ベントレー ターボRとはどんな車なの?特徴・購入での注意点と中古車情報
ベントレーはイギリスの自動車メーカーブランドのひとつで、ロールス・ロイスと並び高級車の代名詞としても知られています。ベントレーからは現行のフライング・スパーをはじめ、数々のスポーツサルーンが生産販売されていますが、ターボRは代表的なモデルのひとつです。
しかし、ターボRやベントレーに関する情報が乏しく、詳細を知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ターボRの特徴やチェックポイントをご紹介します。ベールに包まれているターボRについて、情報をおさらいしておきましょう。
※目次※
5.ベントレー ターボRのような車を探すならネクステージへ!
・ターボRはロールス・ロイス シルバースピリットの姉妹車にあたる
・ターボRには3つのバリエーションが存在する
・ターボRは入手が難しいため、似たようなパワフルな車を探そう
ベントレーのターボRとはどんな車なの?
ターボRは親会社であるロールス・ロイスのシルバースピリットをベースとして1985年~1998年に発売されていた、ベントレーのフラッグシップモデルです。
1982年に発売されたミュルザンヌ・ターボの実質的な後継モデルであり、エンジンこそ6.75LのV型8気筒と共通しているものの、パワーやトルクが向上しています。
ターボRはスポーティサルーンとしての側面と、姉妹ブランドであるロールス・ロイスと同じ高級感を両立させたモデルでした。
迫力のスポーティサルーンカー
ターボRはイギリスを代表するサルーンカーで、高額な車両価格や迫力あるビッグボディなどの特徴があります。またベントレー車として最も多い販売台数を誇ったモデルとしても有名です。
車名のRは「Road holding」に由来しており、路面との設置性やハンドリングを重視したスポーティサルーンであることが分かります。ターボRはターボRLやターボRTなど、バリエーションも豊富です。
ベースはロールス・ロイス
ベントレーは1998年まで半世紀にわたりロールス・ロイスの傘下にあったため、ベントレーブランドの多くがロールス・ロイスの姉妹車として発売されていました。
ターボRの歴史をたどると、ベースにロールス・ロイスがあることが分かります。ターボRは「ミュルザンヌ」という、ロールス・ロイスのシルバースピリットの姉妹車の後継車です。そのため、デザインの一部を除き多くのパーツを共有しています。
歴代のベントレー ターボはRだけなの?
2022年時点で発売されているベンテイガやコンチネンタルGT、フライング・スパーには、いずれにもターボが搭載されています。
ターボR以前にはミュルザンヌ・ターボがありましたが、歴代のベントレー車のうちターボ車としては、ほかにどのようなモデルがあったのでしょうか。ここではターボRの派生モデルについて、概要をご紹介します。
ターボR
ターボRのボディサイズは、全長5,310mm×全幅1,890mm×全高1,485mm、ホイールベース3,060mm、車重2,390kgでした。
ターボRが誕生した1985年当時、ロールス・ロイスの詳細スペックは非公表だったため、ターボRのエンジン出力も当初は公表されていません。
ターボRは1995年にマイナーチェンジを受け2代目が登場しますが、このとき初めてエンジンスペックが公開されました。エンジンは、6,747ccのV型8気筒ターボエンジンを搭載しています。
ターボRL
ターボRLはターボRのロングホイールベース版として、1985年に追加されました。ターボR同様、初代登場時には詳細なスペック公表はありません。2代目よりスペックが公開されました。
全幅1,890×全高1,485mmはターボRと共通していますが、ホイールベースが100mm延長され3,160mmとなり、全長も5,410mmに伸びています。搭載する6,747ccのV型8気筒ターボエンジンは、ターボRと共通です。
ターボRT
ターボRTはターボRの最終モデルとして、1997年に登場しました。シャシーはターボRLと同じロングホイールベース版を使用しています。駆動方式やトランスミッションは、ターボRやターボRLと同じFR及び4速ATです。
全長5,410mm×全幅1,890mm×全高1,485mmというボディサイズもターボRLと共通していますが、RTにはギャレット社製ターボチャージャーが採用されていました。
ベントレー ターボを購入するときに考えること
高級サルーンであるベントレーターボの成り立ちやチェックポイントは、一般的な乗用車とは大きな違いがあります。この後紹介するポイントを十分考えてから、具体的な行動を開始しましょう。
車両価格が高い可能性がある
ベントレー購入時における最大のハードルは車両価格の高さというものがあり、ターボRでも同じことがいえます。
1995年当時でも2,430万円(R)~2,880万円(RT)という価格でしたが、この時期に発売されていたコンチネンタルRは、同じターボ車でありながら当時の最高額である4,000万円近くのプライスが付いていました。
維持費がかかる傾向にある
ターボRは長年走行性能に関するデータが非公開で、エンジン出力などの情報が解禁されてからも燃費性能は公表されませんでした。
そのためあくまで推測になりますが、燃料タンクが108Lという大容量であること、エンジンの排気量が6.8Lにもおよぶことなどから、燃料費が相当高額になると考えられます。
一方車検の法定費用は車格や車両重量により決まっているので、輸入車・国産車を問わず同額です。
例としてターボRと同じ車重(2,390kg)の普通自動車の場合、2年の継続車検を受ける際の法定費用は以下となります。
・重量税6万3,000円(18年超の割増後)
・自賠責保険料2万10円
・印紙・証紙代1,700円
・合計8万4,710円
(2022年4月時点での情報です)
整備が必要な可能性がある
低年式の自動車は故障するリスクが高まり、所有する場合はメンテナンス代がかかることを考慮しておく必要があります。
ベントレーでもそれは変わらず、高級車だからといって壊れにくいとはいえません。むしろ車両価格が高額な分、パーツ代は高くなる傾向があります。ブレーキやサスペンションといった走行系のパーツはもちろん、高級感を醸し出すインテリアパーツは特に注意しましょう。
また輸入車のパーツは、国産車のパーツより消耗が早いともいわれています。ベントレーを所有するには、この点もクリアしなければなりません。
手に入らない可能性がある
2022年4月現在、ターボRの中古車はほとんど確認できず、店頭に並ぶ車両も価格応相談になっている場合が多いようです。
個人売買や車のオークションなどで偶然見つけることがあるかもしれませんが、ターボRだけに固執せず、代替の選択肢として迫力のある別のモデルを探してみてはいかがでしょうか。次項では、ターボRに匹敵するようなライバル車をいくつか紹介します。
ベントレー ターボRのように迫力のあるおすすめ中古車
ベントレーターボRの魅力は何物にも代えがたい反面、気軽には手が出せないのも正直なところです。
新車を購入できるのはごく一部の限られた人、中古車を購入するためのハードルも高いため、ターボRの高級感に引かれるに人は、以下の車種も選択肢に加え検討してみることをおすすめします。
アウディ「Q7」
Q7はアウディのプレミアムSUVとして、優れた走行性能と実用性の高さを両立させているモデルです。
駆動方式はアウディの代名詞でもあるクワトロ4WDで、路面状況に応じ最適な駆動力を四輪に配分します。Q7の主要スペックは以下のとおりです。
ボディタイプ |
クロスオーバーSUV |
全長×全幅×全(mm) |
5,065×1,970×1,705~1,735 |
エンジン |
V型6気筒ターボ |
総排気量(cc) |
2,994 |
最高出力 |
250kW |
最高トルク |
500N・m |
駆動方式 |
4WD |
燃費(WLTCモード) |
9.3km/L |
新車価格帯 |
999万円~1,063万円 |
中古車相場 |
在庫なし |
(2022年4月時点の情報です)
(参考:『Q7(アウディ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
メルセデスベンツ「Sクラス」
Sクラスはメルセデスだけでなく、セダンの最高峰に数えられる車種のひとつです。メルセデスならではの高級感あふれるつくりに加え、高性能のセンサーを用いた数々の安全装備や運転支援機能が、ドライバーや乗員を安全かつ快適に目的地へ運びます。Sクラスの主要スペックは以下のとおりです。
ボディタイプ |
セダン |
||
全長×全幅×全高 (mm) |
5,180~5,290×1,920~1,930×1,505 |
||
エンジンタイプ |
直列6気筒 ディーゼルターボ |
直列6気筒ターボ |
V型8気筒ターボ |
総排気(cc) |
2,924 |
2,996 |
3,982 |
最高出力 |
243kW |
320kW |
520N・m |
最高トルク |
500N・m |
370kW |
700N・m |
駆動方式 |
4WD |
||
燃費 (WLTCモード) |
8.7km/L~12.4 |
||
新車価格帯 |
1,338万円~1,953万円 |
||
中古車相場 |
537.9万円~667.9万円 |
(2022年4月時点の情報です)
(参考:『Sクラス(メルセデス・ベンツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ「ランドクルーザー」
ランドクルーザーはトヨタの最上級SUVで、上質感あふれる本格オフローダーという高い個性のあるモデルです。
耐久性の高いラダーフレーム構造が優れた悪路走破性を実現させており「どこへでも行き、生きて帰って来られる」一台として、世界中から優れた評価を得ています。主なスペックは以下のとおりです。
ボディタイプ |
SUV |
全長×全幅×全(mm) |
4,950~4,985×1,980~1,990×1,925mm |
エンジン |
V型6気筒ターボ |
総排気量(cc) |
3,444 |
最高出力 |
305kW |
最高トルク |
650N・m |
駆動方式 |
4WD |
燃費(WLTCモード) |
7.9km/L~9.7km/L |
新車価格帯 |
510万円~770万円 |
中古車相場 |
268.9万円~814.9万円 |
(2022年4月時点の情報です)
(参考:『ランドクルーザー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ベントレー ターボRのような車を探すならネクステージへ!
ターボRの中古車を探し出すのは困難を極めますが、前述のようなモデルも販売台数は多くないため、自分に合った中古車に巡り会うにはこまめに店舗を訪れ、頻繁な在庫チェックが欠かせません。そのようなときは、ぜひネクステージをご利用ください。
輸入車の専門店がある
ネクステージでは、正規輸入車ディーラーとしてさまざまなブランドの輸入車を専門に扱っています。
輸入車は国産車とは違う専門知識が必要な場合もあり、モデルによっては使用する工具自体が異なることも珍しくありません。そのため、優れたノウハウを持つ販売店から購入するのがベストです。
ネクステージは輸入車に対する経験や知識が豊富なため、輸入車の購入を検討している人にとって最適な選択肢となるでしょう。
購入後の不安を軽減できる
ネクステージでは、購入後の不安を減らすための保証制度が充実しています。国産車には3か月または3,000kmまで、輸入車でも1か月(走行距離無制限)の保証が付いているため安心です。
加えて、保証付きメンテナンスパックとして「サービスサポート(有料)」や10年保証を有料で追加することもできます。ネクステージはより充実した保証を求める人にもおすすめです。
まとめ
ベントレーを代表するモデルとしてターボRの名前は世界中に知られていますが、多くの情報が秘密のベールに包まれているためオーナーでないとその魅力を味わうことができません。
一般的な乗用車であれば中古車という選択肢もありますが、ただでさえ販売台数の少ないターボR、しかも生産終了から20年以上経過しているため、最適な車両を探すのは極めて困難です。
ターボRの高級感や優れた加速を求める人は、他メーカーの高級車を購入することを選択肢に加えてみましょう。自分に合った一台を探す最適な方法として、ネクステージをご活用ください。
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