ボルボはどこの国のメーカー?ボルボ車の特徴やラインアップを解説!
ボルボは個性的なデザインや充実した安全装備が特徴の海外の自動車メーカーです。テレビCMも放映されていることから名前は広く知られていますが、どこの国で生まれたのか知らない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ボルボの概要についてご紹介します。この記事を読めば、ボルボ車の特徴やラインアップも詳しく把握できるでしょう。ボルボについて詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。
※目次※
・ボルボはスウェーデン発祥の自動車メーカー。過酷な環境に育まれた頑丈で安全性の高い車が魅力!
・ボルボはデザインの美しさも特徴のひとつ。スカンディナビアンスタイルを取り込んだ優美なボディデザインには多くのファンがいる。
・セダン、SUV、クロスカントリーといった豊富なラインアップもボルボの魅力!中古車で買うならネクステージで価格をチェックしよう!
ボルボの生産国はスウェーデンだった!
ボルボは北欧スウェーデン発祥の自動車メーカーです。現在もスウェーデンに工場を持ち、世界中に展開しています。北欧の大地に育まれたボルボはどのような経緯で生まれ、どのような車を販売しているのでしょうか。ボルボの歴史や特徴をご紹介します。
ボルボは北欧ブランド
ボルボの正式名称はボルボ・カーズといい、現在は中国の浙江吉利控股集団の傘下に入っています。スウェーデンのヴェストラ・イェータランド県にある湾岸都市ヨーテボリに本社を置き、1926年に設立されました。カーロゴには堅牢さを表現するアイアンを盛り込んでおり、安全性を追求した車づくりを行うことで有名です。
ボルボの車は安全性が高い
ボルボの本国であるスウェーデンは気候変動が激しい土地柄で、過酷な環境から車の故障が頻発することが問題でした。土地も荒れているので路面状況も悪く、車にとっては厳しい環境です。
ボルボはスウェーデンでも安全に運用できる、頑丈で安全性が高い車を開発するために設立されました。このことからとても安全技術の研究に熱心で、さまざまな安全装備を開発しています。現在では多くの車で採用されている3点式シートベルトも、最初に開発したのはボルボです。
北欧家具のようなデザイン
ボルボの車はすっきりとしたシンプルなデザインでありながら、どこか優美さを感じさせる北欧家具のようなデザインが特徴的です。素材のもち味を活かしたスカンディナビアンスタイルを車のデザインに取り込み、ユニークなボルボスタイルを確立しています。
さりげないデザインの中にも上品な雰囲気が光るボルボのデザインは、多くのファンを獲得しました。
ボルボは日本でも人気がある
ボルボは日本には1960年に上陸しました。1977年には日本におけるインポーターとしてボルボ・カー・ジャパンを設立し、以後さまざまなラインアップのモデルを販売しています。ボルボの車は丈夫なボディやシンプルなデザインから日本でも人気が高く、年配の方も安心して運転できることから古いモデルが走っていることも珍しくありません。
ボルボが日本の国でも人気がある理由
日本でも人気のあるボルボですが、どのような特徴が日本人の心をつかんだのでしょうか。ボルボの車には国産車やほかの輸入車にはない独特の魅力があり、長きにわたって日本人に愛されてきました。こちらでは、ボルボの6つの長所に着目して解説します。
安全装備が優れている
ボルボのイメージとしてまず挙げられるのは、やはり「安全な車」ではないでしょうか。ボルボは創業者が「ボルボの車の設計は常に安全でなければならない」という言葉を残しているほど安全性にこだわりをもっているメーカーです。
ボルボが販売している最近の車には「IntelliSafe(インテリセーフ)」という先進安全技術が装備されており、レーダー波・カメラ・赤外線などを駆使して搭乗者の安全を守っています。機能は19種類にもおよび、細かな配慮が行き届いたシステムで運転をサポートしてくれるシステムです。
走行性能が優れている
ボルボの車は走行性能も優れています。車両本体だけでなく、エンジンやトランスミッションを制御するコンピューターをアップデートすることで車の動力性能を向上させるユニークな装備「ポールスター・パフォーマンス・ソフトウェア」が用意されているのが特徴的です。
ボルボ正規店で最新のROMチューンを受けられるので、古いモデルでも走行性能を強化できます。ソフトウェアの最適化によって最高出力や最大トルクの向上が可能です。
故障が少ない
外車は壊れやすいといわれていますが、ボルボの車は故障しにくいことが特徴です。外車が壊れやすいのは日本の環境が海外で作られた外車に合わないことが主な原因とされていますが、ボルボでは日本製のパーツを多く使用しています。そのため日本でも環境のミスマッチが起こらず、故障しにくい車に仕上がったといえるでしょう。
居住性が高い
ボルボは居住性を高めるために車内の素材にもコストをかけています。人気のXC60はR-Designを除いてコンフォートシートを採用しており、シートサイズは前後上下ともにゆったりとしているため快適な座り心地です。シートヒーターといった快適装備も標準装備しています。
スマートフォンやタブレットのような感覚で操作できる「Apple CarPlay」も搭載し、車の機能や設定を直感的に操作できるので快適にドライブできることも特徴です。
コスパがよい
高級感のある佇まいから高そうにも見えるボルボですが、そのコストパフォーマンスは良好です。ボルボはほかのメーカーでよく見られる「廉価モデル」や「高級モデル」といった考え方に否定的で、ラインアップされているモデルに上下の差はなく好みと用途の違いとしています。
低価格なモデルでも充実した先進安全機能を備えており、高価格なモデルにもひけを取らない安全性が魅力です。低価格な車でもコスト以上のパフォーマンスを実感できるでしょう。
北欧家具のような内装が魅力的
デザインへのこだわりは外観だけではなく、内装にもしっかり発揮されています。北欧家具と評されるシンプルながらも奥深いデザインは内装でも余すことなく振るわれており、ボルボらしさを感じられる独自の世界観を作り出しました。モダンで温かみのある実直なデザインは、これからも人を選ばず世代を超えたファンをつくり続けるでしょう。
ボルボのラインアップを60シリーズで比較
ボルボから販売されている車は多様なバリエーションが展開されているのも魅力です。60シリーズひとつとってもセダン・ワゴン・SUVなど多彩なボディスタイルがあり、好みや用途に合わせて選べます。60シリーズは、ミドルサイズにカテゴリーされるシリーズです。タイプの違いごとにスペックを確認しましょう。
セダン |ボルボ S60
全長×全幅×全高 |
4,760mm×1,850mm×1,435mm |
ホイールベース |
2,870mm |
車両重量 |
1,700kg |
燃料消費率(WLTCモード) |
13.7km/L |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC 16バルブ(インタークーラー付ターボチャージャー)[ガソリン] |
総排気量 |
1,968cc |
最大出力 |
154kW(197ps)/ 4,800rpm~5,400rpm |
最大トルク |
300 N・m(30.6 kgm)/1,500rpm ~4,200rpm |
ボルボ S60は、スカンジナビアンデザインを採用した流麗なボディスタイルと、走行性能を両立させたセダンタイプのモデルです。エンジンの最高出力も197psと高く、力強くダイナミックな走りを実現しました。インテリアには落ち着きのあるアーバン・ウッド・パネルを盛り込み、品性のある特別な空間を演出しています。
クロスカントリー |ボルボ V60
全長×全幅×全高 |
4,785mm×1,895mm×1,505mm |
ホイールベース |
2,875mm |
車両重量 |
1,860kg |
燃料消費率(WLTCモード) |
12.6km/L |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC 16バルブ(インタークーラー付ターボチャージャー)[ガソリン]+電気モーター |
総排気量 |
1,968cc |
最大出力 |
184 kW(250 ps)/5,400rpm~5,700rpm |
最大トルク |
350 N・m(35.7 kgm)1,800 rpm ~4,800rpm |
ボルボ V60クロスカントリーはベースとなったV60よりも全高が高められており、悪路での走破性が向上しているのが特徴です。荒れた路面や雪上でも安定した走行性能を発揮し、オンロード・オフロードを問わずに活躍できるモデルに仕上がっています。
ワゴン |ボルボ V60
全長×全幅×全高 |
4,760mm×1,850mm×1,435mm |
ホイールベース |
2,870mm |
車両重量 |
1,690kg |
燃料消費率(WLTCモード) |
15.4km/L |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC 16バルブ(インタークーラー付ターボチャージャー)[ガソリン]+電気モーター |
総排気量 |
1,968cc |
最大出力 |
145 kW(197 PS)/4,750rpm~5,250rpm |
最大トルク |
300 N・m(30.6 kgm)1,500 rpm ~4,500rpm |
多様性の高い車を探している方には、ボルボ V60がおすすめです。普段の買いものから家族でのレジャーまで、さまざまなシーンで優れたパフォーマンスを発揮してくれる力強い走りが魅力といえるでしょう。ボルボらしく安全機能も充実しており、搭乗者と周囲の安全確保を細かにサポートしてくれます。
SUV |ボルボ XC60
全長×全幅×全高 |
4,710mm×1,900mm×1,660mm |
ホイールベース |
2,865mm |
車両重量 |
1,870kg |
燃料消費率(WLTCモード) |
12.1km/L |
エンジン種類 |
水冷直列4気筒DOHC 16バルブ(インタークーラー付ターボチャージャー)[ガソリン]+電気モーター |
総排気量 |
1,968cc |
最大出力 |
184 kW(250PS)/5,400rpm~5,700 rpm |
最大トルク |
350 N・m(35.7 kgm)/1,800 rpm ~4,800rpm |
ボルボ XC60は、クーペとSUVを合わせたような個性的な外観が特徴的です。丸みのあるボディラインに、これまでとのボルボとは違った印象を受けた方は多いのではないでしょうか。後部シートには子どもが乗ることも想定された造りになっており、ファミリーカーとしてもユースフルな1台です。
ボルボの価格相場をチェック!
魅力的なモデルが多数ラインアップされているボルボですが、購入するにあたって気になるのはやはり価格ではないでしょうか。グレードの違いがどれほど価格差をつけるのかも気になるところです。各モデルのグレードごとの新車価格と中古車価格をご紹介します。販売価格は2022年1月時点でのものです。
セダンモデルの新車価格と中古車価格
グレード |
S60 B4 Momentum |
S60 B5 Inscription |
S60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression |
S60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription |
S60 T8 Polestar Engineered |
車両本体価格 |
499万円 |
624万円 |
624万円 |
694万円 |
919万円 |
S60のスタンダードモデルであるB4 Momentumの車両本体価格は499万円です。パワートレインが強化された上位グレードのS60 B5 Inscriptionは624万円、プラグインハイブリッド車のS60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expressionは624万円、同じくS60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscriptionは694万円で販売されています。
特別限定車のS60 T8 Polestar Engineeredは919万円で販売されていましたが、すでに完売済みです。2022年1月現在、ネクステージでの中古車在庫はありません。
(2022年1月時点での情報です)
クロスカントリーモデルの新車価格と中古車価格
グレード |
V60 Cross Country B5 AWD |
V60 Cross Country B5 AWD Pro |
車両本体価格 |
579万円 |
674万円 |
クロスカントリーモデルのV60 Cross Country B5 AWDの新車価格は579万円です。674万円で販売されているV60 Cross Country B5 AWD Proは、タイヤホイールが大型化されているほか、装備面で違いがみられる豪華仕様となっています。
ProはV60でいうところのInscriptionと考えるとわかりやすいでしょう。ライバルとされるアウディのA4オールロードクワトロに近い値段設定になっていますが、比較すると少し安いところにお得感があります。中古車価格は85万9,000~235万4,000円です。
(2022年1月時点での情報です)
(参考:『V60(ボルボ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ワゴンモデルの新車価格と中古車価格
グレード |
V60 B5 Momentum |
V60 B5 Inscription |
V60 B5 R-Design |
V60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression |
V60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription |
車両本体価格 |
499万円 |
624万円 |
624万円 |
694万円 |
809万円 |
ワゴンモデルのベーシックモデルV60 B5 Momentumの販売価格は499万円です。タイヤホイールやインテリアが強化されているV60 B5 Inscriptionが624万円で販売されています。
V60 B5 R-Designが624万円です。V60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWDはInscription Expressionが694万円、充実した装備のInscriptionは809万円という価格になっています。
プラグインハイブリッドはコンセントから直接車載バッテリーに給電できるハイブリッドカーで、従来のハイブリッドカーと比べて電気走行できる時間が大幅に向上しています。
(2022年1月時点での情報です)
(参考:『V60(ボルボ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
SUVモデルの新車価格と中古車価格
グレード |
XC60 B5 AWD Momentum |
XC60 B5 AWD Inscription |
XC60 B6 AWD R-Design |
XC60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription Expression |
XC60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWD Inscription |
車両本体価格 |
649万円 |
749万円 |
809万円 |
799万円 |
914万円 |
SUVタイプのベーシックモデルXC60 B5 AWD Momentumは649万円で販売されています。安全機能が追加され、エクステリアの1部を変更したXC60 B6 AWD R-Designは809万円です。
上位グレードのXC60 B5 AWD Inscriptionは749万円となっており、エンジンスペックが異なるXC60 Recharge Plug-in hybrid T6 AWDのInscription Expressionは799万円、Inscriptionは914万円で販売しています。中古車は相場として119万8,000円~279万9,000円ほどです。年式やグレードによって価格は大きく異なるので、希望に沿った車を探してみてください。
(2022年1月時点での情報です)
(参考:『XC60(ボルボ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
ボルボはスウェーデン発祥の車メーカーです。安全性を重視した車を作ることで知られており、これまでに多くの安全装備を開発して業界に貢献してきました。北欧家具のようだと評される優美なデザインも特徴で、シンプルながらも奥深いデザインを世に送り出し続けています。
ボルボの購入を考えているなら、在庫が豊富で信頼できる業者がよいでしょう。ネクステージは在庫が豊富で、充実した保証をご用意しています。また正規ディーラーでもありますので、新型モデルからお手ごろな中古車まで予算に合わせて選ぶことが可能です。ボルボをお探しの際はぜひネクステージをご利用ください。
高品質なボルボ中古車を探す
■世界のクルマを360°画像でチェックする (universe-cars.jp)
■オシャレな輸入車カタログ|supreme_cars
