シトロエンのスポーツカー4選と比較検討される3モデルの計7車種を紹介!
シトロエンは、フランスの自動車ブランドです。シトロエン車はユニークでおしゃれな点が魅力的ですが、スポーツカーをラインアップしていないか気になる方もいるでしょう。シトロエンのスポーツカーを手に入れられれば、特別感を得られます。
この記事では、シトロエンのスポーツカー4車種の特徴を解説しつつ、似たような輸入車を3つ紹介します。各モデルのスペックも把握できるので、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
4.シトロエンのスポーツカー:コンセプトモデル「GTbyCITROEN」
・シトロエンのスポーツカーは、WRCのベースとなるようなコンパクトハッチバックがほとんど
・コンセプトモデルの「GTbyCITROEN」は、市販化が検討されたレーシングカーのようなスーパーカー
・シトロエンのようなハッチバックスタイルのスポーツカーを探している場合は、プジョーやルノーのモデルもおすすめ
シトロエンのスポーツカー:C3
シトロエンと言えば世界ラリー選手権(WRC)をイメージする方もいるでしょう。C3はWRCのベース車両として採用されたモデルです。
ここでは、シトロエン C3の主な特徴と、スペックについて解説します。 現行モデルとしてラインアップしているので、参考にしてください。
C3の概要
世界販売車種のC3は、シトロエンを支える基幹モデルです。2002年に初代が発売され、現行モデルの3代目は110万台以上販売されています。スタイリッシュかつスポーティーな5ドアで、独自の世界観を持つ見た目に魅力を感じる方が多いのではないでしょうか。
エクステリアだけでなく、インテリアの質感も高められており、アクティブでおしゃれなデザインです。エアコンルーバーなど随所に四角の意匠を配置し、アクセントカラーが目を引きます。
スペック
現在販売されているC3は、SHINEのみが通常グレードとして用意されています。スペックについては以下をご覧ください。
グレード |
SHINE |
全長【mm】 |
3,995 |
全幅【mm】 |
1,750 |
全高【mm】 |
1,495 |
最小回転半径【m】 |
5.5 |
ホイールベース【mm】 |
2,535 |
車両重量【kg】 |
1,160 |
エンジン排気量【cc】 |
1,199 |
エンジン最高出力【kW(PS)/rpm】 |
81(110)/5,500 |
エンジン最大トルク【N・m/rpm】 |
205/1,750 |
燃料消費率(WLTCモード)【km/L】 |
17.2 |
(2023年9月時点の情報です)
C3のボディサイズは、全長が4,000mmに収まるコンパクトさです。しかし、全幅が1,700mmを超えているため日本では3ナンバー規格となります。
エンジンは直列3気筒で、1.2Lと小排気量ですがターボチャージャーが搭載されているため、瞬発力のある加速を味わえるでしょう。
シトロエンのスポーツカー:DS3
2023年9月現在、シトロエンはDS3をラインアップしていませんが、2010年に日本で販売開始されたモデルはスポーツカーとしての素質が高い車です。C3と同じくWRCで活躍したラリーマシンのベース車両で、シトロエンを代表する車種と言えます。
DS3の概要
DS3は、3ドアハッチバックの車で、C3とは異なるスタイリングです。ボディ各部は丸みを帯びた造形でまとまっており、低い傾斜のフロントガラスがスポーティーな印象を与えます。Bピラーにはシャークフィンと呼ばれる形状が採用されており、個性的かつスタイリッシュです。
インテリアにおいては、まず3眼のメーターがスポーティーな要素として印象的です。ダッシュボードには光沢のある素材が使用されており、カラーは全部で5色展開されていました。
スペック
2010年発売時、DS3のグレードは2種類用意されていました。ベースとなるグレードは「Chic(シック)」で、上級グレードは「Sport Chic(スポーツシック)」です。
エンジンやトランスミッションが大きな違いとなっていますので、それぞれの仕様は以下をご覧ください。
グレード |
Chic |
Sport Chic |
全長【mm】 |
3,965 |
|
全幅【mm】 |
1,715 |
|
全高【mm】 |
1,455 |
|
最小回転半径【m】 |
5.4 |
|
ホイールベース【mm】 |
2,455 |
|
車両重量【kg】 |
1,180 |
1,190 |
エンジン排気量【cc】 |
1,598 |
|
エンジン最高出力 【kW(PS)/rpm】 |
88(120)/6,000 |
115(156)/6,000 |
エンジン最大トルク 【N・m(kgf・m)/rpm】 |
160(16.3)/4,250 |
240(24.5)/1,400-3,500 |
トランスミッション |
4速AT |
6速MT |
燃料消費率(10.5モード)【km/L】 |
12.5 |
13.7 |
(2023年9月時点の情報です)
ボディサイズに関しては、C3と大きく変わりません。エンジンはスポーツシックがターボチャージャー付きとなっているためハイパワーです。またトランスミッションは6速MTなので、スポーツ走行を楽しみたい方はスポーツシックを狙うと良いでしょう。
シトロエンのスポーツカー:C2
シトロエン C2は、2004年に発売された古めのモデルです。現代的なデザインではありませんが、ボディサイズがC3やDS3よりもコンパクトで、ライトウェイトスポーツカーとして魅力的と言えます。特徴的なポイントやスペックを紹介しますので、参考にしてください。
C2の概要
シトロエン C2が登場したのは、2004年4月です。DS3と同様に3ドアハッチバックを採用しています。ボンネットまで伸びる大型のヘッドライトと、グリルが2段に分かれている点がフロントマスクの特徴です。リヤは、ルーフエンドから削ぎ落とされたデザインをしています。
ラゲッジスペースは実用的な容量と言えませんが、リヤシートを畳んで前方に倒せるダブルフォールディング式となっているため、容量の確保が可能です。
スペック
C2は発売当初、「1.4VTR」「1.6VTR」の2グレードが設定され、トランスミッションは5速ATしか選択肢がありませんでした。ただし、一般的なオートマチックトランスミッションではなく、MTのシフト操作を自動化した「センソドライブ」を採用しています。
MTに乗りたい場合は、2006年に追加された「1.6VTS」が候補となるでしょう。エンジンの最高出力がアップしており、爽快な走りを味わえます。各グレードのスペックについては、以下をご覧ください。
グレード |
1.4VTR |
1.6VTR |
1.6VTS |
全長【mm】 |
3,670 |
||
全幅【mm】 |
1,660 |
||
全高【mm】 |
1,460 |
||
ホイールベース 【mm】 |
2,315 |
||
車両重量【kg】 |
1,040 |
1,080 |
1,100 |
エンジン排気量【cc】 |
1,360 |
1,587 |
|
エンジン最高出力 【kW(PS)/rpm】 |
54(75)/5,400 |
80(110)/5,750 |
90(125)/6,500 |
エンジン最大トルク【N・m(kgf・m)/rpm】 |
118(12.5)/3,300 |
147(15.3)/4,000 |
143(14.6)/3,750 |
トランスミッション |
5速AT |
5速AT |
5速MT |
(2023年9月時点の情報です)
シトロエンのスポーツカー:コンセプトモデル「GTbyCITROEN」
ここまで紹介してきた車種と違い、シトロエンのGTbyCITROENはまったく異なるタイプのスポーツカーです。市販化されていないコンセプトモデルのため、入手することはできませんが、シトロエンのスポーツカーを語る上で見逃せない1台と言えます。
GTbyCITROENの概要
GTbyCITROENは、2008年に開催されたパリモーターショーにて展示された車両です。まるで宇宙船のような見た目で、全高が低くワイドなスタイリングをしています。大径ホイールがよく似合い、ランボルギーニやフェラーリのようなスーパーカーと肩を並べる存在と言えるでしょう。
収益が見込めないなどの理由で、残念ながら市販化されることはありませんでしたが、2023年時点においても古さを感じさせないデザインです。
スペック
2ドアスポーツクーペのGTbyCITROENのスペックが気になる方もいるでしょう。乗ることは叶いませんが、V8ガソリンエンジン出力は640PSと驚異的で、停車状態から時速100kmまでの加速タイムは3秒とスーパーカーに匹敵します。
トランスミッションは、7速のシーケンシャルギアボックスです。全長は4,960mmと大型のボディサイズで、車両重量は1,400kgに抑えられています。
シトロエンのスポーツカーに似た3モデルを紹介
C3やDS3のようなハッチバックスタイルのコンパクトなスポーツカーは、シトロエン以外からも販売されています。シトロエン車とは異なった魅力があるためチェックしておきましょう。ここでは、プジョーから1車種、ルノーから2車種の計3つのモデルについて紹介します。
プジョー 208
シトロエンと同じくフランスの自動車メーカー「ルノー」からも魅力的なコンパクトカーが発売されています。その中で、C3と同クラスのモデルが208です。208のフロントバンパーに設けられたLEDデイライトは、ライオンの牙をイメージしており、独創性があります。
208に搭載されたエンジンは、C3と同様に3気筒の1.2Lガソリンターボで、同等の出力を発揮します。一方でトランスミッションは8速オートマチックトランスミッションとなっており、スムーズな加速が体感できるでしょう。
新車価格は318万3,000円からとなっており、ネクステージにおける中古車相場は67万7,000円~254万5,000円です。(2023年9月時点の情報です)
(参考:『208(プジョー)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ルノー トゥインゴ
同じくフランス生まれのルノーも、独自性のあるコンパクトカーを販売する自動車メーカーです。ルノーのトゥインゴは、3ドアのように見える5ドアハッチバックの車種で、可愛らしい見た目をしています。ボディサイズはC3よりも小さく、狭い道路を快適に走行可能です。
0.9Lのターボエンジンを後方に搭載し、6速ATを介して後輪を駆動します。そのため、独特な乗り味を楽しめるでしょう。MTモデルも用意されていますが、ターボは装着されていません。新車価格は250万円からで、ネクステージにおける中古車相場は110万3,000円~193万8,000円です。(2023年9月時点の情報です)
(参考:『トゥインゴ(ルノー)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ルノー ルーテシア
ルノーのルーテシアは、シトロエン C3やプジョー 208と同クラスのコンパクトカーです。ヘッドライトの形状が特徴的で、目とまつ毛をモチーフとして表現しています。スポーティーで躍動感のある造形が魅力的です。
パワーユニットには、ハイブリッドモデルとガソリンモデルを設定しています。ハイブリッド車はルノー独自のシステムで、低回転域からトルクを感じさせる加速が特徴です。
一方でガソリンモデルはターボチャージャーが装着され、伸びやかな加速が味わえるでしょう。
ルーテシアの新車価格は299万からとなっており、ネクステージにおける中古車相場は83万8,000円~230万5,000円です。(2023年9月時点の情報です)
(参考:『ルーテシア(ルノー)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
シトロエンのスポーツカーは、ハッチバックタイプがほとんどです。現行モデルとしてラインアップしているのはC3のみで、DS3やC2に関しては中古車で探すことになります。どれもシトロエンの魅力が詰まっていますが、他社のコンパクトカーと比較しながら検討することをおすすめします。
そして輸入車のスポーツカーを狙うなら、ネクステージのWebサイトで一度検索してみてください。品質管理された車両を豊富に用意しており、安心して探せるでしょう。
【この記事の執筆者】
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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