アルファロメオ ミトとは?惜しまれつつも生産終了したコンパクトカー
小回りの利く運転しやすい輸入車が欲しいという方もいるのではないでしょうか。そのような方におすすめなのが、コンパクトタイプの輸入車です。コンパクトカーのひとつであるアルファロメオ ミトは、2022年現在すでに生産終了していますが、そのデザイン性と走りから現在でも人気があります。
そこで、この記事では、アルファロメオ ミトの魅力やおすすめの輸入車のコンパクトカーについてご紹介します。アルファロメオ以外の輸入車のコンパクトカーと比較することで、本当に自分がほしいコンパクトカーを見つけられるでしょう。
※目次※
6.アルファロメオ ミト以外におすすめの外車コンパクトカー4選
・アルファロメオ ミトは、女性にも男性にも好まれるおしゃれなデザインが魅力のコンパクトイタリア車
・マイナーチェンジでパワーアップしたが、2018年に生産終了となった
・アルファロメオ ミト好きには「フォルクスワーゲン ビートル」「シエトロン C3」「BMW MINI」「フィアット 500」もおすすめ
アルファロメオ ミトとは?
アルファロメオ ミトは、コンパクトカーのコンセプトを持ちつつも、コンパクトカーらしからぬ特色がユーザーからの支持を集めています。輸入車ならではの、国産車にない個性が光る一台とあって、今なお生産終了が惜しまれていることから、中古車市場でも人気のある車です。ここでは、アルファロメオ ミトの概要について解説します。
3ドアハッチバッククーペのコンパクトカー
2008年にイタリア本国で販売された3ドアハッチバッククーペが、アルファロメオ ミトです。日本では2009年4月に販売されました。コンパクトカーではありますが、ボディサイズを国産車と比較すると、やや大きな作りが特徴です。
名車と呼ばれるスポーツカーを数多く輩出する、アルファロメオの遺伝子を引き継いでいます。コンパクトカーでありながらも、走りのポテンシャルに優れているのが魅力です。
搭載しているエンジンは、1.4Lターボエンジンのみです。最高出力は3種類で、好みに合わせて選べるのも特徴といえるでしょう。かわいらしい見た目とは異なり、本格的な走りを楽しめる実力のある車です。
生産終了後も注目されている
アルファロメオ ミトは2018年に販売終了となりましたが、販売終了した現在でも注目されています。その要因として、希少性の高い3ドア構造、ステアリングやアクセルのリニアな反応の良さが考えられるでしょう。
近年販売されているコンパクトカーは5ドアのものが主流で、3ドアのコンパクトカーは販売数が少ない傾向にあります。さらに、コーナーを曲がるときのロールが少なく、横転の心配もありません。希少性の高さに加え、操作性や安全面が評価されているのでしょう。
アルファロメオ ミトはどんな変化を遂げたの?
アルファロメオ ミトは2018年に販売終了していますが、2017年にマイナーチェンジを行っています。2022年現在、中古車市場に流通しているアルファロメオ ミトは、マイナーチェンジ後の車種が大半です。マイナーチェンジした後のアルファロメオ ミトとマイナーチェンジ以前に販売されていたモデルと比較し、違いや魅力についてご紹介します。
グレード名の変更
マイナーチェンジによる変更点は、車体や内装のデザイン、機能面だけではありません。グレード名の変更を行ったことも大きな特徴のひとつです。マイナーチェンジ以前は「コンペティツィオーネ」というグレード名でした。
変更後は、短くて呼びやすい「スーパー」というグレード名になっています。右ハンドルのみ販売されており、左ハンドルは選べません。価格は329万4,000円~販売されていました。
シャープなフロントグリル
ボディデザインでの大きな変更点は「フロントグリル」です。こちらは上位車種である「ジュリア」と同じメッシュデザインを採用しました。従来のV字型フロントグリルのデザインよりも、さらにシャープさが強調されたデザインです。フロントグリルのデザイン変更に合わせて、縦型グリルと呼ばれる三角形のグリルの横幅も少し広くなりました。
新デザインのブランドロゴ
デザインの変更点はもうひとつあります。車のブランドを示すブランドロゴのデザインです。ボディの前部と後部にあるロゴデザインが一新しました。2015年に発表された新ロゴを反映した変更です。
以前のデザインと比較すると、中央で分割するようなデザインでしたが、それが排除されています。シルバーをメインカラーとしたスタイリッシュなデザインです。
アルファロメオ ミトの魅力
コンパクトカーといえば、小回りが利いて運転しやすいうえに、コスパも良いとして人気があります。輸入車でコンパクトカーの購入を考えている方もいるでしょう。アルファロメオ ミトには、通常のコンパクトカーの魅力に加えて、販売元のメーカーであるアルファロメオの魅力がプラスされています。どのような魅力があるのかチェックしてみましょう。
スポーティーなスタイリング
流れるような曲線や、曲面を組み合わせることで作り上げられている生き生きとしたシルエットが特徴です。アルファロメオ ミトだけが持つデザイン性の高さは魅力といえるでしょう。
インテリアデザインにもアルファロメオのこだわりを感じます。コンパクトサルーンのような快適性を持ちあわせているのも魅力のひとつです。アートとスポーティーさをあわせ持った車だといえるでしょう。
フラウ製本革シート
アルファロメオ ミトの座席シートには、本革のシートが採用されています。本革シートを手がけているのは、イタリアの高級家具ブランドとして有名なポルトローナ・フラウです。前後の座席には、ポルトローナ・フラウのアイデンティティとも言われている最高級の牛皮である「ペレ・フラウ」を使用しています。
前席にはアームレスト、後席は分割可能機構とシートの機能性にも魅力を感じるでしょう。ハンチングレザーを使用した座面のエンブレム刺繍も注目のポイントです。
リアシートに余裕がある
クーペタイプの車は、多くの場合リアシートが狭く座りにくくなっています。これは、クーペタイプの車体デザイン上ありがちなことですが、アルファロメオ ミトは2+2のクーペの中ではかなり余裕があるリアシートが実装されました。これにより、リアシートに座る人も、快適な乗車が実現できています。
ただし、ヘッドクリアランスは低めに設定されているので、身長によっては頭が当たりやすいことには留意しておきましょう。
アルファロメオ ミトの走行性能の特徴
コンパクトカーとしての魅力が注目されやすいアルファロメオ ミトですが、高い走行性能も魅力のひとつです。コンパクトカーの扱いやすさに加え、エンジン、駆動系などに力強さを感じられる走行が楽しめることが、ユーザーからの支持を集めている要因でしょう。
ここでは、アルファロメオ ミトの走行性能について解説します。
1.4Lターボエンジン
現在の欧州車には、スタンダードともいえるダウンサイジングターボエンジンが搭載されています。販売当時の2000年頃はまだ主流とは言えませんでした。アルファロメオは、販売当時より走りを楽しめる1.4Lのマルチエア・ターボユニットを搭載しています。
エンジンの形式は直列4気筒エンジンで、最大馬力は135PSを発生させるパワフルさが魅力だといえるでしょう。走行環境に応じて選べる3つのモード切り替えで、車を操る楽しさを実感できます。
コーナリングの安定性が高い
アルファロメオ ミトのコーナリングの安定性が高いことも人気の理由のひとつです。高い安定性を実現できた要因として、コーナリング時のステアリングの応答性の良さと、コーナリング時に外輪がぴったりと道路に接地して曲がれることが挙げられます。また、サスペンションが効果的に機能することも体感できるのが走行時の魅力です。
軽快な走行を楽しめる
車体が小さいことで、車重も軽くなっているのがアルファロメオ ミトの特徴です。これにより、普段の走行時の加速感は軽快に感じられます。車重が軽いことのほかにも、リアスプリングの柔らかさ、ホイールベースの短さなども影響しているでしょう。
アルファロメオ ミトには3つの走行モードがあり、その内高速走行時に使用が適しているDynamicモードでは、最大トルクを発揮するエンジン回転数が低く設定されているため、ダウンサイジングターボによる力強い加速を体感できることも魅力のひとつです。
アルファロメオ ミトはいくらで買えるの?
2022年現在、アルファロメオ ミトは新車の生産が終了しているため、新車での販売はなく、購入するには中古車市場から探して購入することに限られています。また、ミトのほかにも人気のあるアルファロメオには、ジュリア、ジュリエットなどが挙げられます。ここでは、ミトとジュリア、ジュリエットの中古車相場について解説します。
アルファロメオ ミトの中古車相場
アルファロメオ ミトの中古車の流通量は、2022年4月現在非常に少なく、ネクステージでは1台取り扱い中です。価格、スペックなどを下記にまとめます。
価格 |
169.9万円 |
年式 |
2017年 |
シフト |
6AT |
排気量 |
1400cc |
走行距離 |
2.2万km |
修復歴 |
無 |
駆動系 |
FF |
ボディカラー |
レッド |
主な装備(社外品含む) |
社外SDナビ・バックカメラ・クルーズコントロール・前席シートヒーター・クリアランスソナー・フルセグTV・デュアルオートエアコン・キャメル革シート・純正17インチアルミホイール |
アルファロメオ 全体の中古車相場
アルファロメオ全体の中古車流通量も少ない傾向が強いです。ここでは、ネクステージで2022年4月現在取り扱い中のジュリア、ジュリエットの価格やスペックなどを下記にまとめます。
車名 |
ジュリア |
取り扱い台数 |
1台 |
価格 |
353.9万円 |
年式 |
2020年 |
シフト |
8AT |
排気量 |
2200cc |
走行距離 |
1.5万km |
修復歴 |
無 |
駆動系 |
FR |
ボディカラー |
ホワイト系 |
主な装備(社外品含む) |
オートクルーズコントロール・ハーマンカード・ブラインドスポットモニター・バックカメラ・フロントシートヒーター・スマートキー・パワーシート・クリアランスソナー・・HDDナビ・ETC・アイドリングストップ |
車名 |
ジュリエット |
取り扱い台数 |
4台 |
価格 |
353.9万円 |
年式 |
2015年~2017年 |
シフト |
6AT |
排気量 |
1400cc、1800cc |
走行距離 |
2.5万km~3.5万km |
修復歴 |
無 |
駆動系 |
FR |
ボディカラー |
ホワイト系、レッド系 |
主な装備(社外品含む) |
SDナビ・前席ヒーター付パワーシート・HIDヘッドライト・純正18インチAW・デュアルオートエアコン・ドライブモードセレクタ・Bluetooth接続・ETCなど |
アルファロメオ ミト以外におすすめの外車コンパクトカー4選
コンパクトカーは小回りの利く運転しやすさが魅力です。運転しやすさだけでなく、走りの性能も重視したいという方もいるのではないでしょうか。そのような方には輸入コンパクトカーがおすすめです。国産のコンパクトカーは燃費や環境面に配慮した設計がほとんどですが、輸入コンパクトカーにはハイパワーユニットの車がいくつかあります。
フォルクスワーゲン ビートル
フォルクスワーゲンは、デザインだけでなく走りも個性的なところが魅力といえるでしょう。車のユニットはゴルフを採用しています。ボディサイズの割に大きめのタイヤを採用しているので、がっちりとした足回りが特徴です。
フォルクスワーゲンが販売するに車は、全て世界トップレベルの評価を受けている安全技術が搭載されています。初めての輸入車で、運転に不安がある方におすすめです。
ただし、ビートルは2019年に販売を終了しています。現在は中古車だけでしか購入できません。販売終了してから時期があまり経過していないので、未使用車や走行距離の短い車を狙えるでしょう。
中古車市場には、バックカメラなどの安全技術やオートライト、レインセンサーといったオプションを装備している車があります。自分に必要なオプションを吟味してから購入する車を選ぶとよいでしょう。中古車販売価格は以下の通りです。(2022年4月現在)
販売価格 |
105.9万円~208.9万円 |
(参考: 『中古車一覧|フォルクスワーゲン ビートル』)
シエトロン C3
特徴的な丸っぽいデザインがシエトロン C3の魅力だといえるでしょう。ボディカラーも多彩で、街中でも目を惹く原色カラーやおしゃれな淡色カラーもあります。車に個性を出したいという方におすすめの車です。
走りは、丸っぽい柔らかなデザインからは想像できない歯切れの良さがあります。現在販売されているグレードは、ベーシッククラスのフィールとハイクラスのシャインです。それに加えて、2021特別仕様車も販売されています。中古車販売価格は以下の通りです。
(2022年4月現在)
販売価格 |
177.7万円~199.9万円 |
(参考: 『中古車一覧|シエトロン C3』)
BMW MINI 3ドア
個性的なデザインの車が好みの方におすすめなのが、BMW MINI 3ドアです。伝統的なデザインであることから、一目みてMINIであると判断できます。車内インテリアやエクステリアはクラシカルなデザインです。ただし、メーターなどの機器は先進的なものを採用しています。クラシカルさと先進機能の融合がMINIの個性のひとつだといえるでしょう。
直進安定性のある走行性能も魅力のひとつです。メリハリのある走りで、低速域でも力強い安定した走りを楽しめます。ダイレクトなハンドリングも魅力のひとつです。ハンドルを動かして車を操縦する楽しさを十分に味わえる車だといえるでしょう。中古車販売価格は以下の通りです。(2022年4月現在)
販売価格 |
139.9万円~199.9万円 |
(参考:『中古車一覧|BMW MINI』)
フィアット 500
サイズ感だけでなく、見た目のかわいさを重視する方におすすめのコンパクトカーがフィアット 500です。レトロでポップなデザインは、フィアット 500の魅力のひとつだといえるでしょう。
車内のインテリアはこだわりを感じるデザインです。統一感のあるレトロ調なデザインは、曲線をメインに使用しているので、どこか柔らかい印象を受けます。細部までこだわったデザインに、フィアット 500の個性を強く感じるでしょう。中古車販売価格は以下の通りです。(2022年4月現在)
販売価格 |
139.9万円~199.9万円 |
(参考:『中古車一覧|フィアット 500』)
外車のコンパクトカーはネクステージで探そう!
輸入車の中古車は、国産車と比べると、どうしても値段が高くなったり、壊れやすかったりするのではないかというネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。そのような輸入車を購入するのであれば、信頼できる中古車販売店に問い合わせることがベストな方法です。ここでは、中古車販売に強いネクステージについて解説します。
輸入車への対応の幅が広い
ネクステージは、軽自動車、セダン&スポーツなどの車種やタイプに特化した専門店を設けています。その中で、輸入車も「ユニバース」と呼ばれる専門店を構えており、輸入車に詳しい専門スタッフが、お客様の疑問や悩みにお答えできる環境が整っています。
また、ネクステージはフォルクスワーゲン、ランドローバーなどの輸入車の正規ディーラー店でもあり、中古車販売のみならず輸入車の新車販売事業にも力を入れて企業活動を行っている販売店です。
輸入車の購入にも保証がある
ネクステージの強みのひとつが、購入後の保証です。国産車、輸入車で対象内容は異なりますが、輸入車の場合は基本的に走行距離無制限で1ヶ月間の保証が無料で付帯します。また、有料での保証も充実していて、輸入車の場合は「サービスサポート」という保証に加入できる場合があり、最長で3年付帯可能です。
内容は、無料点検、ロードアシストサービス、オイル交換となっています。さらに、特別保証期間内であれば、ブレーキパッドやバッテリーなどの消耗品や、購入時に付属品として装備されていた電装品も無料交換可能という特典付きです。
まとめ
生産が終了したアルファロメオ ミトですが、コンパクトカーでありながら、本格的な走りも楽しめる車です。車好きな方で、コンパクトカーの購入を検討している方へおすすめします。車のデザイン自体も洗練された個性のあるデザインです。車に個性を求める方にも向いている車だといえるでしょう。
生産が終了しているため、アルファロメオ ミトを手に入れる方法は中古車を購入するしかありません。ネクステージは輸入車の中古車も取り扱っています。豊富な在庫数を誇るので、気に入る車を見つけられるでしょう。アルファロメオ ミトの購入を検討している方は、ぜひネクステージをご利用ください。
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