「はじめての愛車」に関する調査
一度でも車を所有したことのある方なら、誰もが「はじめての愛車」を所有したことがあるはずです。しかし、誰もが経験していながら、その選択の理由や経緯、所有期間などはさまざま。そんな「はじめての愛車」について、アンケート調査をおこないました。
■はじめに
はじめてに限らず、車を購入する際には新車か中古車か、重視するポイントや予算など、さまざまな選択肢がありますよね。その時の状況や欲しい車種、そして今まで所有してきた車から得た教訓などによって、皆さんは“車選びの経験値”を積んでいくのだと思います。
しかし、そんな経験値がゼロの状態……そう、はじめての愛車選びでは、どのような理由で購入を決定するのでしょう? そして、どれくらいの期間所有し、どういった理由で手放すのでしょうか?
今回、ネクステージでは1101名の方(男女比 55:45)にアンケートを実施。はじめての愛車についての調査をおこないました。そして、その結果から見えたのは、まさに十人十色の「カーライフのはじまり」でした。
■調査概要
調査内容:「あなた自身」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年3月13日~
有効サンプル数:20~70歳の男女1101名
■調査結果のサマリー
はじめての愛車を購入する際の最初の問題は「新車か中古車か?」。アンケートの結果は新車が多かったのですが、決して圧倒的ではなく、中古車をさまざまな手段で購入する方も多いようでした。
また、所有期間も5年以内が多かったとはいえ、回答は比較的バラバラで、購入価格帯も同様に幅広い回答となりました。
質問全般に渡り、突出した回答がなかったのが印象的な今回の調査。はじめての愛車選びということで、いろいろな方がいろいろな意見を持って購入に挑んだということがわかります。
■調査結果
40%超の方がディーラーで新車を購入
最初の質問は「はじめての愛車をどのようにして入手したか」というもの。
もっとも多かったのは「自身で新車を購入(ディーラー)」で41.5%。これだけなら新車が突出しているイメージですが、「自身で中古車を購入(ディーラー以外)」が15.3%、「自身で中古車を購入(ディーラー)」が10.7%と、中古車が続きます。
結果、新車が54.6%、中古車が44.1%と、その差は10.5ポイントに収まりました。
新車といえばディーラーで購入するのが定石。対して中古車にはさまざまな購入ルートがあるため、回答にバラツキが生まれました。そのため、グラフを一見したときの印象(新車が圧倒的)と実情(中古車も多い)との差に繋がったようです。
決め手は「価格」と「デザイン」
回答の1/3超を占めたのが「価格(33.8%)」。はじめての愛車に限らず、やはり予算は重要なポイントのようです。次に「色、デザイン」が24.6%を占めました。
対して、「馬力(パワー)(1.0%)」や「駆動(0.9%)」といった性能面に関する回答に支持は集まりませんでした。また、「税金(0.8%)」や「自動車保険料(0.2%)」など、維持費に関する項目も回答率が低かったのが印象的です。
他には「大きさ、広さ(10.7%)」や「メーカー、ブランド(6.6%)」が高い支持を得ています。
安心して、長く乗るなら「新車」を選択
「故障やトラブルの心配が少ない(27.2%)」がもっとも多い回答でした。車を所有するうえで故障は心配ですが、それが「はじめての愛車」となればなおさらです。新車ならたしかに不安は少なく、選ぶ理由としては妥当といえるでしょう。
また、「長く乗るつもりだから」が22.4%で2位。しかし、実際にどれくらいの期間乗ったのかが興味深いポイントです!
3位は21.3%で「『新車』という満足感」。やはりはじめての愛車は「ピカピカであって欲しい!」、そんなオーナーの声が聞こえてきそうな結果でした。
ところで「故障やトラブルの心配が少ない」が多かったのに対し、同じくトラブル時の安心に繋がる「購入時の保証が充実」が8.0%と奮わなかったのは、気になるポイントです。
予算が厳しくて、運転技術に不安があれば「中古車」を選択
中古車を選ぶ理由の第一はやはり予算でした。「新車より割安感があった(26.6%)」と「欲しい車種の新車は予算的に厳しい(21.8%)」を合わせると、実に48.4%もの解答率を占めます。
また「はじめての車でぶつける心配があった」も23.3%と高回答率です。新車でいきなりぶつけるのはショックだからということで、「まずは中古車」と選ばれることも多いようです。
Q3では27.2%の方が「故障やトラブルの不安が少ない」という理由で新車を選びましたが、今回の質問では8.1%の方が「故障やトラブルの不安は感じない」と回答しました。新車派と中古車派の考えの違いが出た結果といえるでしょう。
また、一般的には新車は納期がかかるものです。そのため「車がすぐに必要なために中古車にした」という方が11.8%いる点にも注目です。
所有期間はさまざまで、10年越えも約15%あり
もっとも多かったのは「5年以内」の21.1%ですが、突出しているわけではなく、他の回答も頭並びでした。「3年以内」が15.0%で、「8年以内」が14.1%、「2年以内」が10.1%と、回答が幅広く分布する結果となりました。
また「10年越え」という長期間所有していた方が14.7%いる反面、「3ヶ月以内(1.7%)」、「半年以内(3.6%)」、「1年以内(6.6%)」という短期間で手放してしまった方が11.9%いることも注目したいポイントです。
250万円までがコアゾーン
新車、中古車、さらに車種もさまざまなので、当然価格帯もバラバラになるかと思いましたが、250万円までが全体の72.5%を占める結果となりました。はじめての愛車ということで、購入時の平均年齢はおそらく若いでしょうし、データのなかには当然中古車も入るので、全体的に低くなったのでしょう。
また、「(Q4)はじめての車でぶつける心配があった」と考えている方も一定数いるため、あえて安い車を購入したという方もいるのだと考えられます。
しかし、そうはいっても「50万円以下」が13.1%もあるのは驚きです。中古車だと思われますが、グッと価格を抑えた車両を購入した方が多いようです。
車検やトラブルが買い替え時
もっとも多い回答は「他に欲しい車ができた」で21.0%におよびました。次に「車検の時期が来た(18.3%)」、「不具合やトラブルが増えた、壊れた(17.4%)」と続きます。
「はじめての愛車」ならではの特殊な理由ではなく、一般的な買い替え時の理由と大きな差異はないようです。
やはり車検やトラブルは、買い替えのタイミングとしては最適なようです。
■まとめ
今回は「はじめての愛車」についての調査を実施しました。
調査を通じてわかったことは、新車をディーラーで購入した方が多い反面、中古車はさまざまな手段で購入できるということ。ディーラーや中古車販売店、個人売買や知人から譲り受けるなどがあり、結果、中古車を購入した方も全体の44.1%にのぼりました。
ちなみに新車を購入した方は合計で54.6%です。
そうすると気になるのが、車両の購入価格。新車が半数以上を占めるので、平均値も高いと思いきや……250万円以下で70%以上を占める結果となりました。
おそらく購入時の平均年齢は低いため、新車でも高級車や大型モデルではなく、コンパクトカーや軽自動車などが多かったのだろうと予想できます。
車のオーナーであれば誰もが通る「はじめての愛車」には、きっとそれぞれに思い出があるころでしょう。同様に、アンケートによって見えてくるデータもまた、個々の思い出に劣らない、実に興味深いものとなりました。
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