ローンの残ってる車は
売ることができるの?
高価買取してもらいやすい車とは?
ローンで車を購入したものの、生活環境が変わったために
手放したいと考える方もいるでしょう。
なかには、そのようなケースでも買取をして
もらえるのかと疑問に感じる方も
いるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ローンの残っている
車の売却についてご紹介します。
さらに、高価買取が期待できる
車の傾向についてもみていきましょう。
この記事を読めば、ローンの残った
車の売却方法や高価買取するための
コツを知ることができます。
車売却のPOINT!
- ローンの残っている車でも売却は可能。
売って得たお金はローンの返済に活用しよう! - 売却の際には業者との相談が大切。
また、所有権留保の解除や移転登録の手続きが必要になる! - 車の売却を検討するときには、売ったあとのことを考えておくことが重要。
ローン残債や売却後の移動手段もしっかりと決めておこう!
目次
ローン残ってる車を
売ることは可能
結論からいえば、ローンが残っていても車の売却は可能です。
ただし、厳密にはローンの支払いを済ませてから売ることになるため注意しましょう。
ローンで買うときには、車自体が担保です。そのため、自分が所有者となるためには、支払いを終わらせなければなりません。
車を買取してもらうと、買取金をもらうことができます。買取金が多ければ、返済にあてることもできるでしょう。
たとえば、新車価格が300万円の車をローンで購入し、残り100万円分のローンが残っているとします。
そこで買取してもらうために査定に出したところ、査定価格が130万円になりました。
この場合は、査定価格の130万円をローンの返済にあてることができます。
支払いが終了すれば、担保の解消が可能です。
ローン残ってる車を売るなら知っておきたい!
高価買取してもらいやすい車について
車が高く売れるとローンを完済できる可能性が高まります。
そのため、車を購入するときには高く買取してもらえる車を選ぶのがおすすめです。
ここでは、高価買取してもらいやすい車を購入するために押さえておきたい6つのポイントをご紹介します。
同じ車種でも買取価格が異なるケースもあるため覚えておきましょう。
車を購入するときや愛車を維持するときに、ぜひ参考にしてください。
POINT 01
人気車種
高価買取を期待できる車を購入するときには、車種に注目しましょう。車種によっては人気が高く、中古車としての需要がある車もあります。そのような車は高価買取も期待できるでしょう。
新しいモデルが登場すると新車に乗り替える傾向があるため、買取価格が大きく下がることがあります。乗っている車が現行モデルで人気の場合はモデルチェンジ前の売却がおすすめです。
POINT 02
純正パーツが
一通りそろっている車
社外パーツと純正パーツの車を比較した場合、純正パーツの車のほうが買取の評価は高くなるでしょう。理由は、中古車を購入する方の多くが、社外パーツのついた車より純正パーツのついた車を選ぶ傾向にあるからです。
また、社外パーツ品は、価値を適切に判断してもらえないことがあります。そのため、将来的に売却を考えて車を購入したあとに社外パーツに替える場合は、純正パーツを保存しておきましょう。
POINT 03
年数が経ち過ぎていない車
新車に近い状態の車の買取価格が一番高く、年数が経過すると下がっていきます。そのため、高価買取を意識して車を購入するときには、新車か年数の経過していない中古車を選びましょう。
5年以上経過すると、買取価格が新車の購入価格の半分以下になるため注意しましょう。車を手放したいと思ったときには、早めに売ることをおすすめします。
POINT 04
人気の色
ボディカラーは買取価格に影響し、同じ車種でも買取価格が変わることもあります。日本では、黒や白、グレーなどのカラーが人気です。反対に赤や黄色のような原色はあまり人気がないため、買取価格が下がる傾向にあります。ローンの残っている車を手放すときには、ボディカラーもチェックしておきましょう。
例外として、フェラーリなどの特定の車については、赤などの車種のイメージに合ったカラーのほうが買取価格は上がります。
POINT 05
修復歴のない車
修復歴のない車のほうが、修復歴のある車よりも買取価格は高い傾向にあります。とくに、クロスメンバーやフレームなど、車の骨格部分を修復していたり、エアバッグが開いた形跡があったりすると買取価格は大きく下がるため注意しましょう。
一方で修復を経験していても、ドアのへこみやバンパーの傷の修復については買取価格に大きく影響することはありません。
POINT 06
車検が残っている車
車検のタイミングで車を手放す方も多くいますが、車検の有無によって買取価格に数万円程度の差が出ることもあります。そのため買取価格をアップさせたい場合には、車検を長く残すようにしましょう。
自分で車検を通してから車の買取をしてもらう方もいます。1回目の車検の場合は、点検費用と税金だけで済むこともありますが、2回目以降の車検の場合には、パーツの交換や修復が必要な場合もあるためどちらが得になるかの確認が大切と覚えておきましょう。
ローン残ってる車を売る際の段取り
ローンの残っている車を売却する際には段取りに注意しましょう。
通常の車の売却とは異なり、所有権留保の解除の手続きが必要です。
また、車の売却価格によっては、売却したあとでもローンが残る場合があります。
その場合には、その後のローンの支払いに関する手続きを行わなければなりません。
ここでは、ローンの残っている車を売る際の3つの段取りについてまとめました。
業者と売却の相談
ローンの残っている車を売却するときには、まず買取業者にその旨を伝えましょう。業者によっては、ローンの残債や返済のサポートを行っているところがあります。
また、返済に関する具体的なアドバイスをもらうこともできるでしょう。
査定をしてもらったときに希望の金額よりも下回っている場合は、複数の業者に査定を依頼してもよいでしょう。買取業者によって強いジャンルが異なることもあるので、金額が変わる可能性があります。複数の業者に相談すると、高い査定金額を提示するところもみつかるかもしれません。
所有権留保の解除
ローンが残っている車を売却するときには、所有権のチェックが必要です。自分名義になっている場合は、自由に車を売却できます。しかし、ローンが残っている車は自動車販売会社やローン会社の名義になっていることが多く、自由な売却はできません。そのため、車を売却できる状態にするために、所有権留保を解除する必要があります。
所有権留保を解除するには、以下の3つの手順が必要です。
・自動車税の完納
・所有権解除書類の取得
・移転登録の手続き
なお、所有権解除書類の取得には、委任状や車検証のコピー、納税証明書やクレジット会社からの承諾書と完済証明書、印鑑証明書などが必要です。買取業者のなかには、所有権留保の解除のためのサポートを行っているところもあります。
売却して残ったローンの返済
買取金額は、車種や年式によって大きく異なります。そのため、所有していた車によっては、買取金額がローン残債よりも少ない場合もあります。
利用する買取業者によっても異なりますが、売却してもローンが残った場合には、業者に不足分を支払うか新たな返済ローンを組むかのどちらかを選択しなければなりません。新たに組むときには、毎月の収入と支出のバランスを把握して返済を続けていく必要があります。
ローン残ってる車を売る際の注意点
ローンが残っている車を売る際には、移転登録の手続きに注意しましょう。
移転登録をする場合には、必要な書類をあらかじめ用意しておく必要があります。
書類のなかには、役所での手続きが必要なものもあるため、事前にチェックしておきましょう。
また、移転登録は買取業者が行うのが一般的ですが、その際には登録のための費用がかかることを覚えておきましょう。
移転登録のための書類を
用意しないといけないこと
自動車検査証
車を売却する場合には、自動車検査証が必要です。有効期限内の自動車検査証が必要になるため確認しておきましょう。
譲渡証明書
国土交通省のホームページからダウンロードできます。また、最寄りの運輸局での入手も可能です。譲渡証明書には所有者の実印の押印が必要です。
印鑑証明書
印鑑証明書は、発行後から3か月以内のものでなければなりません。印鑑証明書は、市町村役場で入手できます。
委任状
当事者が申請を行えないときに、指定した代理人に権限を与える書類のことです。業者に売却する場合には、委任状を用意します。
移転登録のための費用を
用意しないといけないこと
移転登録手数料
移転登録をする場合には、500円の移転登録手数料が必要です。運輸局で印紙を購入してから手数料納付書に貼り付ける必要があります。
なお、移転登録手数料については、買取業者が負担するところもあるため確認しておきましょう。
代行手数料
買取業者に移転登録を依頼する場合には、代行手数料がかかります。業者によっても金額は異なりますが、1万円~1万5,000円が必要です。どのくらいの費用がかかるのか不安な場合は、あらかじめ業者に聞いておきましょう。
ローン残ってる車を売るのを済ませた後に必要な行動
ローンの残っている車を売却したときには、残債のチェックが重要です。
売却金額でローンが完済できなかった場合は、残債の返済方法を検討しなければなりません。
また、車を手放すことによる生活の見直しが必要なこともあります。
売却した車の残債がある場合、以下の3つの点に注意しましょう。
完済までの目途を見直すこと
車を売っても残債がある場合には、完済までの目途を見直してローン返済を続ける必要があります。
ローンを組み直すときには、毎月の返済金額や返済期間を設定します。その際、利用するローンや返済期間によって金利は異なることを覚えておきましょう1%~2%の金利の違いが、数十万円の差に変化します。
手間を惜しむことなく、少しでも負担の軽くなるローンを選択することで健全な返済計画を立てることができるでしょう。
毎月の返済金額の
変更の手続き
ローンの期間を長くすると、毎月の返済金額を少なくできます。一方で、期間を短くすると利息の負担を減らすことが可能です。
そのため、少しでも早く完済したい場合には、返済金額の変更の手続きを検討しましょう。ローンのなかには、毎月の返済金額を自由に変更できるものもあります。そのため、収入に余裕があるときには、返済金額を上げることもよい方法です。
さらに、ローンが残っている途中で一括返済や繰上げ返済が可能なローンもあります。あらかじめチェックしておきましょう。
完済が終わるまで無理な
ローンを新たに組まないこと
ローンの返済を続けているときには、無理なローンを新たに組むことは避けましょう。ローンの支払いをしている方のなかには、ローンの返済が難しくなったために新たなローンを組む方、新たな車を購入するために別のローンを組む方がいます。
そのようなとき、二重の借入が発生するため危険です。ケースによっては、返済不能に陥ることもあります。ローンの完済ができるまでは無理なローンを組んで負担を増やさないようにしましょう。
ローン残っている車を売るだけでなくその後の
移動手段の確保も大切
車を売却するときには、そのあとの移動手段を考えておくことが大切です。
公共交通機関を利用しやすい地域に住む場合には、移動手段を電車やバスに変えることができます。
一方で、そうでない場合には、車に代わる移動手段をとることが難しいこともあるので、あらかじめ慎重に検討しましょう。
ここでは、移動手段に関するおすすめの方法を2つご紹介します。
CASE 01
カーシェアリングをチェック
おすすめの移動手段のひとつとして、カーシェアリングがあります。カーシェアリングとは、登録をした会員が特定の自動車を使用するサービスのことです。
カーシェアリングは、ガソリン代や保険代が利用料金に含まれているので「使った分だけ払い」ができます。また、レンタカーとは異なり、短時間での利用も可能です。さらに、パソコンやスマートフォンから予約ができます。車を手放すときには利用できる距離にあるカーシェアリングをチェックし、車が必要になった時の手段として考えておきましょう。
CASE 02
ローンを上乗せしても問題ない
中古車の購入を検討
仕事や家庭の事情で車が必要になることもあるでしょう。そのような場合には、ローンの上乗せをしても問題ない範囲の金額の車や一括で購入できる車を検討することもひとつの方法です。
ローンを組むときには、月々の生活に影響が出ない程度の予算内にとどめるようにしましょう。また、審査が通らずにローンが組めないというケースもあるため注意が必要です。
ローンを組まないで購入するときには、中古車の販売会社に予算などを決めて相談することがおすすめです。
ローン残ってる車を売るかどうかの相談は
ネクステージがおすすめ
ローンの残っている車の売却については、慎重な検討が必要です。
売却してもローンが残ってしまうと、生活に影響を与えることもあります。
そのため、売却の相談ができる買取業者を選びましょう。
気軽に相談できる業者をお探しであれば、ネクステージをぜひご検討ください。
ネクテージでは、すべてのお客様に満足していただくことをモットーにしています。
買取後のローンの返済方法や新たな中古車の購入についても気軽にご相談ください。
よくある質問
- ローンが残っていても車は売れますか?
- ローン中でも車の売却は可能です。ただし、売却額によって以降の対応が異なります。
売却金がローンの残債より高い場合、買取金額をローンの返済に充てることが可能です。
一方で、売却金がローンの残債よりも少ない場合には、現金による支払いや新たなローンへの組み替えをしなければなりません。スムーズなローンの完済を目指すには、前もって買取相場を把握しておくことが大切です。
- ローンが残っている車を手放す方法は
ありますか? - ローンが残っている車を処分したい場合は、はじめに車の所有者を確かめましょう。所有者が本人の場合、売却・下取り・廃車など希望の処分方法が選択できます。所有者が家族の場合、委任状や印鑑証明を用意すると各処分方法の手続きが可能です。
一方、所有者がローン会社やディーラーの場合、手続きの前に所有権解除の手続きが必要となるため、完済プランを立てて所有権を自分に移せるようにしておきます。ただし、所有者が自分の場合であっても、ローンの契約書に完済前の処分を禁止する内容が含まれている場合は契約違反になってしまうので、手続きを進める前に契約書を確認することが大切です。
- 所有権解除しないと売れない車は
ありますか? - 基本的に、車検証に記載の所有者以外が車を売ることはできません。車を売りたい場合は、所有者の名義変更を必ずしましょう。
- 車ローンを完済した後に名義変更を
しないとどうなりますか? - ローンを完済したとしても自動的で所有者が切り替えられることはありません。所有権解除の手続きをしなければ、引き続きローン会社や信販会社・ディーラーや車販売会社が「所有者」です。
名義変更せずに勝手に車を処分した場合、刑法第253条「横領罪」に問われる可能性がありますので、ローンが完済した際は名義変更を忘れずに行いましょう。
まとめ
ローンの残っている車でも、売却は可能です。
人気の車種であったり、純正パーツがひととおりそろっている車であったりすれば、
高い買取額も期待できるでしょう。
ただし、ローンの残っている車を売却するときには、移転登録の手続きが必要です。
そのため、売却にあたり気軽に相談できる業者を選ぶと安心です。
車の売却を検討しているときには、ネクステージにご相談ください。
買取価格やローンの返済方法についてわかりやすく丁寧にお答えします。
車の売却や購入は、ネクステージにお任せください。