高級スポーツカーとして知られるフェラーリの魅力とは?基本情報を紹介
フェラーリはイタリアに本部を構える自動車メーカーです。レーシングカーと高級スポーツカーの製造に特化しており、走行性能やデザイン性に優れたモデルを世に送り出してきました。
F1レースやル・マン24時間耐久レースでは好成績を残していることもあり、フェラーリの特徴や魅力について詳しく知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フェラーリの現行モデルの基本スペックをご紹介します。お得に購入するためのコツも紹介しているので、購入をお考えの方は参考にしてください。
※目次※
・フェラーリはイタリアで誕生した自動車メーカー。1950年からはF1世界選手権にも賛成しており、これまで数々の勝利を収めている
・フェラーリの魅力はハイパワーのエンジンや美しいデザイン。先進の技術を取り入れており、ハイスペックのモデルを販売している
・フェラーリをお得に手に入れたい方には中古車がおすすめ。ネクステージでは全国に約3万台の在庫があり、輸入車やスポーツカーの購入が可能
フェラーリの栄光の歴史を紹介
F1世界選手権においてさまざまな記録を残しているフェラーリですが、誕生はイタリアの小さな街でした。
レーシングカーの開発において先進の技術を有しており、さまざまなレースにおいて素晴らしい成績を残しています。ここでは、フェラーリの創業から現在までの歴史を振り返ってみましょう。4つの項目に分けて、現在までの歩みをご紹介します。
1947年にイタリアで設立
フェラーリの創業者はエンツォ・フェラーリです。イタリア南部のモデナ近郊で生まれたエンツォは、レーシングドライバーを目指すために自動車メーカーのCMNに入社しました。
19歳でテストドライバーに昇格した後、レーシング界の名門であったアルファ・ロメオに移籍します。
レーシングドライバーとして20年間活躍した後、1947年に地元のモデナで自動車メーカーの「フェラーリ」を設立したのです。フェラーリはレーシングチームも兼ねており、打倒アルファ・ロメオを掲げながらスポーツカーの開発を続けました。
1950年にF1参戦
1950年には国際自動車連盟主催によるF1世界選手権がスタートします。スポーツカーの製造や販売で資金を得ていたフェラーリは新たな記録に挑戦するため、F1世界選手権への参戦を表明しました。
フェラーリが初レースに登場したのは第2戦のモナコグランプリです。フェラーリのマシンはライバルのマシンよりもエンジンが非力だったので苦戦を強いられます。その後のレースでも思うような成績が残せなかったフェラーリでしたが、1951年のイギリスグランプリでは初めての優勝を経験します。
フェラーリ250シリーズの登場
新たな資金を獲得するために市販車の販売を始めました。フェラーリ初のプロダクションモデルは「250GTヨーロッパ」です。V型12気筒エンジンを搭載しており、4速マニュアルの仕様になっています。
パワフルなエンジンを搭載したモデルは、ヨーロッパをはじめアメリカや日本のセレブからの人気を集めたのです。
1956年には総排気量が2,953cc、最高出力が176kWの「250GTベルリネッタ」を開発します。ル・マン24時間耐久レースのGTカテゴリーで優勝したマシンは、1959年~1962年に160台が生産されました。
1969年にFCAに加わり2016年に独立
数々のスポーツカーを開発したフェラーリでしたが、1969年にはフィアット傘下に入ります。フィアットからの人材を受け入れたフェラーリは経営が安定するようになり、生産規模が拡大したのです。
2014年にフィアットはクライスラーとの合弁会社であるフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)を設立しました。フェラーリもFCAの企業として活動していましたが、2016年に独立の道を選んでいます。
なお、FCAに属していたマセラティはフェラーリに親会社を変更しており、フェラーリのノウハウを生かしたモデルの開発を始めました。
押さえておきたいフェラーリの魅力
フェラーリは先進の技術を積極的に導入しており、さまざまなレースで好成績を収めています。培った技術は市販車にも生かされており、魅力的なモデルを世に送り出してきました。
ここでは、フェラーリの魅力について詳しくご紹介します。また、フェラーリが採用している跳ね馬のエンブレムの意味についても見ていきましょう。
高性能のパワートレイン
フェラーリではV型6気筒ターボエンジンやV型12気筒エンジンなど、高性能のパワートレインとなっています。インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーの受賞経験もあり、最新技術を取り入れたパワートレインを開発しているのです。静寂性と機能性に優れており、さまざまなシーンでパワフルな走りを感じられるでしょう。
フェラーリはエンジンサウンドにもこだわりを持っています。マルチシリンダーエンジンを採用しており、高い周波数で燃焼室の爆発音が共鳴します。走行中も美しいエンジンの音色を楽しめるのです。
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スタイリッシュなデザイン
フェラーリではデザイン部門を設けており、全てのモデルでこだわりのフォルムを提供しています。全てのモデルにおいて流線型の美しいフォルムを採用しており、エンブレムを外した状態でもフェラーリと認識できるでしょう。
フェラーリのデザインに対する功績はレッドドット賞で評価されています。世界各国の工業製品の中からデザインの革新性や機能性などを評価するデザイン賞で、2019年に「デザイン・チーム・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
フェラーリを象徴する跳ね馬のエンブレム
フェラーリでは跳ね馬のエンブレムを使用しています。跳ね馬の由来は、第一次世界大戦で活躍したイタリア軍のパイロット「フランチェスコ・バラッカ」です。バラッカは自分の戦闘機、にドイツ軍の戦闘機で使用していたシュトゥットガルトの紋章である跳ね馬のマークを付けていました。
バラッカが亡くなった後、両親がエンツォ・フェラーリに跳ね馬のマークの使用を勧めます。その結果、フェラーリでは跳ね馬のマークをエンブレムとして用いるようになりました。
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フェラーリの現行モデルを総チェック
フェラーリのラインアップは全部で9つです。加えてスペシャル・シリーズや新セグメントのIconaなども販売しています。スポーツカーのみをモデルとなっており、高性能のパワートレインや美しいエクステリアデザインが特徴です。
モデルごとに特徴・最大トルク・総排気量が異なるため、購入をお考えの方は基本スペックをチェックしておきましょう。ここでは、フェラーリの現行モデルの基本情報をご紹介します。
812 GTS
812GTSは2019年に販売を開始したスポーツカーです。自然吸気のV型12気筒のエンジンを搭載しており、最大出力は588kWとなっています。7速デュアルクラッチ・トランスミッションを搭載しており、滑らかで力強い走りを楽しめるでしょう。
アンチロック・ブレーキシステムや電子制御ブレーキシステムなどの安全装置を搭載しており、万が一のときにも危険を回避できます。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,693mm×1,971mm×1,276mm |
最高速度 |
340km/h |
最大トルク |
718N・m |
総排気量 |
6,496cc |
296 GTB
296GTBはクーペタイプのスポーツカーです。ハイブリッドシステムを搭載しており、電動モーターの滑らかな走りとエンジンのパワフルな走りを感じられます。100km/Lの到達スピードは2.9秒となっており、強い加速を体感できるでしょう。
制御機能を強化しており、ECSボディセンサーやTMAアクチュエーターなどの最新の技術を搭載しています。296GTBの持つポテンシャルを最大限に発揮できるでしょう。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,565mm×1,958mm×1,187mm |
最高速度 |
330km/h |
最大トルク |
740N・m |
総排気量 |
2,992cc |
296 GTS
296GTSは2シーターのスポーツカーです。296とは排気量とエンジンのタイプを指しています。296GTBはクーペタイプですが、296GTSはカブリオレタイプになっており、オープントップにすれば解放感を感じられるでしょう。
296GTBと同じように296GTSもハイブリッドシステムを搭載しています。エンジンと電動モーターを切り替えられるので、シチュエーションに合わせた走りが可能でしょう。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,565mm×1,958mm×1,191mm |
最高速度 |
330km/h |
最大トルク |
740N・m |
総排気量 |
2,992cc |
SF90 Stradale
SF90 Stradaleはプラグインハイブリッドのスポーツカーです。ストラダーレとは公道仕様車という意味があり、モータースポーツで培ってきた技術やノウハウが用いられています。
パワートレインにはV型8気筒のエンジンを搭載しており、最大トルクは800N・mです。約900℃の熱を生じさせる内燃エンジンシステムを採用しており、アクセルを踏めば圧倒的なパワーを感じられるでしょう。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,710mm×1,972mm×1,186mm |
最高速度 |
340km/h |
最大トルク |
800N・m |
総排気量 |
3,990cc |
SF90 Spider
SF90 Spiderはカブリオレタイプのスポーツカーです。SF90 Stradaleと同じポテンシャルを有しており、究極の走りを楽しめるでしょう。プラグインハイブリッドを採用しており、車体には3基の電動モーターを搭載しています。
電子サイドスリップ・コントロールを備えており、状況に合わせたトルクの分配が可能です。カーブやコーナーの立ち上がりなどのシーンでも、安定した走りができます。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,704mm×1,973mm×1,191mm |
最高速度 |
340km/h |
最大トルク |
800N・m |
総排気量 |
3,990cc |
F8 Tributo
F8 TributoはV型8気筒ターボエンジンを搭載したスポーツカーです。過去に生産したF40を現代風にアレンジしたモデルとして販売しています。
フロントの左右にはバンパーと一体型のエアロダイナミック・インテーク、両端にはダイナミック・サイドスプリッターを搭載しました。流れるような美しいフォルムに仕上がっており、操作する楽しさを感じられるでしょう。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,611mm×1,979mm×1,206mm |
最高速度 |
340km/h |
最大トルク |
770N・m |
総排気量 |
3,902cc |
F8 Spider
F8 SpiderはF8 Tributoのカブリオレタイプです。ハードトップのルーフトップを採用しており、ルーフトップを開けば開放的な気分が得られるでしょう。
コックピットは機能性とデザイン性を融合させた造りになっており、ダッシュ部分にはアルミニウム製のセールパネルを採用しています。また、オプションで7インチのタッチスクリーン・ディスプレイの取り付けが可能です。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,611mm×1,979mm×1,206mm |
最高速度 |
340km/h |
最大トルク |
770N・m |
総排気量 |
3,902cc |
Ferrari Roma
Ferrari RomaはFRモデルのスポーツカーです。1950年~1960年のローマのライフスタイルをモチーフにしており、自由気ままな生き方というコンセプトの元に設計がなされました。
フロントマスクはサメの鼻先のようなデザインになっています。リアウインドウは小さめに設計されており、流れるようなフォルムを守ったデザインに仕上がっているのです。運転席は左右対称を意識しており、機能性を重視したデザインになっています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,656mm×1,974mm×1,301mm |
最高速度 |
320km/h |
最大トルク |
760N・m |
総排気量 |
3,855cc |
Ferrari Portofino M
Ferrari Portofino Mは2+2シーターのスポーツカーです。ポルトフィーノとはイタリアの北西部にある都市で、地中海に面しています。Ferrari Romaはハードトップのルーフトップを採用していますが、Ferrari Portofino Mはソフトトップのルーフトップです。足回りは機能性とデザイン性を兼ね備えたホイールを搭載しています。
エンジンはV型8気筒です。8速のギアボックスを採用しており、燃料消費量を抑えた走りを楽しめます。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,594mm×1,938mm×1,318mm |
最高速度 |
320km/h |
最大トルク |
760N・m |
総排気量 |
3,855cc |
スペシャル・シリーズ
スペシャル・シリーズとして販売しているのは812 Competizioneと812 Competizione Aです。既存の812シリーズをベースにしていますが、世界のサーキットで培った技術を凝縮したモデルに仕上がっています。
ボンネットにはカーボンファイバー製です。排気口を隠したスタイリッシュなデザインになっています。リアボイラーは位置が高くなっており、力強い印象を与えるでしょう。テールライトは挑発的なルックスになっており、スポーティなデザインに仕上がっています。
|
Competizione |
Competizione A |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,696mm×1,971mm×1,276mm |
4,696mm×1,971mm×1,276mm |
最高速度 |
340km/h |
340km/h |
最大トルク |
692N・m |
692N・m |
総排気量 |
6,496cc |
6,496cc |
Icona
Iconaとは1960年に活躍したスポーツプロトタイプをモチーフにしたスポーツカーです。Daytona SP3・Monza SP1・Monza SP2の3つのラインアップとなっています。
搭載しているエンジンはV型12気筒です。総排気量が大きく、パワフルな走りが可能です。Daytona SP3では7速のギアボックスを採用しており、操作感がアップしています。
エクステリアはモダンな印象を与えるクラシックなデザインです。Monza SP1とMonza SP2は流線型を意識した洗練されたデザインに仕上がっています。
|
Daytona SP |
Monza SP1 |
Monza SP2 |
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,686mm×2,050mm×1,142mm |
4,657mm×1,996mm×1,155mm |
4,657mm×1,996mm×1,155mm |
最高速度 |
340km/h |
340km/h |
340km/h |
最大トルク |
697N・m |
719N・m |
719N・m |
総排気量 |
6,496cc |
6,496cc |
6,496cc |
フェラーリをお得に手に入れるなら中古車がおすすめ
フェラーリは先進の技術を取り入れており、圧倒的な加速力や俊敏な操作性を楽しめるでしょう。一方で新車販売価格は高めに設定されており、購入は難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。
フェラーリをお得に手に入れたい方には中古車がおすすめです。ここでは、中古車の魅力やネクステージの強みについてご紹介します。
中古車は販売価格が安く選択肢が多い
中古車の魅力は価格です。新車よりも安く設定している場合が多く、初期費用を抑えることが可能でしょう。
新車は本体価格が一律ですが、中古車の場合は年式・走行距離・カラー・車両の状態などで本体価格が異なります。年式の古いの車両や走行距離の多い車両は安くなる傾向にあり、予算や好みに合わせてお気に入りの1台を選べるのです。
中古車は現行モデルに加えて、生産終了したモデルも選択肢に入れられます。選択肢が広がるため、車選びがしやすいでしょう。
ネクステージなら中古の輸入車を豊富に取り扱っている
中古車販売店は全国にありますが、外国産のスポーツカーを取り扱っている店舗は少ない傾向にあります。また、品質管理が行われていないケースもあることから、慎重に販売店を選ばなければなりません。
ネクステージでは全国に約3万台の在庫があり、輸入車も豊富に取りそろえています。外国産の高級車やスポーツカーもそろえており、予算に合わせた車選びが可能です。
ネクステージではお取り寄せサービスを提供しており、他店に保管している車両を近くの店舗でチェックできます。
(参考:『フェラーリの中古車一覧』)
まとめ
エンツォ・フェラーリが設立した自動車メーカーは、数々のレースにおいて勝利を獲得してきました。現在でもハイスペックでスタイリッシュなモデルを開発しています。圧倒的な加速性や走行性を感じてみたい方にはフェラーリがおすすめです。
フェラーリは新車販売価格を高く設定しており、お得に手に入れたい方は中古車の購入を検討しましょう。ネクステージでは全国の店舗に在庫があり、輸入車やスポーツカーも多く取りそろえています。フェラーリの中古車をお探しの方はネクステージをご利用ください。
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