ルノー カングーにハイブリッドモデルはある?3代目のラインアップや特徴
ルノー カングーは、個性的なデザインと実用性を兼ね備えたフランス車です。2023年に3代目へと進化を遂げましたが、環境への配慮が求められる現代、カングーにもハイブリッドモデルは存在するのでしょうか。
そこでこの記事では、カングーの歴史をはじめ、3代目モデルのラインアップや特徴について紹介します。生まれ変わったカングーが、どのように進化しているのかを見ていきましょう。
※目次※
・ルノー カングーは3代目まで登場しており、初代は2002年に発売を開始している。
・ルノー カングーにハイブリッド車は無く、ガソリン車とディーゼル車が存在する。
・ルノーにはハイブリッド車のラインアップがあり、カングーは電気自動車が登場している。
ルノー カングーの歴史と進化
ルノー カングーは初代モデルが2002年に登場して以来、さまざまな進化を遂げてきました。過去に2度のフルモデルチェンジを経て、2025年1月時点の現行モデルは3代目です。まずはカングーの歴史と進化を見てみましょう。
(参考:『カングー(ルノー)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
初代モデルが登場したのは2002年のこと
ルノー カングーの初代モデルは2002年に登場し、その独特なデザインと高い実用性で大いに注目を集めました。カングーは全長4m未満のコンパクトな5ナンバーサイズにもかかわらず、全高は1.8mで広々とした室内空間となっています。
2009年には2代目ではデザインや機能がさらに進化し、リヤ両側スライドドアやダブルバックドアは先代モデルを継承しています。
2023年には3代目カングーへ生まれ変わった
2023年、ルノー カングーの日本国内モデルは3代目モデルとして新たに生まれ変わりました。これまでのモデルと比べ、運転支援機能が大きく向上しています。新型モデルは「LUDOSPACE(ルドスパス)」という、さらなる遊びの空間を確保するコンセプトに基づき開発されました。
また、3代目カングーには洗練されたデザインとともに、好みに合わせて選べるパワートレインが採用されているのも特徴です。
ハイブリッドはある?ルノー カングーのラインアップ
3代目ルノー カングーのラインアップについて詳しく見ていきましょう。3代目モデルはガソリン車とディーゼル車が用意されており、現行モデルのグレードは2つ展開されています。
ガソリン車とディーゼル車を設定
遊び心あふれる空間を提供することをテーマに開発されたルノー カングーの現行ラインアップには、ガソリン車とディーゼル車の2種類のパワートレインが設定されています。
ガソリン車にはルノー・日産・三菱アライアンスとダイムラーの共同開発による1.3Lのターボエンジンが搭載され、1.5Lのディーゼルターボエンジンにはコモンレール式の直噴インジェクタが備わっています。
現行モデルのグレードは2種類
ルノー カングーの現行モデルには、2種類のグレードが用意されています。「インテンス」と「クレアティフ」です。初めて3代目モデルが発表されたときには、「ゼン」を含む3つのグレードに加え、特別仕様車「プルミエール エディション」も存在しました。
インテンスはボディ同色バンパーの洗練された外観が特徴であり、クレアティフはブラックバンパーで個性を強調しています。
3代目ルノー カングーの特徴
ルノー カングーの現行モデルには数々の魅力が備わっています。エクステリアやインテリアのデザインはもちろん、カングーらしさを感じる荷室まわりの特徴もチェックしておきたいポイントです。ここでは、3代目カングーの特徴を紹介します。
個性を感じるエクステリア
3代目ルノー カングーのエクステリアは、モダンでスタイリッシュなデザインへ進化を遂げています。カングーらしいダブルバックドアはそのままに、フロントフェイスにはCシェイプデイタイムランプとLEDヘッドライトが備わりました。
観音開きのダブルバックドアは開口部が2段階で開くため、狭いスペースでもスムーズに荷物を出し入れできます。
ゆとりのあるインテリアや荷室空間
ルノー カングーのインテリアは、広々とした空間を提供する設計が特徴です。運転席と助手席に加えて、リアシートも大人3人が快適に過ごせるスペースを確保するため3座独立となっています。
オーバーヘッドコンソールやダッシュボードトレイなど、小物の整理に便利な収納スペースも充実しているため使い勝手の良い空間です。また、ラゲッジスペースは5人乗車時で775L、リアシートを倒すと最大で2,800Lまで拡大できます。
2種類のパワートレインをラインアップ
現行のルノー カングーのラインアップには、走りを楽しめる2つのパワートレインが用意されています。
まず、1.3Lのガソリンターボエンジンは、ルノー・日産・三菱アライアンスとダイムラーの協力によって開発され、上位クラスに匹敵する走行力を実現しています。このエンジンは、最大トルク240N・m/最高出力131psを発生させ、スムーズなレスポンスとパワフルな加速が可能です。
ディーゼルモデルでは、1.5Lディーゼルターボエンジンが採用され、最大トルク270N・m/最高出力最高出力116psを発揮します。このエンジンはWLTCモード燃費17.3km/Lとなっており、ガソリンエンジンのWLTCモード燃費15.3km/Lに比べて燃費が優れています。
ルノー カングーにハイブリッドモデルの登場予定はある?
ルノー カングーには2025年1月現在ハイブリッドモデルは登場しておらず、選べるのはガソリン車とディーゼル車のみです。しかし、海外では電気自動車(BEV)が登場しているため、このモデルが日本国内へ導入される可能性はあるでしょう。
カングーの電気自動車は「カングー E-TECH」
欧州では、すでにルノー カングーの電気自動車(BEV)が登場していることをご存知でしょうか。2022年のパロサロンで発表が行われ、2023年には発売が開始されています。
このカングー E-TECHはまだ日本仕様が登場するのか定かではありませんが、外観はフロントグリルなどが若干異なるものの、エンジン車とそれほど変わらないデザインです。
ルノーにはハイブリッド車がある
日本の輸入車市場においてハイブリッド車のラインアップは限られており、ガソリン車とディーゼル車という選択肢はあっても、あまりハイブリッド車は発売されていません。
そのような中で、ルノーは日本市場へハイブリッド車を導入しているメーカーのひとつです。ルノーのハイブリッド車は、アルカナ・ルーテシア・キャプチャーなどのモデルで発売が行われています。
アルカナではルノー独自のフルハイブリッド「E-TECH FULL HYBRID」に加え「MILD HYBRID」も設定されており、走りの好みに合わせて選べるラインアップです。カングーにハイブリッド車が登場するかはまだ分かりませんが、ルノーのハイブリッド車が欲しいときはこれらのモデルを検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ルノー カングーは、多様化する消費者ニーズに応えるためにさまざまな進化を遂げています。ハイブリッドモデルの導入は2025年1月時点ではありませんが、現在ラインアップしているガソリン車とディーゼル車の他に、欧州では電気自動車が発売中です。
輸入車の日本市場でのハイブリッド車の発売傾向はそれほど多くありませんが、ルノーはすでに他モデルのハイブリッド車の発売を行っています。これからの発売情報をチェックしながら、自分のニーズに合う一台を探しましょう。
【この記事の執筆者】
福沢知留
フリーランスとして2017年から活動するライター兼エディター。豪雪地帯で約10年間FRセダンを走らせた経験を持ち、現在は子育てに適したファミリーカーを愛用する3児の母。車への深い愛情と豊富な経験を生かし、複数の車関係メディアで編集を担当するなど数々の記事制作に携わっている。
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