ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

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ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

メルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲンといえば、SUV車好きなら誰もが憧れる1台です。発売当初は「ゲレンデヴァーゲン」や「ゲレンデ」と呼ばれていましたが、1994年よりGクラスが正式な名称となりました。

 

その魅力は各国の軍用車として採用されていたほどの、本格的なオフロードでの走破性能と、メルセデス・ベンツらしい上質なインテリアが採用された室内空間を持ち合わせている点にあります。

 

本稿ではGクラス(ゲレンデヴァーゲン)の歴史や、現行モデルの魅力と各モデルのスペックを紹介します。

 

※目次※

1.ゲレンデヴァーゲンはどのような車?

2.ゲレンデヴァーゲンの歴史を深掘りしよう

3.ゲレンデヴァーゲンは先進と伝統が融合している

4.ゲレンデヴァーゲンの現行モデルは2タイプ

5.ゲレンデヴァーゲンの現行モデルの魅力をチェック

6.ゲレンデヴァーゲンのスペックの比較

7.まとめ

 

■POINT

・初代モデルが1979年に登場したゲレンデヴァーゲンは、軍用車としても採用された実績のある本格的なオフロード性能で、長年人気を集めているモデルである。

・「ゲレンデヴァーゲン」や「ゲレンデ」とは Gクラスの愛称であり、NATOに採用された際に「ゲレンデヴァーゲン」という制式名称が与えられたことに由来している。

・現行型は「G400d」と「AMG G 63グランドエディション」という2種類のモデルのみがラインアップされている。

 

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ゲレンデヴァーゲンはどのような車?

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

「ゲレンデヴァーゲン」とは、メルセデス・ベンツが販売するGクラスの愛称であり、1979年に登場した本格的オフロード性能を兼ね備えた高級SUVです。

 

2018年にフルモデルチェンジが行われ3代目が登場しましたが、初代から大きく変わらないGクラスと一目で分かるエクステリアが特徴です。

 

メルセデス・ベンツが販売する本格的オフロードモデル

メルセデス・ベンツは自動車メーカーとして長い歴史を持ち、現在も高級車メーカーとして多くのユーザーから高い人気を集めています。

 

そのメルセデス・ベンツが製造・販売するGクラスは、1979年に初代モデルが登場し、そこから改良を繰り返し利便性や高級感の高さが向上しています。

 

ラダーフレームやフルタイムAWDシステムの採用によるオフロードでの走行性能と、メルセデス・ベンツらしい重厚な外観や繊細に施されたインテリアが特徴です。

 

ゲレンデヴァーゲンの持つ意味

メルセデス・ベンツ Gクラスがゲレンデヴァーゲンと呼ばれるようになった理由は、初代Gクラスが登場した1979年にNATOに正式採用された際、ドイツ語で「全地形車両」という意味の「ゲレンデヴァーゲン(Gelandewagen)」が制式名称として与えられたことに由来しています。

 

市販する際には、ゲレンデヴァーゲンの頭文字をとって「Gクラス」と名付けられました。そのため、今でもGクラスの愛称として「ゲレンデヴァーゲン」や「ゲレンデ」が広く浸透しています。

 

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ゲレンデヴァーゲンの歴史を深掘りしよう

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

ゲレンデヴァーゲンは1979年の初代モデルの登場から、現行型となる3代目まで愛され続けているロングセラーモデルです。

 

軍用車としても採用されるオフロードでの高い走行性能と、メルセデス・ベンツらしいラグジュアリーな室内空間を兼ね備え、高い人気を集めているゲレンデヴァーゲンの歴史を振り返ってみましょう。

 

1979年:ゲレンデヴァーゲンが登場

初代GクラスであるW460型は、1979年から1990年まで生産されました。この間にも改良が行われ、オートマチックトランスミッションの採用や、パワーウインドウの搭載など日常使いでの利便性を向上させています。

 

日本に正規輸入が開始されたのは1987年と少し遅く、当時は直列4気筒ガソリンエンジン搭載モデルと、直列5気筒ディーゼルエンジン搭載モデルのみのラインアップで、直列6気筒ガソリンエンジン搭載モデルは国内導入されませんでした。

 

1990年:フルタイム4WDを採用

1990年4月には、フルモデルチェンジした2代目モデルが登場しました。この2代目は、現行の3代目が登場する2018年までの28年間販売されたロングセラーモデルです。このモデルから「フルタイムAWD」が採用されます。

 

エクステリアでは、前後のフェンダーにオーバーフェンダーが装着され、ボディ横にはサイドステップが取り付けられ、SUVらしいより力強いシルエットに変わりました。

 

2018年:大幅なアップデートを実施

2018年のビッグマイナーチェンジで登場した現行モデルは、3代目です。エクステリアの変更はほぼないものの、新設計されたラダーフレームや新開発されたサスペンションの採用、約170kg軽量化されたボディと、フルモデルチェンジに近い改良が施されています。

 

また先進の運転支援システム「インテリジェントドライブ」や、コネクテッドサービス「Mercedes me connect」が採用され、走行性能だけでなく安全性や利便性も大きく進化しました。

 

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ゲレンデヴァーゲンは先進と伝統が融合している

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

Gクラスは、呼称変更されて久しい現在でも「ゲレンデヴァーゲン」または「ゲレンデ」と呼んでいる人が多いといわれています。長い伝統をオマージュしつつも、最先端テクノロジーを搭載していることが魅力です。

 

デザイン性・機能性両面において妥協のないこだわりが、ステータスシンボルとして多くの実業家や芸能人から愛されている理由と考えられます。

 

美しさと機能性を兼ね備えたデザイン

ゲレンデヴァーゲンの外観デザインは、オフローダー車とすぐ分かるアイコニックなスクエアフォルムです。ヘッドライトは、丸形でマルチビームLEDが組み込まれています。

 

フロントマスクは、3ルーバーグリル・ボンネット・バンパー・ウインカーなど、どれをとっても存在感のある個性的な雰囲気です。

 

外付けスペアタイヤカバー・大きなホイールアーチなどが印象的なリアデザインは、安定感のあるたくましさが感じられます。

 

ゆとりのある広さや快適な機能

ワイドかつスクエアな印象の内装にも、こだわりが感じられます。最先端テクノロジー搭載の先進コックピットディスプレイは、運転の楽しさを体感できるデザインです。レザーやシルバー加飾などが随所に採用されており、洗練された上質さや心地良さを体感できます。

 

よく聞かれるのは、悪路走破性能が高いオフロード車は、乗り心地が二の次というイメージです。しかし、Gクラスの室内環境はゆとりのある広さで、どのシートに座ってもくつろげる快適性を実現しています。高度な人間工学により磨き上げた機能性・快適性が魅力です。

 

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ゲレンデヴァーゲンの現行モデルは2タイプ

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現行モデルのGクラスには、ディーゼルエンジンを搭載した「G400d」と、235台限定の特別仕様車「AMG G63グランドエディション」の2タイプがラインアップされています。

 

ここでは、G400dとAMG G63グランドエディションそれぞれの特徴について紹介します。

 

G400d

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

G400dは、ドイツでは2019年から、日本では2021年から発売開始されました。現在は、G350dとG550が生産終了となっているため、通常グレードはG400dのみです。3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジンの「OM656」を搭載し、最高出力330PS、最大トルク700N・mを発揮します。

 

内装や装備に関してはG350dと同じです。G350dはハンドル位置が右のみの設定ですが、G400dは左右どちらも選択できます。

 

AMG G63グランドエディション

AMG G63グランドエディションは、2024年に登場したAMG G63をベースとした特別仕様車です。

 

AMGとは、メルセデス・ベンツの市販車をベースに、高級感・高品質・高性能と三拍子そろった「究極のハイパフォーマンスカー」を開発しているチューニングブランドです。

 

AMG G63はGクラスをベースにしているものの、搭載するエンジンは4.0L V8直噴ツインターボエンジン「M177」に変更され、最高出力585PS、最大トルク850N・mを発揮します。

 

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ゲレンデヴァーゲンの現行モデルの魅力をチェック

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

ここまで、ゲレンデヴァーゲンの歴史やモデルラインアップについて紹介してきました。ゲレンデヴァーゲンは初代モデルからコンセプトを変えることなく、利便性や快適性を向上させ長年多くのユーザーに愛されてきました。

 

この項目では、ゲレンデヴァーゲンの現行モデルであり、通常グレードであるG400dの魅力を紹介します。

 

歴史を継承したエクステリアデザイン

ゲレンデヴァーゲンのエクステリアデザインは、初代モデルから大きく変わることなく、一目でゲレンデヴァーゲンと分かるデザインです。

 

現行モデルのエクステリアデザインも2代目とほぼ変わりませんが、ボディの大型化やLEDライトの採用、フロントガラスは平面から湾曲したものに変更されるなど、細かい変更が行われています。

 

またボディ外装の多くがアルミニウム製に変更され、170kgの軽量化を実現しました。

 

快適な空間にこだわったインテリアデザイン

現行モデルとなるゲレンデヴァーゲンのインテリアは、希少な本革やアルミニウム、ウッドトリムやシルバーの加飾など、上質な素材が各所に用いられ、豪華でモダンなデザインへと生まれ変わりました。

 

フロントシートにはシートの高さや角度、前後のスライドなどシートポジションを電動で調整することができるパワーシートが採用されています。シートポジションを3つまで記憶することができるため、ドライバーを交代した際のシート合わせが不要です。

 

先進の安全機能を搭載

現行のゲレンデヴァーゲンには、先進の運転支援システムである「インテリジェントドライブ」が採用されています。

 

主な機能は、渋滞時や高速道路での同一車線走行時にアクセルとブレーキを制御して前走車との車間距離をキープする「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」や、左右後方の死角になりやすい場所を監視する「ブラインドスポットアシスト」です。

 

また、約60km/h以上での走行時に前輪が車線を越えたと判断された場合にステアリングに微振動させてドライバーに警告を行い、反応がない場合には補正ブレーキにより車両を車線内に戻そうと作動する「アクティブレーンキーピングアシスト」も搭載されています。

 

3つのディファレンシャルロックを搭載

ゲレンデヴァーゲンにはフルタイムAWDシステムの「4MATIC」が採用され、さらにフロント・センター・リアのそれぞれにデフが搭載されています。

 

それぞれのデフが電子制御でのデフロック機能も標準装備となっており、フルタイムAWDとディファレンシャルロックでさまざまな悪路から、急勾配や一輪しか接地しないような過酷な地形でも走行可能です。

 

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ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

スペックの違いを把握するために、ボディサイズなどの具体的な数字をチェックしておきましょう。ゲレンデヴァーゲンの場合、エンジンやトルクといったパワートレインが注目したいポイントです。

 

自分が望む条件を具体的に挙げることで、好みのモデルを選びやすくなるでしょう。ここからは「G400d」「AMG G63グランドエディション」の基本スペックと、それぞれの違いについて解説します。

 

G400d

G400dには、3.0L直列気筒ディーゼルターボエンジンの「OM656」が搭載されています。

 

最高出力330PS、最大トルク700N・mを発揮し、現在は生産終了となっている同型エンジンを搭載するG350dと比較すると、最高出力と最大トルクともに向上されている点が魅力です。そのため、G350dよりも力強いトルクフルな走りが体感できます。

ボディサイズ

全長4,660mm×全幅1,930mm×全高1,975mm

ホイールベース

2,890mm

車両重量

2,490kg

ハンドル

左/右

駆動方式

4WD

燃料

ディーゼル

総排気量

2,924cc

トランスミッション

電子制御9速AT

エンジン

直列6気筒ツインターボチャージャー付

最高出力

330PS

最大トルク

700N・m

乗車定員

5人

燃費(WLTCモード)

9.7km/L

※slide →

 

AMG G63グランドエディション

AMG G63グランドエディションは、AMG G63をベースとした特別仕様車です。最高出力585PS、最大トルク 850N・mを発揮する、メルセデスAMG社が完全自社開発した4.0L V8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載します。

 

AMG G63グランドエディションのスペックは、以下の通りです。

ボディサイズ

全長4,665mm×全幅1,985mm×全高1,975mm

ホイールベース

2,890mm

車両重量

2,530kg

ハンドル

左/右

駆動方式

4WD

燃料

無鉛プレミアムガソリン

総排気量

3,982cc

トランスミッション

電子制御9速AT

エンジン

V型8気筒DOHCツインターボ

最高出力

585PS

最大トルク

850N・m

乗車定員

5人

燃費(WLTCモード)

7.3km/L

※slide →

 

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まとめ

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

「ゲレンデヴァーゲン」の愛称で高い人気を誇るメルセデス・ベンツ Gクラスは、軍用車としても採用されたオフロードの走破性能を持つ本格的なクロスカントリーモデルです。

 

1979年の初代モデル登場から改良を重ね、フルタイムAWDや先進の運転支援システム「インテリジェントドライブ」、コネクテッドサービス「Mercedes me connect」を採用し、走行性能と安全性能は進化を続けています。

 

装備や機能が進化する一方で、エクステリアデザインには大きな変更がなく、一目でゲレンデヴァーゲンと分かるデザインが採用され続けているところも魅力といえるでしょう。

 

▼ライタープロフィール

ゲレンデヴァーゲンとはどのような車?4つの魅力を紹介

真鍋裕行

出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。

 

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