小さいジープが欲しいならレネゲードが最適!小さくても走破性は申し分なし
ジープはアウトドアが好きな人や、ギア感のある車を好む人から人気のあるクライスラー社のカーブランドです。しかし、ジープシリーズは全体的にボディサイズが大きいため、住環境によっては購入を諦めざるを得ないことがあります。
そこでこの記事では、ジープの中でもボディサイズの小さい「レネゲード」の特徴を紹介します。中古車相場やその他のジープシリーズも紹介しますので、希望条件に合ったジープを見つけられるでしょう。
※目次※
6.小さいジープは魅力的だけれど存在感ある大型モデルも見逃せない
・ジープシリーズの中で最もボディサイズが小さいのは「レネゲード」
・レネゲードにはガソリン車とプラグインハイブリッド車があり、どちらもパワフルな走行性能が魅力
・レネゲードを購入する際は、年式とグレードをチェックしよう
小さいジープが欲しいなら「レネゲード」
ジープと聞くと「かっこいい」「大きい」というイメージがあります。存在感は抜群ですが、狭い道路の多い日本ではその大きさが悩むポイントです。しかし、近年は比較的コンパクトなジープも販売されるようになりました。ここでは、ジープシリーズの中で最もコンパクトな「レネゲード」の特徴を見てみましょう。
ジープの中で最も小さいモデルがレネゲード
レネゲードは、2015年にデビューしたスモールSUVです。それまでは「コンパス」がジープの中で最も小さいサイズでしたが、レネゲードが登場したことによりその座を譲りました。レネゲードのボディスペックは以下の通りです。
全長 |
全幅 |
全高 |
4,255mm |
1,805mm |
1,695mm~1,725mm |
国産車で同等クラスとなるのは、ホンダ ヴェゼルやヤリスクロスです。
エクステリアデザイン
レネゲードのエクステリアは、コンパクトサイズであってもジープの伝統をしっかりと受け継いでいます。それがはっきりと分かるのが、フロントの7スロットグリル、丸型のヘッドライトです。台形のホイールアーチからも、ジープのアイデンティティーを感じられます。
エクステリアでユニークなのは、テールランプのデザインです。レネゲードのテールランプには、第2次世界大戦で燃料缶として使われていた「ジェリ缶(ジェリー缶)」をモチーフにした「X」マークが入っています。個性的なスタイリングの中に、ジープらしさが光るエクステリアです。
インテリアデザイン
インテリアは、ブラックを基調としたシックで力強いデザインです。シートは全グレードに柔らかいレザーが使われ、運転席にはランバーサポート付き8ウェイパワーシート、助手席には2ウェイパワーシートを採用しています。運転席・助手席共に、シートヒーターが標準装備です。
リアシートは40:20:40分割可倒式のため、さまざまなシートアレンジが可能です。荷室は高さ調整機能が付いているため、日常生活からレジャーまで用途幅広く使用できるでしょう。
Limitedグレードでは、オプションで前席から後席まで空を見上げられる「デュアルペインパノラミックサンルーフ」を装備できます。
安全性
レネゲードに搭載されている、走行中の安全を守る主な先進安全技術は以下の通りです。
LaneSense車線逸脱警報システム |
車両が車線からはみ出している、または一定時間ステアリングから手が離れた場合に、警報ランプやステアリングを振動させることで注意喚起をする。自動ハンドル補正付き。 |
前面衝突警報 (クラッシュミティゲーション付き) |
他の車両に急接近しそうな場合に、音と光で警告する。再警告後に衝突の恐れがある場合は、自動ブレーキが作動する。 |
アダプティブ クルーズ コントロール |
速度を自動調整し、前方車両との車間距離をキープする。 |
ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション |
前方や側方から車両等が近づいてきた場合に、ドラミラーのアイコンが点滅し、音で知らせる。 |
この他にも、駐車をサポートする「Parkviewリアバックアップカメラ(アクティブグリッドライン表示機能付)」や「ParkSenseリアパークアシスト」が搭載されています。
先進技術
レネゲードには、8.4インチオーディオナビゲーションシステム「Uconnect」標準装備されています。Uconnectは、カーナビ、エアコン、音声認識システムをスマートフォンと同じような感覚で操作できる先進テクノロジーです。
Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しており、電話や音楽などのスマートフォンアプリを車の中でも使用できます。Uconnectの操作は、タッチパネルモニターだけでなく、ステアリングのマルチファンクションスイッチからも可能です。
メーターパネルには、フルカラー7インチマルチビューディスプレーが装備されています。ステアリングのマルチファンクションスイッチから、パフォーマンスや車両アラートなどの表示切り替えが可能です。
燃費性能
レネゲードにはガソリン車とプラグインハイブリッド車があり、エンジンタイプによって燃費性能が異なります。それぞれのカタログ燃費は以下の通りです。プラグインハイブリッド車に関しては、ハイブリッド走行時の数値となります。
|
ガソリン車 |
プラグインハイブリッド車 |
WLTCモード燃費(km/L) |
14.3 |
14.8~16.0 |
レネゲードの燃料は「プレミアムガソリン(ハイオク)」です。そのため、レギュラーガソリンを使用する車に比べ、燃料費が高くなります。
年間走行距離を1万kmとした場合の年間燃料費は以下の通りです。燃料単価については、経済産業省の統計による2023年12月25日の全国平均「186円」を使用しています。
|
ガソリン車 |
プラグインハイブリッド車 |
年間燃料代 |
約13万69円 |
約11万6,250円~12万5,675円 |
小さいボディでもジープならではのパワフルさが魅力
レネゲードはジープの中で最もコンパクトですが、オフローダーらしいパワフルな走行性能を持ち合わせています。
ガソリン車とプラグインハイブリッド車で走行性能の特徴が異なるため、好みや用途に合わせて選びましょう。ここでは、レネゲードの走行性能をガソリン車とプラグインハイブリッド車に分けて紹介します。
ガソリンエンジン
ガソリン車に搭載されているエンジンは、パワーとレスポンスを向上させた「直列4気筒ターボエンジン」です。6速乾式デュアルクラッチオートマチックトランスミションを組み合わせ、より滑らかな走りを実現しています。ガソリンエンジン車のスペックは以下の通りです。
エンジン種類 |
直列4気筒 マルチエア 16バルブ インタークーラー付きターボ |
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
111(151)/5,500 |
最大トルク【N・m(kg・m)/rpm】 |
270 (27.5)/1,850 |
総排気量 |
1,331 |
プラグインハイブリッド
プラグインハイブリッド車には、ガソリン車と同じ「直列4気筒ターボエンジン」を搭載し、高効率の電気モーターを組み合わせています。トランスミッションは、アイシン製 6速オートマチックトランスミッションです。
また、プラグインハイブリッド車には「HYBRID」「ELECTRIC」「E-SAVE」の3つのドライブモードがあり、モードを変えることでエンジンの切り替えができます。プラグインハイブリッド車のスペックは以下の通りです。
|
Limited 4xe |
Trailhawk 4xe |
エンジン種類 |
直列4気筒 マルチエア 16バルブ インタークーラー付きターボ |
|
最高出力 【kW(PS)/rpm】 |
96(131)/5,500 |
132(179)/5,750 |
最大トルク 【N・m(kg・m)/rpm】 |
270 (27.5)/1,850 |
|
総排気量 |
1,331 |
|
フロントモーター |
||
最高出力(kW/PS) |
33.0/45 |
|
最大トルク 【N・m(kg・m)/rpm】 |
53(5.4)/8,000 |
|
リアモーター |
||
最高出力(kW/PS) |
94.0/128 |
|
最大トルク 【N・m(kg・m)/rpm】 |
250(25.5)/2,000 |
|
動力主電池 |
リチウムイオン |
ジープ レネゲードのグレード構成
現モデルのレネゲードには、ガソリン車の「Limited」、プラグインハイブリッドの「Limited 4xe」「Trailhawk 4xe」の合計3つのグレードがあります。
ガソリン車とプラグインハイブリッド車は駆動方式にも違いがあり、ガソリン車は2WD、プラグインハイブリッド車は4WDです。4WDには、悪路走行を可能とするセレクテインシステムが搭載されています。
セレクテインシステムには「AUTO」「SPORT」「SNOW」「SAND/MUD」のモード設定があり、Trailhawk 4xeでは「ROCK」の選択も可能です。また、Trailhawk 4xeには優れたオフロード性能の証となる「Trail Ratedバッジ」がボディに刻まれます。
ジープ レネゲードの中古車相場をチェック
レネゲードは、エントリーグレードの「Limited」でも新車価格は400万円以上です。プラグインハイブリッド車になると600万円を超えるため、簡単には手が出せません。そのような場合は、中古車を検討してみましょう。ここでは、2024年1月時点のレネゲードの中古車相場を紹介します。
年式で選ぶ場合
現在のレネゲードはガソリン車が1グレードしかありませんが、2021年以前のモデルであればガソリン車の選択肢が増えます。
また、レネゲードは2019年のマイナーチェンジでエクステリアが一新されました。その点から2019年以前のモデルがおすすめですが、中でもおすすめなのは200万円以下で購入できる車両が多い「2016年~2018年式」です。
2017年式でも走行距離が3万6,000kmと短いものもあるため、年式と併せて確認してみましょう。
グレードで選ぶ場合
レネゲードには、現行モデルにはないガソリン車「オープニングエディション」と「トレイルホーク」があります。オープニングエディションは、レネゲードがデビューした当時のエントリーグレードです。
オープニングエディションは中古車市場にそれほど流通していないため、現在もある「リミテッド」と、当時の最上級グレードだった「トレイルホーク」をおすすめします。ネクステージで取り扱うそれぞれの中古車相場(税込み)は以下の通りです。
リミテッド |
189万5,000円~282万9,000円 |
トレイルホーク |
179万9,000円~329万9,000円 |
(参考:『ジープ・レネゲード(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジープ コンパスも比較的小さいボディで扱いやすい
レネゲードが登場するまで最も小さいジープだった「コンパス」も、扱いやすい車としておすすめです。
コンパスのボディサイズは全長4,420mm、全幅1,810mm、全高1,640mmとなり、全長がレネゲードよりも大きくなります。全幅と全高はそれほど変わらないため、外観の好みで選んでもよいでしょう。
コンパスはガソリン車のみとなり、2WDモデルと4WDモデルの2グレード設定です。サイズはあまり変わらないものの、排気量は2,359ccとレネゲードと大きく異なります。燃費性能も変わることから、自動車税やガソリン代などの維持費も考慮しましょう。
(参考:『ジープ・コンパス(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
小さいジープは魅力的だけれど存在感ある大型モデルも見逃せない
コンパクトなボディのほうが使いやすいと思っていても、やはり存在感のある大型モデルに惹かれるという方もいるでしょう。ここでは、レネゲードとコンパス以外のジープシリーズを紹介します。モデルごとの情報を整理して、自分好みのジープを探してみましょう。
ジープ コマンダー
コマンダーは、2022年から販売されている3列シートモデルです。ボディサイズは全長4,770mm、全幅1,860mm、全高1,730mmとなり、ミドルサイズに該当します。
コマンダーのエクステリアとインテリアは、ミドルサイズグラスとは思えない上質さです。インテリアにはシートやインパネにレザーが使われ、3列全てにリクライニング機能を搭載しています。エアコンはデュアルゾーン温度調整機能付きのため、どの席に座っても快適です。
コマンダーには、パワフルな2.0Lディーゼルターボエンジンが搭載されています。グレードは「Lmited」のみとなり、駆動方式は4WDです。
(参考:『ジープ・コマンダー(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジープ ラングラー
ラングラーは、ジープの代名詞ともいえる本格オフローダーです。ボディサイズは全長4,870mm、全幅1,895mm、全高1,845mm~1,855mmとなり、ラージサイズに該当します。
ラングラーの特徴であり大きな魅力は、軍用車としてのジープを色濃く残す唯一無二のエクステリアです。圧倒的な悪路走破性とV6エンジン並のパワーを持つ2.0L 直列4気 DOHCターボエンジンにより、高い走行性能を発揮します。
ラングラーには「Unlimited Sahara」と「Unlimited Rubicon」の2グレードがあり、それぞれの違いは装備です。
(参考:『ジープ・ラングラーアンリミテッド(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジープ グランドチェロキー
グランドチェロキーは、ジープの頂点に立つフラッグシップです。モデル2列シートのグランドチェロキーに加え、3列シートのグランドチェロキー Lがあります。それぞれのボディサイズは以下の通りです。
|
全長 (mm) |
全幅 (mm) |
全高 (mm) |
グランドチェロキー |
4,900~4,910 |
1,980 |
1,810 |
グランドチェロキー L |
5,200 |
1,795~1,815 |
グランドチェロキーのインテリアは、フラッグシップらしい上質な空間です。中でも、パレルモレザーシートが採用される「Summit Reserve」は、シートの極上さだけでなく空間にもゆとりを感じられます。
搭載エンジンは、グランドチェロキーが2.0L DOHCターボエンジン、グランドチェロキーLは3.6L V型6気筒 DOHCエンジンです。グランドチェロキーのみプラグインハイブリッド車が用意されています。
(参考:『ジープ・グランドチェロキー(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジープ グラディエーター
グランドチェロキーは、ラングラーをベースとしたピックアップトラックです。ボディサイズは全長5,600mm、全幅1,930mm、全高1,850mmとなり、全長はグランドチェロキーを大きく超えます。
グラディエーターは2列シートを有する「ダブルキャブ」のため、5人まで乗車可能です。インテリアは力強さと上質さを兼ね備えており、UconnectやParkSenseなどの先進技術・安全技術も搭載しています。
搭載エンジンは3.6L V型6気筒 DOHCエンジン、グレードは「Rbicon」のみの1グレードです。
(参考:『ジープ・グラディエーター(クライスラー・ジープ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
レネゲードは、日本の道路事情にマッチしたジープ最小のSUVです。全長4,255mm、全幅1,805mm、全高1,695mm~1,725mmのため、コンパクトSUVを運転したことがある人であれば難なく扱えるでしょう。
現行モデルのレネゲードは新車価格が400万円以上するため、お得に購入するのであれば中古車がおすすめです。その際は、年式・グレード・走行距離を見て相場に見合った金額なのか、金額に合った車両状態なのかを確認しましょう。
【この記事の執筆者】
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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