アルファロメオ 4Cシリーズが生産終了!購入ポイントやおすすめ車種を紹介
2015年に発売された「4C スパイダー」が2020年に生産終了しました。2014年に発売されたアルファロメオ 4C のエレガントなオープントップモデルとして注目を集めていた車種だったため、残念に思った方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、アルファロメオ 4C スパイダーの魅力について解説します。また、アルファロメオ4Cシリーズ以外のおすすめのスポーツカーも紹介しますので、スポーツカー好きの方はぜひ参考にしてください。
※目次※
4. 生産終了した4C以外の新車で買えるアルファロメオとは?
6.アルファロメオ 4Cよりも中古車が購入しやすいスポーツカー2選
・4C スパイダーはアルファロメオが長く望んでいた軽量化設計の車種
・「手の届くスーパーカー」がコンセプトの4Cスパイダー。スーパーカー並の性能を持ちながら、手の届く価格で販売されていたのが人気の理由
・4C スパイダーは2020年に生産が終了したため希少性が高く入手しにくい。魅力的な他のモデルも検討するのがおすすめ
アルファロメオ 4C スパイダーに乗りたい!
「アルファロメオ 4C スパイダー」は、アルファロメオ4Cに続く形で2015年に日本デビューした車です。徹底的な軽量化を実現した4Cを基にした仕様で、風を切る開放感とそのスピード感が多くのファンを魅了しました。
アルファロメオ4Cスパイダーは、なぜこんなに注目されているのでしょうか。ここでは、アルファロメオ4Cの特徴や4C スパイダーについて詳しく解説します。
アルファロメオ 4Cの特徴
2014年に日本デビューを果たした「アルファロメオ 4C」は、アルファロメオ初となるミッドシップレイアウトを持つ量産モデルです。歴史上最も形の美しい車の一つと呼ばれる伝説の名車「Tipo33/2 Stradale」の後継車として誕生しました。
ダイナミックかつ官能的なデザインが印象的で、カーボンファイバー製のモノコックタブを採用しているのが特徴です。軽量化を実現した車体が生み出すパワフルな走りで、多くの自動車ファンを魅了しました。
アルファロメオ 4C スパイダーについて
4C スパイダーは、4Cのオープントップモデルとなっています。「フォルム」「ボディライン」「ハンドリング」などレーシングカーの特徴を引き継いでいるため、性能が非常に高いことが魅力です。
「手の届くスーパーカー」をコンセプトに販売しており、スーパーカー級の性能を持ちながら、新車価格は800万円台からとなっていました。レーシングカーと同様の「ハイパフォーマンスカーボンファイバー」や「アルミニウム」「低密度SMC」が使われており、軽量かつ流れるようなボディラインの車です。
2020年には4Cシリーズの販売が終了し、惜しまれながらスパイダーの販売も終了を迎えました。
アルファロメオ 4C スパイダーの魅力
2020年に販売が終了したアルファロメオ 4C スパイダーは、アルファロメオが長い間温めてきた「軽量化設計の車を作る」という考えを、最先端のさまざまな技術を使って具現化した車種です。この項目では、アルファロメオ4Cスパイダーの魅力を詳しく紹介します。
低回転域での強トルクでターボラグが少ない
トルクは、車の回転軸を作動させるための力の強さを表します。アルファロメオ 4Cスパイダーは、低回転域でも力強いトルクを発揮するのが特徴です。
4C スパイダーに搭載されたエンジンコントロールユニットは、吸気・排気バルブオーバーラップの時間と角度を精密に制御することで、吸気側から排気側へと直接抜ける気流を生み出します。これが燃焼室のスカベンジング効果を高めるため、燃焼効率とタービンの回転数を上昇させ、ターボラグを抑制することが可能です。
エンジン停止後も自動的に冷却
車を動かすガソリンはエンジン内部で燃焼して、エネルギーを発生させます。特にスポーツカーは、ターボチャージャーや内部のエンジンオイルが非常に高温になるため、走行直後にエンジンを止めると放熱が足りず故障につながりかねません。
4C スパイダーでは効率良く放熱させるために専用の電動ポンプと冷却水配管を設け、エンジン停止後も冷却水を最長約10分間自動で循環します。
ハイパワーエンジンを搭載
アルファロメオ 4C スパイダーはエンジンの性能が高く、最高出力240PS/6,000rpmの1.75L直噴ターボエンジン搭載で加速性能も抜群です。同様のエンジンを持っている車種としてスポーツカーである「ロータス・エリーゼ」が挙げられます。
ローンチコントロール機能装備
アルファロメオ 4Cスパイダーには、ローンチコントロール機能も搭載されています。ローンチコントロールとは、車が信号待ちなどで停止した状態から、すばやく発進加速ができる装置です。レーシングカーのようなスタートダッシュができるため、人気の機能となっています。
「Alfa Race」を選択した状態で、エンジンをかける前にブレーキペダルを踏み込んで、アクセルペダルも全開まで踏み込み、左側パドルスイッチを引くことで作動する仕組みです。
こだわり抜かれたデザインの美しさ
4C スパイダーは、洗練された機能美も魅力です。ソフトトップは軽量ながらも丈夫で取り外しが容易で、高速走行時でも安心感があります。ホイールやパネルなど細かいところにまでこだわっており、快適に運転が可能です。
内装にはレーシングカー仕様のスポーツシートを採用しており、快適性と最適なドライビングポジションを実現しています。こだわり抜かれたデザインの美しさが魅力のひとつだといえるでしょう。
アルファロメオ 4C スパイダーの特徴とは?
機能性に優れたアルファロメオ 4C スパイダーは、エクステリアやインテリアにも個性的な特徴が見られます。基本的には4Cの流れをくむデザインとなっていますが、4Cとの大きな違いはオープントップであることです。
ここでは、アルファロメオ 4C スパイダーのエクステリアとインテリアの特徴について詳しく見ていきましょう。
4C スパイダーのエクステリアの特徴
4C スパイダーのエクステリアの特徴はその美しいフォルムです。躍動的で流線的なデザインが魅力で、エアインテークを起点にしたヘッドライトまでの優美なサイドビューに思わず目を奪われるでしょう。
機能的な3つのエアアウトレットとエアロフォルムを持つテールゲートは、4Cと大きく異なる点です。ソフトトップは丈夫ながら軽量で、取り外しもできます。オープントップモデルならではのドライビング体験が楽しめる車種です。
4C スパイダーのインテリアの特徴
4Cスパイダーのインテリアには、TFT液晶式メーターパネル、アルミニウム軽合金製のフットレスト・ペダル、フラットボトムのステアリングホイールなど、レーシングカーの伝統を受け継いだ要素が多く見られます。軽量で頑丈なカーボンファイバー製のボディセルも魅力の一つです。
また、レーシングカー仕様のスポーツシートは、薄手ながら長時間の運転でも疲れを感じさせない快適性に優れています。「プロトタイプイエロー」と呼ばれる鮮やかな黄色いボディカラーに、イエローステッチのインテリアがよくマッチしています。
生産終了した4C以外の新車で買えるアルファロメオとは?
惜しまれながら生産終了した4Cは、現在では手に入れるのが難しい人気の車種です。ただし、アルファロメオには4C以外にも魅力的な車があります。特におすすめなのはSUVの「ステルヴィオ」とセダンの「ジュリア」です。
ここでは、これら2つのおすすめ車種について、特徴や新車価格を紹介します。4C以外の車種を探している場合は、ぜひチェックしてみてください。
ステルヴィオ
アルファロメオ初のSUVとなるのが「ステルヴィオ」です。リアボディの後端を切り落とした個性的なフォルムにより空気抵抗を軽減し、優れたパフォーマンスを実現しています。
ガソリンエンジンモデルには2.0L 直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力280psを発揮します。低回転域からの豊かなトルクと高回転域での伸びのある走りを体感できるでしょう。アルファロメオ伝統のエンブレムと縦型フロントグリル、大型のエアインテークを備えたフロントマスクが印象的です。
モデル |
新車価格 |
ディーゼルQ4 Ti |
680万円 |
ディーゼルQ4 ヴェローチェ |
731万円 |
Q4 ヴェローチェ |
771万円 |
クアドリフォリオ |
1,338万円 |
※2022年4月時点での情報です。
ジュリア
1962年に初代が登場した「ジュリア」は、アルファロメオにおいてスポーツセダンの中心的存在といえます。こちらは「ジュリエッタ」の後継モデルです。アルミ製DOHCエンジンやディスクブレーキ、5MTなどを搭載し、小型のスポーツカーとして人気を集めています。
2017年にようやく日本でも発売が開始され、多くのファンの心を掴みました。既存のグレードはヴェローチェとクアドリフォリオの2つです。2022年5月14日には、新グレードとなる「Ti」が発売されます。
モデル |
新車価格 |
Ti |
554万円 |
ヴェローチェ |
624万円 |
クアドリフォリオ |
1,287万円 |
※2022年4月時点での情報です。
アルファロメオ 4Cシリーズは中古車の流通が少ない!
すでに生産終了しているアルファロメオ4Cシリーズは、残念ながら中古車の流通量が少なくなっています。人気の車なので手に入れたいと思う方が多いかもしれませんが、実際には入手しにくい車種といえるでしょう。
ここでは、アロファロメオの中で比較的手に入りやすい人気の車種ジュリエッタ・ジュリア・ミトの3つを紹介します。
ジュリエッタ
ジュリエッタは外観で角張ったところがなく丸みを帯びており、アルファロメオの中でも親しみやすいデザイン性が特徴となっています。特に日本で人気のある車種で、個性あるデザインと力強い走りの両方を求める方におすすめです。
ネクステージでの中古車相場(2022年4月現在)
最安値 |
164万9,000円 |
最高値 |
229万9,000円 |
(参考: 『ジュリエッタ(アルファロメオ)の中古車一覧』)
ジュリア
ジュリアはジュリエッタよりも落ち着いた雰囲気で、4ドア・ミッドサイズのセダン車でファミリー層におすすめします。高速道路では重量感があるのでスピードが出しやすい一方で、街で乗るときにはフラットな走りができる便利な車です。
ネクステージでの中古車相場(2022年4月現在)
最安値 |
353万9,000円 |
(参考: 『ジュリア(アルファロメオ)の中古車一覧』)
ミト
ミトはアルファロメオの中でも最もコンパクトなサイズで、比較的リーズナブルな車として人気があります。アルファロメオに乗ってみたいけど、スポーツカーのような車を扱える自信がない方におすすめの車種です。
ネクステージでの中古車相場(2022年4月現在)
最安値 |
169万9,000円 |
(参考: 『ミト(アルファロメオ)の中古車一覧』)
アルファロメオ 4Cよりも中古車が購入しやすいスポーツカー2選
アルファロメオ 4Cは人気車種ですが、中古車が手に入りにくいのが残念な点です。しかし、アルファロメオ4C以外なら中古車で購入しやすいスポーツカーもあります。ここでは、ポルシェから2つの車種をご紹介します。
どちらもスタイリッシュな外観が特徴で、爽快な走りを体感できるスポーツカーを探している方におすすめです。
ポルシェ 718ケイマン
2005年に初代が登場した「ポルシェ 718ケイマン」は2シーターのクーペです。高級輸入車のイメージが強いポルシェを手軽に楽しめるスポーツカーとして人気を集めています。ベースモデルでもエンジンが2.0L、300psというパワーを発揮する点が魅力です。
オープンカーのボクスターがベースとなっており、その比較的コンパクトなサイズは道路の狭い日本でも走行しやすいでしょう。
新車価格 |
729万円〜1,113万円 |
ネクステージでの中古車価格 |
659万9,000円〜717万7,000円 |
(参考: 『718ケイマンの中古車一覧』)
ポルシェ ボクスター
「ポルシェ ボクスター」は、944や968の後継モデルとして発売された車種です。ポルシェの代表的なモデルとなる911の流れを受け継ぐモデルとして登場しました。911に見られるような凹凸感は少なく、空気抵抗を考えたシルエットとなっています。
エンジンを座席後方に配したミッドシップレイアウトで、折りたためる屋根を搭載したオープンスタイルの車種です。 このオープンスタイルは、ドイツでは「カブリオレ」と呼ばれています。
新車価格 |
768万円〜1,152万円 |
ネクステージでの中古車価格 |
359万7,000円〜637万9,000円 |
(参考: 『ボクスター(ポルシェ)』)
輸入車のサポートが充実!ネクステージの特徴
アルファロメオのような輸入車の購入を検討していても、「新車だと手が届かない」「中古車だと故障が心配」と悩んでいる方もいるでしょう。ネクステージでは輸入車に対する保証サポートが充実しています。サポートの内容はライフスタイルに合わせて自身で選択できることも特徴です。
手厚い中古車の保証プラン
ネクステージは中古車の購入保証が厚いことが特徴です。保証プランは1年保証・2年保証・3年保証から選択でき、「エンジン」や「トランスミッション」「ブレーキ」「エアコン」など全33機構320項目を保証します。また走行無制限保証が1か月間無料で付帯しているのも特徴です。
さらに1年保証の場合は6か月間、2年・3年保証プランの場合は12か月間、バッテリーなど日常的に使用する消耗品やナビ・オーディオなどの電装品も無償で修理または交換します。十分な保証期間を設定しているので、万一のトラブルのときにも安心です。
ロードアシストサービス
事故などで車が走行不能となった場合やバッテリーが上がるなどのトラブルで修理が必要な場合、修理及び搬送サービスが保証期間内で24時間無料です。故障だけでなく、燃料切れ時にエンジンに使用しているガソリンなどの燃料を10L届けるサービスもあります。
エンジンオイル交換無料
車は使用しているうちに、エンジンオイルが劣化します。エンジンオイルが劣化すると「出力の低下」「オーバーヒート」「エンジンノイズの発生」といったトラブルの原因となり、さらに大きな故障につながりかねません。ネクステージでは保証プランに応じて、無料エンジンオイル交換サービスを受けられます。
定期点検が無料
保証の加入期間が終了するまでの6か月ごとに、無料で定期点検を受けられます。個人の点検では確認できないところも点検できるのでおすすめです。こちらは車検のときに実施する法定点検とは異なります。ネクステージでは車検サービスも実施していますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
アルファロメオ 4C スパイダーは、性能はスポーツカー級でありながら、比較的求めやすい価格が魅力の車種でした。しかし、2020年に生産中止になったため希少性が高く、中古車でも手に入りにくい状況です。アルファロメオ 4C スパイダーのような車を探している方は、ぜひ他の車種も検討してみましょう。
ネクステージでは、アルファロメオの中古車も各モデル取り揃えています。輸入車のサポートが充実しているので、中古車購入後のトラブルが心配という方も安心です。アルファロメオをはじめとする輸入車をリーズナブルに購入したい方は、ぜひネクステージをご相談ください。
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