ベントレーの歴史を振り返る!気になる現行ラインアップの価格は?
ベントレーは、日本でも輸入販売されているイギリスの高級自動車メーカーです。現在のように高級自動車メーカーのトップクラスとなるまでには、さまざまな道のりを乗り越えてきました。ベントレーはどのような歴史をたどってきたのでしょうか。
この記事では、ベントレーの創業当初から現在までの歴史や、ベントレーならではの魅力や特徴を解説します。ベントレーに興味がある方は参考にしてください。
※目次※
・ベントレーは1919年創業のイギリスの高級自動車メーカー。
・ル・マン24時間耐久レースをはじめ、モータースポーツ界での優勝経験などを生かした車づくりを行っている。
・スポーティーとラグジュアリーな特徴を持ち、若い世代からも愛されている。
ベントレーの歴史
ベントレーの社名は知っていても、これまで刻まれた歴史について詳しい方は多くないかもしれません。2019年、創業100周年を迎えたベントレーは、数々の革新的技術を生み出してきました。ここでは、ベントレー創業当時の歴史から、現在までどのような歴史をたどってきたのかを解説します。
ベントレー・モーターズがスタート
ベントレー・モーターズの創業者であるウォルター・オーウェン・ベントレーは、子どもの頃から機械や蒸気機関車に強く興味を持っていました。学校卒業後は、グレートノーザン鉄道で働きますが、だんだんと興味は車へと移っていきます。
1912年からは兄と、DFP社製の車の輸入業をはじめました。ふと見かけたアルミ製の文鎮をきっかけに、アルミ合金製のピストン開発を行います。第一次世界大戦中は、アルミ合金製ピストンの技術を、航空機エンジンに生かしました。戦争が終結し、1919年にベントレー・モーターズを設立し、本格的な自動車開発をはじめます。
モータースポーツでの輝かしい成績
ベントレー・モーターズ誕生後、モータースポーツへの挑戦もはじまります。最も古い記録として残っているのは、1921年の「ジュニア スプリント ハンディキャップ」と呼ばれるレースです。排気量3Lの4気筒エンジンを搭載したEXP 2が初めて優勝を果たしました。
1923年には、フランスの世界的レース「ル・マン24時間耐久レース」に出場します。初参戦にもかかわらず、4位という好成績を残しました。1年後には優勝を果たします。その後もドライビングテクニックの向上やピット作業を改善し続け、1927年~1930年にかけて4年連続優勝という輝かしい結果を残し、ベントレーの名を世界に広く知れ渡らせました。
ロールスロイスに買収される
モータースポーツでの活躍により、世界中にベントレー・モーターズの名を知れ渡らせました。一方で会社の経営状況が悪い上、1929年に起きた世界大恐慌の影響も重なり、自力での経営再建が困難な状況に陥ってしまいます。
1931年のロールスロイスへの買収と同時に、モータースポーツへの参加ができなくなりました。第二次世界大戦後、ロールスロイスの経営が傾きはじめ、1973年には自動車部門がヴィッカーズ車に売却されてしまいます。
現在はフォルクスワーゲンの傘下に
1992年より提携していたドイツの自動車メーカー、BMWへロールスロイスの売却が決まっていました。しかし、1998年同じくドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが買収の名乗りを上げます。最高級ブランドであるロールスロイスを、BMW・フォルクスワーゲンどちらが買収するのか争奪戦が行われました。
その結果、ロールスロイスはBMWの傘下へ、ベントレーはフォルクスワーゲンの傘下へと分断され現在に至ります。
ベントレーの魅力や特徴は?
フォルクスワーゲンの傘下に入って以降、ベントレーの魅力はますます際立つようになりました。ここからは、ベントレーならではの魅力や、特徴を紹介します。世界を代表する高級外車である理由が分かりますので、参考にしてください。
ラグジュアリーでハイパワー
1919年の創業当初から掲げている理念「速い車・良い車・クラス最高の車」は、100年たった現在も受け継がれています。ル・マン24時間耐久レースで培った技術を生かして開発された車は、他メーカーの本格スポーツカーの性能と比べても引けを取りません。
パワフルな機能と、ベントレーらしいラグジュアリーな内装を融合させることで、世界トップの高級自動車メーカーへと上り詰めました。
手作業で仕上げた繊細なデザイン
ベントレーの車は、数多くの職人による手作業によって仕立て上げられたパーツが使われています。例えば、ステアリングホイールにレザーを巻き付ける作業は、機械では行われません。ステアリングホイールが複雑な形状であり、出来上がりの繊細さに欠けるためです。ステッチの縫い目が均等になるよう、フォークを用いて目打ちをしています。
特注カラーを使用したオーダーメイド刺繍など、自分好みのデザインを楽しむことが可能です。
確かな価値と信頼
車は、販売当初から次第に価値や魅力が低下してしまうのが一般的な傾向です。しかし、ベントレーが販売する車は違います。他のメーカーにはない価値がある車を提供することで、モデルチェンジ直前でも、人気が衰えません。
ラグジュアリーなモデルとスポーティーなモデル、両車をラインアップすることで、さまざまな年代の方が自分好みの車を選べます。特に、40代~50代の若い年齢層のベントレーオーナーが多いのが特徴です。
内装の素材へのこだわり
ベントレーは、他の車にはない魅力を生み出すために、内装の素材選びにもこだわっています。例えば、ウッドパネルの素材となる木材です。木目や色合いが車に合う木材を、熟練者が世界中から長い月日をかけて探します。
伐採せずに自然に倒木したもののみを使い、新たに植樹するなど、環境への配慮も忘れません。高い品質を維持するための、厳しいチェックも行われています。
木材以外にも、アルミニウムを旋盤加工したエンジンスピンフィニッシュや石材なども使用され、他のメーカーにはない内装の雰囲気を味わえるでしょう。
ベントレーの現行ラインアップと価格
2022年6月現在、ベントレーでラインアップしているモデルは5つです。5つのモデルには、それぞれグレードが複数あります。それぞれの車種について、特徴や燃費、価格を解説しますので車選びの参考にしてください。
ベンテイガ EWB
ベンテイガ EWBは、後述するベンテイガをロングホイールベース化したモデルです。ホイールベースを180mm延長した分は、乗員の居住性確保に使われています。下記は、グレード別の価格と燃費です。
グレード |
燃費 (WLTP・km/L) |
新車価格 |
中古車価格 |
ベンテイガ EWB |
未発表 |
2,675万円 |
在庫なし |
ベンテイガ EWB アズール |
未発表 |
3,018万円 |
(2022年6月時点の情報です)
ベンテイガ
ベンテイガは、ベントレー初となるSUV車です。2020年にマイナーチェンジが行われ、現行モデルは、上へ真っすぐ立つフロントグリルが圧倒的な存在感を放っています。下記は、グレード別の価格と燃費です。
グレード |
燃費 (WLTP・km/L) |
新車価格 |
中古車価格 |
ベンテイガ スピード |
未発表 |
3,356万円 |
在庫なし |
ベンテイガ S |
7.6 |
2,690万円 |
|
ベンテイガ V8 |
7.6 |
2,280万円 |
|
ベンテイガ ハイブリッド |
29.4 |
2,280万円 |
|
ベンテイガ アズール |
未発表 |
2,780万円 |
(2022年6月時点の情報です)
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コンチネンタルGT
コンチネンタルGTは、モータースポーツの技術を結集させたクーペモデルです。ベントレーらしい快適性はそのままに、走る楽しさを感じられます。下記は、グレード別の価格と燃費です。
グレード |
燃費 (WLTP・km/L) |
新車価格 |
中古車価格 |
コンチネンタルGT マリナー |
8.2 |
3,500万円 |
768万円~839万円 |
コンチネンタルGT スピード |
7.2 |
3,400万円 |
|
コンチネンタルGT V8 |
8.2 |
2,730万円 |
|
コンチネンタルGT アズール |
8.2 |
3,380万円 |
(2022年6月時点の情報です)
コンチネンタルGT コンバーチブル
コンチネンタルGTのオープンカーです。シートには、ネックウォーマーが付いており、快適性を高めています。下記は、グレード別の価格と燃費です。
グレード |
燃費 (WLTP・km/L) |
新車価格 |
中古車価格 |
コンチネンタルGT V8 コンバーチブル |
8.0 |
2,990万円 |
在庫なし |
コンチネンタルGT マリナー コンバーチブル |
8.0 |
3,740万円 |
|
コンチネンタルGT スピード コンバーチブル |
7.0 |
3,740万円 |
|
コンチネンタルGT アズール コンバーチブル |
8.0 |
3,689万円 |
(2022年6月時点の情報です)
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フライング・スパー
フライングスパーは、長距離運転でも快適に過ごせる車を意味する「グランドツアラー」とラグジュアリーを融合させたスポーツセダンです。内装には、自動車では世界初となる3Dダイヤモンドキルトレザ―が張られています。下記は、グレード別の価格と燃費です。
グレード |
燃費 (WLTP・km/L) |
新車価格 |
中古車価格 |
フライングスパー |
6.6 |
2,780万円 |
在庫なし |
フライングスパー マリナー |
6.6~7.8 |
3,380万円~3,680万円 |
|
フライングスパー V8 |
7.8 |
2,380万円 |
|
フライングスパー アズール |
7.8 |
2,913万円~2,989万円 |
|
フライングスパー ハイブリッド |
未発表 |
2,450万円 |
(2022年6月時点の情報です)
高級車ベントレーのライバル車とは?
高級車に分類される外車は、ベントレー以外にもあります。例えば、ロールスロイス、メルセデスベンツ、アストンマーティンです。どれもベントレー同様、1,000万円を超える高級車を取り扱っています。
それぞれの特徴を簡単に紹介しますので、ライバル車として参考にしてください。
ロールスロイス ゴースト
2020年9月、11年振りに2代目へとフルモデルチェンジされました。現行モデルの開発コンセプトは「脱ぜいたく」です。豪華絢爛な装飾などをなくし、素材やひとつひとつの装備を上質なものへと変えました。
2代目となっても、ロールスロイスの伝統ともいえる観音開きドアは引き継がれています。新車価格は、3,722万円です。現在中古車の在庫はありません。
(2022年6月時点の情報です)
メルセデスベンツ Sクラス
Sクラスの「S」は、スペシャリティを意味しており、ベンツがラインアップする中でもフラッグシップに位置する車です。Sクラスには、生体認証システムが標準装備されています。ドライバーの顔や指紋、声を使用し、あらかじめ保存しておいたプロフィール、シート位置などの車両設定を呼び出し可能です。
新車は、1,378万円~1,978万円で販売しています。中古車相場は、398万円~879万円です。
(2022年6月時点の情報です)
アストンマーティン DB11
アストンマーティンが販売するDB11は、V型8気筒もしくはV型12気筒エンジンを搭載したハイパフォーマンスカーです。3つの走行モードを操作することで、普段使いに合った上質な乗り心地から、スポーティーな走行まで自在に変えられます。
DB11にはオープンモデル「VOLANTE」があり、スポーティーで爽快な走りを楽しむことも可能です。新車は2,507万円~2,784万円で販売しています。現在中古車の在庫はありません。
(2022年6月時点の情報です)
ベントレー・高級外車もネクステージにおまかせ!
ベントレーのような高級外車の中古車を探す際には、ネクステージがおすすめです。ネクステージグループには、輸入車を専門に扱う店舗「ユニバース」があります。ユニバースの輸入車在庫数は、日本一です。そのため、多くの選択肢から、車選びができます。
ネクステージでは、水没車や修復歴車といった故障リスクの高い中古車は、取り扱っていません。専任バイヤーによる厳しい基準をクリアした中古車のみを販売しています。購入後も、輸入車専用の保証が付帯できますので安心です。中古車を探す際には、ネクステージをご利用ください。
まとめ
ベントレーは、1919年にイギリス・ロンドンで設立された自動車メーカーです。世界の伝統的なレース「ル・マン24時間レース」へも参戦し、記録を残してきました。1998年にはフォルクスワーゲングループの一部となりましたが、レースで培った技術や高級感は現在も受け継がれています。
ベントレーの中古車を検討している方は、ぜひネクステージをご利用ください。ライバル車も取り扱っていますので、比較も可能です。お気軽にご利用ください。
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