除く)。
N-BOXのグレード
N-BOXは2代目モデルまでグレード数がたくさんありましたが、現行モデルのラインアップは非常にシンプルです。
N-BOXは3種類、N-BOXカスタムは大きく5種類、N-BOX JOYは大きく2種類用意されています。全タイプのグレードラインアップは以下の通りです。
【N-BOX】
・N-BOX
・N-BOX ファッションスタイル
・N-BOX スロープ
【N-BOXカスタム】
・N-BOXカスタム
・N-BOXカスタム ターボ
・N-BOXカスタム コーディネートスタイル(モノトーン)
・N-BOXカスタム コーディネートスタイル(ツートン)
・N-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル(モノトーン)
・N-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル(ツートン)
・N-BOXカスタム スロープ
【N-BOX JOY】
・N-BOX JOY(モノトーン)
・N-BOX JOY(ツートン)
・N-BOX JOY ターボ(モノトーン)
・N-BOX JOY ターボ(ツートン)
N-BOXはベーシックなモデルとなり、現行モデルの中で唯一ターボ車の設定がありません。
ファッションスタイルは、ドアミラー・ドアハンドル・ホイールキャップにオフホワイト塗装が施されたグレードです。淡い色から濃い色までそろうN-BOXのボディカラーとは違い、全体的に優しい色合いが設定されています。
N-BOXカスタムはN-BOXをベースとしたカスタムモデルで、NA車とターボ車の選択が可能です。
コーディネートスタイルは、ダーククロームメッキ塗装のフロントグリルやドアハンドルなどの専用装備を備え、モノトーンカラーとツートンカラーが用意されています。
N-BOX JOYはアウトドアを意識したグレードです。N-BOXやN-BOXカスタムのようにスタイルパッケージは用意されていませんが、ギア感を高めた「アクティブフェイスパッケージ」がディーラーオプションで用意されています。
N-BOXのエンジン
N-BOXはNA車とターボ車の2種類があり、どちらにも水冷直列3気筒DOHCエンジン(S07B型)が搭載されています。
S07B型エンジンは、軽自動車X用に開発された「i-VTECエンジン」です。シビック typeRにも採用されているVTEC技術にVTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)を組み合わせ、ロングストローク化を行うことで高出力でありながら低燃費を実現しています。
NA車のエンジンスペックは、最高出力58PS/7,300rpm、最高トルク65N・m/4,800rpmです。
ターボ車には、必要に応じて過給圧をコントロールする「電動ウェイストゲート」が搭載されています。ターボ車のエンジンスペックは、最高出力64PS/6,000rpm、最高トルク104N・m/2,600rpmです。
N-BOXの燃費性能
現行のN-BOXは、燃焼効率の高いエンジンを採用することで低燃費を実現しています。
カタログ燃費(WLTCモード)はグレードとターボの有無、駆動方式で変わり、パワートレーンと駆動方式で見ると、最も低燃費なのはFFのNA車です。
FFのNA車ではN-BOXの21.6km/Lが最も低燃費となり、21.5km/LのN-BOXカスタム、21.3km/LのN-BOX JOYと続きます。
4WD車はN-BOX・N-BOXカスタムの19.4km/Lが最も低燃費となり、次いで19.3km/LのN-BOX JOY、19.1km/LのN-BOX スロープ、19.0km/LのN-BOXカスタム スロープです。
ターボ車は、FF車であればN-BOXカスタム ターボの20.3km/Lが最も低燃費となり、N-BOX JOY ターボは20.2km/Lです。4WD車は、グレード関係なく18.4km/Lとなっています。
N-BOXのボディカラー展開
N-BOXはグレードによってボディカラーのラインアップが変わります。
N-BOXはプラチナホワイト・パール、クリスタルブラック・パール、プレミアムサンライトホワイト・パールをはじめとした全8色で、ツートンカラーはありません。
8色のうち3色が有償カラーとなり、色によって3万3,000円~5万5,000円(税込み)の追加費用が必要です。
N-BOX ファッションスタイルはオータムイエロー・パール、フィヨルドミスト・パールなどの全3色となり、N-BOX同様ツートンカラーはありません。有償カラーの設定はなく、全て無償で選べます。
N-BOXカスタムはプラチナホワイト・パール、ミッドナイトブルービーム・メタリック、プレミアムサンライトホワイト・パールをはじめとした全6色で、ツートンカラーはありません。
クリスタルブラック・パールを除く5色が有償カラーとなり、色によって3万3,000円~5万5,000円(税込み)の追加費用が必要です。
N-BOXカスタム コーディネートスタイルはスレートグレー・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリックをはじめとした全6色で、それぞれにブラックを組み合わせたツートンカラーが用意されています。有償カラーは4色となり、いずれも2万2,000円(税込み)の追加費用が必要です。
N-BOX JOYはモノトーン2色と、ボタニカルグリーン・パール&ブラック、デザートベージュ・パール&ブラックをはじめとした5色のツートンカラーが用意されています。有償カラーはモノトーンのプラチナホワイト・パールのみとなり、3万3,000円の追加費用が必要です。(2024年10月時点の情報)